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警察官採用面接の対策方法を解説|頻出質問も回答例付きで紹介

警察官採用面接は、回答内容によって内定が出るかどうかが大きく変わります

しかし、具体的にどう回答すれば好印象を与えられるのかわからず、不安に感じている方もいるでしょう。

本記事では、警察官になるまでの流れ・採用面接の対策方法・頻出質問への回答例について解説します。

警察官になるまでの流れを解説

警察官になるまでの流れをおさらいすれば、どうすれば警察官になれるのか把握可能です。ここでは警察官になるまでの流れを2段階に分けて解説します。

  1. 警察官になるための採用基準を満たす
  2. 採用試験を受ける

警察官になるための採用基準を満たす

まず、警察官になるための採用基準をクリアする必要があります採用区分は3種類で、受験資格の身体条件は男女別になっているのが特徴です。

採用区分は3つ

採用区分は、以下の3つが用意されています

採用区分試験問題のレベル
短大程度試験・教養試験は50問で試験時間は2時間程度
・作文は800文字程度で試験時間は1時間
大卒程度試験・教養試験は50問で試験時間は2時間程度
・国語試験は50問で試験時間は20分
・論文は1500文字程度で試験時間は1時間20分
高卒程度試験・教養試験は50問で試験時間は2時間程度
・作文は800文字程度で試験時間は1時間
引用:警視庁公式サイト

近年、短大程度試験は高卒程度試験と統合されて実施されるケースが多くなっています。

受験資格は2つ

受験資格は年齢要件と身体基準の2つに分かれています

年齢要件は地域や年度により異なりますが、基本的には21歳から35歳までと設定されているのが特徴です。

また、警視庁における身体基準は男女別に以下のようになっています。

男性・身長160cm以上
・体重48kg以上
女性・身長154cm以上
・体重45kg以上
引用:東京都人事委員会

現在は警視庁も含めて身長や体重の条件は撤廃されつつあるため、あくまでも目安として参考にしてみてください。

採用試験を受ける

採用基準を満たしたら、採用試験に応募して受験する必要があります。試験は一次試験と二次試験に分かれているのが特徴です。

一次試験は筆記で教養問題に回答する必要があり、提示されたテーマに対して論作文が求められます。

二次試験では人物試験で口述試験(面接)が実施されるほか、身体検査と体力検査も行われるのが特徴です。

身体検査では視力・色覚・聴力を検査され、業務に支障のある疾患がないかどうかも見られます。

警察官の採用面接の対策方法

採用面接の対策方法を確認すれば、面接に必要な対策を徹底しやすくなります。面接の対策方法は、以下の2つです。

  1. 頻出質問には完璧に回答できるようにする
  2. ニュースや新聞は毎日チェックする

頻出質問には完璧に回答できるようにする

採用面接で頻出する質問はある程度決まっているので、完璧に答えられるように対策をしておきましょう

あらかじめ回答を用意しておくことで、緊張していてもはきはきと答えやすくなります。

また、完璧な回答例をチェックすれば、面接で高評価を得られる回答を練りやすくなるのがポイントです。

しかし、回答例をただ真似するのでは、無個性な回答になってしまいます。自分ならではのエピソードを取り入れ、採用者に熱意が伝わるようにしましょう。

ニュースや新聞は毎日チェックする

面接対策として、ニュースや新聞を毎日チェックする習慣を付けることも大切です。

面接当日の新聞の内容に対して意見を求められる場合もあるため、当日も含めてしっかりと目を通しておく必要があります。

内容をしっかりと確認するだけでなく、自身が感じたことや考えたことをメモする習慣も付けておきましょう。

日々ニュースや新聞を見て自分の考えを練る習慣があれば、時事問題に対してもスムーズに回答しやすくなりますよ。

【回答付き】警察官の採用面接で頻出質問6選

次に、警察官の採用面接でよくある質問とその回答例を紹介します。警察官の採用面接で頻出する質問と回答例をチェックすれば、具体的にどう答えればよいかイメージがしやすくなるのが利点です。

ここでは、6つの質問と回答例を紹介します。

  1. 警察官の志望理由
  2. ○県の警察官を志望する理由
  3. どの部署が良いか
  4. 自己PR
  5. 趣味
  6. 長所・短所

Q.1|警察官の志望理由

私は剣道で鍛えた体力や精神力を活かして、お子様からご年配の方まで、さまざまな方の安全な暮らしを守りたいと感じ、志望いたしました。
私は警備員のアルバイトに3年間従事した経験があります。業務を通して管轄地域の方の安全に貢献することに大きなやりがいを感じました。
また、業務中に地域の方から感謝の言葉をいただいたことがきっかけで、人々がより安心して暮らせる社会になるよう警察官として尽力したいと考えました。
私は警察官として、幼少期から現在にかけて取り組み続けた剣道の経験を活かし、精神力と体力が試される場面でも粘り強く業務を遂行してまいります。
そして犯罪を抑制し、安心して暮らせる日々を守り抜きたいです。

