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離職率|就活対策!知っておくべきビジネス用語

ニュースなどで発表される離職率は高い注目を浴びますが、どのように算出されているのでしょうか?さらに、その中でも新卒の3年目の離職率が注目されることが多いです。この数値は何を意味していて、企業としてどんな対策を取れるのかも考えてみるべきです。

離職率とは

少子高齢化が進み、企業が優秀な人材を確保するために様々な方策をとっている中、毎月のように発表される離職率は気になるものです。離職率とは、ある時点で仕事についていた人数に対して、一定の期間後に仕事を辞めた人の割合のことで、一定期間にどれだけの人が退職したかを算出した指標です。

よくニュースで出てくる指標ですが、実は算出方法には法的な決まりはなく、算定の基準となる対象者や対象期間は任意で設定されています。それでも、出された数値には大きな意味があります。

例えば、会社や業界ごとに算出された数値は企業のイメージに影響を与えます。離職率の高い企業や業界は、いわゆる「ブラック企業」として見られる場合もあり、販売している商品などの売上に影響を与える場合すらあります。

さらに、採用する際の難易度が上がることも懸念点の一つです。優秀な人材であればあるほど、ステップアップの機会が開かれた働きやすい労働環境を望む傾向にあり、離職率が高いとされた企業では良質な人材を獲得しにくくなるのです。そうなると、長期的に見た企業間の競争力が弱まり、業績が悪化することもあります。

そのため、企業は離職率の低い期間・対象者を選択し美しい数字を出すような計算をする場合があります。後述する3年離職率を算出するのが一般的だが、それ以外の期間や条件で算出をしている場合、何かしらの意図がある場合があるので注意が必要です。

注目すべきは3年離職率

一口に離職率と言っても、様々な角度からの分析があります。その中でも多く用いられているのが、新卒として就職した3年後の離職率です。一般的に、大卒者は3割、それ以外の中卒・高卒・短大卒は4割から6割といわれており、学歴が高いほど割合が低くなる傾向にあるようです。それでも学歴には関係なく、3年間の内、1年目の離職率が高いこともわかっています。この傾向が昨今変わらないことを考えると、その理由を分析して対策をとることには大きな意味があります。

仕事を辞めることの背景としては、人間関係や企業風土が大きく関係しているといわれています。さらに、特定の業界に離職者が多く出る傾向もあります。加えて、転職へのハードルが以前ほど高くなく、自分らしい働き方や良い労働環境を求めて仕事を変える人が多くなったことも要因の一つです。

しかし、企業側はせっかく優秀な人材を確保して育て上げたのに、外に出て行ってしまうことは避けたいものです。そのため、社内のコミュニケーションを活発化させたり、多様な働き方を認めたり、人事評価の見直したりするなどの対策をとる必要があるかもしれません。

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梶

この記事を書いた人

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