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スムーズに書けるES例文7選|志望動機からガクチカまで紹介

多くの企業で提出が求められるES。志望動機や自己PR・学生時代に頑張ったことなど書くことが多くて大変ですよね。

特に、就活を始めたての時期は何を書けばいいのかで迷う方も多いのではないでしょうか?

そこで、本記事ではスムーズに書けるESの例文を7個紹介。志望動機からガクチカなど幅広く紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

富樫

キャリアアドバイザー 富樫

早稲田大学卒業後、新卒で株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーを担当。年間2000名の就活相談実績を持つ。就活生に寄り添うことをモットーとし、特にファーストキャリアを重要視したアドバイスとケアを行なうことで、内定獲得実績において2024年度上半期MVPを獲得した。

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そもそもES(エントリーシート)とは?

ES(エントリーシート)とは、就活において学生が企業に提出する「応募書類」の一つです。

企業の選考に応募する際「自身の経歴・自己紹介・志望動機・自己PR・学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」などを記入し、主にWEBで提出します。

ESを通過しなければ、面接やWebテスト、筆記試験など次の選考ステップには進めないため、ESの基本的な書き方から他の就活生との差別化までしっかり対策する必要があります。

履歴書とESは何が違うの?

履歴書とESは、求められる内容に違いがあります。

履歴書は応募者の名前・住所・学歴など基本情報を記載する公的書類です。フォーマットが基本的に統一されており、入社後も人事データとして保管されます。

ESは自己PRや志望動機を通して、自分の人柄や企業への入社意欲を表す書類です。企業ごとに内容や形式が異なり、選考の参考資料として使用されます。

履歴書は基本情報を伝え、ESは入社意欲を伝えるものだと理解しておきましょう。

ESで見られるポイント

早速、ESの例文を紹介といきたいですが、その前に企業がESによって何を見ているのか解説します。ESはただ単に書くだけではいけません。企業側が知りたい情報を書くことが重要です。

企業がESで見てるポイントは以下の2つ。

  1. 企業の求める人材に合っているか
  2. 情報伝達力があるか

①企業の求める人材に合っているか

ESの1番の目的は面接の前に就活生をふるいにかけることです。企業側は求める人材である確率が高そうかをESを元に判断しています

例えば、仕事でロジカルな思考を求められる企業は、ロジカルシンキングの素養があるかどうかをESから判断しがちです。

その判断要素は、学歴やこれまでの経歴、文章の読みやすさなど企業によって変わります

OB・OG訪問などを通じて、どういう人が採用されやすいかを分析してみるとESが書きやすくなりますよ。

②情報伝達力があるか

ESで見られるポイントの2つ目は、文章からきちんと情報が伝わってくるかです

「記載されている内容が伝わりやすいか」「端的にまとめられているか」など基準は企業によって様々です。ESを書いた後は誰かに読んでチェックしてもらうといいでしょう。

ここまで企業の見ているポイントを紹介してきましたが、これ以外にも企業が見ているポイントはあります。これが全てとは思わないように参考程度に留めておきましょう。

ESでよくある質問

ESでよくある質問は、以下の通りです。以下のよくある質問に加えて、企業独自に課題を出すケースもあります。

  • 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
  • 自己PR
  • 長所・短所
  • 強み・弱み
  • あなたはどんな人か
  • 趣味・特技
  • 志望動機
  • 就活の軸
  • 入社後の目標やキャリアプラン
  • 気になるニュース

例えば「趣味・特技」や「気になるニュース」など就活に関係がなさそうに思えるものでも、企業はその項目を通してあなたの人間性を見定めようとしています

全ての質問においてあなたという人間を伝えるためのものだと思って回答すると、企業はあなたに興味を持つでしょう。

ESの例文7選|志望動機・ガクチカ・設問ごとに紹介

ここからはESの例文を紹介していきます。中身を参考にするというより、文章の型を参考にしてみてくださいね。書き方については、後ほど解説します。

  • 志望動機①
  • 志望動機②
  • ガクチカ①
  • ガクチカ②
  • 趣味特技は何ですか
  • 興味のある業界は
  • あなたはどんな人ですか

志望動機①

貴社の社員の方を訪問させていただいた際に、貴社の抜擢する文化と新規事業を積極的に立ち上げしている点に魅力を感じました。私は、将来新規事業に携わっていくとともに、社会での自分の市場価値の高めていきたいです。そのためには、たくさんのことを経験し、できないことをできることに変えていく必要があると思っています。

