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【例文あり】就活で強く印象付けるキャッチコピーの作り方を解説

面接を受ける就活生

「就活で使えるキャッチコピーを知りたい!」
「いいキャッチコピーが思いつかないから例文を教えて!」

企業への第一印象を強く、かつ印象的に伝えるキャッチコピーが欲しいと感じたことはありませんか?

本記事では、多くの企業の人事担当者に「この学生、おもしろい!」と思わせるキャッチコピーの作り方を解説します。ぜひ、参考にしてください。

就活でなぜキャッチコピーを問われるのか

就活でキャッチコピーを問われる理由は、主に以下の3つです。

  1. 自己分析を行えているか確認するため
  2. 簡潔に自己表現できるか確認するため
  3. エントリーシートと矛盾がないか確認するため

それぞれ、詳しく解説します。

①自己分析を行えているか確認するため

企業は面接の時間内で、学生が自己分析を行えているかを確認しています。そしてキャッチコピーは自分の特長や長所を短いフレーズで伝えるものです。

キャッチコピーを考える上で、自己分析は不可欠です。企業はキャッチコピーを通じて、学生が自らの長所や特性をどれだけ深く理解しているか、そしてそれを効果的に表現できるかどうかをチェックしています。

②簡潔に自己表現できるか確認するため

企業は、キャッチコピーを問うことで、学生の簡潔な自己表現能力や、それを支える自己理解の深さを確かめています。

キャッチコピーには、言葉の選び方、内容、背後にある自己認識など、さまざまな要素が求められます。

限られた言葉の中で、自分の特長や強みを的確に伝えることは容易ではありません。しかし、それをできる人は、ビジネスの場面でも自分の考えや提案を簡潔かつわかりやすく伝える能力があると判断されるでしょう。

③エントリーシートと矛盾がないか確認するため

エントリーシートとキャッチコピーの内容が一致することは非常に重要です。矛盾すると、人事から見て信頼性に欠けると判断されます。

たとえば、「行動力が強み」とエントリーシートに記載しているのに、キャッチコピーで「石の上にも10年」と継続力を強調する場合、どちらが真実か疑問に感じます。

このような矛盾は、面接官が「この学生は自分自身を真摯に理解していないのでは?」と感じる原因となるでしょう。

就活で使うキャッチコピーの作り方4ステップ

キャッチコピーを作る就活生

続いて、就活で使えるキャッチコピーの作り方を4ステップで解説します。

  1. 自己分析をして自分の強みを見つける
  2. 自分の強みに関するエピソードを探す
  3. 志望企業が求める人物像を把握する
  4. 強みを抽象的に言い換える

上記のステップを参考に、効果的なキャッチコピーの作成に取り組みましょう!

①自己分析をして自分の強みを見つける

自己分析はキャッチコピー作成の第一歩です。このステップでは、自分の強みや弱み、価値観、そしてこれまでの経験や実績を明確にします

しっかりと自己分析を行い、あなたの個性や特長を理解することで、企業にとっての価値をしっかりと伝えられるようになりますよ。

②自分の強みに関するエピソードを探す

自分の強みが明確になったら、それを証明する具体的なエピソードや経験を振り返ります。「コミュニケーション力が強い」と感じているなら、その能力を生かした具体的な場面を思い出しましょう。

実体験に基づくエピソードは、面接官に自分の能力を伝える上で非常に説得力を持っています。とくに、そのエピソードがどのように他者や組織のために役立ったのかを強調すると良いでしょう。

③志望企業が求める人物像を把握する

キャッチコピーを作成する際には、自分の強みや経験だけでなく、志望企業がどのような人物像を求めているのかを把握することが大切です。

たとえば企業が「チャレンジ精神を持った人材」を求めているならば、自身の中での挑戦や試みた経験を強調しましょう。

志望企業の求める人物像と自分の強みを照らし合わせ、マッチングさせることで、企業にとっての自分の価値を高められます。

④強みを抽象的に言い換える

キャッチコピーを述べる時は、強みを具体的に述べるだけでなく、それを視覚的なイメージや比喩で表現することで、相手にとって印象的になります。

たとえば、「チームでの協力を得意とする」という強みを「蜜蜂のようにチームで働く」と言い換えると、相手にとってイメージしやすく、メッセージが伝わりやすくなるでしょう。

具体的すぎる強みも、キャッチコピーでは抽象的な視点で捉えることで、さまざまな形での表現が可能です。

就活に使えるキャッチコピーを作る時のポイント

就活に使えるキャッチコピーを作る時のポイントを3つ紹介します。

  1. 真逆の言葉や表現を取り入れる
  2. ストレートかつ簡潔にまとめる
  3. 雑誌やCMなどのフレーズを参考にする

上記のポイントを意識して、自分にぴったりのキャッチコピーを作ってみてください。

①真逆の言葉や表現を取り入れる

他の就活生との差別化を図るためには、真逆の言葉や表現を用いることが有効です。一般的な表現を逆さまにすることで、面接官の印象に残りやすくなります。

たとえば、多くの人が「迅速な対応」とアピールする中で「ゆっくりとした確実な対応」と述べることで、独自の強みを強調できます。

②ストレートかつ簡潔にまとめる

キャッチコピーはストレートかつ簡潔に表現することで、印象に残りやすくなります。情報が氾濫する現代では、シンプルで直接的なメッセージが印象に残るのです。

たとえば、「コミュニケーション能力に自信あり」というフレーズを「コミュニケーションの達人」と簡潔にまとめることで、よりインパクトのあるキャッチコピーとして機能します。

