好感触だった面接になぜか落ちてしまい、悩んでいませんか?その原因はNGワードかもしれません。面接には結果に大きく響くNGワードがいくつか存在します。
本記事では、就活の面接におけるNGワードをシーン別に紹介します。なぜか面接が上手くいかない人はぜひ最後までお読みください。
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面接でのNGワードは評価を一気に落としてしまう
面接官から悪印象を抱かれてしまう「NGワード」は避けたいもの。とはいえ、具体的にどんなジャンルのワードを最も避けるべきなのかはわかりにくいですよね。
そこで今回カリクルメディアでは、累計5000人以上の就活生と面談してきたトップ就活エージェントや最終面接の担当経験もある面接官など、就活のプロ12人にアンケートを実施。「面接における主なNGワード」についてを聞きました!

いくらか回答にばらつきはあるものの、「福利厚生について」を聞かれると印象が悪くなる方が多いようですね。
とはいえ、これは「福利厚生ばかりを聞いてくる」ことへの悪印象であることが多く、質問自体がタブーなわけではありません!志望動機や自己PRをしっかり深掘りして用意した上で、条件面について聞いてみてくださいね。
また、ネガティブな発言や単純に態度が悪いなど、人間性に関わる部分も注目している方が多くいました。言葉遣いやマナーにも気を配っておきましょう。
面接での「志望動機」に関するNGワード4選

面接の際、最も重要な質問の1つが「志望動機」です。しかし、志望動機を述べる際には、避けるべき4つのNGワードがあります。
- 「御社の商品に魅力を感じる」
- 「人の役に立つ仕事がしたい」
- 「御社の安定性に惹かれる」
- 「スキルを獲得して独立したい」
①「御社の商品に魅力を感じる」
「御社の商品に魅力を感じる」は、一見、ポジティブな印象を与えるかもしれませんが、あまりにも抽象的であるため、面接官にはあまり良い印象を与えません。
具体的な商品やサービスについて、その特性や利点を具体的に述べ、それがどのように自分のキャリア目標と連携するのかを説明することが重要です。
②「人の役に立つ仕事がしたい」
「人の役に立つ仕事がしたい」も、一見、高尚な志望動機に思えます。しかし、あまりにも広範で、具体的なビジョンが見えないため、面接官にはあまり良い印象を与えません。
どのような形で人々の役に立つのか、具体的なアクションや目標を述べることで、より説得力のある志望動機を示せます。
③「御社の安定性に惹かれる」
「御社の安定性に惹かれる」は、企業の安定した経営状況を評価するものですが、これもまた具体性に欠ける表現です。また、安定性だけを求める態度は、自己成長や挑戦の意欲を疑われる可能性もあります。
企業の安定性を評価するだけでなく、その企業でどのように成長し、どのように貢献できるのかを具体的に述べることが重要です。
④「スキルを獲得して独立したい」
「スキルを獲得して独立したい」は、自己成長やキャリアアップを望む意欲を示す志望動機ですが、企業側は、あなたがその企業をステップアップのための一時的な場所としか見ていないと感じます。
企業は長期的な貢献を期待するため、自己成長を望むだけでなく、その企業でどのように長期的に貢献できるのかを示すことが重要です。
面接での「仕事内容」に関するNGワード4選

「仕事内容」に関する発言は、自分の仕事への意識や考え方を直接示すものなので、慎重に言葉を選ぶ必要があります。ここでは、面接での「仕事内容」に関するNGワードを4つ紹介します。
- 「転勤したくない」
- 「定時で帰りたい」
- 「どんな仕事でも構わない」
- 「大きな仕事がしたい」
①「転勤したくない」
「転勤したくない」は、自分のライフスタイルを優先し、企業のニーズを二の次に考えていると受け取られかねません。企業は、自分のビジネスを支えるために、時には社員に転勤を求めることもあります。
そのため、「転勤したくない」と発言すると、企業の要望に柔軟に対応できないと見られ、マイナス評価につながる可能性があります。
②「定時で帰りたい」
「定時で帰りたい」も注意が必要です。もちろん、働き方改革やワークライフバランスの重視は大切ですが、この発言は「自分の時間を守りたい」という意識が強すぎると解釈される可能性があります。
特に、仕事が山積みの時や締め切りが迫っている時など、一緒に働くチームメイトからは協力的でないと見られかねません。
③「どんな仕事でも構わない」
「どんな仕事でも構わない」は、一見、何でも引き受ける柔軟性を持っているように見えますが、実は自分のキャリアに対する明確なビジョンがないと解釈される可能性があります。
企業は、自分の強みや興味を理解し、それを活かしてどのように貢献できるかを考えている人材を求めています。仕事に対するこだわりがないスタンスはやめましょう。
④「大きな仕事がしたい」
「大きな仕事がしたい」も注意が必要です。この発言は、大きな成果を出す意欲があることを示しているように思えますが、具体的な計画や戦略が見えないと、現実的でない夢見がちな人物と見られてしまいます。
また、大きな仕事を成し遂げるためには、小さなタスクをこなす能力も必要です。そのため、「大きな仕事がしたい」と発言する際には、具体的な計画や、それに至るまでのステップを明確にしましょう。
面接での「自己PR」に関するNGワード4選

