「書類選考結果の電話がなかなか来なくて不安」「電話で上手く対応できる自信がない」このようなお悩みをお持ちの人も多いでしょう。
本記事では、書類選考の電話が来た時の対応方法や連絡が来る時期、電話が来ない理由について解説します。
電話対応のマナーや、書類選考の電話に関する不安の解消につながる内容を取り上げていますので、ぜひ最後までお読みください。
企業からの電話に出られなかった時の対処法を知りたい方はこちら
書類選考結果の電話は合格の可能性が高い
書類選考の結果は一般的に電話またはメールで届きます。この2つの方法のうち、電話で来る場合は合格の可能性が高い傾向にあります。
電話は一対一で会話をする必要があり、時間と手間がかかるもの。一方で、メールは文面の使いまわしが可能な上にリアルタイムでの会話が不要なため、電話よりも労力を抑えられる方法です。
電話とメールを比較すると電話の方が遥かに大きな労力を要します。不合格を伝える手段として、わざわざ労力が大きい電話を選ぶとは考えにくいですよね。
したがって、書類選考結果の連絡がメールではなく電話で来る場合、合格の可能性が高いといえるでしょう。
書類選考の連絡が来る時期

企業によって異なるため一概には言えませんが、書類選考の連絡が来る時期について、以下の2つの傾向が挙げられます。
- 1~2週間でくる
- 合格者は連絡が早い
それぞれ詳しく解説します。
1~2週間でくる
書類選考の結果の連絡は、書類の提出期日(締め切り)から1~2週間で来るケースが多いようです。
新卒採用の場合は書類提出を締め切ってから選考を進めるのが一般的となります。そのため就活の場合、書類提出から1~2週間ではなく、書類提出の期日から1~2週間後が連絡が来るタイミングといえるでしょう。
書類選考の結果通知について「締め切りから○日以内に連絡」と明記している企業もあります。結果通知のタイミングについては、事前に採用サイトや募集要項の確認もしておきましょう。
また、連絡までの日数は一般的に営業日ベースで計算します。営業日ベースで10日以内と指定がある場合、単純な10日後ではなく、休業日を除いて10日後が連絡期日となります。
合格者は連絡が早い
一般的に、書類選考の合格者は連絡が早い傾向にあります。企業は採用予定数の確保や次の選考の調整を行うため、合格者への連絡を優先するからです。
とはいえ、連絡が遅いから不合格・連絡が早いから合格とは限りません。たとえば書類選考の合格者が辞退したため、別の人を合格にするケースでは、必然的に結果通知が遅くなるでしょう。
また、単純に応募者が多いため選考に時間がかかっている可能性もあります。合格者への連絡が早い傾向はあるものの、連絡が遅いからといって諦める必要はありません。
書類選考の電話が来ない理由 2つ

書類の提出期日から1~2週間経っても電話が来ない場合に考えられる理由として、以下の2つが挙げられます。
- 応募者が多い
- 不合格者に連絡しない
それぞれ詳しく解説します。
①応募者が多い
先着順の人数制限を設けない限り、多くの企業において、応募人数に明確な上限はありません。そのため想定よりも応募者が多く、膨大な量の書類が届く可能性もあります。
応募者が多ければ書類の量も多くなり、書類のチェックに要する時間も長くなります。当然、書類選考の結果が出るのも遅くなるでしょう。
このように、選考結果の電話が来ない理由として、応募者が多く書類選考そのものが長引いている可能性が挙げられます。
②不合格者に連絡しない
書類選考の合格者に連絡しないとは考えられません。そのため、しばらく待っても選考結果の連絡が来ない場合は不合格と考えた方が良いでしょう。
応募者が多い場合、合格・不合格に関係なく応募者全員に選考結果を連絡しようとするとかなりの時間と手間がかかります。そのため書類選考の結果について、合格者のみに通知する企業も多く存在します。
「書類選考の連絡が来る時期」で、書類選考の連絡は提出期日から1~2週間で来ると紹介しました。書類の提出期日から2週間以上が経っても連絡が来ない場合、不合格の可能性が高いと考えられます。
書類選考の電話が来た時の答え方3つ

