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新卒でもらえるボーナスの平均額を解説!多くもらえる業界も紹介

「新卒でもボーナスってもらえるの?」「ボーナスを多くもらえる業界を選びたい。」ボーナスについて、このような疑問や考えをお持ちの人も多いのではないでしょうか。

結論として、新卒でもボーナスをもらえるのが一般的ですが、企業によって異なります。本記事では新卒でもらえるボーナスの平均額や金額を左右する要素の例、ボーナスを多くもらえる業界について詳しく解説します。

新卒でもボーナスはもらえる

結論として、新卒でもボーナスはもらえるのが一般的です。労働契約の中に賞与支給の定めがあればボーナスをもらえると考えて良いでしょう。

ただし、入社1年目の夏のボーナスはもらえない場合もあります。ボーナスは実績や貢献度に対して特別に支給されるものとして、多くの企業で取り入れられています。

入社直後はボーナス額を計算する査定期間が足りないため、入社1年目の夏はボーナスの対象外とする企業もあるのです。

一方、入社1年目の夏でも「寸志」の意味合いでボーナスを支給する企業も存在します。ボーナスの有無や査定方法は企業によって異なるため、事前によく調べましょう。

新卒でもらえるボーナスの平均額

産労総合研究所が実施・公表した「2023年度 決定初任給調査」によると、新入社員の夏のボーナス平均額は大学卒が9万6,732円、高校卒が7万9,909円です。

同調査において「新入社員に何らかの夏季賞与を支給する」と回答した企業は、全体の86.1%でした。夏のボーナス支給額の分布は、大学卒・高校卒ともに「5万〜10万円未満」が最も多くなっています。

また、支給方法に対する回答は以下の通りでした。

  • 一定額(寸志等)を支給:64.5%
  • 在籍期間の日割計算で支給:18.7%
  • 日割以外の一定割合で支給:12.3%

ボーナス額の相場として基本給与2ヶ月分が目安ですが、新入社員は在籍期間が短いため一般的な相場よりもボーナス額が低めの傾向です。

種類別の新卒でもらえるボーナスの相場

新卒に限らず、ボーナスの支給額は様々な要素によって左右されます。ボーナスの額を大きく左右する要素は以下の3つです。

  1. 企業規模
  2. 学歴
  3. 勤務地

この章では種類別のボーナスの相場を詳しく解説します。

①企業規模

結論として、事業規模が大きいほど賞与額も大きくなる傾向です。

厚生労働省が毎月実施している「毎月勤労統計調査」によると、令和4年の夏および年末賞与の平均は以下の結果となっています。

従業員数夏季賞与平均冬季賞与平均
500人以上673,602円642,349円
100~499人441,551円452,892円
30~99人336,960円354,645円
5~29人264,470円274,651円
参照元|厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等」「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等

従業員数が500人以上の企業と100人未満の企業で、ボーナス平均額に2倍近い差があります。

②学歴

学歴が上がるほどボーナス平均額も高くなる傾向です。特に高専・短大と大学を境に、ボーナス平均額に大きな違いが生まれています。

従業員数10人以上の民営事業所全体における、学歴別のボーナス平均額を紹介します。

最終学歴平均賞与額
中学卒469,000円
高校卒690,300円
専門学校卒737,200円
高専・短大卒869,700円
大学卒1,178,700円
大学院卒1,876,100円
参照元|厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

また、同調査では勤続年数0年の賞与額についても公表されていました。

最終学歴平均賞与額
中学卒40,900円
高校卒35,500円
専門学校卒34,700円
高専・短大卒55,000円
大学卒73,600円
大学院卒116,000円
参照元|厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

③勤務地

勤務地による違いですが、地方よりも都心の方がボーナス平均額が高い傾向です。

【ボーナス平均額が大きい都道府県】

東京都1,129,500円
愛知県1,027,600円
神奈川県962,100円
大阪府954,000円
滋賀県909,500円
参照元|厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」都道府県別データ

【ボーナス平均額が小さい都道府県】

沖縄県495,000円
青森県597,600円
宮崎県611,700円
鳥取県626,100円
山形県626,600円
参照元|厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」都道府県別データ

大企業は都心に集中しやすいため、ボーナス平均額も都心の方が高くなりやすいと考えられます。

新卒からボーナスを多くもらえる業界

ボーナスの平均額は企業規模・学歴・勤務地だけでなく、業界による大きな違いも見られます。ボーナス額が高めの業界を選べば、新卒のうちからボーナスを多くもらえるかもしれません。

ボーナス相場が高い業界として、以下の3つが挙げられます。

  1. 電気・ガス業
  2. 情報通信業
  3. 金融・保険業

それぞれのボーナス平均額および代表的な企業のボーナス額を紹介します。

※業界別のボーナス平均額は厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等」「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等」、企業別の金額は「YAHOO!JAPANしごとカタログ「【2023年版】従業員のボーナス額(賞与)が高い企業1478社ランキング」のデータです。

①電気・ガス業

電気・ガス業界はボーナス平均額が最も高い業界です。令和4年の夏季賞与および冬季賞与の平均額を紹介します。

  • 夏季賞与:773,339円
  • 冬季賞与:805,880円

電気・ガス業の中でも特に年間の平均ボーナス額が高い企業として、以下の3社が挙げられます。

  • 東京瓦斯株式会社:167万円
  • 関西電力送配電株式会社:158万円
  • 大阪瓦斯株式会社:148万円

トップ10社は、いずれも年間のボーナス平均額が100万円超とかなりの高額です。

②情報通信業

ボーナス平均額が2番目に高い業界は情報通信業です。令和4年の夏季賞与および冬季賞与の平均額は以下の通りでした。

  • 夏季賞与:687,247円
  • 冬季賞与:662,768円

情報通信業の代表企業3社のボーナス平均額を紹介します。

  • 富士通Japan株式会社:174万円
  • ソフトバンク株式会社:172万円
  • ヤフー株式会社:160万円

代表企業のボーナス平均額自体は前項で紹介した電気・ガス業よりも高めです。情報通信業は企業規模の違いが大きく、ボーナス平均額が高い企業と低い企業の両方が存在するためと考えられます。

③金融・保険業

ボーナス平均額が3番目に高額な業界は金融・保険業です。2022年の夏季賞与・冬季賞与それぞれの平均額を紹介します。

  • 夏季賞与:644,728円
  • 冬季賞与:621,410円

金融・保険業の代表企業3社の平均ボーナス額は以下の通りです。

  • プルデンシャル生命保険株式会社:299万円
  • 野村證券株式会社:207万円
  • 三菱UFJ信託銀行株式会社:205万円

金融・保険業は企業による年収額の差が大きい業界です。また、ライフプランナーや営業担当者のように、案件獲得数および売上を把握しやすい職種が存在します。

金融・保険業の大手企業でトップクラスの成績を獲得すれば、実績が高く評価され、高額のボーナスを得られるかもしれません。

新卒でもらえるボーナスの平均額について理解しておこう

新卒でもボーナスをもらえる企業が多いですが、新入社員は在籍期間が短いため一般的な相場よりもボーナス額が低めの傾向です。特に入社1年目の夏のボーナスは企業によって支給有無が異なるため、 

。気になる場合は事前に調べることがおすすめです。

一口にボーナスといっても、企業規模・業界・勤務地など様々な要素によって金額が左右されます。本記事で紹介した内容を参考に、ボーナスへの理解を深めていきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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