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【公務員試験の面接対策】よくある質問や回答例文を紹介

公務員試験では面接内容が重視される傾向があり、事前の準備が重要です。しかし、面接ではどのような質問をされるのか分からず、対策に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、公務員試験の面接でよくある質問や回答例文を紹介します。

面接の種類別の特徴や合格するための方法も解説するため、公務員試験の面接対策で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

公務員試験の面接の重要性

公務員試験の面接は、筆記試験を突破した合格者に対して実施されます。公務員試験では筆記試験よりも面接を重視する傾向があり、面接が公務員試験突破の鍵といっても過言ではありません。

質問内容は志望動機や自己PRのほか、自治体を選んだ理由や人物像を探る質問が定番です。

公務員試験では特に人物像を重視している傾向があるため、公務員に求められる人物像を掘り下げておくことも大切です。

また、面接の形式も自治体や部署によって異なり、個人や集団などさまざまな面接方法を想定しての対策が欠かせません。

1回だけではなく2〜3回面接を行うケースもあるため、最終面接まで気を抜かずに面接対策を行いましょう。

公務員試験の面接の種類とは

話し合うビジネスマン

公務員試験の面接は以下の形式での実施が代表的です。

  1. 集団面接
  2. 個人面接
  3. グループ ディスカッション

面接の種類によって特徴が異なるため、それぞれの特徴を把握したうえでの対策が必要です。それぞれどのような特徴があるのかを解説します。

①集団面接

集団面接は、複数の受験者と一緒に面接を受ける形式です。受験者は3〜6人に対して面接官は2〜3人程度で、質問に対して受験者は順番に回答します。

回答の順番は指名制や挙手制で決められ、挙手制の場合は積極的に手を挙げたほうが好印象を与えられるでしょう。

集団面接では限られた時間のなかで複数の受験者が回答する必要があります。そのため、端的に回答してほかの受験者の時間を奪わないように注意が必要です。

また、自分が回答していない間の態度も見られているため、ほかの受験者の話を聞く姿勢にも注意しましょう。

②個人面接

個人面接は1人で面接を受ける形式です。面接官は複数人のケースがほとんどで、事前に提出したエントリーシートや面接カードなどの資料をもとに行われます

集団面接よりも志望理由や人物像を深掘りした質問をされる傾向があるため、自己分析やエントリーシートと矛盾がないような回答例の準備などが大切です。

回答内容を深掘りする質問をされても矛盾なく答えられるように準備をしておきましょう。

また、面接中は回答内容のほか、面接中の態度や対応力などもチェックされています。想定しなかった質問をされた場合にも落ち着いて対応し、常にハキハキと話すことに注意しましょう。

