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履歴書のクラブ活動欄の書き方|文化・スポーツ別に例文も紹介

「履歴書にスポーツ・クラブ活動・文化活動の欄があるけれど、何を書けば良いか分からない…」「クラブ活動で特別な功績を残していないので書けない…」。このような悩みを抱える就活生の方も多いのではないでしょうか。

クラブ活動欄では、競技の実績だけではなく、クラブ活動から得た学びを伝えることも重要です。そこで今回は、履歴書のクラブ活動欄について下記内容を主に解説します。

  • クラブ活動欄でアピールすべき強み
  • クラブ活動欄の書き方
  • クラブ活動欄に書くことがない場合の対応

加えて、クラブ活動欄の例文を文化・スポーツ別に紹介しますので、この記事を参考に、履歴書のクラブ活動欄を充実させ、しっかりとアピールしていきましょう。

履歴書のクラブ活動(文化・スポーツ)でアピールすべき強み4つ

まずは、履歴書のクラブ活動欄でアピールすべき強みについて解説します。採用担当者は、履歴書のクラブ活動欄で競技の結果だけを見ている訳ではありません。

履歴書のクラブ活動欄では、どのようなことがアピールできるのかを理解しましょう。

  1. 協調性
  2. 最後までやり遂げる力
  3. リーダーシップ
  4. 忍耐力

①協調性

履歴書のクラブ活動欄を用いれば、協調性をアピールできます。クラブ活動は、多くの場合、数人以上の部員と一緒に活動しているはずです。

活動対象が団体競技であれば、チームワークを良くするのは必要不可欠。個人競技の場合であっても、部員同士で情報交換をしたり、応援しあったりして活動をしていたはずです。クラブ活動では、部員同士で協力しあうことで、協調性が養われます。

どの職場でも、大きな成果を成し遂げるためには、周囲の人との協力が必要です。したがって、協調性が感じられるアピールは、採用担当者に響きます。

②最後までやり遂げる力

クラブ活動欄から、最後までやり遂げる力のアピールも可能です。クラブ活動では、楽しいことばかりではなく、苦しく感じたこともあったでしょう。

「いくら練習しても上手くできない…」「強豪校に全然勝てない…」。このように挫折しそうになり、クラブ活動を辞めたいと思った人もいるのでは。それでも、諦めずに在学中続けられたことは、最後までやり遂げる力の証明となるでしょう。

企業も最後までやり遂げる力を持つ人材を必要としています。クラブ活動欄を通して、困難な状況でも諦めず成果を出せる即戦力であることをアピールしていきましょう。

③リーダーシップ

クラブ活動の経験から、リーダーシップのアピールも可能です。

もし、クラブ活動で部長やキャプテンを任されていたのであれば、リーダーとしての経験値が評価されます。

特に決められた役割はなく、部員の1人として活動していた場合でも、自分が積極的にチームへ働きかけたエピソードがあれば、リーダーシップを評価してもらえるでしょう。

企業は主体的で積極的な姿勢がある人材を求めています。クラブ活動で、リーダーシップを発揮した経験を探してみましょう。

④忍耐力

クラブ活動の経験から、忍耐力のアピールもできます。クラブ活動では、自分の思うように上手くいかず、我慢が必要な時もあったはずです。

スポーツ系のクラブ活動であれば、怪我で練習できなかった時期を経験した人もいるのではないでしょうか。文化系のクラブ活動であれば、予算が下りず、活動が制限されてしまった経験もあるかもしれません。

仕事においても、自分の思い通りにいかない状況はあります。そのため、状況の変化や困難な場面でも、忍耐力があり、長期的に働ける人は評価されやすいです。

履歴書のクラブ活動(文化・スポーツ)欄を書くコツ3つ

続いて、履歴書のクラブ活動欄の書き方のポイントについて解説します。クラブ活動の経験を通して自分をアピールするためには、書き方が重要です。

履歴書のクラブ活動欄を書く際は、下記3つのポイントを押さえましょう。

  1. 経験内容と学んだことを書く
  2. 具体的なエピソードを選定する
  3. 結論を明確にする

①経験内容と学んだことを書く

履歴書のクラブ活動欄を通してアピールするためには、経験内容と学んだことの両方が必要です。練習内容や試合結果といった活動内容は多くの方が漏れなく書いていますが、これだけでは十分なアピールにはなりません。

採用担当者が一番知りたいのは、活動を通して候補者が何を学んだかです。「毎日の練習で上達を実感し、継続の大切さが分かった」や「仲間と一緒に協力し競合校に勝った経験から、チームワークの大切さを学んだ」といった候補者がクラブ活動を通して得たものが重要視されます。

そのため、履歴書のクラブ活動欄には、経験内容とセットで学んだことを書くようにしましょう

②具体的なエピソードを選定する

クラブ活動を通してアピールするためには、具体的なエピソードを選定しましょう。

誰にでも当てはまる一般的なクラブ活動内容を書いても、採用担当者は何も評価できません。

部活動で候補者がどんな課題に直面し、どう乗り越えたかといったエピソードが分かれば、実際の仕事の場面にも置き換えてイメージができます

抽象的な内容は信憑性にも欠けるため、あなたが実際に体験したエピソードを具体的に伝えましょう

③結論を明確にする

クラブ活動での経験をアピールする際は、結論を明確にして伝えるようにしましょう。ここで言う結論とは、クラブ活動での結果のことです。

「全国大会出場」や「大学リーグ優勝」など、定量的な結果があればそれを書きましょう。もし、クラブ活動で大きな功績が残せなかった場合は、「自分の行動によってチームがやる気になった」「自分の声かけでチームが団結した」といった定性的な結果でも大丈夫です。

