イベントスタッフの面接を受ける時は、企業が求める人物像に合わせて受け答えができるようになる必要があります。
しかし、面接に慣れていないと、どのように回答すべきか分からなくなることもあるでしょう。
本記事ではイベントスタッフの面接でよく聞かれる質問例や面接に必要な持ち物を紹介します。ぜひ、面接対策に役立ててください。
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イベントスタッフの面接質問例6つ

ここでは、イベントスタッフの面接で聞かれる6つの質問例を紹介します。
- 土日出勤は可能か
- 通勤時間・手段
- 自己PR
- 週どのくらい働けるか
- これまでの経歴・学歴
- 希望する勤務地はどこか
どのような質問が想定されるのか事前に確認し、対策をしていきましょう。
1 土日出勤は可能か
イベントは休日に行われることが多いので面接の際には「土日出勤はできますか?」と聞かれる場合がほとんどです。
「土日出勤はできない」と答えると、イベントスタッフとして働くのは難しいと判断され、不採用となる可能性が高まります。
そのため、イベントスタッフは土日出勤が当たり前という前提で面接を受けてください。
また、企業によっては「直前に土日のシフトが決まっても大丈夫ですか?」と緊急対応について質問されることもあるため、可能か否かよく考えておきましょう。
2 通勤時間・手段
イベントスタッフの仕事では、企業側が勤務地までの交通費を負担するケースが大半です。
しかし、交通費には上限が決まっており、勤務地から離れすぎていると採用を見送られることがあります。
そのため面接では「通勤時間と通勤手段を教えてください」と質問される場合もあるでしょう。
面接前に、企業が手がけるイベントの主要エリアをチェックし、自宅から離れ過ぎていないか確認した上で、想定される通勤手段や通勤時間を算出してみてください。
3 自己PR
自己PRは、人柄を判断し、既に働いている従業員の中に溶け込みながら仕事をこなせるか判断するために聞かれます。
「自己PRをお願いします」と言ったように言われるので、自分の強みを簡潔にまとめて答えてください。
イベントの仕事では、トラブルへの対応力やスタッフとのコミュニケーション力、長時間イベントでも耐えられる体力が必要とされます。
あらかじめ企業が求める人物像を把握した上で、自己PRをまとめると良いでしょう。
4 週どのくらい働けるか
企業側は、スタッフの稼働状況を事前に把握した上でシフトを組む必要があります。そのため、面接では「週何日出勤できますか?」と言った質問も出るでしょう。
前述の通り、イベントは週末に行われることが多いため、土日を中心とした週1〜2回の頻度で出勤できるのであれば問題ありません。
もし、土日に出勤できない週がある場合は「月末の土日はサークルの練習があるので、第1週〜第3週の土日であればシフトに入れます」など理由を説明してください。
5 これまでの経歴・学歴
イベントスタッフに限らず、多くの面接では「これまでの経歴や学歴を教えてください」といったように過去の経験に関することを聞かれます。
過去の経験値から仕事をこなせるのか判断することになるので、イベントスタッフの経験があるなら、しっかりアピールしておくと採用確率が上がるでしょう。
イベントスタッフの経験がなくても、コミュニケーション力やトラブルへの対応力を身につけられる接客業などの業種なら、プラス評価の対象になります。
6 希望する勤務エリアはどこか
イベント会場は全国各地にあり、企業によって開催場所も変わります。そのため「希望の勤務エリアはどこですか?」といった質問が出る可能性も高いでしょう。
都市部を希望する人や地方を希望する人など、企業が募集する人材はさまざまです。募集要項から、イベントの主要エリアを確認してみてください。
自分が希望するエリアで多くイベントを行う企業なら、採用される確率が上がります。
逆に、希望エリアと全く異なる場所が勤務地となる場合は不採用になりやすいので注意が必要です。
イベントスタッフの志望動機例2つ

ここからは、イベントスタッフの志望動機の事例を2つ紹介します。
- ライブやイベントに興味があるから
- 規模の大きい仕事をしてみたいから
志望動機は、採用の可否を決める重要なポイントになります。具体例を確認して、応募する企業に合わせた志望動機を検討してみましょう。
1 ライブやイベントに興味があるから
志望動機では「ライブやイベントに興味があるからです」と答えるのがおすすめです。
イベントに無関心な人より興味のある人の方が高いモチベーションで働けるため、面接官にも好印象を与えられます。
今まで行ったことのあるライブやイベントの経験を具体的に挙げながら、今後は運営側のスタッフとして働いていきたいという熱意を伝えてみましょう。
また、イベントに参加した時に「もっとこのように改善した方が良い」と感じたポイントがあれば積極的に提案すると、仕事への意欲をアピールできます。
2 規模の大きい仕事をしてみたいから
イベントの運営には準備段階から本番までさまざまな人が関わっており、膨大な資金も必要となります。
そのため、志望動機に「多くの人と連携しながら仕事を進め、最後には達成感を得られる大規模な仕事をしたいから」といった内容を含めるのも効果的です。
たくさんの人と接することを厭わず、大規模な仕事でも臆さない度胸やコミュニケーション力があることをアピールできれば、企業側から高評価を得られるでしょう。
逆に、大規模な仕事に対して消極的な様子を見せるとマイナス評価に繋がるため注意してください。
イベントスタッフが面接で評価するポイント3つ