上記の例文では、剣道の経験や警備員のアルバイト経験を紹介して、警察官としてのポテンシャルがあることをアピールしています。

警備員として感じたやりがいを、志望理由につなげているのも特徴です。

Q.2|○県の警察官を志望する理由

私は若い世代の方だけでなく、高齢者の方をしっかりと守りたいと考え、生まれ育った秋田県の警察官を志望いたしました。
私が育った秋田県は高齢者の方が多く、大学時代は毎月定期的に老人ホームのボランティアに参加した経験があります。
また近年は判断力が下がっている高齢者の方を標的にした詐欺被害が広がっているというニュースを拝見し、若い世代の力を活かして守らなければいけないと決意を新たにしました。
私は警察官として、高齢者の方を含め、秋田県の住民の方が被害に遭わずに暮らせるよう、犯罪を未然に防ぐために尽力したいです。
そして、老人ホームでの経験を活かし、住民の方に対して丁寧に接し、安心して過ごせるよう貢献してまいります。

上記の例文では、高齢者の比率が高い秋田県の状況について触れ、志望理由につなげています

老人ホームでの経験を活かして住民の方に丁寧に接したい、と伝えているのもポイントです。

Q.3|どの部署が良いか

私は白バイ隊員として危険運転を減らし、事故率を下げられるよう尽力したいと考え、志望いたしました。
私は幼少期に白バイ隊員の特集番組を見て、危険運転が引き起こす交通事故の恐ろしさや事故を防ぐ努力を続ける重要さについて知りました。
また、厳格な両親の教えをもとに、常に正当な行動を心がけ、柔道を通して間違いを正すために必要な力を培ってまいりました。
近年取り上げられている交通事故のニュースから、危険運転は運転手だけでなく、乗車している方や周囲を通っている方にも被害が及ぶものだと考えております。
私は白バイ隊員として、危険運転を取り締まり、事故の発生率を減らせるよう貢献していきたいです。

上記の例文では、白バイ隊員を志したきっかけや職種への想いにフォーカスして説明しています。

両親の教えを守り、柔道を習っていると紹介して正義感が強い印象を与えているのも特徴です。

Q.4|自己PR

私の強みは、常に冷静さを保ち、状況を俯瞰して適した解決策を見つけ出す力です。
私は大学時代、100名以上が所属する音楽サークルの代表として、多様な問題に対処してきた経験があります。
人間関係による問題や、楽器の管理状態の改善など、頻発するトラブルに対して当初は対処法に困ってしまいました。
しかし、焦りは新たなトラブルを招くことを知り、落ち着いて一つ一つ対処していくスキルを身につけていきました。
私は警察官としてこの経験を活かし、発生したトラブルに対して冷静に状況を把握して、最適な解決策を考え抜いて対処してまいります。

上記の例文では、冷静さを保って解決策を見つける力を強みとして挙げています

100人以上が所属するサークルの代表をしていた、と経験を述べ、強みを培ったことに説得力を持たせているのが特徴です。

Q.5|趣味

私の趣味は読書と、整理整頓です。
本を読むことでさまざまな分野への知識を深めるだけでなく、学んだことを自身で書き起こして振り返る習慣を付けています。
本から得た知識を自分の言葉で書くことで、自身の考えを分かりやすく伝えて共有する力を培いました。
また子どもの頃に、本棚周りをきれいに保ちたいと感じてからは、整理整頓にも力を入れています。
自身が活動する場所を清潔に保ち、整理を進めることで、作業効率が上がることを実感しました。
私はこれまで読書を通して学んだことや自分の考えを伝えるスキル、活動環境を整理するスキルを活かし、業務をミスなく丁寧に遂行してまいります。

上記の例文では、趣味を通して学んだことや会得したスキルについて解説しています。

また、仕事への活かし方も具体的に紹介し、丁寧な姿勢で臨むことを印象付けているのがポイントです。

Q.6|長所・短所

私の長所は計画立てて目標に向けて努力を継続できる点です。
自身でゴールに向かって適した努力を考え、行動していくことで、これまで苦手教科の成績を30点上昇させ、陸上部の大会で入賞を達成しました。
警察官としても、事態の解決に向けてどんな行動を取ればよいか論理的に考え、最適な行動を心がけてまいります。
一方で短所は、心配性な点です。
あらゆるリスクに対処できるよう多くの対策を練る傾向があるため、計画して用意した対策の一部が活かされないケースもありました。
そのため、現在はより適した対策を吟味して行動することも心がけております。
また、事態によってはよりスムーズに行動できるよう、バスケを通して瞬発力を磨いております。

上記の例文では、長所の裏返しとして短所を紹介し、対策についても説明しています。

短所を減らして長所を伸ばすために、どういった意識を心がけているのか紹介しているのも特徴です。

警察官の採用面接へ万全の対策で挑もう!

警察官の採用面接には、万全の対策で臨みましょうあらかじめ試験内容や頻出質問が発表されているので、しっかりと対策することが求められます。

自分ならではの強みや熱意もアピールして、警察官になる夢を実現させましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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