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ESや面接で何をアピールしたらいいの?企業が本当に求める能力を徹底解説!

「就活を頑張りたいけど、何をアピールしたら良いか分からない…」

「自分には秀でた能力なんてない…」

そのように落ち込んでいる方はいませんか?

また、就職活動がうまくいかず、自分に自信が持てなくなってしまった方もいるのではないでしょうか?

筆者自身も就職活動を控えた大学生ですが、自分自身の頑張りや経験が社会でどのように評価されるのか、そして自分のどのような部分をアピールすれば良いのか分からない不安な気持ちでいっぱいです。

就職活動において、大切なことは自己分析だと言われています。しかし、自己分析を通して発見すべき能力、企業が求めている能力とは一体何なのでしょうか? そして、その能力をどのようにアピールしたら効果的に自分をアピールできるのでしょうか?

この記事では、企業が学生に本当に求めている能力は何なのか、データを元にご紹介したいと思います。

学生が就職活動において重要だと考える能力

企業説明会の際に、「英語力はどれくらい必要ですか?」といった質問をする学生や、その質問に対して、「話せる人もいますが得意でない人もいます」と採用担当者が回答している場面を見かけたことはありませんか?

他にも、取得しておいた方が良い資格や専門的な知識に関する質問をしている学生を見かけた方、または自分自身がそのような質問をした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このように、学生の中には語学力や専門的な知識といったものが、企業が求めている能力だと思い込んでいる方が多いです。

実際に、経済産業省が実施した「大学生の『社会人観』の把握と『社会人基礎力』の認知度向上実証に関する調査」によると、学生が自分自身に不足していると思う能力要素は、1位がTOEICや日本語力などの語学力(16.5%)、次いで2位が業界に関する専門知識(11.8%)3位が簿記(10.2%)となっています。

そのため、TOEICや簿記の勉強など、できる限り業界の知識を身につけた上で就活に臨もうとしている方も多いのではないでしょうか。もちろん、語学や簿記などの知識は勉強しておいて損はないですが、企業は学生が思っているほど、このような専門的な知識を求めていません。

それでは、企業側は実際にどのような点を重視して選考を行っているのでしょうか?

企業が選考にあたって重視すること

一般社団法人 日本経済団体連合会が2018年に行った「新卒採用に関するアンケート調査結果」によると、企業が選考において特に重視した点は、以下のようになっています。

1位 コミュニケーション能力(82.0%)

2位 主体性(64.3%)

3位 チャレンジ精神(48.9%)

4位 協調性(47.0%)

5位 誠実性(43.4%)

一方で、前述した多くの学生が力を注いでいる語学力や専門的な知識の取得はそれぞれ6.2%12.0%となっており、学生が思っているほど企業は専門的な知識を求めていないことが分かります。

語学や専門的な知識というものは、仕事をする中で努力して勉強していけば誰でも比較的短期間で身につけられるものが多いです。実際に、英語が話せないまま海外へ出向し、働いているうちに段々コミュニケーションを取れるようになったという方は沢山いらっしゃいます。

しかしながら、先程上げた1位から5位の能力というのは、自分の成長してきた環境や沢山の経験の中で無意識のうちに吸収し、形成されてきたものであり、短期間で努力しても身につけられる人は少ないと言われています。

つまり、企業が本当に求めている力とは…

短期間で身につく力<長期間で身につく力

であり、その人の培ってきた人間力・人間性が自社に合うのか否かをエントリーシートや面接で判断しているのです。

企業をしっかりと理解して効果的にアピールしよう!

学生が重要だと考えている能力と企業が求めている能力の間に、ギャップがあることがお分かりいただけたと思います。

ですが、実際どのように自分をアピールすれば良いのでしょうか?

コミュニケーション能力や主体性をアピールするために、アルバイトでの出来事をアピールされる方も多いと思います。アピールする内容は、アルバイトなどの学外活動、ゼミの活動や日常生活での出来事など、自分が力を入れたことや頑張ったことであれば何でも良いです。もちろん、TOEICや簿記等の資格取得をするために頑張ったことでも問題ありません。

これらの自分の頑張りをどのようにアピールしていくかが重要です。

留学経験をアピールしたい場合を例にして、それぞれNG例とOK例を見てみましょう!

NG例

私は、学生時代に留学に行きました。留学に参加し、海外の方と交流したことで語学力だけではなく、コミュニケーション能力を高めることができました。

また、この留学を通して、私には失敗を恐れずに挑戦してみるという前向きな気持ちがあると感じました。

御社に入社後も、何事にも前向きに挑戦していきたいです。

OK例

私は、向上心を持って物事に取り組むことができます。

私は、学生時代に語学力を高めたかったため、留学に参加しました。初めのうちは、言葉が伝わらないため、現地の方とうまくコミュニケーションを取ることができず、悔しい思いで一杯でした。そのため、日々の語学の勉強に加え、積極的に現地の方々と話すことができる場所に行き、言葉で伝わらない部分はジェスチャーや表情、ニュアンスで相手に伝わるように心がけていました。

その結果、留学終了前の英語の試験では、目標としていたスコアを取ることができただけではなく、ジェスチャーや表情という視覚的なコミュニケーション能力を高めることができました。言葉がわからなくてもジェスチャーや表情で補って、とにかく話してみるということを実践したことで、私には失敗を恐れずに挑戦してみるという前向きな気持ちがあると感じました。

御社に入社後も、何事にも前向きに挑戦していきたいです。

 

上記のNG例は、留学に参加してコミュケーション能力が高まったことは分かりますが、コミュケーション能力が高まったとされる根拠がありませんよね。また、結局、自分のどのような部分をアピールしたいのかがよく分かりません。

一方でOK例は、最初に強みが記載してあり、留学中にどのような悩みがあったのか、どのように努力したのか、そしてどのような成果を得たのかが明確になっています。

留学経験などは、自分がどのような人間なのかを伝えるための具体的な例の一つです。そのため、成果や結果だけに注目するのではなく自分がなぜそれを頑張ってきたのか、そしてどのような努力をしてきたのか、その過程を丁寧に話していくことが重要だと感じます。

このような自己PRをさらに自分の志望する企業に関連させて作ること、また業種や職種に合わせていくつかのパターンを用意しておくことで、より効果的なアピールができるのでおすすめです。

もちろん、資格取得においても、自分の努力や知識を客観的に証明することができるため、就職活動で有利な面もあります。しかし前半でも述べたように、その成果だけを主張するのではなく、自分がその資格を取得しようとした目的や資格取得のためにどのような努力を積み重ねてきたのかなどの過程を見つめ、自分の人間性を伝えていくことが最も大切です。

まとめ

いかがでしたか?実際のデータや自己PRの具体例などを参考することによって客観的に企業がどのような能力を求めているのかを把握することができたのではないでしょうか。

冒頭にも述べたように、筆者自身も就職活動に不安を抱えた大学生です。ですが、今回皆さんと一緒に企業が学生に求めている能力について具体的なデータをもとに把握したことで、就職活動への向き合い方を客観的に見つめ直す機会になったのではないかと感じています。

企業が学生に求めている能力とは短期間で手に入れられる専門的な能力ではなく、様々な経験を通して培ってきたコミュニケーション能力や主体性というような本質的な能力なのです。

そのため、自分に秀でた学力や知識がないと自信を失わずに、自分らしく就職活動を頑張っていきましょう!

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rina

この記事を書いた人

rina

#福岡県出身 #大学生 #24卒 #ビジネス領域専攻 #韓国語勉強中 #韓国ドラマ #コスメ #旅行好き

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