【テーマ別】グループディスカッションの進め方4つ|上手くいくコツも解説
グループディスカッションはインターンや本選考などで取り入れられやすい選考方法です。
しかし、どのように進めればよいのかわからず困ってしまう方もいるでしょう。
本記事では、グループディスカッションの流れ・必要になる役割・テーマ別の進め方・上手く進めるコツを解説します。
グループディスカッションを上手に進めたい方は、ぜひご覧ください。
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グループ ディスカッションの基本的な流れ

グループディスカッションの流れは、以下の5段階に分けられます。
- 前提確認、ゴールの確認
- 現状把握
- 課題分析
- 解決策を考える
- 発表すべき解決策の優先度を決める
グループディスカッションには時間制限があるため、まず前提やゴールを共有した上で役割分担や時間配分を考え、作業に取り組む必要があります。
課題の分析から始め、問題点をピックアップすれば、どんな解決策が必要なのか考えやすくなるのがポイントです。
全員で議論に参加すれば、解決策が集まりやすくなります。解決策はどれが最適か吟味して、優先度を決めて発表しましょう。
グループ ディスカッションの役割を4つ解説

グループディスカッションは役割を分けることで、効率よく議論を進めやすくなります。議論に必要な役割は、以下の4つです。
- ファシリテーター
- 書記
- タイムキーパー
- 発表者
① ファシリテーター
ファシリテーターは、議論を円滑に進める司会としての役割を担当します。
ただ議論を引っ張っていくのではなく、意見が出ない時に自分から意見を伝えなければいけません。
また、意見を話せていない人に話題を振ったりと、全体を見ながら動く必要があるのが特徴です。
大きな声で無理やり意見をまとめるのではなく、メンバー全員に配慮しながら議論を進めていける人が適しています。
また、グループの人数によっては発表者を兼任することもあるのがポイントです。
② 書記
書記は、議論の中で出た意見を簡潔にまとめ、発表時に使うメモを作成する役割です。
ただ情報を整理するだけでなく、議論の途中でもまとめた事柄を適宜メンバーに伝えれば、議論の進行をサポートできます。
また、メンバーの意見をメモにまとめながらも、自身の意見を伝える姿勢も求められるのがポイントです。
メモした内容に偏りがあれば、他の視点からの意見を促すことも求められます。
③ タイムキーパー

タイムキーパーは制限時間内に順序良く議論を進められるよう、管理する役割を担います。時間配分に則り、あと何分で次のステップへ移行すべきか共有する姿勢が必要です。
議論が熱くなっても流されすぎずに、はっきりと時間を伝えられる人が向いています。
また、自由に話し合う時間と意見をまとめる時間を設けるなど、時間の使い方を決めてメンバーに伝えることも意識しなければいけません。
時間を意識しつつ、自分の意見を発言することも求められます。
④ 発表者
発表者は、グループで話し合った後採用担当者にプレゼンを行う役割を担当します。
ただ結論をまとめるのではなく、人前でも緊張せずに堂々と話せるスキルや、結論が生まれた過程も上手に説明できるスキルが必要です。
採用担当者からの質問にもスムーズに答えられるよう、対応力を備えたメンバーを選びましょう。
また、発表に向けて資料を作成しなければいけない場合、発表者が議論中に作成を進めていくと発表準備の時間が短く済みますよ。
グループ ディスカッションのテーマ別の進め方4つ

