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福祉業界に興味のある就活生必見!業界の特色や主要企業について解説

福祉業界に興味はあるけど、どんな業界なのかよく分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、福祉業界の特色やトレンド、主要企業について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

福祉業界とは?業界の特色について解説

福祉業界は、高齢化社会の中でますますその重要性が増している分野です。身体が不自由な人や高齢者をサポートする業界として、多くの人々にとって欠かせない存在となっています。

ここでは、福祉業界の基本的な特徴や仕組み、さらには仕事内容について詳しく解説していきます。

  1. 福祉業界について
  2. 福祉業界の仕組み
  3. 福祉業界の仕事内容

①福祉業界について

福祉業界は、身体が不自由な人や高齢者など、生活のためのサポートが必要な人々を支える業界です。

日本の少子高齢化が進む中、福祉業界の需要は増大しており、人材の確保が急務です。しかし、業界の労働環境や給与に対する悪いイメージも存在します。

実際には、福祉業界での仕事は多くの人々から感謝されるものであり、社会や人々に貢献できるため、やりがいを感じられるでしょう。

②福祉業界の仕組み

福祉業界は、さまざまなサービスを提供している業界です。具体的には、居住サービスと施設サービスの2つの大きなカテゴリに分けられます。それぞれのサービスには、異なる特徴や目的があります。

  1. 施設サービス
  2. 居住サービス

①施設サービス

施設サービスは、特定の施設で提供されるサービスのことです。これには、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護療養型医療施設などが含まれます。

老人ホームや介護施設は、利用者の日常生活のサポートや健康管理が主な目的です。特に、介護療養型医療施設は、医療に特化したサービスを提供する施設として知られています。

②居住サービス

居住サービスは、利用者が自宅で生活しながら受けることができるサービスのことです。訪問介護や通所介護などがこのカテゴリに該当します。

訪問介護は、介護福祉士やホームヘルパーが利用者の自宅を訪れ、日常生活のサポートを行うサービスです。

一方、通所介護は、利用者が施設に通いながら、日常生活のサポートやレクリエーションを楽しめるサービスとなっています。

③福祉業界の仕事内容

福祉業界では、高齢者や身体が不自由な人々をサポートするための多岐にわたるサービスが提供されていますが、その仕事内容や役割は一般的にはあまり知られていません。

ここでは、福祉業界での主要な仕事内容について解説します。

  1. ケアマネジャー
  2. ホームヘルパー

①ケアマネジャー

ケアマネジャーは、高齢者や障害者の生活をサポートするための計画を立てる専門家です。利用者の生活状況や健康状態を詳しく把握し、最適なサービスや介護を提供するための計画を作成します。

具体的には、利用者の自宅を訪問し、必要なサービスや介護の内容を決定します。その後、関連するサービス提供者と連携を取りながら、計画に基づいたサポートを実施。

ケアマネジャーは、利用者の生活の質を向上させるためのキーパーソンとしての役割を果たしているのです。

②ホームヘルパー

ホームヘルパーは、高齢者や身体が不自由な人々の日常生活をサポートするプロフェッショナルです。

利用者の自宅を訪問し、食事の準備や掃除、洗濯などの家事サポートから、入浴や排泄の介助まで、幅広いサポートを提供します。

ホームヘルパーの仕事は、利用者が安心して自宅での生活を続けられるようサポートすることが主な目的です。そのため、利用者の生活習慣や好みを尊重しながら、適切なサポートを提供することが求められます。

福祉業界の置かれている現状を2つの観点から紹介

福祉業界は、社会の変化とともに進化し続ける分野であり、就活生にとっては多くのチャンスと課題が存在する業界と言えるでしょう。

福祉業界でのキャリアを考える際は、現状の理解とともに、未来の動向や変化にも目を向けることが重要です。ここでは福祉業界の現状を2つの視点から見ていきます。

  1. 高齢化による需要の拡大
  2. 深刻な人手不足

①高齢化による需要の拡大

日本は少子高齢化が進行中で、2025年には団塊の世代が70代に突入するとともに、高齢者の割合がさらに増加する見込みです。

高齢化の進行に伴い、高齢者のサポートが不可欠となり、福祉業界の需要は拡大の一途を辿っています。

具体的には、高齢者や身体が不自由な人々に対するサポートが増え、介護サービスや施設の利用者が増加しているのです。

福祉業界でのサービス提供は今後も増え続けることが予想され、業界全体の市場規模やサービスの幅も広がりを見せています。

②深刻な人手不足

一方で、福祉業界の需要拡大に伴い、深刻な人手不足が問題となっています。現在の福祉業界は、勤務時間の長さや身体的な負担などから、働く人々の負担が増大しているのが実情です。

