「今日の面接は上手くいったのかな?」と、いまいち手応えがわからず、モヤモヤしてしまうことがありますよね。では一体どのようなことを判断基準にして、面接の手応えをはかればいいのでしょうか。
この記事では、面接の手応えがわからない就活生のために、判断に役立つサインを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
全て無料!面接対策お助けツール
- 1面接質問集100選|400社の質問を分析
- LINE登録で面接前に質問を確認!
- 2ビジネスマナーBOOK|ルール確認
- 面接のマナーはこの1冊で大丈夫!
- 3企業・業界分析シート|企業研究
- 企業研究で回答を差別化!
面接の手応えがわからない人は面接官に注目
面接の手応えが分からない人は、面接官に注目してみましょう。
なぜなら、面接官とあなたの間で行われる質疑応答の反応や、面接全体の雰囲気がどうだったかで、面接の良し悪しがある程度推測できるからです。
手応えがよくないと判断できれば面接の途中で挽回も可能ですし、反省点を整理して次回の面接に生かすことも。
ただし手応えはどうしても主観的な判断になるため、一喜一憂しすぎないようにしましょう。
手応えありと判断できる面接のサイン4つ
「面接で手応えがあるときのサイン」と言われても、本当にそんなサインがあるの?と不思議に思う人もいますよね。
そこで今回は、累計5000人以上の就活生と面談をしてきたトップ就活エージェントや、最終面接の担当経験もある面接官17人にしぼってアンケートを実施。
「面接で就活生に手応えを感じたときのアクション」について聞いてみました!

最も多かった答えは「自社の魅力をアピールする」でした!企業側も逃したくない就活生には逆に自社のPRをおこなうようですね。
他にも、質問の深掘りをする、就活生のスケジュール感を確認するなどの意見も。これらの結果をもとに、面接官の心を掴んだとわかる4つのサインについて解説していきます。
- 企業側の魅力をアピールされる
- 質問をたくさんされる
- スケジュールを押さえられる
- 面接官も自分も笑顔で終わる
①企業側の魅力をアピールされる

アンケート結果からもわかるように、「面接官から企業側のアピールをされる」サインがあると、選考通過の可能性が高いと言えるでしょう。
就活生が企業に選んでもらえるか不安がるように、企業も「自社を選んでくれるか」に気を揉んでいます。
この学生に来てほしい!と思ったら、即座に自社の魅力を強調する企業も多いようです。
しかもただアピールするのではなく、「就活の軸」などの就活生が重要視している部分を聞き出してから、それに合わせた魅力付けをするという回答が複数ありました。
自分のこだわっている部分に絡めて企業側の魅力を説明されたときは、相手も手応えを感じてくれている可能性が高いでしょう。
②質問をたくさんされる
面接に受かった人に多くみられるのは、質問をたくさんされている点です。面接官が興味を持ってくれて、もっとあなたについて知りたい、と考えてくれている証拠です。
アンケート結果からも、手応えを感じた就活生に対しては質問が増えることが分かりますね。
中でも、自分の答えを深掘りするような質問が多かった場合は、好感触だったと考えてもいいでしょう。
質問をすることによって、面接官は就活生の志望度の高さや能力を見極めています。全く採用する気がない人に対しては、わざわざ時間をかけて質問をする必要がありません。
③スケジュールを押さえられる
面接の最中に、就活の進捗状況や次回の採用面接の案内を受けるケースがあります。そこでスケジュールを押さえられたということは、面接官があなたに興味を持ち採用したいと考えている証です。
アンケートでも「就活の進捗状況を聞く」と答えた人が一定数いました。「次の選考に進ませたい」と考えた時点で、就活生のスケジュールを押さえようとする企業も多いようですね。
企業側は何よりも優れた人材は早く確保したいと考えています。そのためにも採用に向けて、有力な就活生の確保にかかるのでしょう。
こういった場合に慌てることがないように、スケジュール管理をしっかり行ってくださいね。
④面接官も自分も笑顔で終わる
面接が終始和やかな雰囲気で進み、面接官も自分も笑顔で終わった場合も、手応えがあったと考えられます。面接官が望む会話内容で話が進み、あなたの印象もよかった証です。
面接官も人間ですから、就活生との相性の良し悪しも出てきます。そこで笑顔で終われたということは、会話のキャッチボールもうまくいったはずです。
アンケートでも「好印象だった就活生との面接は雰囲気良く終わる」との答えが。互いに笑顔で終われた面接はまず安心してみてもいいでしょう。
好印象を持ってもらうためにも、フレッシュな就活生らしく笑顔で元気な受け答えを意識して、明るい雰囲気を作る努力も大切になります。
手応えなしと判断できる面接のサイン3つ

