履歴書の志望動機や自己PRの文章を、改行していいのか迷っていませんか?履歴書では適宜改行しても構いませんが、読みやすさを考慮したタイミングで改行する必要があります。
そこで、本記事では履歴書で「どこで改行すべきか」「どのくらい改行すべきか」を解説します。ぜひ、履歴書作成の参考にしてみてくださいね。
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履歴書で改行するのはOK
履歴書内の文章の改行は、NGだと思っている人も少なくありません。しかし、履歴書で改行してスタイルを変更するのはOKなんです。
志望動機や自己アピールの文が長い場合には、改行すると見やすくなります。読み手に伝わりやすくなるので、むしろ改行はするべきでしょう。
ただし、改行があまりに多いと、かえって読みにくくなるため、常に読みやすさを意識してくださいね。
また、最近はエントリーシートをWEB入力するケースも増えてきましたが、WEBタイプは改行が削除されて意味がない可能性もあり、改行がなくても不自然でないように書くのがポイントです。
履歴書で改行する3つのタイミング

それでは、履歴書の自己PRや志望動機を読みやすくするために、具体的にどのように段落を分けるべきなのでしょうか?
履歴書で改行を入れる際のポイントは、以下の3つです。
- 文章の切れ目
- 構成の変わり目
- 文字数が多くなった時
①文章の切れ目
文章の切れ目は区切りがいいので、改行を入れるタイミングとして適しています。
句点のたびに改行を入れる人もいると思いますが、内容を細かく区切りすぎると、むしろ読みにくい文章になるでしょう。
区切りの場所で悩む場合には、音読してみてくださいね。音読をすると話の区切りがはっきりして、段落を分ける部分が見えてきます。
一文が長すぎる箇所や修飾語を多用している部分にも気づくかもしれません。黙読で確認してから、音読をして校正しましょう。
②構成の変わり目
全体の文章の構成や流れに合うように、適度に改行してみてください。内容が展開する部分で改行されていれば、読みやすい文章になります。
段落ごとに区切る際には、接続詞に合わせて改行を入れるのがポイントです。
具体的には「まず」「次に」「また」のような接続詞を、段落の間に入れると読みやすくて、文章がすっきりするでしょう。
内容で文章が分けられていると、全体的にもまとまって見えるため、読み手にも好印象を残せるでしょう。
③文字数が多くなった時
原則として一文は、40字〜60字が最適とされています。文章の文字数が多いと読みにくくなるので、そのたびに改行するのがおすすめです。
40字〜60字を目安にして改行すると、視覚的にすっきりしますよ。しかも内容を簡潔にまとめやすく、わかりやすい文章に仕上がるでしょう。
履歴書では自己PRや志望動機の一文をつい長く書いてしまいますが、シンプルな一文を作って、採用担当者が理解しやすい内容を心がけてくださいね。
履歴書で改行して段落を分ける際の注意点4つ

文章を改行すると読みやすくなりますが、方法を間違えれば逆に読みにくくなるかもしれません。
そこで、履歴書で段落分けするときの4つの注意点を説明します。
- WEB履歴書の場合は改行しなくても綺麗な文を心がける
- 履歴書の文字数は8割を埋める
- 文頭は1マス空ける
- 改行しすぎない
①WEB履歴書の場合は改行しなくても綺麗な文を心がける
WEBで履歴書やエントリーシートを作成する場合には、基本的には段落を改行して分ける必要がありません。
文字を打ち込む際に段落分けをしても、勝手に文字が詰まって、適応されないまま送られて、企業に届いたときには改行が全部削除されている可能性があるためです。
会社ごとのシステムによるので、事前に情報がなければ、改行がその通り送信できるかはわかりません。
したがって、WEB履歴書で改行はしてもしなくてもどちらでもいいのですが、段落分けがなくても見やすい文章になるように気をつけましょう。
②履歴書の文字数は8割を埋める
履歴書を見やすくするのを意識しすぎて、内容をあっさりさせてはいけません。
文字数が少ないとスッキリしていて見やすいのは確かですが、あまりに文章量が少ないと、余白が目立つので、企業に対する熱意がないと勘違いされてしまいます。
したがって、記入欄の8割以上は埋めてくださいね。ただし、逆に欄からはみ出すと、ただ単に計画性がない人だと思われます。
欄からはみ出ないようにして、過度な段落分けをせずに、最低でも8割埋めましょう。
③文頭は1マス空ける
履歴書やエントリーシートの文章を段落分けしたら、基本的に記入欄の書き出しは、1マス空けてから書き始めましょう。
文頭の1字空けは、作文の基本的なルールです。ただし、1字空けるのを忘れても、それほど心配しなくて大丈夫でしょう。
1マス空けが原因で選考に落ちる可能性はないので、こだわりすぎる必要はありません。
履歴書やエントリーシートで1字空けていなくても、全体的に読みやすい内容が作成できれば問題ないですよ。
④改行しすぎない
改行を入れる目的は、区切りをつけると意味が伝わりやすいからです。そのため、改行を多用すると、この意味がなくなります。
改行によって段落が多くなると、かえって読みづらくなり、余白が目立って稚拙な印象を与えるかもしれません。
改行が多くなりすぎないように意識するためには、3行ごとのまとまりで改行しても良いでしょう。文字数なら200字程度です。
ただし、3行や200字はあくまで1つの目安であり、忠実に守る必要はありませんよ。
履歴書を書く際に読みやすくする改行以外の3つの工夫

