新型コロナウイルスの影響により、感染拡大の観点からオンライン就活をおこなう企業が増えています。オンライン就活とは、合同説明会や面接による選考をオンライン上でおこなうというものです。
この記事では、初めてオンライン面接をおこなう方のために、注意点とマナーを紹介しています。
オンライン面接とは?
オンライン面接とは、Meet in・Skype・Zoomといったビデオ通話機能のあるツールを使用した面接のことです。 今まではIT企業や地方在住の応募者を募る企業での利用が主流でした。ですが、新型コロナウィルスの影響から、業界問わず多くの企業がオンライン面接の実施を始めています。
面接のために地方から東京や大阪といった都市へ出向くのは、交通費や時間を要するというデメリットがあります。企業と応募者、どちらにとってもメリットのあるオンライン就活はこれからさらに増加するでしょう。
オンライン面接と通常の面接の違い
オンラインであること以外は、通常の面接とは大きな違いはありません。目の前に人がいないと違和感を覚えるかもしれませんが、反対に緊張しにくいというメリットも感じられるでしょう。
ここではオンライン面接と通常の面接の3つの違いを解説します。
面接官との距離感が大きく違う
通常の面接の場合は、面接官との距離が1m~数m程度ですが、オンライン面接では目の前に人がおらず画面越しでの面接です。物理的な距離感はなく、お互いのちょっとしたしぐさやクセがわかりにくいのはメリットですが、あなたの姿をより大きく表示されることもあります。
オンライン面接で相手の目を見て話すと、面接官からは「目が合っていない」とも感じられます。あなたが話すときや話を聞くときは、カメラ目線で話すことを心がけましょう。
オンライン面接は移動や交通費が必要なく手軽
通常の面接では面接会場に向かうための時間と交通費がかかりますよね。オンライン面接は自宅など、自分の好きな場所で面接ができるため、これらが必要なくより手軽に就活が進められます。
就活中は多くの企業と面接すると、交通費が大きな負担にもなります。また、移動時間も必要なく慣れない革靴やヒールを履かなくてもよいため、体力や精神的な負担も軽減できるでしょう。
とはいえ、就活であることに変わりはなく通常の面接と同じような準備と緊張感を持って挑むことが、オンライン面接を成功させるひとつのポイントでもあります。
コミュニケーションのすれ違いが起こりやすい
オンライン面接では、通常の面接とは異なるカメラやマイクの準備が必要です。この設定がうまくいっていないと、途中で聞き取れない部分があり、コミュニケーションにすれ違いがおこる可能性もあります。
このようなトラブルが起こらないためには、徹底的な事前準備が必要です。パソコン上でできるマイク・カメラの設定を確認し、コミュニケーションのすれ違いが起きにくい環境作りをしておきましょう。
オンライン面接のマナーと注意点
オンライン面接は通常の面接とは違い、目の前に面接官・採用担当がいないため、緊張感が薄くなりがちです。オンラインだからといって気を抜いていると見抜かれてしまいます。
ここからはオンライン面接をするときに覚えておきたいマナーと注意点を5つ紹介します。オンライン面接を成功させるために、もう1度チェックしておきましょう。
身だしなみと気持ちは通常の面接と同じで
オンライン面接は、通常の面接と同じようにヘアスタイル・メイク・服装を整えておく必要があります。「カメラに映像が映るだけ…」と適当な身だしなみであれば、数多くの面接をしてきた採用担当には、気を抜いていることがわかってしまうでしょう。
オンライン面接をする場所は自宅でおこなう方も多いはずです。パソコンやスマホを使用し面接を受けるに当たって、気が散りそうなものや不必要なものは片付けておくと、面接に集中し通常の面接と同じような気持ちが作れるでしょう。
生活感がわかるものは隠しておく
自宅で面接を受けるときは、背景に生活感があるものを移すとマイナスイメージにつながる場合もあります。
・洗濯物、衣類
・アニメやアイドルのポスター
・フィギュア
このように、あなた自身の生活観や趣味がわかるものは映らないように注意しましょう。映っているだけで不採用になるということは少ないものの、マナーとしては隠しておく必要があります。
5分~10分前にはスタンバイしておく
「午前10時からオンライン面接を行います」と言われたときは、9時50分、おそくとも9時55分にはカメラの前で待機しておきましょう。オンライン面接は10時からスタートですが、あなた自身が10時ちょうどに席につくのは印象が良くありません。
通常の面接では、さらに早く面接会場へ到着するはずです。自宅で面接をするとはいえ、時間と心に余裕を持っておきましょう。
あらかじめ音声・ビデオテストをしておく
オンライン面接をする前には、ツールのテスト通話機能を使って必ず以下のポイントをチェックしておきましょう。
・雑音が入っていないか
・音声は途切れずに聞こえているか
・カメラの角度は正しいか
・部屋の明るさが適切か(部屋のライトや逆光)
・安定したネット環境であるか
テストをせずに面接本番を迎えると、あなたの声が面接官に届いていなかったり雑音が入ったりと迷惑をかけてしまう恐れがあります。ネット環境が安定していなければ、面接中断という最悪のケースも。
効率良く面接ができないことや事前準備ができていないことは、マイナスイメージにつながるかもしれません。
ツールのプロフィールはマナー違反ではないものを選ぶ
Skypeなどのツールで面接するとき、アイコン、名前、プロフィールのコメントが面接や就活に不適切なものの場合、マナー違反となる可能性があります。
・アイコン→加工をしていない自分の顔、もしくは設定なし
・名前→本名で姓・名を記載
・コメント欄→趣味や個人的な情報は消しておく
面接当日に変えるのではなく、企業担当者の連絡先を追加する前に変更しておきましょう。また面接が終了したからといって、設定を元通りにするのはNGです。
選考が終了するまでは、マナー違反にならないプロフィールを設定しておきましょう。
まとめ
オンライン面接が初めての方も、通常の面接と同じように準備をしておけば心配はありません。ネット環境とカメラ・マイクの設定を徹底的に準備することで、より安心して面接ができるはずです。移動時間や交通費の負担がない分、気持ちを落ち着けてオンライン面接に挑みましょう。
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この記事を書いた人
原あゆむ
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