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就活で面接対策をしないのは間違い!リスクと対策法を合わせて確認

面接は、質問に対してその場で答えられることが本来の実力だと勘違いしている就活生は多いです。

しかし、そもそも緊張して質問に答えられない……という事態を防ぐためにも、面接対策は必須です。答えられたはずの質問に詰まってしまうのは、非常にもったいないことですよね。

本記事では1人でもできる面接対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

就活の面接対策をしたくないと思ってしまう3つの理由

就活の面接対策をしたくないと思う就活生は多くいます。以下に、就活の面接対策をしたくないと思う理由をまとめました。1つずつ詳しく説明します。

  1. 練習していない質問が来たときが不安
  2. 回答の用意に時間がかかる
  3. 本来の力だけで合格したい

①練習していない質問が来たときが不安

面接対策をしても、対策していない質問をされた場合のことを考え、不安に思う就活生は多いです。対策をしている分、パニックになり逆に失敗してしまうのではないかと思ってしまうのです。

さらに、対策した質問は完璧に答えられても、対策していない質問はたどたどしくなってしまう……と、クオリティの差に不安を感じる人も多いです。

これらの理由から、そもそも面接の対策をしなければいいのではないか、という結論に至ってしまうのです。

②回答の用意に時間がかかる

面接対策は、想定される質問・それに対する回答を考え、回答の練習をするため、時間がかなりかかります

さらに、就活は面接対策だけではなく、自己分析・多数の企業のエントリー・webテストの対策など他にも時間がかかるものが多くあります。

就活は、学生生活との両立でただでさえ時間が限られているので、面接対策に時間を長く割いて良いのかと疑問に思ってしまう人もいますよね。

そのため、面接対策を後回しにしてしまう就活生が大変多いです。

③本来の力だけで合格したい

面接の対策をして合格することを、「カンニング」のように捉えてしまう就活生も多くいます。何も対策をせず、その場で出せる実力が本来の自分の力だと考えてしまうのも無理はありません。

しかしむしろ対策せずに面接に臨み、緊張のあまり何も話せないほうが、結果的には失敗になりますよね。本来答えられたはずの回答ができないことは、最も避けたい事態です。

普段自分が考えていることを面接官に伝えて、その実力を評価してもらうために面接の対策をします。

面接対策にはきちんとした意味がある!主な2つの目的を解説

「面接対策をしても、用意した回答を本番でも丸々使えるかわからないのでは?」と考える就活生も多いですが、それは間違いです。

そもそも面接対策の目的は、本番で使える回答の暗記ではありません。以下に面接対策の本来の目的を2つまとめました。

  1. 本番に慣れるため
  2. 意見を簡潔にまとめて発言できるようにするため

①本番に慣れるため

面接の対策の目的の1つは、本番の緊張感に慣れるためです。面接本番は、リラックスして話せるような雰囲気ではないため、誰しもが言葉に詰まりやすくなります。

そのため、面接の対策をして緊張感がある空間で話すことに慣れておくだけでも、本番で失敗する可能性が減るでしょう。

数ある企業の中から、企業研究や選考対策をたくさん行って掴み取った面接の場なので、緊張するのは当然ですが、その空間で話す練習をするのが大切です。

②意見を簡潔にまとめて発言できるようにするため

面接の対策をする2つ目の目的は、自分の意見を簡潔にまとめて発言できるようにするためです。質問をされて頭の中で考えていることを、その都度簡潔にまとめて話すには相当なテクニックがいります。

