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電話面接の特徴から対策まで徹底解説|覚えておきたいフレーズも確認

電話面接を受けることになったけど、初めてでどうすればいいか分からず困っている就活生も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、電話面接の特徴と対策を解説します。よく使うおすすめフレーズも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

電話面接とは|顔を合わせず音声のみで行う面接のこと

電話面接は、文字通り「電話を使用した面接」のことです。通常の面接では、面接官と応募者が直接会って質疑応答を行いますが、電話面接ではそのやり取りを電話のみで実施します。

特に、応募者が遠方に住んでいる場合や、スケジュールの調整が難しい場合などに採用される方法です。コロナの影響もあってか、近年多くの企業が電話面接を取り入れています。

電話面接は、音声のみで熱意や意欲をアピールしなくてはならないため、しっかりと対策をしなければいけません。

電話面接で特に注目されがちなマナー3つ

電話面接は対面の面接とは異なり、お互いの表情や仕草が見えないため、声・言葉遣い・マナーが非常に重要となります。ここでは、電話面接で特に注目されるマナーを3つ紹介します。

  1. 周りが静かで落ち着いて面接が進められるかどうか
  2. 言葉使いが丁寧
  3. 面接が終わったら相手が電話を切るまで待つ

①周りが静かで落ち着いて面接が進められるかどうか

電話面接は、お互いの表情や仕草が見えず、声だけでのコミュニケーションとなるため、背景の雑音や外部の騒音は、相手にとって非常に気になる要素となります。

したがって、静かで落ち着いた場所で面接を受けることが重要です。騒がしい環境では、自分のアピール内容がうまく伝わらなかったり、面接官の話を何度も聞き返すことになりかねません。

最も理想的なのは自宅での面接ですが、それが難しい場合は、個室のワークスペースやレンタルスペースを利用するのも1つの方法ですよ。

②言葉使いが丁寧

通常の面接と同様に、電話面接でも言葉の選び方や話し方が非常に重要です。特に、声のトーンや話し方は面接官の印象を大きく左右します。

また、電話を通した声は、実際に話すときよりも声がこもって聞こえることがあるため、明るくハキハキとした話し方を心掛ける必要があります。

「えー」「あのー」といったフィラー表現は自信のなさを感じさせるため、極力避けましょう。

③面接が終わったら相手が電話を切るまで待つ

一般的なマナーとして、電話面接の終了時には面接官が電話を切るまで待つことが推奨されます。これは、面接官が最後の確認事項や指示を伝える場合があるためです。

また、面接官が電話を切るまで待つことで、礼儀正しく気配りができる一面をアピールできます。面接が終わった直後は、感謝の言葉を述べ、面接官の指示を待ちましょう。

焦らず、落ち着いて対応することで、最後まで印象が良くなりますよ。

電話面接の前にやっておきたい3つの対策

通常の面接同様、電話面接も事前の対策が必要です。ここでは、電話面接を成功させるための3つの対策を紹介します。

  1. 自己分析と企業分析を徹底する
  2. 予想できる質問には答えを用意しておく
  3. 履歴書や企業の資料は用意しておく

①自己分析と企業分析を徹底する

電話面接は、一次面接や初期段階の面接で行われることが多い傾向にありますが、その内容は対面の面接と大差ありません。しかし、面接官からの質問にしっかりと答えるためには、自己分析と企業分析は欠かせません

電話面接でも、自己紹介や自己アピールの機会が設けられることが多く、志望動機の説明も求められます。自分のキャリアやスキル・経歴を振り返り、しっかりと自己分析を行いましょう。

また、応募する企業の情報もしっかりと把握しておくことで、面接官への適切なアピールが可能となります。

②予想できる質問には答えを用意しておく

電話面接でも、面接官からの質問に即答することが求められます。特に、志望動機や自己PRなど、よく聞かれる質問には、事前に答えを用意しておくとスムーズに回答できます。

また、逆質問の機会も設けられることが多いため、面接官に質問したい内容もリストアップしておくと良いでしょう。

ただし、用意した答えをそのまま読み上げるのではなく、自然に話すことを心掛けてください。

③履歴書や企業の資料は用意しておく

電話面接では、手元に資料を準備して面接に望めます。面接官からの質問は、応募書類を基に行われることが多いため、履歴書や職務経歴書のコピーを手元に用意しておくと安心ですよ。

また、企業について質問されることも多いため、企業資料も手元に用意しておきましょう。

さらに、筆記用具を用意しておくことで、面接中に重要なポイントをメモできます。次回の選考の日程を決める際には、カレンダーやスケジュール帳を用意しておくとスムーズに日程調整が可能です。

電話面接では、手元の資料を適切に活用することで、より良い印象を与えられます。

電話面接でよく使うおすすめフレーズ3選

電話面接は表情や身振り手振りを使ってのコミュニケーションが取れないため、言葉の選び方が非常に重要です。

ここでは、電話面接でのコミュニケーションを、スムーズに進めるためのおすすめフレーズを3つ紹介します。

  1. 面接官に取り次いでもらうとき
  2. 声が聞き取りづらかったとき
  3. 了承の意を伝えるとき

①面接官に取り次いでもらうとき

電話面接の際、最初に面接官に取り次いでもらう時のやり取りは非常に重要です。この時点での印象がその後の面接の流れを左右することも。

面接官に取り次いでもらう際のフレーズは以下の通りです。

失礼いたします。

[自分の名前]と申します。
本日[時刻]より、電話面接の予定をいただいております。

お手数ですが、[面接官の名前]様にお取次ぎいただけますか?

