就職活動は、必ずしも順風満帆に進むとは限りません。面接に落ち続けることで、就活そのものをやめたいと感じることもあるでしょう。
本記事では、就活をやめたい時の対処法を徹底解説します。記事後半では、就活をやめる場合の選択肢も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
就活をやめたいと感じるのは自然なこと

前提として、就活をやめたいと感じるのは自然なことです。なぜなら、就職活動にはストレスやプレッシャーが伴うからです。
なかなか内定が決まらない場合や、どんな企業を受ければいいか方向性がわからなくなる時もあるでしょう。ですが、これはほとんどの人が経験することです。それほど深刻に考えなくても問題ありません。
大切なのは、焦らず自分自身と向き合うことです。不安や迷いは成長の一環であり、最終的な決断をする前に自分の価値観や目標を再確認するチャンスと捉えましょう。
就活をやめたいと感じる理由5つ

就活をやめたいと感じる理由は人それぞれです。ここでは、主な5つの理由を紹介します。
- 面接に落ち続けるから
- 周りがどんどん内定を獲得するから
- 社会に出ることが不安だから
- 面接を受けることが嫌だから
- 不合格になるのが辛いから
①面接に落ち続けるから
一つ目は、面接に落ち続けるからです。面接で落ち続けると自信がなくなり、モチベーションが低下します。
結果的に「また落ちるのではないか、どの企業からも内定をもらえないのではないか」という不安が生まれ、就活をやめたいと感じるのです。
ただ、挫折を経て改善点を見つけ、成長のチャンスとなることもあります。忍耐と自己分析を重ね、準備を続けることが重要です。
②周りがどんどん内定を獲得するから
二つ目は、周りがどんどん内定を獲得するからです。周りは内定をもらっているにもかかわらず、自分は貰えていないという状況は十分考えられます。
他人と比較することでプレッシャーや焦りが生まれ、就活をやめたいと感じてしまうのです。
大切なのは、他人との比較に囚われず、自分のペースを大切にすることです。あなたの強みや目標に集中し、焦らずに就職活動に臨みましょう。
③社会に出ることが不安だから
三つ目は、社会に出ることが不安だからです。大学生から社会人になれば、新たな環境や責任に対する不安が生じます。
未知の場所で自分の能力を試すことは勇気が必要であり、失敗や適応の難しさがストレスになるでしょう。
しかし、この不安は成長のチャンスでもあります。新たな経験を通じて自信を培い、自己成長を促進する重要なステップとなりますよ。
④面接を受けることが嫌だから
四つ目は、面接を受けることが嫌だからです。過去の面接で失敗したり、上手くいかなかったりした経験があれば、面接そのものがトラウマになることもあります。
一度トラウマになると「次の面接でも同じ経験をするのではないか」という不安が生まれ、就活そのものをやめたいと感じてしまいます。
失敗経験がなくても、そもそも面接が苦手という人も多いでしょう。面接が嫌な場合は、過去の経験を振り返り、自己成長や改善点を見つけることが大切です。
⑤不合格になるのが辛いから
五つ目は、不合格になるのが辛いからです。不合格になると、自分自身を否定された気持ちになり、自信を失ったり、未来への不安が募ったりします。
不合格は精神的にも負担が大きく、自己評価が低くなることもあります。しかし、挑戦と失敗は成長の一環であり、適切なサポートや前向きな考え方で乗り越えることが可能です。
他の選択肢を探求し、あなたの強みを再評価することで、新たな可能性が見えてくるかもしれませんよ。
就活をやめたい時にオススメの対処法5つ

次に、就活をやめたい時にオススメの対処法を5つ紹介します。
- 理想の将来を思い描く
- 内定後にご褒美を設ける
- エージェントに頼る
- 1日遊ぶなどして気分転換する
- 自分のやりたいことを見つめなおす
①理想の将来を思い描く
一つ目は、理想の将来を思い描くことです。理由は、現在の困難や不安を乗り越える動機付けを生み出すからです。
具体的には、自分の長期的なキャリアゴールや生活のビジョンを明確に描くことが重要です。このビジョンをイメージし、どんな職業や環境で働きたいか、どのようなスキルを身につけたいかを考えます。
将来の目標が明確になれば、努力がその実現に繋がるという自信も生まれ、モチベーションを保てるでしょう。
②内定後にご褒美を設ける
二つ目は、内定後にご褒美を設けることです。内定後の自分に向けたモチベーションを高めるためです。内定を手に入れることで、自分の努力が実り、新たな一歩を踏み出すことになります。
具体的には、内定後に行きたかった場所への旅行や、欲しかったアイテムを購入するなどのご褒美を考えることが良いでしょう。
目標が明確になれば、就活を頑張る励みとなります。内定を成功へのステップとして捉え、前向きな気持ちで就活を乗り越えましょう。
③エージェントに頼る
三つ目は、エージェントに頼ることです。エージェントは、あなたの希望やスキルを評価し、適切な企業とマッチングしてくれるため、就職活動を効率的に進める手助けとなることが期待できます。
また、エージェントは業界に詳しく、非公開求人情報も提供してくれることがあります。エージェントに自分の希望条件や強みを伝え、相談を通じて適切な企業を探してもらいましょう。
もちろん、エージェントに丸投げではなく、自己分析や企業探しなど、自分自身でできることはやっておきましょう。
④1日遊ぶなどして気分転換する
四つ目は、1日遊ぶなどして気分転換することです。1日遊ぶことでリフレッシュでき、気持ちを改めて就活を再開できます。
具体的には、友人と過ごす、趣味に没頭する、自然に触れるなど、気分転換の方法はさまざまです。
あなたに合った方法で気分転換を行いましょう。ただし、適度な遊びと効果的な休息を保ちながら、その後は再び就活に向き合うことを忘れないことが大切です。
⑤自分のやりたいことを見つめなおす
五つ目は、自分のやりたいことを見つめなおすことです。やりたいことを改めて探すことで、本来の目標や情熱が見つかることがあるからです。
自分のやりたいことを振り返ると、自身の興味や価値観、就職に求めるものを再確認でき、モチベーションを取り戻せます。
具体的には、趣味や特技、過去の成功体験を振り返り、自分の強みや関心を再評価することが重要です。キャリアカウンセリングや専門書を活用して、自己探求を深めることも有効です。
就活をやめた場合のデメリット3つ

