就活ではじめてスーツを着るとき、どんなネクタイを選べばいいのか悩む方は多いようです。
この記事では、就活で必要になるネクタイの結び方や選び方のポイントを紹介します。
面接官に与える印象を知って、就活で使うネクタイ選びに役立てましょう。
就活でネクタイの結び方を覚えておくことは必須!
就活において、ネクタイの結び方を正しく覚えておくことは非常に重要です。
面接や説明会等の場面では、ネクタイの結び目は身だしなみのビジネスマナーを守れているかの判断基準になります。
だらしない結び目や緩んだネクタイは、面接官に対して不真面目な印象を与える可能性があり、評価に悪影響を与えることもあるでしょう。
特に就活では毎回違う会社を訪れるため、どんな場面でも自信を持って臨むために、しっかりとネクタイを結べるように準備しておきましょう。
就活でのネクタイの結び方4つ
- プレーンノット
- ダブルノット
- ウィンザーノット
- セミウィンザーノット
①プレーンノット
プレーンノットは、初心者でも簡単にできる結び方です。オーソドックスな方法で様々なシーンで使えるのが魅力になります。
結び目が小さくなるため、襟の開きが大きいワイドカラーシャツとの相性はよくありません。
就活でするネクタイの結び方に悩んだときは、この結び方からチャレンジしてみましょう。
- 首にネクタイをかけ、小剣を下にして大剣と交差させる。
- 大剣を裏側に回し、もう一度交差させ1周させる。
- 大剣を裏側から上へ回し、巻きつけた輪の中へ通す。
- 大剣を下へ引き、結び目を整える。
- 下へ小剣を引き、結び目を襟元へ引き上げる。
②ダブルノット
ダブルノットは、プレーンノットに比べて、大剣を小剣に2回多く巻きつける方法を指します。
巻きつける回数が増えることで大剣の長さが短くなり、長さのバランスをとりやすいのがメリットになります。
長さのバランスがとりやすいので、どのようなシャツにも合いやすく、就活ではおすすめの結び方です。身長が低い方でも、バランスよく見えます。
- 首にネクタイをかけ、小剣を下にして大剣と交差させる。
- 大剣を裏側に回し、もう一度交差させ2周させる。
- 大剣を裏側から上へ回し、巻きつけた輪の中へ通す。
- 大剣を下へ引き、結び目を整える。
- 下へ小剣を引き、結び目を襟元へ引き上げる。
③ウィンザーノット
ウィンザーノットは、大きな結び目が特徴です。
他の結び方に比べて結び目が大きいため、襟が開いたワイドカラーシャツによく合います。結び目が固くしっかりしており、型崩れしづらい点もメリットです。
しかし、結び方が難しく初心者には練習が必要になります。見た目は華やかになるため、入社後のビジネスシーンでもおすすめです。
- 小剣を短めにして、大剣を上に交差させる。
- 大剣を小剣の裏側に回し、結び目ができるように前に回す。
- 大剣を後ろ側から、反対方向に持ってくる
- 前から首にかかる部分に回す
- 2箇所巻きつけた部分を包むように、大剣を結び目に巻きつける
- 大剣を襟元から輪の中へ通す
- 小剣を下へ引き、結び目を襟元へ引き上げる
④セミウィンザーノット
セミウィンザーノットは、ウィンザーノットに比べて結び目が大きくならず、スマートに見える結び方です。
ウィンザーノットと同様、難易度の高い結び方になり、練習が必要になります。左右対称に調整することができ、こなれた印象になるのがメリットです。
- 小剣を短めにして、大剣を上に交差させる。
- 大剣を後ろに回して、前からループに通し後ろに持ってくる
- 大剣を閉めて、形を整える
- 巻きつけた部分を包むように大剣を巻きつける
- 大剣を襟元から輪の中へ通す
- 小剣を下へ引き、結び目を襟元へ引き上げる
就活で使うネクタイの3つのポイント

ネクタイの色柄によって、面接官の印象は大きく変わります。ポイントをしっかりと理解して好印象の獲得を目指しましょう。