自分の名前と面接の予定時刻を明確に伝えることで、スムーズに面接を開始できますよ。

②声が聞き取りづらかったとき

電話面接中、相手の声が聞き取りづらい場合や、一部の言葉を聞き逃してしまった場合は、適切に伝えましょう

聞き直す際のフレーズは以下の通りです。

恐れ入りますが、お電話が遠いようでして、もう一度伺ってもよろしいですか?

相手に対して丁寧に再確認を求めることで、誤解を避けられます

③了承の意を伝えるとき

面接中、面接官からの指示や情報を受け取った際、それを理解し了承したことを伝えることは非常に重要です。

了解の意を伝える際のフレーズは以下の通りです。

承知いたしました。
かしこまりました。

また、具体的な内容に対して了承の意を示す場合は、内容を簡単に繰り返してから「承知いたしました。」と伝えることで、双方の認識を確認できます。

電話面接で印象を良くするための話し方のコツ

電話面接では声のトーンや話し方が非常に重要です。ここでは電話面接で印象を良くするための話し方のコツを3つ紹介します。

  1. より明るく抑揚をつけて話す
  2. なるべくこまめに相槌を打つ
  3. フィラー表現を使っていないか特に気を遣う

①より明るく抑揚をつけて話す

電話を通じての声は、実際の声よりもこもって聞こえることが多いため、明るく抑揚をつけて話すことが重要です。

具体的には、質問に答える際や自己アピールをするときに、意識的に声のトーンを上げたり、ポイントとなる部分に抑揚をつけることで、相手に自分の意志や情熱を伝えられます。

また、明るい声は、相手にポジティブな印象を与えるメリットもありますよ。

②なるべくこまめに相槌を打つ

電話面接中は相手の反応が見えないため、面接官が「相手がちゃんと聞いているのか?」と不安を感じてしまうかもしれません。

そのため、相手の話をきちんと聞いていることを示すために、適切なタイミングで相槌を打つことが大切です。ただし、相槌を打つ際には、相手の話を遮らないように注意してくださいね。

具体的には、「はい」「そうですね」「承知いたしました」などの短いフレーズを使い、相手の話を尊重しつつ聞いていることをアピールしましょう。

③フィラー表現を使っていないか特に気を遣う

フィラー表現とは、「えー」「あのー」「えーと」などの会話の間に挟む言葉のことです。

フィラー表現は、自信のなさや迷いと捉えられることが多く、電話では特に耳につきやすいため、使用を避けた方が良いでしょう。

具体的な対策としては、面接前の準備段階で、よく使ってしまうフィラー表現を意識し、それを使わないように練習することが有効です。

また、答える内容を事前に考えてから話すことで、フィラー表現を使わずにスムーズに会話を進められます。

電話面接に効果的な練習方法を解説

最後に、電話面接を成功させるための効果的な練習方法を2つ紹介します。

  1. 友人やキャリアアドバイザーと模擬面接を行う
  2. 自分の喋りを録音して聞き返す

①友人やキャリアアドバイザーと模擬面接を行う

模擬面接は、実際の面接の流れを体験するための最適な方法です。友人やキャリアアドバイザーとの模擬面接を通じて、自分の弱点や改善点を明確にしましょう。

特に、電話面接では相手の反応が直接見えないため、自分の話し方や声のトーンに自信を持つことが重要です。模擬面接を繰り返すことで、自然な話し方や適切な声のトーンを身につけられます

②自分の喋りを録音して聞き返す

自分の声を録音し聞き返すことは、話し方や声のトーンを客観的に評価するために有効です。

電話面接では、相手に伝えたい内容を明確に伝えるための話し方や、相手に安心感を与えるための声のトーンが求められます。

録音を聞き返すことで、自分の話し方に無駄が多い、声のトーンが低すぎる、フィラー表現が多いといった問題点を発見し、改善できます。

電話面接でのマナーを学んで本番に臨もう

電話面接は対面の面接と異なり、表情や仕草が見えません。したがって、話し方や言葉選び、そして通常の面接と同様にマナーを守ることが重要となります。

事前に模擬面接などの対策を徹底して、自信を持って面接に臨みましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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