自己PRを行う際にも、適切な表現を選ぶ必要があります。一見、良い印象を与えそうな言葉でも、実は面接官にとってはNGワードとなることも。
ここでは、自己PRにおけるNGワードを4つ紹介します。
- 「縁の下の力持ち」
- 「短所はない」
- 「コミュニケーション力がある」
- 「運がいい」
①「縁の下の力持ち」
「縁の下の力持ち」は、自分が地味ながらも必要な役割を果たしていることを示す言葉ですが、自己PRとしては不適切です。
なぜなら、自己の能力を具体的に示すものではなく、自己の存在感を希薄にする可能性があるからです。
自己PRでは、自分のスキルや経験を具体的に示し、どのようにその企業に貢献できるかを明確に伝えましょう。
②「短所はない」
「短所はない」は、自己の完璧さをアピールするために使われがちですが、面接官にとってはNGワードです。完璧な人間は存在しないため、現実離れしていると感じられます。
また、自己の短所を認識していないと思われ、自己反省の能力がないと判断される可能性も。就活の面接では、短所を認識し、それをどのように改善していくかを示しましょう。
③「コミュニケーション力がある」
「コミュニケーション力がある」は、自己の人間力をアピールするためによく使われますが、これもまた面接官にとってはNGワードとなります。
なぜなら、抽象的すぎて具体的な能力を示していないからです。自己PRでは、具体的な経験を元に、どのようにコミュニケーションを取り、問題を解決したかを示すことが重要です。
④「運がいい」
「運がいい」は、自己の成功を運に帰することで謙虚さを示すことができますが、面接においてはNGワードです。
なぜなら、成功は運ではなく、努力やスキルによって得られるものであると考えられているからです。また、「運がいい」は自己の能力を過小評価する可能性があります。
自己PRでは、自己の成功がどのような努力やスキルによって得られたかを明確に示すことが重要です。
面接での「口語」に関するNGワード4選

面接では言葉選びが重要であり、特に口語表現には注意が必要です。なぜなら、口語表現は日常的に使われるため、無意識のうちに口から出てしまうからです。
ここでは、面接で特に注意すべき口語表現を4つ紹介します。
- 「あのー」「えーっと」
- 「なるほど」
- 「様々な」
- 「絶対に」
①「あのー」「えーっと」
「あのー」や「えーっと」は、思考を整理するために無意識に使われるフィラー言葉です。しかし、「あのー」や「えーっと」を多用すると、話すスピードが遅くなり、また、自信がない印象を与えます。
面接では、自分の意見を明確に伝えることが重要です。そのため、フィラー言葉を使わずに、自分の考えを整理して伝えましょう。
②「なるほど」
「なるほど」は、相手の話を理解したことを示す言葉です。しかし、面接では、相手の話をただ理解しただけではなく、自分の意見や考えを述べることが求められます。
そのため、「なるほど」と頻繁に言うと、自分の意見がないと思われる可能性があります。面接では、自分の意見をしっかりと述べ、自己主張をすることが重要です。
③「様々な」
「様々な」は、多くの種類や事象を包括する言葉です。
しかし、面接では具体的な事例や経験を求められることが多いため、「様々な」などの抽象的な表現を使うと、具体性が欠け、自分の経験や能力を十分に伝えられない可能性があります。
面接では具体的な事例を用いて、自分の経験や能力を明確に伝えることが重要です。
④「絶対に」
「絶対に」は、強い意志を示す言葉です。しかし面接で「絶対に」と言ってしまうと、現実的な視点が欠け、過度な自信と捉えられる可能性があります。
面接では、現実的な視点から自分の能力や計画を評価することが求められます。安易に強い言葉は使わず、現実的な視点から自分の能力や計画を評価し、それを適切に伝えていきましょう。
面接での「待遇・福利厚生」に関するNGワード4選