- 落ち着いた色を選ぶ
- 太さは普通のものを選ぶ
- 柄は無難なものを選ぶ
①落ち着いた色を選ぶ
ネクタイの色は、落ち着いた色を選びましょう。ネイビーやブルーなど、真面目な印象を感じさせる色がおすすめです。
面接はビジネスシーンになるので、落ち着いた色が無難です。派手なネクタイを選択するとTPOを理解していないと判断される場合もあります。
また、冠婚葬祭に使われる黒や白は避けましょう。ピンクやパープルといった色味も、ブルー系が定番の面接の席では悪目立ちするので注意が必要です。
黒くすぎるネクタイも印象はよくないため、程よく明るさのあるネクタイがおすすめです。フレッシュさを意識すると好印象な物が選べますよ。
②太さは普通のものを選ぶ
就活のネクタイを選ぶときは、普通の太さのものを選びましょう。
細身のタイプも販売されており、普通の太さに比べておしゃれな印象はあります。しかし、細身のタイプはカジュアルな印象が強くなり、ビジネスシーンでは適切ではありません。
あくまで面接なので、一般的なものを選択しましょう。
現在主流ではありませんが、ワイドなタイプもあります。クラシックな印象になりますが、就活の場ではミスマッチになるでしょう。
③柄は無難なものを選ぶ
柄も派手な物は避け、無難なものを選びましょう。
悩んだときは、無地やドット、ストライプがおすすめです。真面目や誠実な印象になるため、面接官から好印象となります。
チェック柄はカジュアルな印象になりますが、親しみやすい雰囲気も与えるのが特徴です。アパレル業界や広告業界などは、カジュアルな柄を選択しても良いでしょう。
ペイズリーなキャラクターなど、目立つ柄はマイナスな印象に。わざわざ変わった色を選ぶと、面接官からも扱いにくい印象ももたれる可能性があります。
就活で押さえておきたいネクタイの結び方の重要ポイント3選
就活では、ネクタイの結び方一つで印象が大きく変わることがあります。
正しい結び方を押さえると、清潔感や信頼感を与えられ、面接官に好印象を残せます。
ここでは、特に重要な3つのポイントを紹介しますので、参考にしてください。
①清潔感があるか
ネクタイの結び方でまず重要なのは、清潔感です。
ネクタイの結び目がきれいに整っていないと、だらしない印象を与えてしまいます。
結び目がゆがんでいたり、シワが入っていたりすると、せっかくのスーツ姿も台無しになりかねません。好印象を獲得するためにも、結び目がしっかりと中央に位置し、左右対称になっているかを確認しましょう。
②ワイシャツと合うか
ネクタイはワイシャツとの相性も非常に重要です。
色、柄や素材が合っていないと、全体のバランスが崩れて統一感のない印象を与えてしまいます。
例えば、派手すぎる柄やワイシャツと色がかぶってしまうネクタイは避けて、白や淡いブルーのワイシャツには落ち着いた色合いのネクタイを選ぶと良いでしょう。
就活ではシンプルかつ清潔感のあるコーディネートが好まれるため、ワイシャツとネクタイの相性をしっかり確認してから挑むことが大切です。
③体型に似合うか
最後に、自分の体型に合ったネクタイの結び方を選ぶことも大切です。
背が高い人や、がっしりとした体型の人には幅広のネクタイが似合いますが、スリムな体型の人には細めのネクタイがバランスよく見えます。
ボリューム感のある結び方は、がっしりした体型の人に適しており、細身の人にはシンプルでコンパクトな結び目が似合います。
自分に合った結び方を見つけるとスーツの着こなしに違和感がなくなり、面接でも自信を持って臨むことができるでしょう。
ネクタイを結ぶ時の注意点4つ

ここでは、実際にネクタイを着用する際の注意点を紹介します。身だしなみは社会人の基本になるので、事前に確認しておきましょう。
- 結び目が緩くなっていないか
- 結び目が左右対称になっているか
- ネクタイが曲がっていないか
- 大剣と小剣のバランスが取れているか