そこで、必要だと感じたのは、挑戦の数です。御社の社風と急成長しており、新規事業に積極的な点は私にとってものすごくピッタリな環境だと思っております。実際に、OB訪問の際、社員の方から「できないことでも、まずは任せてみよう」という方針で仕事を行っているとお聞きし、ぜひこのような挑戦がたくさんできる環境で働きたいと思いました。

御社のような、たくさん挑戦し、成長できる環境で頑張り、将来会社を引っ張っていくような人材になりたいと思います。

志望動機②

私は、さまざまな商品やサービスを広告によって認知してもらい、日本経済の発展に寄与したいと考えています。広告は、まだ世の中に出ていない商品やサービスに可能性を与えるものであり、広告によって当たり前のように使用される商品やサービスも生み出されたと考えています。

実際、私も広告によって商品をたくさん購入してきました。また、テレビCMのコンテンツ内容に感動したこともあります。特に最近よく使用しているキャッシュレスのサービスも、広告によって使ってみようかなと思い始め、今では毎日コンビニやスーパーなどの商品の購入に使用しています。

私は、広告という手段を使って様々な良い商品を世の中に出していき、日本社会に価値貢献していきたいです。その中でも、様々な業界の企業を広告の力で支援しており、広告作成から配信・分析など一気通貫して行っている貴社に魅力を感じました。私もその中の一員として新しい可能性のあるものを世の中に広めていきたいです。

ガクチカ①

私が学生時代に頑張ったことは、ラーメン屋でのアルバイトです。そこでは、キッチン・ホールの業務に加え、店舗育成チームのリーダーとしてメンバーの育成に力を入れてました。業務効率の改善を目標とし、仕組み化ができていないこととスキルレベルが属人化してしまっているという問題解決を行おうと考えました。まず、実際に働いている新人メンバーにヒアリングをしたところ「何をしたらいいのかわからない」「やることを覚えきれない」との声が上がりました。また、外国人の方は「日本語がわからない」と言語そのものに壁がありました。

そこで行った施策は、2つあります。新人向けに分業体制を敷いたことと外国人の方向けに海外のマニュアルを取り寄せたことです。新人メンバーには、やることを明確にし、作業の量を削減しました。人件費は上がってしまうものの、各個人の生産性を上げることでカバーしました。外国人の方には、日本語の勉強はしてもらいつつも外国語のマニュアルでわからない点は補ってもらうという形で行いました。それにより、業務がスムーズになり、最終的に、従来のシフトから人数を1.5人減らせるほどまで業務効率の改善につながりました。

ガクチカ②

私は、マーケティング支援ツールの法人営業の長期インターンを2年間頑張ってきました。その中で、月間100件受注という目標を設定しました。問題は、様々存在していたのですが、私たちのチームの問題として置いたのが、アポ率と成約率です。その中の課題が、見込みの少ない企業様に架電をしてしまっていたことと商談時の専門性が欠けていたことです。

そこで、行った施策は2つあり、架電リストの精査のフローを設けることと毎日各メンバーで交代しながらナレッジの共有会を開催しました。架電リストは、まずどこからとってくるかを根本的に見直し、今までの受注歴からどのセグメントの企業が受注につながりやすいのか数値を出しました。その中で、高い数値を誇っていたセグメントに注力し、リストを集め、架電を行いました。

ナレッジの共有会では、商談の際に企業からどのような質問が来たのか、またそれに対してどのような返答・訴求がささったのかを毎日共有し、溜めていきました。これらの結果、月間100受注という目標を達成でき、さらにはその後に入ってくる新人メンバーでも初期の受注率が高くなりました。

趣味特技は何ですか

私の趣味は、読書で小説を好んでよく読んでいます。作者によって表現が変わり、それによって印象やストーリーの方向性が変わってくる点が面白いです。広告という仕事においても、人々の印象に残るような表現など積極的に読書の中から学んでいきたいと思います。