面接中の発言には細心の注意を払わなければいけませんが、特に待遇や福利厚生に関する話題は注意が必要です。ここでは、待遇や福利厚生に関する4つのNGワードについて解説します。
- 「転勤はしたくない」
- 「残業はしたくない」
- 「年収はどれぐらいもらえるか」
- 「ノルマはあるか」
①「転勤はしたくない」
面接で「転勤はしたくない」と発言すると、柔軟性や適応力がないと見られてしまう可能性があります。
企業は、社員が新しい環境に適応し、成長する能力を重視するため、転勤を否定することは避けたほうが良いでしょう。
②「残業はしたくない」
「残業はしたくない」と発言してしまうと、仕事への献身性や責任感が欠けていると受け取られてしまいます。
労働時間を大切にし、効率的に働きたい意志を示すのではれば、「効率的な働き方を追求したい」と伝えると良いですよ。
③「年収はどれぐらいもらえるか」
また、面接で直接的に年収を尋ねると、金銭的な動機だけで仕事を選んでいると思われてしまい、あなたが仕事そのものや企業のビジョンに対する熱意がないと解釈される可能性があります。
どうしても給与面が気になる場合は、「給与体系について詳しく教えていただけますか」と尋ねると良いでしょう。
④「ノルマはあるか」
「ノルマはあるか」と質問してしまうと、自分自身のパフォーマンスに自信がない、またはプレッシャーに弱いと受け取られる可能性があります。
ノルマについて知りたい場合は、「業績評価の基準について教えていただけますか」と尋ねることで、自分の能力を最大限に発揮する意欲を示しましょう。
面接での「逆質問」に関するNGワード4選