グループディスカッションはテーマによって、適した進め方が変わってくるのがポイントです。ここでは、テーマ別に進め方を4つ紹介します。
- 課題解決型テーマ
- 新規事業設立型テーマ
- 売上高向上テーマ
- 抽象型テーマ
①課題解決型テーマ
課題解決型テーマでは、ビジネスの課題や時事問題を解決するにはどうすればよいか、話し合うことが求められます。議論を進める流れは、以下の通りです。
- 前提確認、ゴールの確認
- 現状の課題分析
- 解決策を考える
- 発表すべき解決策の優先順位付け
まず、テーマに含まれている曖昧な意味の言葉をしっかりと定義し、何をどう解決するのか目標を立てましょう。
次に、課題の中心となっている部分を分析します。解決策はさまざまな視点から考えた上で、改善案がないか確認することが重要です。
②新規事業設立型テーマ
新規事業設立型テーマは、企業の現状やニーズを分析して、どんな事業を打ち出せばよいか考えることが求められます。
議論の主な流れは、以下の通りです。
- 前提確認、ゴールの確認
- 現状把握
- 解決案を考える
- 発表すべき解決策の優先順位付け
まずテーマに対する認識のすり合わせを行い、事業の目標を決めましょう。
現状の把握として企業が持っている強みを話し合い、強みに基づいた事業を提案していきます。
提案をまとめたら改良して、発表に向けて準備しましょう。
③売上高向上テーマ

売上高向上テーマは、定められた成果を生み出すためには何をすればよいのか、具体的な解決策を考えることが求められやすいです。
以下のような流れで、議論を進める必要があります。
- 前提の確認、ゴールの確認
- 現状の課題分析
- 解決策を考える
- 売り上げをフェルミ推定を使って考える
- 発表すべき解決策の優先順位付け
売り上げを数字で表すには、営業時間や客単価などのデータをもとに、フェルミ推定を用いて見積もりを出す必要があります。
時間帯ごとに何人の訪問客がいるか考え、新規客を増やすための施策を考えると、売上高向上につながる解決策を考えられるのが利点です。
④ 抽象型テーマ
抽象型テーマでは、理想の事柄について具体的に考えたり、数ある選択肢の中から選んだりする姿勢が求められます。
議論は、以下の流れで進めるのがおすすめです。
- 前提確認、認識のすり合わせ
- 現状の把握
- 解決策を考える
- 発表すべき解決策の優先順位付け
まず議論の方向性を決め、どんなものを目指すのかメンバーの中で方針を固めることが大切です。
解決策に必要な要素は何か、現状を分析して把握し、アイデアを出していくことで、議論にまとまりが生まれます。
グループディスカッションが上手く進められるコツ3つ

グループディスカッションを上手く進めるためのコツを把握していれば、スムーズに解決策を導き出せます。
議論を進めるコツは、以下の3つです。
- 評価されるポイントを把握する
- 練習会・イベントに参加する
- 過去にでたテーマを把握し、答えを導く練習をする
①評価されるポイントを把握する
グループディスカッションは、主に積極性、協調性、論理的思考力などが問われます。
何をすべきかわからない状況を作らずに、グループ内で認識をすり合わせて、評価されるポイントを意識して参加しましょう。
制限時間の中で、成果を生み出すことも高評価となります。
時間配分を適切に行って解決案を改良し、完成度の高い発表をすることがポイントです。
②練習会・イベントに参加する
練習会やグループディスカッションを体験できるイベントに参加し、経験を積むことも重要です。
イベントであれば初対面の人と議論を進める経験ができるため、本選考で緊張せずに臨みやすくなります。
また、練習回数を重ねることで議論の進め方を実践でき、自分なりのやり方を確立可能です。
イベントに長時間参加できない時には、同級生と共に模擬的にグループディスカッションを行うのも手となります。
③過去にでたテーマを把握し、答えを導く練習をする
過去にでたテーマを把握して、自分であればどのように答えを導き出すか練習をするのも手です。
一人でも対策できるため、手早く練習を積み重ねたい時に適しています。
傾向を掴み、似た設問をチェックして自身で考え、解き方と照らし合わせることで進め方のコツを掴めるのが利点です。
また、論理的に考える練習にもなり、根拠を伴った結論を説明する練習もできます。
グループディスカッションの進め方を把握してコツを掴もう
グループディスカッションの進め方を把握して、コツを掴みましょう。
グループディスカッションはテーマ別に適した進め方があり、練習を重ねることで対応力を身につけられます。
役割や時間を上手に割り振って、高評価を得られる結果を生み出してくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。