興味のある業界はどこですか

私は、広告業界を志望しています。広告に興味を持つきっかけになった出来事は、高校の文化祭でした。私たちは映画作成をすることになり、当日多くの方を集客するために、同時にCMも作成しました。そこで、クラスメイトと夜まで考え作成したCMが文化祭の準備期間に流れ、たくさんの方から反応をもらえた時にとてもやりがいを感じたのと同時に、人々の心を動かす仕事をしたいと思いました。たくさんの方に感動を与えたいという思いで広告に関わるお仕事を志望しています。

あなたはどんな人ですか

私は、自分がやると決めたことはやり抜く人間です。大学受験の際に、第一志望の大学は現在の学力では難しいと高校の先生に言われてしまいました。しかし、そこで私は絶対に合格すると心に決め、合格までの勉強計画をたて、毎日10時間以上勉強をしました。最初はなかなか成果も見えず、挫折しそうになりましたが、諦めずやり抜き、最終的には、第一志望の一橋大学に合格しました。このように、私は決めたことは最後までやり抜く人間です。

ESの書き方ステップ3

ここまで例文を紹介してきましたが、誰かのESをそのまま提出した場合、面接時の質問を答えられなかったり、発覚した際のリスクが大きいため、絶対にやめましょう。

  1. 企業が求める人物像に合わせてエピソードを選定する
  2. アピールポイントを定めて書く
  3. 設問に合った回答を記述する

①企業が求める人物像に合わせてエピソードを選定する

自己PRなどは、企業が求めている人材の特徴に合わせて、自身の強みを書くことが重要です。

例えば、企業はチーム思考の学生を求めているのに対し、個人にフォーカスした「やり抜く力がある」など書いてしまったとします。

その場合、あなた自身がその企業から内定をもらえるポテンシャルがあるにも関わらず、ES時点で落とされてしまうことも。

OB・OG訪問で内定者の特徴を掴んだり、企業のHPなどでどのような人が多いか事前にチェックしましょう。

②アピールポイントを定めて書く

企業にアピールすることがとても大事ですが、たくさんのことではなく、自分の中で一番頑張ったことや企業にあった自己PRなど絞りましょう

例えば、学生時代に、留学も行き、長期インターンも行い、ビジネスコンテストも出ましたなど3つも書いてしまうと企業側はESで何を伝えたいのかわかりません。

ESでは1つに絞り、残りは面接時に話すようにしましょう。

アピールポイントは多ければ多いほど良いわけではありません!量よりも質を重視して、自分が最も強調したい強みをアピールしましょう。

③設問に合った回答を記述する

ESの質問と回答がずれていると理解能力がないと判断されてしまいます。どんなにいい回答でも質問に答えていなければ、意味がありません

特に、外資系企業やコンサルティングファームは論理的思考力を重要視しているため、このようなミスは致命的です。

また、書き方もPREP法という「結論」「理由」「具体例」「結論」のような型で考えてみると伝わりやすい文章ができるため意識してみてください。

選考通過率の高いESを書くコツを5つ紹介

選考通過率の高いESを書くためのポイントを5つ紹介します。

  1. 結論から書き始める
  2. 数字を使って具体性を意識する
  3. 話し言葉や略語を使わない
  4. 読みやすさを意識する
  5. 入社を見据えた内容を書く

