就活において、重要な要素のひとつである学歴。「学歴フィルター」という言葉があるように、学歴は就活の結果に少なからず関係しています。
その中で「学歴がないと就活で不利になるのかな?学歴がない場合、どんな就活対策をすればいいんだろう?」と悩みますよね。
そこで本記事では、就活と学歴の関係について徹底解説します。
記事後半では、学歴を重視する企業の特徴や、学歴がない場合にやっておくべき就活対策も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
就活に学歴は関係するのか

就活において、学歴は重要な要素のひとつです。実際、応募者の学歴を基準にして選別する「学歴フィルター」を採用している企業もあります。
ただし、必ずしも学歴が採用の全てに影響を及ぼすわけではありません。なぜなら、業界や企業によって、学歴の重みは異なるからです。学歴がないからといって、あきらめる必要はありません。
大切なことは、自分が志望する企業をよく理解し、その価値観にあわせて対策することです。学歴だけでなく、努力やスキルをアピールすることで、就職活動の成功は十分達成できます。
企業が学歴フィルターをかける2つの目的

そもそも、なぜ企業は学歴フィルターをかけるのでしょうか?その目的を2つ紹介します。
- 採用の効率化
- 受験期の努力を評価
①採用の効率化
企業が学歴フィルターを使う目的のひとつは、採用プロセスを効率化することです。特に、多数の応募者を審査する大企業は、採用活動の効率化のために学歴フィルターをかける傾向があります。
学歴は、学生の能力を示す重要な手がかりです。学歴がある学生は自己管理能力が高く、課題に真剣に取り組み、目標を達成する能力があるとみなされるのです。
そのため、特定の学歴を持つ人を選別することで、適切な学生をスピーディに見つけているのです。
②受験期の努力を評価
受験期の努力を評価することも、学歴フィルターをかける目的のひとつです。学歴は、一定の学業成果を達成するために必要な努力と忍耐力を示す指標と見なされます。
企業は、学歴によって学生の学業に対する意欲や適性を判断し、学業成果が求めるスキルや職務遂行に適しているかどうかを評価することがあります。
これにより、学生の学習能力や専門知識を推測し、採用において適切な人材を選べるのです。
学歴を重視する企業・しない企業の特徴

冒頭で、就活の採用で学歴を重視するかどうかは企業によって異なると紹介しました。では、どのような企業が学歴を重視し、逆にどのような企業が重視しないのでしょうか?それぞれ解説します。
- 【学歴を重視する企業】大手企業
- 【学歴を重視しない企業】ベンチャー企業・中小企業
①【学歴を重視する企業】大手企業
大手企業は、学歴を重視する傾向にあります。理由の1つは、先ほども紹介した通り採用活動を効率化できるからです。大手企業は志望者も多いため、全員を面接することが難しくなります。
そこで、学歴を一定の基準とすることで、採用を効率よく行っているのです。
②【学歴を重視しない企業】ベンチャー企業・中小企業
ベンチャー企業や中小企業は、学歴を重視しない傾向にあります。なぜなら、ベンチャー企業は学生のポテンシャルやスキルを重視する傾向にあるからです。
学歴だけでなく、個人の柔軟性や創造性を重視することで、多様な視点を持つ人材を採用しています。
また、ベンチャー企業は成長過程にあるため、限られた予算とリソースで事業を展開しています。このような状況では、学歴よりも個人のスキルや経験のある学生を採用し、効率的に成果を出すことが求められます。
就活で学歴より評価される2つのポイント

次に、就活で学歴より評価される2つのポイントを紹介します。学歴に自信がない人は、この2つを磨いてみましょう。
- コミュニケーション能力
- ポテンシャル
①コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、就活において学歴より評価される重要なポイントです。
優れたコミュニケーション能力を持つ人材は、チームでの協力や顧客との信頼関係構築に優れ、ビジネスの成果に貢献できるからです。
面接や選考過程では、適切な言葉で自己表現し、相手の意見を理解する姿勢が重視されます。自ら率先してコミュニケーションを図り、協調性を持つ姿勢は、企業において求められる価値あるスキルとなるでしょう。
②ポテンシャル
ポテンシャルは、学歴以外で就活において重要になる要素です。これは、個人の成長や将来の可能性を示すものであり、自己成長意欲や柔軟性、学習能力などが含まれます。
企業は、長期的な視点で人材を評価しています。ポテンシャルを示す方法として、実績や経験だけでなく、個人のアウトプットや挑戦、自己啓発の取り組みなども重要視されます。
自己PRやエントリーシートにおいて、ポテンシャルをアピールすることが、学歴だけではない魅力的な個性を示す手段となるでしょう。
学歴に自信がない人向けの就活対策4つ

最後に、学歴に自信がない人がやっておくべき就活対策を4つ紹介します。
- 学歴を重視しない企業に応募する
- 筆記試験対策を徹底する
- ガクチカを磨く
- 就職エージェントを利用する
①学歴を重視しない企業に応募する
学歴に自信がない場合は、学歴を重視しない企業へ応募してみてください。こうした企業は、人物や経験、スキルを重視し、個人の成長やポテンシャルを見極める傾向にあるからです。
あなたの強みや経験を明確にし、熱意を伝えましょう。履歴書や面接で、学歴以外の魅力をアピールすることが成功の鍵となります。
また、実績や資格、アルバイト経験なども重要なポイントとして伝えることが有効です。企業研究をしっかり行い、自身の価値を伝えることで、学歴だけではない可能性を広げることができます。
②筆記試験対策を徹底する
学歴に自信がない場合でも、筆記試験対策を重点的に行うことで就活のチャンスを広げることができます。まずは試験範囲を理解し、頻出テーマを把握しましょう。
たとえば、多くの企業が採用に取り入れているSPI試験は、高得点を取ることで就活を有利に進められます。
問題集やアプリを活用しながら勉強することで、高得点を取ることが期待できます。対策として取り入れてみましょう。
③ガクチカを磨く
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を磨いてアピールするのもおすすめです。学生時代には学業以外にも、アルバイト経験やサークル活動、ボランティアなど、様々な経験を積む機会があります。
就活まで時間がある場合は、ガクチカとしてアピールできる項目を増やしてみましょう。もし面接まで時間がない場合は、ガクチカとしてアピールできる経験がないか洗い出してください。
企業が求める人物像や仕事に対する姿勢に合わせ、自己PRの中心に位置づけることで、学歴に自信がなくても競争に勝ち抜けますよ。
④就職エージェントを利用する
学歴に自信がない場合は、就職エージェントの活用を検討してみましょう。就職エージェントは、個々のスキルや経験を把握し、適切な求人情報を提供してくれます。
また、履歴書や面接のアドバイス、強化すべきスキルの指摘など、就活に関する専門的なサポートを受けられるのもメリットのひとつです。
学歴以外の価値をアピールする方法を共に模索してもらえるため、自信を持って面接に臨めるでしょう。
就活では学歴にとらわれずスキルも磨こう
本記事では、就活と学歴の関係について解説しました。
記事内で紹介した通り、就活において学歴は少なからず重視されます。ただ、コミュニケーション能力やポテンシャルなど、学歴以外を評価する企業もあります。
学歴にとらわれすぎず、スキルを磨く、徹底的な自己分析を行うなどの対策を講じることで、就活を有利に進められますよ!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。