しかし、面接では長々と話すのはよく思われず、結論は何?と聞かれてしまうこともしばしば。

面接対策をすることで、質問に対する自分の意見を構造立てて話す力がついてきます。そうすることで、予期せぬ質問にも簡潔に答えられるようになりますよ。

就活で面接対策をしない場合の3つのリスク

時間がないから、面接対策をしないという就活生は多くいますが、それに伴うリスクは高いです。以下に3つ、就活で面接の対策をしないリスクをまとめました。

  1. 緊張でいつも通りに話せない
  2. 深掘りに対応できない
  3. 回答に矛盾が出てきてしまう

①緊張でいつも通りに話せない

ぶっつけ本番の面接で、普段通りに話せることは非常に稀です。企業の面接は、想像以上に緊張する雰囲気が漂っています。

普段なら答えられる質問もどう答えたら良いのか分からなくなってしまい、パニックになってしまう就活生も珍しくありません。

面接対策をすることで、緊張する場所で答えるのに慣れて、本番の面接でも普段通り話ができるようになりますよ。

②深掘りに対応できない

面接対策をしないと、質問に対する深掘りに対応できないリスクがあります。

志望動機や自己PR・ガクチカといったありきたりな質問は、面接で聞かれる頻度も高いため、あまり対策をしていなくても対応しやすいですよね。

しかし、その回答に対して面接官が気になったポイントを深掘りされたとき、うまく答えられない可能性が高いです。

面接の練習を重ねることで、想定される深掘りに対する回答も考えられたり、瞬時に構造的に話す力がつきますよ。

③回答に矛盾が出てきてしまう

面接対策をしないと、その場その場で質問の回答を考えることになり、意図せず回答に矛盾が出てきてしまう可能性があります。

例えば、ある成果に対して数値を聞かれてその時の感覚で答えて、その後の深掘りで計算が合わない・規模感が違うとバレてしまうことも。

面接対策をすることで、ある経験に対する事実の整理ができるので、質問に対する回答に矛盾が出ず、一貫した回答になります。面接官は、矛盾にすぐ気づくので練習が大切です。

就活の面接対策になかなか踏み出せない人へ!1人でできる対策法2つ

面接対策をする大切さが分かったところで、どのように面接対策をしたらいいのでしょうか?