ESは内容の前に、文章の書き方が間違っていると読んでもらえない可能性すらあります。紹介するコツを意識し、採用担当が読みたくなるESを作成しましょう。

①結論から書き始める

ESの文章を記載する際は、まず最初に結論を述べましょう。

最初に要点が伝わると、相手がその文章で何を伝えたいのかを理解しやすくなるためです。

例えば「学生時代に力を入れたこと」を述べる場合、一文目に「私はサッカー部の活動に力を入れました。」と書き始めます。

上記のように結論を最初に持ってくれば、相手の理解がスムーズになり伝わりやすいESを作成できるでしょう。

②数字を使って具体性を意識する

ESには、数字を取り入れて具体性を持たせましょう。

数字が含まれると話が具体的かつ客観的になり、分かりやすくなるためです。

たとえば、「大会で優勝した」という表現ではなく「参加者300名の大会で優勝した」とした方が、よりエピソードがより具体的に伝わります。

エピソードには可能な限り数字を取り入れて、読み手が具体的なイメージができるかを意識しましょう。

③話し言葉や略語を使わない

ESの文章を記載する時は、書き言葉を意識して話し言葉や略語を避けましょう。

ESは企業に提出する書類なので、読み手にきちんとした印象を与える必要があるためです。

例えば「部活」や「バイト」はつい使いがちな単語ですが、「部活動」「アルバイト」と正式名称で記載してください。

ES記載を書き言葉でしっかり書けると、社会人としてのスキルやコミュニケーション能力の高さも相手に印象づけられますよ。

④読みやすさを意識する

ESは文章を読みやすくするため、適度に改行を入れましょう。

全く改行がなく文字の詰まった文章はかなり読みにくく、読み手を疲れさせてしまいます。

特に1日に多数の学生のESを読まなければいけない人気企業の場合、「読みにくい」というだけでESを最後まで読まれず不合格になる可能性もあります。

ESの通過率をアップさせるためにも、話題の切り替わりで改行を入れて、採用担当者がESに目を通す際に視覚的にも読みやすく工夫しましょう。

⑤入社を見据えた内容を書く

ESには、応募先企業への入社を見据えた内容を書くのがおすすめです。

入社後の姿をイメージできている証拠になるほか、応募先企業への志望度の高さも一緒にアピールできます。

例えば自己PRでは、入社後に自分の能力をどう役立てるかや、どんな社員として働きたいかなどの目標を伝えると効果的です。

ESでは、あなたが入社後にその企業でどう働きたいのかやどう貢献するのかを盛り込みましょう。

ESを書くときの注意点3つ

ESは企業に提出するもので、普段のメールのやり取りで基本的なビジネスマナーの守られたコミュニケーションをとっている人が読みます。敬語や文章の書き方など、失礼のないように書きましょう。

  1. 空白・空欄を作らないようにする
  2. 誤字脱字・敬語に気を付ける
  3. 抽象的な内容になっていないか

①空欄・空白を作らないようにする

ESの質問項目は基本的に全て埋めましょう

一部、任意での回答が求められる項目があると思いますが、その際も空欄にするのではなく、何もなければ、「特にありません」などと記載するのがおすすめ。

また、文章の途中で変な改行が入っていたり、空白ができてしまうのも失礼に当たります。

見栄えが悪いくらいで……と侮らないよう注意しましょう。見た目がおかしなESは、それだけで印象が悪くなってしまいます。

②誤字脱字・敬語に気をつける

誤字脱字は、なかなか自分で気づくことが難しいポイントです。特に最近はPCでの入力が多いため、漢字の変換ミスなどにも注意しましょう。

また、就活生によくあるのが、「貴社」と「御社」の区別ができていないこと。貴社は、文章の際に使用する企業への敬語で、御社は、口頭で話す際に使用する企業への敬語です。

ESでは、全て貴社で記載してください。逆に、面接では貴社は使ってはいけません。

心配な人は誰かにチェックを頼みましょう。自分で書いた文章はただでさえ客観的なチェックが難しいので、他の誰かに見てもらうのは有効的です。

③抽象的な内容になっていないか

自分の中ではよく書けたと思っても読む相手に伝わりにくい文章の時があります。

ESは何回も読み直して伝わりやすいか確認するのと同時に、親や友人・企業のOB・OGに添削してもらいましょう

特に、社会経験がある方からのチェックが有効です。先ほどのPREP法を意識することで、抽象的になってしまっても具体例で補完する方法もあるため、色々と試してみてください。

ESの例文を参考にして自分を上手にアピールしよう

ESなどの書類選考で通らなければ、企業と話すらできません。毎年、ESで苦戦する就活生はたくさんいます。文章でのコミュニケーションは、口頭よりも難しいです。

早くから動き出し、対策に時間を使いましょう。困った時は、今回紹介した例文などを参考にしていただければ幸いです。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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