③グループディスカッション

公務員試験の面接では、複数の受験者と討論するグループディスカッションが行われるケースもあります。

4〜8人ほどの受験者でグループになり、議題に対して討論し意見をまとめて発表する形式です。

グループディスカッションでは、議論へ積極的に参加しているかやほかの受験者と協力できているかなど討論中の様子がチェックされています。

受験者の協調性やコミュニケーション能力が試されているため、グループのなかで目立とうとするのではなく協力する姿勢を持つことが大切です。

公務員試験の面接を合格する方法3つ

書類に書き込む人

公務員試験の面接に合格するためには、以下の3つのポイントをおさえて対策を行うことが大切です。

  1. 公務員に求められる人物像をアピール
  2. 面接カードの対策をする
  3. 面接練習を重ねる

公務員に求められる人物像は民間企業とは異なるため、それをふまえた面接対策が必要です。具体的にどのようなポイントをおさえるべきなのかをみてみましょう。

①公務員に求められる人物像をアピール

公務員試験の面接に合格するためには、公務員に求められる人物像をアピールしましょう。

会社にとって有益な人材を確保しようとする民間企業とは異なり、公務員試験では人当たりの良さや協調性、規律を重視する人が好まれる傾向があります

そのため、公務員に求められる人物像と自己分析の掘り下げを行うことが大切です。

協調性やコミュニケーション能力など、公務員に必要とされる能力や求められる人物像に合致したアピールポイントを探しましょう。

②面接カードの対策をする

公務員試験の面接では、面接カードの対策も必要です。面接カードは面接試験の前に提出する書類であり、経歴や自己PRなどを記載します。

このカードをもとに面接が進められるため、読む相手を意識し、読みやすくまとまった文章を書くことが大切です。

また、カードの記載内容と面接時の回答に矛盾が出ないように注意しましょう。面接カードを適当な内容で埋めてしまうと、面接時に深掘りされた際にうまく回答できないといった事態になりかねません。

面接カードには面接時に深掘りする質問されても答えられるよう、本番を意識した内容を記載しましょう。

③面接練習を重ねる

面接練習を重ねることも、公務員試験の面接に合格するために必要です。先述したとおり、面接では回答内容だけではなく回答時の態度や対応力も見られています。

面接で過度に緊張せずハキハキと答えられるよう、面接の雰囲気に慣れるための練習を行いましょう

友人や家族などに面接官役になってもらい、実際の面接に近い形式での練習がおすすめです。本番に近い環境で行うことで、面接の空気に慣れ、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。

また、練習の様子を動画で撮影しておくと、自分の返答の仕方や態度を客観的に確認できます。動画を見返すことで、回答時の声の大きさや無意識の癖などを意識的に直せるでしょう。

公務員試験の面接で聞かれる質問&回答例4つ

書類を書く人

公務員試験の面接でよく聞かれる質問は以下の4つです。

  • 質問①志望理由は?
  • 質問②公務員になってやりたいことは?
  • 質問③この地域を選んだ理由は?
  • 質問④自分が今までで一番頑張ったことは?

よく聞かれる質問だからこそ、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。各質問の回答例と回答をつくる際のポイントを解説します。

質問①志望理由は?

志望理由は面接で聞かれる可能性が高い質問です。志望理由では志望度の高さを示しましょう

志望理由がありきたりではほかの受験者との差がつけられず、面接官の印象に残らない可能性があります。具体的なエピソードも交えた自分なりの志望理由を考えましょう。

私が〇〇県の魅力を国内外に発信し、〇〇県の発展に貢献したいと考え公務員を志望しました。
私は中学生の頃から地域振興に興味があり、大学では、観光資源を活用した地域振興について学んでいます。そのなかで実際に〇〇県の地域振興課の方や旅行会社の方とともに、国内外に向けた観光プランの立案とツアーの実施を行いました。
その際、地域振興課の方々が地域の魅力的な観光スポットやおすすめのルートなどを次々と提案してくださったお陰で、無事ツアーを成功させることができました。
この経験から、地域の発展につなげようと真摯に取り組まれていた地域振興課の方々のように、地域に貢献できる人材になりたいと考えています。

質問②公務員になってやりたいことは?

「公務員になってやりたいこと」では、公務員として働く姿を具体的にイメージして回答をつくりましょう

「なぜ民間企業ではなく公務員を選んだのか」という質問もよく聞かれるため、「公務員になってやりたいこと」と併せて、あらかじめ回答を準備しておくとよいでしょう。

私は、地域の福祉に関する業務に従事したいと考えています。地域の人々がより豊かに安心して暮らせる地域づくりをするためには、福祉に関する業務は欠かせません。
少子高齢化が進むなか、今後地域が発展していくためには高齢者向けの福祉だけでなく、子ども向けの福祉の充実も必要だと考えています。また、子育て世代や障害者への支援など、幅広い世代やさまざまな事情を抱えた方への福祉も必要です。
このように広く住民福祉に携われるのは公務員だからこそできることであり、福祉の充実は魅力的な地域づくりにもつながると考えています。
公務員になった際には、住民の声に耳を傾け、必要としている人へ的確な支援が行えるように尽力して参ります。

質問③この地域を選んだ理由は?