人手不足を解消するため、政府は介護職員の給料の値上げやキャリアアップの支援、さらには外国人労働者の受け入れ拡大などの施策を進めています。

また、技術の進化により、ロボットを介護現場に導入する動きも見られ、これにより働き方や仕事内容の変革が期待されています。

福祉業界の3つのトレンド

ここでは、福祉業界の最新のトレンドや取り組みについて、初心者にもわかりやすく解説します。

  1. 「介護離職ゼロ」に向けた取り組み
  2. 医療との連携
  3. 外国人技能実習制度

①「介護離職ゼロ」に向けた取り組み

福祉業界では、急速な高齢化を背景に人手不足が問題となっています。この問題を解決するため、政府は「介護離職ゼロ」を目標に掲げ、介護職員の待遇改善を進めています

業界もこの流れに乗り、賃金の引き上げや昇給制度の導入、キャリアアップ支援など、従業員の待遇を向上させる動きが活発です。

また、ロボット技術の導入や外国人技能実習制度を利用した人材確保など、新しい取り組みも増えてきました。

②医療との連携

福祉業界と医療業界の連携は、高齢者の質の高いケアを提供するための鍵となっています。

例えば、2012年に創設された「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」は、訪問介護員と看護師が連携してサービスを提供するものです。

このような取り組みを通じて、医療機関との協力関係が深まり、より質の高いケアが実現されています。今後もこの連携はさらに強化されると予測されるでしょう。

③外国人技能実習制度

福祉業界では、外国人技能実習制度を利用して人手不足を緩和する取り組みが進められています。

外国人技能実習制度は、発展途上国からの外国人実習生を日本に受け入れ、技術や知識を学ばせることを目的とした制度です。

この取り組みにより、多様な文化や価値観を持つ人々が日本の介護現場で活躍することが期待されます。

福祉業界における主要企業3選

最後に、福祉業界における3つの主要企業と、それぞれの事業内容や企業理念を紹介します。

  1. ツクイ
  2. ベネッセホールディングス
  3. ニチイ学館

①ツクイ

株式会社ツクイは、デイサービスの日本最大手として評価されています。全国に約500の事業所を持ち、事業所の数も利用者数もトップクラスです。

この実績は、35年にわたる介護事業への情熱が生んだものです。質を追求し、顧客満足度の調査を定期的に実施するなど、サービス向上への取り組みが絶えません。

また、介護だけでなく、人材開発や通販、リース事業といった多岐にわたる事業を展開しています。企業理念は、地域に根付いて真心のこもったサービスを提供することです。

ツクイは社会に貢献しながら、福祉サービスの質を向上させることに絶えず取り組んでいます。

②ベネッセホールディングス

株式会社ベネッセホールディングスは、教育関連のサービスで広く知られる企業です。しかし、その活動範囲は福祉業界にも広がっています。

出版社としてのスタートから、通信教育の「進研ゼミ」を提供し、さらに福祉事業へと展開してきました。

その名の由来であるラテン語の“Benesse”は「よく生きる」という意味です。その理念に基づき、教育から福祉まで、人々がより豊かに生きるためのサポートを続けています。

福祉分野でも、一人ひとりの「よく生きる」をサポートする企業として、その活躍が期待されています。

③ニチイ学館

株式会社 ニチイ学館は、医療や介護、保育、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を手掛ける企業です。創業の背景には、医師の保険請求業務の負担を軽減したい思いがありました。

そして、在宅介護事業を中心に展開し、多様な分野にその活動を広げています。企業としてのモットーは「誠意」「誇り」「情熱」です。

特に、「やさしさを強さにしたい」をスローガンに掲げ、人とのつながりを大切にする姿勢を貫いています。

福祉業界について理解を深めて今後の選考に繋げよう

ビジネスマン

高齢化が進む現代日本において、福祉業界の重要性は日に日に増しています。福祉業界での仕事は多くの人々から感謝されるものであり、大きなやりがいを感じられるものです。

労働環境や給料には課題もありますが、業界や政府が改善に取り組んでいます。今後ますます需要が拡大することが予想されるので、興味がある方はぜひ検討してみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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