言葉をシンプルに保つことで、瞬時に伝わるメッセージを届けられますよ。

③雑誌やCMなどのフレーズを参考にする

キャッチコピーのインスピレーションを得るために、雑誌やCMのフレーズを参照するのは良いアイディアです。

これらのフレーズは、プロのクリエイターが練り上げたものであり、多くの人々の注意を引くためのテクニックが用いられています。

ただし、それらのフレーズをそのままコピーするのではなく、自分の経験や特徴を反映させてアレンジすることが大切です。

参考にしたフレーズの要点を捉えながら、自分の言葉で表現することで、オリジナルなキャッチコピーが生まれるでしょう。

【例文付き】就活で使える!キャッチフレーズ4選

最後に、就活で使えるキャッチフレーズを4つ紹介します。

  1. 柔軟性をアピールする例文
  2. チャレンジ精神をアピールする例文
  3. 協調性をアピールする例文
  4. リーダーシップをアピールする例文

【例文①】柔軟性

私は「風の中の葦のように」、どんな状況にも適応し、挑戦する柔軟性を持っています。
TOEIC800点取得を目指す過程で、初めは毎日新しい英単語10個を覚え、オンライン英会話のレッスンを受講していました。
しかし、模擬試験の結果からリーディングの得点が伸び悩んでいることに気付き、日常的に英字新聞を閲覧する習慣を取り入れました。
この取り組みのおかげで、わずか半年で目標の800点を達成しました。
私の強みは、遭遇する課題に柔軟に対応し、最適な手段を追求する姿勢です。
御社での業務においても、この柔軟性を活かし、さまざまな問題解決に貢献したいと思っています。

ここでの「風の中の葦のように」は、困難な状況においても適応する力を持つ様子を比喩しています。葦は強風でも折れずに揺れることから、柔軟性の象徴として用いています。

【例文②】チャレンジ精神

私は「未知の海を航海する船乗り」のように、常に新しい挑戦を恐れず取り組むことが得意です。TOEIC800点取得を目指して、さまざまな参考書やオンラインリソースを活用し、効果的なリスニング練習やリーディング技法を日々学び続けました。
また、IT関連のオンラインセミナーやマーケティングのワークショップにも参加し、英語学習だけでなく、多岐にわたる知識を追求しています。
御社での新プロジェクトや業務にも、この「チャレンジ精神」を活かし、新しい視点やアイデアを持ち込みたいと考えています。

船乗りが未知の海を冒険する勇気や好奇心を持つ様子を示し、新しいことにチャレンジする意欲や勇気を強調しています。

【例文③】強調性

私は「和を以て尊しとなす」という価値観を大切にしており、どんな状況下でもチーム内の調和を守る努力を惜しみません。
具体的には、学生時代に「全国大学生プロジェクト」に参加し、理系と文系の異なる専攻を持つ5人のメンバーと共同で作業を行いました。
最初は意見が異なることも多く、進捗が遅れることもありましたが、私が中心となりミーティングを重ね、それぞれの専門知識や視点を活かす方向に調整していきました。
その結果、私たちのチームは全国大会で準優勝を果たしました。
この経験をもとに、御社のチームで異なるバックグラウンドを持つメンバーとのスムーズなコミュニケーションを図り、最良の成果を目指す姿勢で取り組みたいと考えています。

「和を以て尊しとなす」を用いることで、チームでの協力や調和を重視する姿勢を示しています。

【例文④】リーダーシップ

私は「舵取り役としての決断力」を持っており、明確な方向性を示し、チームを引き締めるリーダーシップを発揮します。
大学時代の市場調査プロジェクトでリーダーを務めた経験があります。
最初はメンバー間で意見が分かれることもありましたが、集まった意見やデータをもとに、有効な戦略を立て、チームをひとつの方向へと導きました。
その結果、プロジェクトは大成功を収め、私たちの成果は学内で高い評価を受けました。
御社においても、このリーダーシップを活かし、チームやプロジェクトの成功に貢献したいと思っています。

「舵取り役」とは、船の舵を取る人、つまりチームや組織の方向性を決定するキーパーソンを指します。この表現を使用することで、リーダーとしての役割や決断力を強調しています。

就活で使うキャッチフレーズは爪痕に残るものを作ろう!

就活のキャッチフレーズ作成は、単なる自己PRの一環ではありません。自分の存在を明確にするとともに、自分の強みや価値を簡潔に伝える手段です。

記事で紹介した方法やポイントを活用して、印象に残るキャッチフレーズを作成しましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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