ここでは、イベントスタッフの面接で評価される3つのポイントを紹介します。
- 忍耐力
- コミュニケーション力
- 対応力
面接に受かるためには、企業が求めるスキルを備えている必要があります。どのようなポイントが評価されるのか確認し、スキルをアピールしましょう。
1 忍耐力
イベント運営には、忍耐力が求められます。物品の運搬や来場者の整理など、あらゆる場面で体力を求められます。
また、早朝から夜遅くまで勤務が続くケースも少なくありません。
そのため、忍耐力があるとアピールできれば、厳しいイベントの現場でもきちんと仕事をこなせる人材だと評価してもらえるでしょう。
例えば「過去に、引越しのアルバイトで早朝から夜まで複数ヶ所の荷物の上げ下ろしを担当したことがある」など具体的なエピソードがあると説得力が増しますよ。
2 コミュニケーション力
多くの人が関わるイベント運営では、1つのチームとして動いていくことになるため、コミュニケーション力も重要です。
周りの人と連携を取れるのはもちろんのこと、中には芸能関係の上層部と接する場合もあるため、失礼のないよう愛想よく対応できるスキルが求められます。
接客業など、過去に人と接する仕事を経験したエピソードがあれば、コミュニケーション力を評価される可能性が高いでしょう。
また、目上の人に不快感を与えないためのマナーを備えていることも評価のポイントになります。
3 対応力
たとえ入念に準備していても、イベント運営中にハプニングが起きることは珍しくありません。そのため、臨機応変な対応力もイベントスタッフに必要な要素です。
不測の事態が起きても冷静に対応できるのか、面接の受け答えの中で判断されている可能性があります。
予期せぬ質問が出たとしても慌てず、落ち着いて答えるようにしましょう。
柔軟に対応できる姿を見せれば、イベントスタッフとして十分なスキルを備えていると評価されやすくなります。
イベントスタッフの面接に必要な持ち物・服装

ここからは、面接の時に準備しておきたい2つのポイントを紹介します。
- 持ち物
- 服装
きちんと準備を整えておけば、面接時に好印象を与えられるようになります。持ち物と服装のポイントをチェックしていきましょう。
必要な持ち物
- 筆記用具
- メモ
- 身分証明書
- 銀行口座
面接に手ぶらで行くのは避けた方が無難です。企業によって変わりますが、基本的な持ち物は準備して面接会場へ持って行くようにしましょう。
例えば、面接では必要事項を記入したり、仕事内容やルールを記録したりすることもあるため、筆記用具とメモを持って行きましょう。
また、就業手続きをするためには身分証明書や銀行口座も必要になります。身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きのものを準備してください。
服装・メイク
- 指定がある場合はスーツ、私服の場合は動きやすくシンプルに
- 派手すぎないメイク
- 控えめなネイル
- 髪は束ねる
面接では、どのような人と会っても好印象を与えられる清潔な服装とメイクを心がけましょう。
服装の指定がある時は、スーツを着用します。指定がなければ私服でも問題ありませんが、シンプルで動きやすいコーディネートを心がけてください。
メイクやネイルは派手過ぎず、ナチュラルテイストを意識します。また、長髪であれば1つに束ねて顔周りをスッキリと見せるのがポイントです。
イベントスタッフの面接で気をつけるべきこと3つ

最後に、面接で注意すべき点を3つにまとめました。
- 遅刻しない
- 好きなアーティストを見たい気持ちを隠そう
- 事前に自己分析をしよう
気をつけるべき点を把握しておけば、面接での失敗を防げます。注意点を具体的に見ていきましょう。
1 遅刻しない
面接には、必ず遅刻しないようにしましょう。イベントスタッフは、たくさんのお客様に対応しなければならず、常に人手不足の状態に陥りやすい仕事です。
面接で遅刻をする人は、時間にルーズで、イベント当日も他のスタッフに迷惑をかける人だと思われる可能性が高いでしょう。
面接時間のギリギリに会場へ到着するのではなく、15分前には到着するようにスケジュールを立ててください。
きちんと時間を守れる人であれば、企業からの高評価に繋げられます。
2 好きなアーティストを見たい気持ちを隠そう
イベントスタッフとして働く時は、好きなアーティストを見たい気持ちを隠すことも重要です。
そのため「△△という歌手を間近で見たいからです」など、仕事の目的から逸れた志望動機を述べるのは避けてください。
好きなアーティストに気を逸らされて、真剣に働くつもりのない人物だと判断されてしまいます。
志望動機では、あくまでもイベントスタッフとして働くことに対するやりがいと意欲を面接官へアピールするようにしましょう。
3 事前に自己分析をしよう
面接前に自己分析を行い、自分の魅力や強みを把握しておくのも大切なポイントです。
自己分析が足りないと、質問に対して臨機応変に回答できず、イベントスタッフに必要な対応力を備えていないと判断される恐れがあります。
自己分析は、書籍やインターネット上のツールなどで気軽に行えるため、自分自身について深く知るために一度試してみてください。
分析によって明らかになった自分の魅力や強みを簡潔にまとめて伝えられるようにすれば、採用の可能性は高まるでしょう。
イベントスタッフの面接は対応力・コミュニケーション力が評価ポイント!
さまざまな人と接しながら仕事をこなすイベントスタッフは、採用面接で対応力とコミュニケーション力をアピールする必要があります。
事前に志望動機を検討し、適切な受け答えができるようにしておけば、面接官に好印象を与えられるはずです。
イベントスタッフとして働けるように、面接対策をしていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。