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【例文付き】自覚している性格の履歴書への記載方法・書く時のコツを徹底解説

「自覚している性格」を記載するには、細かく自己分析を行い、具体的なエピソードと共に書く必要があります。とはいえ一体どんなことを伝えたらいいのか難しく感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、自覚している性格の考え方や記載する際のコツについて、具体的な例文もふまえて解説します。

自覚している性格が思いつかない際のアドバイスもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

履歴書で自覚している性格を問われる理由

就職活動において、履歴書や自己紹介・自己PRの際に自分の性格について話す機会は多いものです。ただ、「自覚している性格」を聞かれるのはなぜなのでしょうか

理由として、下記の3つが考えられます。

  • 自己分析ができているか確認するため
  • 自分を客観視できているか確認するため
  • 業務内容・社風などと合うか確認するため

以下でひとつずつ具体的に解説します。

自己分析ができているか確認するため

企業がただの自己紹介ではなく、あえて「自覚している性格」を質問するのは、「自己分析」ができているかどうかを確認するためです。

自己分析ができていない人は、自分の弱みや課題点もわかっていないことになります。そのような人に、仕事を任せたいと思いませんよね。

自分の強みや弱みを分析・理解し、強みは活かし、弱みは改善しようとする人のほうが、仕事を任せたいと思われやすいでしょう。

自分を客観視できているか確認するため

自己分析をするためには、周りの家族や友人が自分の性格をどう思っているのか、客観的に捉える必要があります

自分では飽きっぽい性格だと思っていても、実は周りからは「根性がある」と思われているかもしれません。

企業は主体的な意見だけでなく、客観的な意見も求めています。また、客観的な意見を把握した上で自己分析ができているか、を知りたいのです。

業務内容・社風などと合うか確認するため

採用する上で、適性は重要です。業務内容や社風と合わない場合、仕事がなかなか身につかなかったり、社員や雰囲気に馴染めず早期退職にもつながる可能性が高くなります。

就職試験では適性検査も行いますが、自己分析をした上での性格を確認することで、自社の社風に合うかどうか、どのような業務を任せられるかを判断しています。

履歴書に自覚している性格を書く時のコツ4つ

ここでは、自己分析をした上で「自覚している性格」を記載する際のコツを紹介します。大きくわけて下記の4つがあります。

  • 結論ファーストかつ具体的に書く
  • ポジティブな一面について書く
  • 企業が求める人物像に沿った内容にする
  • 強みとの一貫性を持たせる

企業へ自分の性格を正しく伝えられるよう、ぜひこれらのコツを参考にしてみてくださいね。それでは、詳しく解説します。

①結論ファーストかつ具体的に書く

まずは文章の構成です。自覚している性格は「結論」→「具体的なエピソード」→「入社後の活かし方」の順番に記載するのがおすすめです。下記のような流れで組み立てましょう。

  1. 結論:わたしは◯◯な性格です。
  2. 具体的なエピソード:大学時代◯◯に挑戦し、苦しかったが諦めずに達成しました。等
  3. 入社後の活かし方:困難でも諦めずに、目標達成を目指し御社に貢献したいと存じます。等

ビジネスでは特にPREP法という「結論ファースト」な話法が好まれます。長々と具体的なエピソードから書き始めるよりも、まず結論から書いた方が説得力が増しますので、ぜひ取り入れてみてください。

②ポジティブな一面について書く

自覚している性格について書く場合には、できるだけネガティブな内容は避け、ポジティブな内容にするよう心がけましょう。

自分の弱みを知り、それを企業に伝えることは大切です。ただ、弱みだけでなく強みを重点的に伝えなければ、企業からの印象は悪くなってしまいます

また、弱点をポジティブな表現にすることも重要です。「飽きっぽい」は「新しい事にチャレンジするのが好き」、「意思が弱い」は「臨機応変に柔軟な対応ができる」など、ポジティブな表現に言い換えてみましょう。

③企業が求める人物像に沿った内容にする

前の項でも触れましたが、企業は自社の社風や雰囲気と自覚している性格が合うかどうかを確認します。業務内容や社風をあらかじめ確認し、企業に「自社に来て欲しい」と思われるような内容にすることも重要です。

例えば企業はコミュニケーション能力が高い営業職を求めているのに、「ひとりでコツコツ作業するのが向いている性格です」と答えてしまっては、自社に合わない人材だと判断されかねませんよね。

必ずしもぴったり一致させる必要性はありませんが、あまりに違う内容だと違和感を持たれてしまいます。どのような人物像が求められているのかも考えて記載しましょう。

④強みとの一貫性を持たせる

履歴書や面接では、自己PRを伝える機会があります。自覚している性格は、自己PRの内容と一貫性を持たせるようにすると、より説得力が増すでしょう。

自己PRと自覚している性格は、一見同じようですが、実はそれぞれ違いがあります。自己PRは「自分の強みをアピールすること」で、自覚している性格はそれよりも「人柄」に近いものとなります。

「自分はこういう人柄(性格)で、だからこういう強みがあります(自己PR)」という風に、関連性を持たせるのがおすすめです。

履歴書に自覚している性格を書く時の例文4つ

ここでは、実際にどのように「自覚している性格」を記載すればいいのか、例文をまじえて解説します。下記の4パターンの例文を用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 協調性がある
  • 明るく前向き
  • 向上心がある
  • 行動力がある