人に頼むのは手間がかかるし、恥ずかしいという人のためにまずは1人でできる面接の対策を2つ紹介します。

  1. よくある質問の回答を準備しておく
  2. 回答の様子を録音して振り返る

①よくある質問の回答を準備しておく

面接においては、ある程度決まった質問がされます。質問される可能性が高いガクチカ・志望動機・自己PRなどは、対策して損はないですよね。

よく聞かれる質問を書き出して、それに対する回答を仕上げておきましょう。

また、深掘りをされたときのために、ガクチカならどのような経験だったかまとめたり、志望動機ならどのような原体験があるのかまとめておくこともおすすめ。

経験と共にその時の自分の感情も思い返しておくと、深掘りに対応しやすいですよ。

②回答の様子を録音して振り返る

面接を想定して、1人で話してその様子を録音して振り返りましょう。できれば、録画までしておくのがおすすめです。

録画をしておくことで、表情や姿勢も確認できます。表情が固かったり、姿勢が悪いと暗い印象を面接官に与えてしまいます。

できるだけ明るく、ハキハキと話し、姿勢も正して面接官に好印象を与えましょう。面接では、回答はもちろんですが清潔感や明るい印象もとっても大切な要素です。

録音では、話すスピードは適切か声が暗くないか確認しましょう。

ここまでやれば完璧!より深い面接対策2つ

ここからは、プラスアルファの面接対策を紹介します。本番の面接は、どうしても緊張をしてしまうので、対策はできるだけたくさんしておくのがおすすめです。

  1. 面接の模擬練習を繰り返す
  2. 入室・退室時や動作のマナーを学ぶ

①面接の模擬練習を繰り返す

面接の模擬練習を1人ではなく、キャリアドバイザーや友人などの自分以外の人に見てもらい、フィードバックを貰いましょう

自分で録画して、確認するのも十分学びがありますが、他人から見た自分は自分が気づかなかった点に気づかさせてくれます。

さらに、自分で質問して回答するのは緊張感がありません。他人に質問してもらい、回答するだけで緊張感があり本番と同じ緊張感で答える練習になります。

さらに、質問を相手に任せることで、予期せぬ質問に回答する練習もできますよ。

②入室・退室時や動作のマナーを学ぶ

面接では、入室・退室などの動作のマナーもとても大事です。

質問の練習だけして、いざ本番の面接となったときにどのように入室したら良いのか・ノックは何回なのかが分からなくなってパニックになる人も多くいます。

そのため、OB・OGや就活エージェントに実際の面接の流れを聞いて練習するのがおすすめです。

正しいマナーを身につけていると、面接官にも好印象ですし、自分がパニックになることも少なくなりますよ。

就活面接でよくされる5つの質問

では実際に対策をすべき頻出の質問は、どのようなものが挙げられるでしょうか?以下によく聞かれる5つの質問をまとめました。参考に対策してくださいね。

  1. 自己紹介
  2. 志望動機
  3. 自己PR
  4. ガクチカ
  5. 逆質問

①自己紹介

まず、必ず最初にするのが自己紹介です。自己紹介は、短い時間であること・自己PRと間違えないことが重要です。

この情報も伝えておいた方が有利になるのではないかと思って、長々と話してしまうと、自己紹介を聞かれているのに何を話しているのか分からなくなってしまいます。

そのため、基本情報を簡潔に答えて面接の最初のアイスブレイクにしましょう。また、自己PRの要領で自分の強みをいきなり話すのも自己紹介としては不自然です。

あくまで普段通りの自己紹介にとどめましょう。

②志望動機

志望動機も、ほぼ必ずといっていいほど聞かれる質問です。志望動機といっても、大きく2つに分かれていて、それぞれ対策する必要があります。

1つ目は、業界の志望動機です。金融・IT・コンサルタントなど様々な業界がある中で、どうしてこの業界を志望しているのか答えられるようにしましょう。

2つ目は、企業の志望動機です。業界の中でもたくさんの企業がありますが、どうしてその企業なのか、その企業でしかできないことなどと絡ませて答えられるようにしましょう。

③自己PR

自己PRも聞かれる質問の1つです。自己PRを答えるときは、企業が求める人物像に共通している点や、企業理念に合った自分の強みをPRするようにしてください。

いく素晴らしい強みであっても、企業が求めている強みでなければアピールになりません。

面接する企業をよく調べて、自分の強みと合致している点を話しましょう。その企業に入社したときに、どのように自分の強みを活用するのかまで伝えられると、好印象ですよ。

④ガクチカ

ガクチカの対策も欠かせません。ガクチカとは、学生時代頑張ったことです。ガクチカは深掘られることが非常に多いので、深掘りの対策もしておくのがおすすめです。

考えられる質問として、どうしてそれに挑戦しようと思ったのか・頑張れたモチベーションの源泉は何か・どんな役割を自分はしていたのかなどが挙げられます。

他にもいろいろな深掘りが考えられるので、経験の詳細・自分の気持ちを整理して答えられるように対策しておきましょう。

⑤逆質問

面接の最後には、面接官への逆質問がある場合が多いです。このとき、萎縮せず質問をすることで志望度のアピールにつながることがあります。

ただし、調べたらすぐわかるような質問だと、かえって何も企業のことを調べていないのではないのかと思われてしまいます。

企業を調べた上で、自分にはこのような仮説があるが実際どうなのかといった質問の仕方をしましょう。いざ聞きたいことがあるか聞かれると出てこないので、あらかじめ用意しておいてくださいね。

就活は面接対策をしないで乗り切れるものではない!対策は万全にしよう

就活の面接は、事前の対策が最も重要です。本来答えられるはずの質問が緊張で答えられなくなってしまえば、それこそ実力が発揮できずもったいないですよね。

面接対策をして、緊張していても自分が考えていることを伝えられるように、練習を積み重ねましょう。

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若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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