面接は一方通行のコミュニケーションではありません。企業からの質問だけでなく、就活生から企業への逆質問も重要です。
しかし、逆質問にも注意すべきNGワードが存在します。今回はその中から4つをピックアップして解説します。
- 「特にない」
- 「どんな事業を展開しているか」
- 「休日出勤はあるか」
- 「面接での評価」
①「特にない」
面接で「何か質問はありますか?」と聞かれた際に「特にない」と答えることは避けましょう。なぜなら、企業に対する興味が薄い、または面接に対する準備が不足していると受け取られるからです。
企業は自社に対する理解度や興味を持つ人材を求めています。したがって、事前に企業の事業内容やビジョン、業界動向などを調査し、具体的な質問を準備しておくことが重要です。
②「どんな事業を展開しているか」
「どんな事業を展開していますか?」も逆質問のNGワードです。なぜなら、事業内容は企業の基本的な情報であり、面接前の事前調査で把握しておくべき内容だからです。
基本的な情報に関する質問をすると、企業に対する理解が浅いと見なされ、面接の評価を下げてしまいます。事前に企業分析をして、具体的な質問を考えておきましょう。
③「休日出勤はあるか」
「休日出勤はありますか?」などの労働条件に関する質問も、逆質問のNGワードとなります。
なぜなら、自分の利益や条件を優先する印象を与え、企業に対する熱意や仕事への意欲が低いと解釈される可能性があるからです。
面接では、自分がどのように企業に貢献できるか、どのように成長していきたいかなどポジティブな視点からの質問を心掛けておくと良いですよ。
④「面接での評価」
「自分の面接での評価」を尋ねるのもNGです。面接はあくまで選考の一環であり、その場で評価を求めることは適切ではありません。
また、面接での評価を尋ねる質問は自己中心的な印象を与え、他者への配慮や社会性を欠いていると見なされる可能性があります。注意しましょう。
面接で気を付けたいNG行動7選
面接で気を付けるべきNG行動を、面接が始まる前と面接中に分けて7つ紹介します。
面接では、言葉遣いだけでなく行動にも気を配らなくてはなりません。NG行動をしてしまうと、いくら話の内容がよくても選考から外される可能性があります。
ぜひ紹介する内容を参考にして、面接中にNG行動をしていないかチェックしてください。
面接が始まる前
面接が始まる前のNG行動を3つ紹介します。
自分では問題ないと思っていた行動でも、企業から見たら印象が悪くなっている可能性もあるため、注意しましょう。
1.面接の時間に遅刻する
面接に遅刻するのは、社会人としてのマナーに欠けていると思われてしまうためNGです。
もちろん、公共交通機関の大幅な遅れなどしかたない場合もありますが、事前に会場までの道のりを確認したり早めに最寄り駅に到着したりして対策を行いましょう。
普段から寝坊や遅刻をしがちな人は、特に万全の対策を立てておくことをおすすめします。
万が一遅れる可能性がある場合はすぐにメールや電話で事情を伝え、何分ほどの遅刻になるかも報告した上で、企業側の指示に従ってください。
2.面接会場に行くのが早すぎる
面接会場に早く着きすぎるのもマナー違反です。
面接の準備が整っていなかったり、前の面接が続いていたりする可能性があるため、早すぎる到着は企業にとって迷惑になります。
「早い分にはいいのではないか」と思い15分以上前に企業を訪問する学生もいますが、学生の待機場所を設けられない・スペースが限られている企業もあります。
会場には5~10分前を目安に到着するようにし、それまでの時間は会場周辺で調整しましょう。
3.待ち時間でスマホを使う
待ち時間にスマホを確認すると、印象を悪くする可能性があります。
例えスマホで面接関連の書類を最終確認していたとしても、「待つ暇つぶしにスマホをいじっている」ととらえる人もいるため、待ち時間にはスマホを触らない方が無難です。
もしエントリーシートを確認したい場合は、スマホの画像ではなく事前に印刷しておいた紙を持参して活用しましょう。また、時間はスマホではなく腕時計で確認してください。
面接中にスマホが鳴ってしまっては失礼になるので会場に入る直前に電源を切っておき、会場に入ってからはスマホに触らないことをおすすめします。
面接中
面接中に気を付けたいNG行動を4つ紹介します。
話の内容以前に面接中の態度・話し方であなたの印象が決まるため、特に気を付けたいポイントです。
面接官があなたの話に興味を持って聞きたくなるよう、まずは上記の項目に気を配るといいでしょう。
1.話し方が子どもっぽい
面接では、子どもっぽい話し方をしないように気を付けましょう。子どもっぽい話し方は、落ち着きのなさや幼稚な印象を与えてしまいます。
例えば、「○○っす」とくだけた敬語、「○○ですー」「○○しまーす」など伸びた語尾は子どもっぽく見られがちです。
話し方のクセは自分では気づけないものなので、自分で面接練習を録画して確認したり家族や友人にチェックしてもらいフィードバックをもらうといいでしょう。
社会人としてふさわしい話し方を意識すれば、好印象につながります。
2.一方的に話し続ける
面接で自分の話を一方的に続けるのはNG行動なので、控えましょう。
面接はあなたという人間を企業にアピールする場ではありますが、あくまでも面接官との対話をする場だからです。
一方的に話し続けると、コミュニケーション能力が低いと判断される可能性があります。
伝えたいことが多くても一気に話そうとせず、面接官とコミュニケーションをとる意識で話しましょう。
3.自信なさげに話す
自信がない様子で話すのもNG行動です。どれだけ内容が良くても自己主張の弱さや積極性のなさが印象が強く残ってしまいます。自信がなさげに見える話し方は以下の通りです。
- 小さな声でボソボソと話す
- 面接官の目を見ずに話す
- 表情が暗い
- 声のトーンが暗い
反対に、明るい声のトーンで面接官の目を見てハキハキと話せば、積極性のある印象を与えられます。
もし上記の話し方に当てはまる場合は、面接練習を行ったり普段の話し方を意識したりして、好印象を与える話し方を習得しましょう。
4.態度が横柄
堂々とした態度は好印象に映りますが、堂々としすぎて横柄な態度になってしまうのは逆効果です。
横柄な態度の人物は「扱いが難しそう」「協調性がなさそう」と思われ、選考から外されやすいです。
例えば、背もたれに大きくもたれかかったり上から目線の発言をしたりすると、横柄な印象を与えてしまいます。
面接中はほどよい緊張感を保ちながら、謙虚で礼儀正しい態度を心がけましょう。
面接でのNGワードを理解して面接の通過を目指そう
今まで面接でNGワードを無意識に使っていた人は、NGワードを使わないだけで採用担当者からの印象がかなり良くなるはずです。
面接の直前にこの記事をもう一度確認して、就活を成功させましょう。頑張ってください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。