書類選考の電話が来た時の答え方について押さえたいポイントとして、以下の3点が挙げられます。
- ハキハキと聞きやすいボリュームで話す
- 連絡をしていただいた感謝を伝える
- 情報はメモをとり復唱して確認
電話での話し方やマナーを守れているかどうかも、企業側へ与える印象を大きく左右する要素です。3つのポイントについてそれぞれ詳しく解説します。
①ハキハキと聞きやすいボリュームで話す
電話では、聞き取りやすいボリュームでハキハキと話すことが大切です。
電話は相手の姿が見えず、声だけでコミュニケーションをする必要があります。そのため対面で会話する場合よりも、話し方が与える影響が大きくなりがち。企業側に好印象を与えるためには、ハキハキとした明るい話し方を意識しましょう。
また、電話は自分が思っている以上に音声がこもりやすいです。普段の会話よりも少し大きめのボリュームを意識して聞き取りやすい話し方にしてくださいね。
② 連絡をしていただいた感謝を伝える
電話の冒頭で伝えるべき内容として、自分の名前や所属といった基本情報、そして連絡をしていただいたことへの感謝が挙げられます。
はじめに紹介したように、書類選考の結果の連絡が電話で来る場合は合格の可能性が高いと考えられます。つまり、電話を受けた後も選考が続くのです。
そのため、電話対応の段階でなるべく好印象を与えるのが理想ですね。感謝の気持ちをしっかり伝えられれば、誠意や熱意のアピールもでき、好印象の獲得につながるでしょう。
③情報はメモをとり復唱して確認
書類選考の結果連絡の電話では、多くの場合に次のフロー(面接)に関する説明や日程調整も行われます。情報は必ずメモをとり、大切な内容は復唱して確認もしましょう。
メモや復唱をせずに対応しようとすると、どうしても情報の取りこぼしや認識のズレが生じやすいです。後に改めて確認するのは相手方の迷惑になる上、悪印象を与えてしまう恐れがあります。
後で読み返せるようメモを取るのはもちろん、認識のズレを防ぐためには復唱も行う必要があります。
企業からの電話に出られなかった場合にすべき2つのこと

企業からの電話に出られなかった場合でも、基本的にはその後すぐに適切な対応をすれば問題ありません。電話に出られなかった場合に何もせず放置するのは厳禁です。
企業からの電話に出られなかった場合にすべきこととして、以下の2つが挙げられます。
- 素早く折り返す
- 留守電 やメールを確認
それぞれ詳しく解説します。
①素早く折り返す
企業からの電話に気付いたら、なるべく早く折り返しの電話をしましょう。
とはいえ、こちらのタイミングで折り返す以上、電話をする際の環境や相手方の都合も考える必要があります。折り返し連絡の際に注意するべきポイントは、以下の3点です。
- 周囲が静かな環境で電話をかける
- 企業の営業時間内にかける
※電話に気付いたのが営業時間終了後の場合、翌営業日のなるべく早い時間帯にかけるのが理想です。 - 忙しい時間帯や昼休みの時間帯は避ける
※相手方の迷惑にならないよう、始業や終業の間近など忙しい時間帯は避けましょう。また、担当者不在の可能性が高い昼休みの時間帯も避けるのが無難です。
②留守電 やメールを確認
折り返しの電話をする前に、まずは留守電やメールを確認する必要があります。留守電で必要な情報を残してくれているケースや、電話に出られなかった人には別途メールを送っている可能性があるためです。
留守電やメールで必要な指示をしているにも関わらず折り返しの電話をしてしまうと、企業にとって二度手間になってしまう恐れがあります。
企業の指示内容によっては、電話ではなくメールでのやり取りの方が良いケースもあります。留守電やメールのメッセージを確認した上で、折り返しの必要性を判断しましょう。
書類選考の電話連絡に注意しよう
書類選考の結果が電話で来る場合は合格の可能性が高いと考えられます。落ち着いて電話対応ができるよう、電話が来る時期の目安や話し方のポイントを押さえておくと安心です。
もし電話に出られなかった場合、まずは留守電やメールを確認し、必要であれば素早く折り返しをしましょう。
今回紹介した内容を、ぜひ書類選考の電話連絡に活かしてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。