①結び目が緩くなっていないか
結び目が緩くなっていると、だらしない印象を与えるので注意が必要です。
結び目が緩くなっていないかを事前に鏡などで確認しましょう。
また、シャツの第一ボタンは外さず、襟の間に結び目が収まるようにしましょう。第一ボタンを留めていない場合も同様に首元がだらしない印象になってしまします。
第一ボタンを留めると苦しい場合は、シャツのサイズがあっていない可能性があるため、大きいサイズに変えるかワイドカラーのシャツを選びましょう。
②結び目が左右対称になっているか
結び目のバランスにも注意が必要です。こちらも事前に鏡でチェックしましょう。
全体のバランスがうまく調節できない場合は、セミウィンザーノットやウィンザーノットがおすすめです。
結び方の難易度は上がりますが、バランスの調整が簡単にでき、印象も良くなりますよ。
③ネクタイが曲がっていないか
ネクタイが曲がっていないかも確認しましょう。
結んだときは綺麗でも、服に固定しているわけではないので、簡単に曲がってしまします。
面接の前には必ずトイレなど鏡がある場所でチェックをし、常にきれいな状態を心がけましょう。
ネクタイが曲がったまま面接に望んでしまうと、面接官からだらしない印象を持たれる原因になります。
④大剣と小剣のバランスが取れているか
大剣と小剣のバランスも重要なポイントです。
小剣が長すぎるとだらしなく見えます。小剣が長い場合は必ず結び直しましょう。
しかし、大剣が長すぎても不恰好に見えます。あくまでバランスが大切なので、大剣と小剣の長さに違和感がないことを意識しましょう。
ネクタイの結び方に不安があるときの対処法!
ネクタイの結び方に自信が持てないと、就活の重要な場面で不安を感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、対処法を知っておけばそんな不安も解消できます。
ここでは、ネクタイの結び方に自信をつけるための具体的な方法を紹介します。
①繰り返し練習する
ネクタイの結び方をマスターするには、繰り返しの練習が最も効果的です。
最初は手がうまく動かず、結び目が緩んだり、形が整わなかったりするケースもありますが、繰り返すことで次第に慣れていきます。
まずは動画や手順を見ながら基本的な結び方を習得し、鏡を使って確認しながら練習しましょう。
何度も結び直すと面接当日でも落ち着いて結べるようになるでしょう。
②紳士服店で確認してもらう
ネクタイの結び方に不安がある場合は、紳士服店のスタッフに確認してもらうのも良い方法です。
紳士服店ではネクタイの扱いに慣れたスタッフが多く、適切なアドバイスを受けられます。
実際に結んでみて、形やバランスが悪い部分を指摘してもらいながら練習すると、より効果的に改善が可能です。
また、結び方だけでなく自分に似合うネクタイの色や柄、幅の選び方等、プロの視点からもアドバイスを受けられるため、トータルコーディネートに自信が持てるようにもなるでしょう。
③就活エージェントに相談する
ネクタイの結び方に限らず、就活全般の準備に不安がある場合は就活エージェントに相談するのもおすすめです。
エージェントは面接の服装やマナーに精通しており、適切なアドバイスをしてくれます。
ネクタイの結び方についても、面接官に好印象を与えるためのポイントや注意点を具体的に教えてくれるでしょう。
また、エージェントでは模擬面接等のサポートも行っているため、実際の面接を想定したアドバイスを受けながら準備ができます。
就活のネクタイは正しい結び方をして印象を良くしよう!
身だしなみは社会人の基本です。できているのが当たり前で、できていないと印象がダウンしてしまいます。
面接前にしっかりと自身の身だしなみを確認する癖をつけましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。