みなさんの中には、実際に就活そのものをやめる人もいるでしょう。ただし、就活をやめることには、いくつかデメリットがあるので紹介します。
- 今後応募できる企業が限られる
- みんなと違う進路に進むことに不安を感じる
- 進路が限られる
①今後応募できる企業が限られる
一つ目のデメリットは、今後応募できる企業が限られることです。就活を中断すると、他の志願者と比べて競争力が低くなり、希望する企業へのアピールが難しくなります。
また、業界の状況や求人ニーズが変化する中で、適切なタイミングで応募することも重要です。中断するとそのタイミングを逃してしまい、チャンスを掴み損ねる恐れもあります。
②みんなと違う進路に進むことに不安を感じる
二つ目のデメリットは、みんなと違う進路に進むことに不安を感じることです。
起業やフリーランスは、まだ一般的な進路ではありません。そのため、社会的な基準とのギャップを感じさせる可能性があります。
また、他の就活生がキャリアを構築し始める中、選択した新たな進路に対する自信が揺らぎやすくなることもあるでしょう。
みんなと違う道に進むことに対する不安を克服するためには、あなたの価値観や目標を再確認し、本当に就職以外の道を選ぶべきかを考えることが重要です。
③進路が限られる
三つ目のデメリットは、進路が限られることです。就職活動を行う場合、あらゆる企業の面接を受けることができます。
しかし、就活を辞めてしまえば、一気に選択肢が狭まってしまうのです。
また、一度辞めてしまうと、再び就活を始める際にはハードルが高くなります。なぜ一度就活を辞めたのかを説明する必要があるため、選考のプロセスで不利になる可能性があります。
就活をやめた場合の選択肢4つ

デメリットを踏まえ、それでも就活をやめたい人に向けて就活をやめた場合の選択肢を4つ紹介します。
- 起業
- フリーランス
- 大学院に進む
- 就職留年
①起業
一つ目は、起業です。起業のメリットは、自分のアイディアやビジョンを実現できる自由度や、成果に応じた報酬の可能性があります。
しかし、起業にはリスクも存在します。経験不足や市場理解の不足が起業の障壁となることがあり、資金調達や事業運営の難しさも考慮すべきです。
また、成功までには時間と努力が必要で、収益が安定するまでの道のりは険しい場合もあります。起業を検討する際は、熟考と計画を重視し、リスクを最小限に抑えながら進むことが大切です。
②フリーランス
二つ目は、フリーランスになることです。フリーランスとは、特定の組織に属さずに仕事を受注し、自己責任で業務を遂行するスタイルです。
フリーランスのメリットは、自分のスケジュールや仕事内容を自由に選択できる点や、収入の可能性が高まることが挙げられます。
しかし、収入の不安定さや福利厚生の面での不利益もあるため、リスクも考慮しましょう。
また、フリーランスはクライアントの獲得や事務処理も自分で行う必要があります。初期には安定的な収入を得るまで時間がかかることもあります。
③大学院に進む
三つ目は、大学院に進むことです。大学院進学のメリットは、専門知識の深化や研究能力の向上、新たなキャリアパスの開拓があります。
一方で、デメリットとしては専門性の強化が求められ一般的な職務には時間がかかることや、経済的負担が挙げられます。
また、大学院に進むことでむしろキャリアの選択肢が狭くなる場合もあります。進路の選択には将来のキャリア目標や適性を考慮し、検討することが重要です。
④就職留年
四つ目は、就職留年することです。就職留年のメリットは、十分な時間を確保して自己成長やスキル習得に取り組める点です。
新たな経験や実務スキルを身につけて、求める企業によりアピールできる可能性が高まります。また、留年中にインターンやボランティア活動などを通じて実務経験を積むことも可能です。
デメリットは、経済的な負担です。また、同じ年の学生より一年遅く就職することへの精神的不安を感じることもあります。
就職留年を選ぶ際には、将来のキャリアや生活設計を総合的に考えることが重要です。
就活をやめるかどうかは慎重に決めよう

就活をやめるかどうかは慎重に決めるべきです。今後の進路を何も決めずに突然やめることは、将来のキャリアや経済的安定に影響を及ぼすリスキーな行動だからです。
確かに、就活がしんどくて辞めたくなる時もあるでしょう。ただし、一時的な感情に任せて就活以外の選択肢を選ぶことはあまりおすすめしません。
大切なのは、あなたにとって最善の選択をすることです。あなたの目標や価値観、強みを考え、将来の展望を明確にすることが重要になります。
就活をやめたいと感じたら一旦休憩して今後について考えよう
本記事では、就活をやめたい時の対処法を徹底解説しました。就職活動がうまくいかないと、辞めたくなることもあるでしょう。
もちろん、就活をやめて企業やフリーランスを選ぶなどの道もあります。しかし、一時の感情で選択することはあまりおすすめしません。
就活を辞めたくなったら、一旦休憩して今後について考えながら、落ち着いて取り組んでみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。