就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 将来の目標の答え方を解説!決まっていないときの対処法も紹介

将来の目標の答え方を解説!決まっていないときの対処法も紹介

将来を見据える女性

「面接で将来の目標について聞かれたら、どう答えればいいの?」
「将来の目標の正しい書き方は?」
「将来の目標の立て方を知りたい!」

そんな疑問や悩みを持っていませんか?企業は、あなたが業界や職種にマッチするかを判断しています。

明確な将来の目標を持っていると、その企業でどう活躍したいのか、どのように成長していきたいかを具体的に伝えられます。

本記事では、具体的な答え方の手順や目標が決まっていない時の対処法、そして実際の回答例まで、詳しく解説していきますので、ぜひ、参考にしてください。

将来の目標が決まっていない就活生は多い 

多様化するキャリアの中で自分の興味や適性、価値観を基にした、将来の目標を設定するのは難しいと感じる学生は少なくありません。

将来の目標が明確であると、目指すべき業界や企業がはっきりと見えてきます。

また具体的なビジョンを持っていると、どの企業が自分の目標や価値観に合致しているのか、またどの職種や業界が自分のキャリアプランに適しているのかが自然と見えてきます。

そのため、将来の目標をしっかりと見つめ直すことは、就職活動の成功の鍵となるのです。

企業が将来の目標を聞く2つの意図

面接を受ける就活生

企業が就活生に将来の目標を聞く理由は、大きく分けて2つです。

  1. 企業とのミスマッチを防ぐため
  2. 企業で活躍できるか知りたいから

それぞれ、詳しく解説します。

①企業とのミスマッチを防ぐため

企業は自社と学生の方向性が合っているかどうかを確認したいと考えています。たとえば、同じ業界でも、各企業のビジョンやカルチャー、求める人材像は異なります。

一部の企業は、新入社員に幅広い職務知識を求めるかもしれません。一方で、別の企業は特定の分野に深い専門性を持つ人材を求めています。

企業は将来の目標を通じて、学生の価値観やキャリアビジョンが自社と合致しているかを評価するのです。

②企業で活躍できるか知りたいから

将来の目標を持つことは、仕事に対するモチベーションや方向性を示す大切な指標です。具体的な目標を持っている学生は、入社後もその目標に向かって積極的に仕事に取り組む傾向があると考えられます。

そのため、企業は学生がどのような将来のビジョンを描いているのか、そしてその目標に向かってどれだけ努力や熱意を持っているのかを確認したいのです。

企業は将来の目標を通じて、学生の内面的な資質やモチベーションを探り、その学生が企業でどれだけの活躍が期待できるのかを評価するのです。

将来の目標を答える4つのステップ

将来の目標を伝える際には、以下の4つのステップを踏むことで、企業に自分の意欲や熱意をアピールできます。

  1. 将来の目標を述べる
  2. 根拠を述べる
  3. 目標達成の為にすることを伝える
  4. 目標達成のためにその企業を選んだ理由を伝える

①将来の目標を述べる

将来の目標を述べる際には、結論から先に話すことで、具体的なイメージを相手に伝えやすくなり、その後の詳細な説明もスムーズに行なえます。

根拠や行動計画、その企業を選んだ理由などの詳細な説明も、明確な目標を述べておくと理解しやすくなります。

短時間で自分の思いや目標を伝えるには、結論から述べる方法が有効です。

②根拠を述べる

根拠は、単なる抽象的な目標ではなく、具体的な背景や経験に基づくものであるべきです。

明確な根拠を伝えることで、企業はあなたの目標に対する真剣さや誠実さを感じるでしょう。

具体的な経験や考えからくる目標であることを強調することで、企業に信念や重みを感じてもらえます。

③目標達成の為にすることを伝える

目標を持つだけでなく、その目標に向かってどのように行動するのか、具体的な計画が何であるかを伝えることが大切です。

具体的な計画を持つことは、あなたがただ夢を見ているだけの人ではなく、目標を実現する手段や方法を検討し、それを実行する準備ができていることを示します。

計画性は多くの企業が求める能力のひとつであり、企業に好印象を与える要素です。

④目標達成のためにその企業を選んだ理由を伝える

その企業を選んだ理由を伝えることで、あなたがキャリアや将来のビジョンに真剣であること、そして具体的なリサーチや調査を行っていることが伝わります。

企業は、単に「働きたい」という動機だけでなく、なぜその企業を選び、そこでどのような成果や成長を目指しているのかを知りたいと考えています。

将来の目標を答えるときのポイント2つ

エントランスで面接を受ける就活生

将来の目標を答える際には、以下の2つのポイントを押さえることが大切です。

  1. 過去の経験から将来の目標につなげる
  2. 企業の方向性に合わせる

上記のポイントを押さえて、企業に自分の意欲や熱意、将来の活躍を期待できる人材であることをアピールしましょう。

①過去の経験から将来の目標につなげる

将来の目標を伝える際、説得力を高めるためには、単なる希望や願望を述べるだけでは不十分です。

たとえば、特定の経験から得られた教訓が、あなたの将来の目標を形成する大きな要因となっていることを示すことで、あなたの言葉に重みが増します。

具体的な過去の経験や成果、失敗からの学びをもとに、どのようにその経験が将来の目標やビジョンに繋がっているかを明示することで、説得力を持たせられます。

②企業の方向性に合わせる

企業との面接の際、単に個人の将来の目標を伝えるだけでなく、その目標が企業の方向性やビジョンとどのように合致し、共に成長していけるのかを強調することは極めて重要です。