候補者の行動により、どのようなゴールに行き着いたのかといった、結論を明確に書くようにしましょう。

履歴書のクラブ活動欄の例文4つ|文化・スポーツ別に紹介

続いて、履歴書のクラブ活動欄に記載する例文をご紹介します。

文化クラブ、スポーツクラブの両方の例を掲載しますので、ご自身が所属していたクラブに近い例を参考に、クラブ活動欄を用いてアピールできる文を書きましょう

例文①文化クラブ

私は大学で吹奏楽サークルに所属し、サックスを演奏しておりました。高校3年生の時、友人にサックス奏者のコンサートへ連れて行ってもらったのがきっかけです。

最初は、今まで楽器を演奏したことがなかったため、楽譜も読めず、十分に音を出すことも出来ませんでしたが、先輩部員に丁寧に教えてもらい、毎日、家に帰ってからも1時間以上練習を続けたことで、大学1年の冬には吹奏楽サークルの演奏会に出させてもらいました。その後も練習を続け、大学3年時には目指していたコンクールに出場し、金賞を受賞できました。

私は吹奏楽サークルを通して、上手くいかないことでも、腐らず、忍耐強く努力を続ければ、目標達成できることを学びました。仕事で、もし不得意な業務があっても、忍耐強く努力して乗り越えていきたいと考えています。

この例文では、未経験からの挑戦を通して得た、「忍耐力」をしっかりとアピールできていますね。

例文②文化クラブ

私は大学で天文部に所属していました。父が星を見るのが好きで、小さい頃に望遠鏡の使い方を教えてもらったことがあり、いつか本格的に天体観測をしたいと思っておりました。

私が生まれ育った石川県では、星が綺麗に見えるポイントが多数あるため、この良さを広めていくことをクラブ活動の目標にしていました。

当初、部員は私と友人の2名からのスタートでしたが、天文部の活動を広げるため、より多くの部員を集めたいと思い、積極的に星を見るイベントを企画したり、SNS活動を続けたりすることで、大学3年時には部員を20名まで増員できました。部員が増えたことにより、活動内容も拡充し、より多くの方に石川県から見える綺麗な星に感動してもらえました。

部員が集まらず、サークルの存続すら危ぶまれる時期もありましたが、最後までやり遂げることで当初の目標を達成できました。仕事においても、困難な場面でも最後までやり遂げ、目標を必達していきたいと考えています。

この例文では、具体的なエピソードをもとに、最後までやり遂げる力を強くアピールできていますね。

例文③スポーツクラブ

私は大学時代、バスケットボール部に所属していました。私が通う⚪︎⚪︎大学は、バスケットボール部の競合校として有名で、高校で結果を出した学生が多数集まっていました。

しかし、1年生が出場する試合では、個々の能力は高いもののチームとして機能せず、中々、思うような結果が出せませんでした。そこから、チームメンバーでの話合いの時間を増やし、相手が受けやすいパスや、相手がいて欲しいと思うポジションを考え、実行するようにしました。その結果、チームとしての歯車が噛み合い、大学2年時には全国大会へ出場できました。

この経験から「自分のためにチームがあるのではなく、チームのために自分がいる」ことを深く学びました。仕事においても協調性を大事にし、個人の成果はもちろんですが、チームとしても成果を出せるよう努力していきたいと考えています。

この例文では、プロセスと結果の両方がしっかりと書かれており、協調性を学んだことが十分に伝わりますね。

例文④スポーツクラブ

私は大学でテニス部の部長を務めておりました。私が部長を任された当初は、対外試合で7連敗しており、部員のやる気も低下している状態でした。練習を休みがちな部員も多く、練習に本気で打ち込めていないという課題を抱えていました。

私は部の雰囲気を変えたいと思い、まずは私が率先して練習に打ち込み、私自身が対外試合に勝利することを目標に掲げました。そこから部員の誰よりも練習し、試合相手の研究を徹底的に行い、試合で勝利し連敗をストップできました。

私の練習姿勢や試合結果から他の部員のやる気が少しづつ変わり、さらに、やる気をだした部員の影響を受け、他の部員の行動も変わるといった良い連鎖が起きました。

この経験から、チームを変えるためには、まずは自分がリーダーシップを持って積極的に動くことが大切であると学びました。仕事においても、他者頼りにするのではなく、リーダーシップを持って行動していきたいと考えています。

この例文では、自らの率先した行動によってチームを変えたエピソードから、強いリーダーシップ性を期待できますね。

履歴書のクラブ活動欄(文化・スポーツ)に書くことがない場合

「クラブ活動で特に大きな功績を残してないので何も書けない…」「大学ではサークルに入っていないので、何も書くことがない…」。このような就活生もいるでしょう。

もし、クラブ活動欄に大学生活のことを書けなければ、高校・中学のクラブ活動の内容でも大丈夫です。人柄を知ることが一番の目的のため、具体的なエピソードが書ければ、大学以前のものを書いても問題ありません。

また、本格的な活動をしていない方でも、部員とのコミュニケーションや、努力したこと、自分が創意工夫をした取り組みなどがあるはずです。煌びやかな結果がなくても、得た学びが見える内容であれば、採用担当者は評価してくれるでしょう。

履歴書のクラブ活動欄で学んだことをアピールしよう

今回は、履歴書のクラブ活動欄を用いてアピールする方法について解説しました。

クラブ活動で得た学びは、社会人として仕事に就いてからも活かせることが多数あります。

クラブ活動欄を用いて、仕事での活躍を期待できるような内容をアピールしていきましょう

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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