「地域を選んだ理由」では、自治体に対する理解を深めたうえで回答をつくりましょう

「生まれ育った故郷の発展に貢献したい」という内容では、ありきたりすぎると思われる可能性があります。自治体に対する自分なりの思いを込めた回答をつくりましょう。

私が〇〇市を志望した理由は、自身の故郷であると同時に、御所の街づくりに対する考え方や政策に共感したからです。私は、地域が発展していくためには公共の支援を充実させることが重要だと考えています。大学では自治体の公的支援に関する勉強をしており、〇〇市の政策についても学びました。
〇〇市では子どもの医療費や学費の支援のほか、介護に関する支援など、幅広い世代に向けてさまざまな支援を行っています。住民の抱える問題に真摯に向き合い、寄り添った支援を次々と実行しており、私自身もそれらの業務に携わりたいと思い、この度志望致しました。
入職した際にはより〇〇市の公的支援に関する業務に携わり、より住民の方々にとって住みよい地域となるように貢献したいと考えています。

質問④自分が今までで一番頑張ったことは?

「自分が今まで一番頑張ったこと」では、自分の強みや人柄が伝わるような回答をつくりましょう

回答をつくる際には、公務員に求められる人物像を意識することが大切です。公務員に向いているかどうかを見られているため、具体的なエピソードを交えながら人柄が伝わるように意識しましょう。

私が今までで一番頑張ったことは、大学1年生から続けているカフェのアルバイトです。観光地に近い立地にあるため、地域の方々のほか、観光客の方も多く訪れます。外国からの観光客の方も多く、接客時には英語での対応も必要です。
アルバイトを始めた当初は英語が苦手だったため、英語での席の案内や注文といった基本的なこともできませんでした。それによりお客様を困惑させてしまうこともあり、このままではだめだと英語の勉強をしました。最初は必要な英語を丸暗記することからはじめ、より自然な受け答えができるようさらに勉強し、現在では英語でも問題なく接客できるようになりました。
入職した際にも、困難な状況にもしっかりと向き合い、より良くしていくために努力し続けることで御所の業務に貢献したいと考えています。

公務員試験の面接での注意点2つ

メモを書く人の手

公務員の面接では他の受験者との差をつけることが大切です。そのためには、以下の2つに注意しましょう

  1. 正しい言葉遣いをする
  2. 志望動機を明確にする

それぞれどのように注意すべきなのか、具体的に解説します。

①正しい言葉遣いをする

公務員試験の面接の際には、正しい言葉遣いをするように注意しましょう。面接では態度や人柄がみられており、言葉遣いもチェックされているポイントです。

面接官に好印象を持ってもらうためには、礼儀正しく社会性のある人だと認識してもらう必要があります。回答内容が良くても言葉遣いに誤りがあればマイナスの評価を受けてしまいかねません。

面接官によってはフランクな話し方で質問するケースもありますが、相手につられず、です・ます調で回答し、必ず正しい敬語を使うよう心がけましょう。

②志望動機を明確にする

公務員試験の面接では、志望動機を明確にすることも意識しましょう。特に明確な志望動機はなく、なんとなく公務員試験を受けている学生は多くいます。

志望動機が曖昧では、なんとなく受験している学生の一人だと思われてしまいかねません。

明確な志望動機を回答できれば、志望度の高さや自身のやる気をアピールでき、周りと差をつけられるでしょう。

明確な志望動機を考えるには、自己分析や志望する地域への理解を深めることが大切です。事前にしっかりと準備をして、明確な志望動機を回答できるようにしておきましょう。

公務員試験の面接対策をして合格率をあげよう

公務員試験では面接が重視されており、合格するためには事前の面接対策が欠かせません。よく聞かれる質問やその回答例を考えるほか、実際の面接に近い雰囲気での面接練習も行いましょう。

周囲の学生と差をつけるには、求められる人物像の把握や志望動機の掘り下げも必要です。

ほかの受験者に埋もれてしまわないよう、公務員に求められる人物像を把握し、自分なりの回答をつくりましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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