読みやすい履歴書やエントリーシートに仕上げるためには、段落分け以外にもいくつかの工夫が必要です。
では、履歴書を書く際に読みやすくなる基本的な工夫を3つ紹介します。
- 文字の種類を統一する
- アピールしたい部分は強調する
- 箇条書きを利用する
①文字の種類を統一する
手書きの履歴書は、丁寧に楷書で書きましょう。履歴書全体で算用数字や西暦のような文字を、統一するのも大切です。
WEBのエントリーシートでは、フォントは明朝体が一般的とされています。おしゃれなフォントや特殊なフォントは目立ちますが、ビジネス文書には適していません。
手書きの文字は人柄の印象に影響するため、丁寧に書かれていれば誠実さを感じさせます。手書きの作業は大変ですが、読みやすさを意識しながら、1枚ずつ丁寧に仕上げてくださいね。
②アピールしたい部分は強調する
アピールしたい部分は、強調するのもおすすめです。具体的には、「下線を引く」「太文字にする」「文字の間隔を空ける」「括弧のような記号を使用する」方法があります。
手書きで文字の太さを変更するには、芯が太いボールペンを使うと良いでしょう。ボールペンの太さにはバリエーションがあるため、強調に合わせて変えるのがおすすめ。
ただし、強調をしすぎると読みづらくなり、会社によっては好まれない可能性もあるので、企業によって判断してくださいね。
③箇条書きを利用する
アピールポイントが複数ある場合には、箇条書きを用いると全体的に見やすくなるためおすすめです。
箇条書きは内容を一目で読み取れるので、アピールしたいことが伝わりやすくなります。頭に数字をつければ、区切りの場所も把握しやすいでしょう。
ただし、箇条書きが多すぎると内容が薄くなって、入社意欲や人柄が伝わりづらくなるかもしれません。
したがって、箇条書きの使用は最小限にして、必ず文章で補足の説明を追加してください。
履歴書の改行についてよくある3つの質問

企業によってエントリーシートの形式は違うので、本当に改行しても良いのか、悩みはたくさんあるはずです。
そこで、エントリーシートや履歴書の改行に関する、よくある質問と回答を3つ紹介します。
- 改行できない場合はどうすればいいのか
- マス目の履歴書の場合は改行してもいいのか
- 改行する時に使う接続詞はなにがあるのか
①改行できない場合はどうすればいいのか
WEBのエントリーシートでは、改行できない可能性もあります。改行ができない場合には、1文を簡潔にまとめることを意識しましょう。
1文が長いと冗長に感じるので、とくに改行なしで読むとわかりにくく、アピールしたい内容もうまく伝わらないです。
読点や「~たり」を使いすぎないのもポイントの一つで、WEBと手書きのいずれの形式でも活かせます。
状況に合わせて臨機応変に使い分けることで、見やすいエントリーシートを作成してくださいね。
②マス目の履歴書の場合は改行してもいいのか
手書きのエントリーシートや履歴書の中には、原稿用紙のように1マスずつ区切られているタイプもあります。マス目がある場合には、改行しない方が良いでしょう。
エントリーシートや履歴書にマス目のある理由は、企業が文字数を正しく把握するためがほとんどなので、改行していると文字数を数えられなくなります。
ただし、WEBのエントリーシートや履歴書なら、文字数が正確にわかるため、マス目があっても改行して問題ないでしょう。
③改行する時に使う接続詞はなにがあるのか
段落間で改行したら、次の段落の初めに接続詞を入れましょう。改行する際に使用する接続詞の具体例には、「次に」「また」「さらに」が挙げられます。
内容が展開する部分で改行するのがポイントで、改行で適切な接続詞が入っていれば、見やすいのでおすすめです。
内容を列挙する際には、「最初に、続いて」「第一に、第二に」を使用して、順序をつけるのも良いでしょう。
ただし、接続詞を多用すると読みにくくなるので、効果的に使ってくださいね。
見やすくするため履歴書は改行するのがおすすめ
今回は、履歴書で改行するタイミングや注意点をくわしく紹介しました。
文字で全て埋めるのではなく、適度に段落を分ければ、ストレスなく読んでもらえるでしょう。本記事を参考にして、改行を上手に利用した読みやすい履歴書を作成してくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。