【例文①】協調性

私は協調性がある性格です。

大学ではバレーボール部に所属しているのですが、部長と部員の意見が分かれチームがばらばらになってしまった事がありました。その時、副部長として全員の話を聞き、ミーティングを開いて話し合い、チームの仲を取り持ってみんなに感謝された経験があります。

御社でもチームワークを大切にし、協力しながら、より良い成果を生み出せるよう努力したいと考えています。

企業にとって「協調性」は重視している性格です。どんなに優秀な人物でも、協調性がなければチームとして動くことができません。

ここでは、まず結論として協調性があることを伝え、部活動での出来事を具体的なエピソードとし、企業でもチームワークを大切にしたいという意欲を述べています。

【例文②】明るく前向き

私は明るく前向きな性格です。

大学のゼミでは〇〇の研究をしているのですが、思うような結果がなかなか出せず、研究チームのメンバー内でいざこざが起こってしまったことがあります。

険悪なムードになった時、せめて私だけは笑顔で明るく盛り上げようとムードメーカーを買って出た結果、徐々に笑顔が戻っていき、研究の成果も出るようになってきました。

御社でも、笑顔を大切にし、明るい人間関係を築きながら尽力したいと思っています。

明るさや前向きさを伝える場合は、自分の明るさによってネガティブなものがポジティブに変わった、という変化をエピソードとして加えるのがおすすめです。

どの企業も、ネガティブで暗い性格の人よりも、明るくポジティブな人が欲しいはずです。面接でも明るく笑顔で話すと、より説得力があるでしょう

【例文③】向上心がある

私は向上心がある性格です。

大学2年生の時、外国語の授業ではじめてフランス語に触れました。選択授業でなんとなく選んだだけでしたが、フランス語が持つ独特の発音や美しい響きにすっかり魅了され、1年で仏検2級を取得しました。

さらに勉強を続け、昨年の夏には念願だったパリ旅行にも行き、現地の方とフランス語で会話ができたことがとても嬉しかったです。

御社でも常に向上心を忘れず、新しい知識やスキルを習得し、専門知識を深めて貢献したいです。

向上心があることを伝える場合は、自分の努力で達成したことを具体的に表すことが大切です。ただ向上心があるだけでなく、それによって成し遂げられたことをエピソードとして記載しましょう。

学び続けること、挑戦し続ける事が好きだという点が伝わるようにするのがポイントです。

【例文④】行動力がある

私は行動力がある性格です。

私は、父方の祖父母が住んでいることもあり、◯◯年に発生した◯◯地方の豪雨被害のボランティアに通っています。はじめてのボランティア参加だったので、最初は何をしたらいいのかもよくわからなかったのですが、何度も通い続け、積極的にチームリーダーや現地の方々とのコミュニケーションを深めていきました。

そのうちボランティアチームに改善策を提案したり、現地の方のためになるアイディアを出したりと、自分で課題と対策を考えて行動できるようになりました。

御社でも、常に目標と課題を意識し、自分がやるべきことを考え、行動していきたいと考えています。

行動力がある人材を歓迎する企業は多いでしょう。気をつけたいのは「特に目的なくただ行動しただけ」と思われないようにすることです。

問題解決のため、何かを実現するためなど、どんな目標に向かって行動したのか、また行動したことでどんな気づきがあったのかといった内容を具体的なエピソードをまじえて綴るのがおすすめです。

自覚している性格が思いつかない時の対処法

自己分析は重要ですが、とはいえ「自分がどんな性格なのかわからない」「特に書くべき特徴が思いつかない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

ここでは、何を書けばいいかわからない方におすすめの対処法を2つ紹介します。

  • 家族・友人・先輩に聞いてみる
  • 今までに起きた出来事を振り返る

自覚している性格が特に思いつかない方は、ぜひ参考にしてみてください。

家族・友人・先輩に聞いてみる

まずは家族や友人、大学やアルバイト先の先輩などに聞いてみるのがおすすめです。率直に「履歴書に書きたいんだけれどわからなくて…」と伝えれば、おそらくポジティブな意見をくれるでしょう。

身近な人達の客観的な意見は大きなヒントとなります。自分の考えとは逆の意見や、まったく自覚していなかった性格を教えてくれることもありますよ。

自分にはそういう一面があったのか…というところから自己分析を進めていくのも良い方法です。

今までに起きた出来事を振り返る

具体的なエピソードから自己分析を進めるのもひとつの方法です。学生生活や部活動、アルバイトなどで、なにか大きな出来事がなかったかを思い出してみてください。

トラブルや困難などが起こったときにどうやって乗り越えたか、自分のどのような行動で変わったか、といったことから、自分の性格を分析してみましょう。

頭の中でぼんやり考えるよりも、紙に書き出したりスマホのメモに入力したりと、可視化してみるのもおすすめの方法です。

履歴書に自覚している性格を書く際には下準備をしっかり行おう

企業は「自覚している性格」から、自己分析ができているかどうか、また業務や社風に合っている人物かどうかを判断します。

履歴書において重要な項目ですので、しっかりと自分を見つめ直し、具体的なエピソードをふまえて記載しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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