残念ながら、面接で上手くいかないこともあります。ここでは、面接で手応えがなかったと判断できる3つのサインについて解説していきます。これらのサインに当てはまった場合でも、次の面接に生かせるように、対策をしていきましょう。
- 面接官の反応が薄い
- 回答を深掘りされない
- 答えに窮し沈黙が多い
①面接官の反応が薄い
面接で落ちてしまった就活生に聞くと、質問の答えや話す内容に対して、面接官の反応が薄い面接だったケースが多いようです。
反応が薄いということはあなたに興味を持てず、積極的に採用したいという気持ちを持たれなかった可能性が高いからです。また、面接官が求める答えをしていなかったり、企業との適合性を感じてもらえなかったかもしれません。
面接官との相性もありますが、企業が求める人材に近づけるように努力し、貢献度が高いことをアピールできるようにしっかりと自己分析と企業研究に取り組みましょう。
②回答を深堀りされない
回答を深掘りされないケースも、面接で手応えがなかったと判断できる特徴です。あなたについてそれ以上詳しく知りたい、という気持ちがなかったサインといえます。
本来であれば、回答に対して深掘りをする事により、応募者の能力や人格、志望度などを様々な角度から採用基準に達しているかをチェックするのが一般的です。
面接官の興味をひけず、企業側が求める人材ではなかったと判断された可能性があります。
③答えに窮し沈黙が多い
答えに窮してしまい沈黙が多い面接は、上手くいかなかった典型的なケースです。沈黙が多いということは、面接の準備不足であり、やる気がなく志望度が低いと評価されてしまいます。
また言葉に詰まった時にどのように対処するかで、社会人としてのコミュニケーション能力の有無も、採用基準として見ているのです。
面接では言葉のキャッチボールが重要になります。面接官が意図する質問に対して、的確に答えられるようにするためにも、面接の事前準備は必須です。
判断が割れるサイン3つ

合否の手掛かりとなる面接での手応えですが、判断が割れる3つのサインがあります。やはり手応えはあくまでも主観的なので、自分が想像していた結果にならないこともあるのです。
では、判断が割れる下記のサイン3つを見ていきましょう。
- 面接時間が長い
- 面接官が終始笑顔だった
- 合否連絡が遅い
①面接時間が長い
面接時間が長い場合は、必ずしも手応えがあったとはいい切れません。
応募者に興味を持つと質問も増えて、面接時間が長くなります。しかし応募者が話しすぎてしまい、面接時間が長くなってしまうケースもあるのです。
逆に面接時間が短い場合も、採用が確実なので面接が短い場合と、応募者に興味をひかれないために短い場合と、状況によって意味が変わってきます。
このようなことから面接時間の長短は、手応えとして判断が割れるサインの1つです。
②面接官が終始笑顔だった
面接官が終始笑顔だった場合、なんとなく手応えを感じてしまいがちですが注意が必要です。
あなたに対して好印象を持ち、本当に会話のやりとりを楽しんでくれたかもしれません。しかし面接官の配慮や、企業のイメージを崩さないための対策として、不採用となる応募者にも笑顔で対応する方針の企業もあるのです。
逆に笑顔のない淡々とした面接で終わっても、充実した内容の受け答えで、しっかり自己アピールができた場合は合格する可能性もあります。
③合否連絡が遅い
難しい判断の1つとして、合否連絡が遅いというサインがあります。なぜなら合否連絡の早い遅いは、企業の都合によってさまざまだからです。
まずは合格者への連絡を行い、不採用者への連絡が後回しになっている可能性もあります。しかし企業によっては、応募者全員の面接が終わってから合否連絡をするなど、事情が異なるのです。
このように企業側の事情があるので、合否連絡が遅いというだけで、手応えの有無を判断するのは早合点といえるでしょう。
面接で手応えなしでも合格する3つの場合

これまでにも「手応えは主観的」と話してきた通り、自分が感じた手応えと反対の結果が出ることがあります。
手応えがなくても合格するのは、どんなケースなのでしょうか。ここでは、面接で手応えがなくても合格する3つの場合について、説明していきます。
- 個性が際立っていた
- 即戦力となるスキル・資格を持っていた
- 圧迫面接だった
①個性が際立っていた
志望者の個性が際立っていた場合、手応えがなくても合格する可能性があります。面接官は1日に数多くの就活生と接する中ため、個性が際立っているとその印象が残って、他の就活生よりリードできるからです。
ただし、個性の意味を勘違いしないように気をつけてください。個性とは「自分らしさ」であって、奇抜な発言や行動で悪目立ちすることではありません。
入社後にあなたの個性や能力を、どう生かしていけるかをアピールできるように、しっかり企業研究もしておきましょう。
②即戦力となるスキル・資格を持っていた
もし即戦力となるスキルや資格を持っていた場合は、非常に大きなアドバンテージとなります。企業側は、新入社員が入社後にいかに活躍して貢献してくれるかを重視しているのです。
ですから企業が求める能力を持つ応募者の履歴書を見た時点で、採用したいと判断した場合、わざわざ時間をかけて面接をしないケースがあります。そのため手応えがなくても、合格することがあるのです。
③圧迫面接だった
手応えを感じなくても、圧迫面接だった場合は合格している見込みは残されています。圧迫面接では、どんな受け答えをしても威圧的な反応のため、手応えの有無を判断するのは困難です。
面接官は圧迫面接の厳しい状況で、応募者のストレスに対する耐性や、コミュニケーション能力をチェックして対応力を試しています。
焦らずに落ち着いて対応できていれば、手応えに自信がなくても合格することがあるのです。
面接の手応えがわからない人はサインを参考に判断しよう
面接の手応えがわからない人は、サインを参考に判断してみましょう。しかし手応えはあくまでも主観的なものなので、一喜一憂しすぎないことも大切です。
手応えのサインをわかるようになれば、面接中でも挽回できるチャンスを掴めます。そして次回の選考へ向けて面接を振り返り、対策を練って内定への足掛かりとなるように生かすことができるのです。
サインを読み取ることで、これからの面接での成功へのヒントとして活用し、次のステップへ前進できるように集中していきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。