企業は、自分たちのビジョンを共有し、実現に向けて一緒に取り組んでくれる人材を求めています。

あなたの将来の目標が、企業の未来の成果や発展にどのように貢献できるかを明らかにすることで、自身の価値を強く伝えられます。

将来の目標の回答例3つ

異なる業界を対象にした将来の目標の回答例を3つご紹介します。

  1. IT業界に携わる時の将来の目標の例文
  2. 不動産業界に携わる時の将来の目標の例文
  3. サービス業に携わる時の将来の目標の例文

上記の例文を、具体的な目標を伝えるための参考としてご活用ください。

例文①

私の将来の目標は、IT業界で革新的な技術を推進し、社会の課題解決に貢献するリーダーとなることです。
今まさにデジタルトランスフォーメーションの波が世界中を席巻している中、この変革の中心で活躍することで、多くの人々の生活をより便利に、より豊かにしたいと考えています。
とくに、AI技術の発展により、これまでにない新しいサービスや価値が生まれています。
私はその先頭を走り、技術の普及と最適化を通じて、社会全体の利益を追求したいと思います。
さらに、業界の専門家としての深い知識と経験を持ち、次世代の技術者たちへの教育や育成にも尽力していきたいです。

上記の例文は、IT業界の現状と将来の動向を理解していることを示唆しています。また、「リーダーとなる」という言葉から、積極的に業界を牽引する姿勢や意欲をアピールできます。

例文②

私の将来の目標は、不動産業界で持続可能な都市開発のプロジェクトリーダーとなることです。
現代の都市開発は、単にビルや住宅を建設するだけでなく、環境保護、地域社会の持続性、そして住民のQOLの向上という多角的な視点が求められます。
私はこれらの要素をバランス良く取り入れた開発を推進し、都市の未来に貢献したいと考えています。
具体的には、エコフレンドリーな資材の導入や、地域の文化・歴史を尊重した開発、そして住民とのコミュニケーションを深化させることで、誰もが快適に暮らせる都市を創造することを目指しています。

上記の例文は、現代の都市開発の多面的な課題への理解を示しています。環境や住民のQOLの重視は、単にビジネスの観点だけでなく、社会的な視点を持っていることを強調しています。

例文③

私の将来の目標は、サービス業界でお客様の心に残るワンランク上のサービスを提供するマネージャーとして活躍することです。
日常の中で人々は多くのサービスに接していますが、本当に心から感動するようなサービスに出会うことは稀です。
私はそのような卓越したサービスを創出し、提供するチームを率いることを目指しています。
顧客の期待を超えるサービスは、細部にわたる気配りや、時には予想外の創造力を要求されます。
私はそういったチャレンジを楽しみながら、業界のトップとしての位置を目指して、日々の業務に取り組んでいきたいです。

上記の例文は、サービス業界の核心である「お客様の心をつかむ」という点に焦点を当てています。

また、マネージャーとしての役割を明確にすることで、リーダーシップを取る意欲やチームを率いる能力を持っていることもアピールしています。

将来の目標がない時の対処法2つ

将来の目標がない時、焦ってしまう人も多いでしょう。しかし、将来の目標は、急に見つかるようなものではありません。

じっくりと自分と向き合うことで、将来の目標を見つけられます。ここでは、将来の目標がない時の対処法として、以下の2つを紹介します。

  1. 自己分析を深める
  2. 憧れの人を見つける

①自己分析を深める

自己分析は、自分自身の強み、弱み、興味や価値観を深く探るプロセスです。将来の目標が見えない時、自分が何を得意とし、どんなことに興味や情熱を持っているのかを再確認することは、非常に有効です。

自分の経験や学びから、何が楽しみで、どんな環境や状況で最も活き活きとしているのかを振り返ることで、自分がなりたい姿や進むべき道が見えてきます。

②憧れの人を見つける

憧れの人がいる場合、その人に何を魅かれているのか、どの部分が自分と共鳴しているのかを考えてみると、自分の内なる理想や価値観が明らかになります。

たとえば、憧れの人が持っている特定のスキルや持ち物、外見だけでなく、その人の考え方や人としての魅力、取り組む姿勢など、共感をおぼえることが多いでしょう。

憧れの人から自分の理想像を明確にすることで、自分の将来の目標や方向性を見つけられます。

将来の目標を伝えて企業に自分をアピールしよう

企業は面接で「将来の目標」を聞くことで、学生のビジョンやその企業での活躍の可能性を評価します。

明確な目標は、自分のキャリアパスを定めるだけでなく、企業に自分の意志や考えを伝えるための重要な手段です。

自己分析を深めることからスタートし、自分の過去の経験や興味、憧れの人を振り返りつつ、目標を設定しましょう。

焦ることなく、じっくりと自分の価値を見つけ、企業にアピールする力を育ててくださいね。

  • フェイスブック
  • ツイッター

若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

PICKUPピックアップ記事

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら