就活生の皆さん、面接官からの意地悪な質問に困った経験はありませんか?
圧迫面接や意地悪な質問は、ストレスを感じるだけでなく、自信を喪失してトラウマの原因になることもあるため、事前に対策が必要です。
本記事では、徹底的な「なぜ」の深ぼりや志望動機への否定的な質問など、意地悪な質問例とその対処法を紹介します。
意地悪な質問をされても、冷静に対処できれば採用の確率はぐっと上がります。ぜひ参考にしてください。
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意地悪な質問は圧迫面接の兆候かも
圧迫面接とは、面接官が応募者に対して厳しい質問をしたり、否定的な態度を示したりするスタイルの面接のことです。意地悪な質問も、圧迫面接の兆候と言えます。
ここでは圧迫面接の特徴を2つ紹介します。
- 威圧的な態度
- 常に否定的な反応
①威圧的な態度
圧迫面接では、面接官が威圧的な態度を示すことがあります。例えば、腕組みしてふんぞり返ったり、興味がなさそうな態度を示したり、無視をすることも。
しかし、威圧的な態度は就活生を試すためで、面接官が本当に興味がないわけではありません。焦らず、自分の意見を堂々と述べることが大切です。
②常に否定的な反応
圧迫面接では、面接官が就活生の回答に常に否定的な反応を示すケースも多く見られます。これは、就活生が批判にどう対応するか、またしっかり自己主張できるかを見るためです。
企業が面接で意地悪な質問をする3つの理由
面接は、企業が就活生の適性を見極めるための重要なプロセスです。しかし、時には厳しい質問が飛び出し、就活生を困惑させることも。それはなぜか、企業が面接で意地悪な質問をする主な理由を3つ紹介します。
- ストレス耐性の確認
- 対応力の確認
- 思考力の確認
①ストレス耐性の確認
企業が面接で意地悪な質問をする一つ目の理由は、就活生のストレス耐性を確認するためです。
仕事は常に順調に進むわけではありません。プロジェクトが予定通りに進まなかったり、予期しない問題が発生することも多々あります。
そんな状況下でも冷静さを保ち、適切な判断を下すことができるか見るために、企業は意図的にストレスを与える質問をするのです。
意地悪な質問にも冷静に対応し、適切な解答を提供できれば、厳しい状況下でも働けると判断されます。
逆に、ストレスに弱くすぐにパニックになる人は、仕事の厳しさに耐えられない可能性があると見なされるでしょう。
②対応力の確認
二つ目の理由は、就活生が臨機応変に対応できるかを確認するためです。
企業は、予期しない事態が発生したときに、迅速かつ適切に対応できる人材を求めています。面接で意地悪な質問をすることで、就活生が突然の状況変化にどのように対応するかを見ます。
例えば、「あなたの意見が全く間違っていると思うが、どう思う?」といった質問に対して、冷静に自分の意見を説明し、反論できる人は、企業から高く評価されます。
逆に、突然の質問に動揺し、適切な回答ができない人は、予期しない事態に対応できないと見なされるでしょう。
③思考力の確認
三つ目の理由は、就活生の思考力を確認するためです。企業は、新しい問題に対して独自の解決策を提案できる人材を求めています。
面接で意地悪な質問をすることで、就活生が即興で問題解決に取り組む様子を観察します。
例えば、「あなたがCEOだったら、この企業の問題をどう解決しますか?」という質問に対して、具体的な解決策を提案できる人は、企業から高く評価されるでしょう。
逆に、具体的な解決策を提案できない人は、新しい問題に対して独自の解決策を提案できないと見なされます。
圧迫面接での意地悪な質問例3つ

ここでは、圧迫面接でよく出される意地悪な質問を3つ紹介します。
- 徹底的な「なぜ」の深ぼり
- 志望動機やガクチカに否定的な質問
- スキルや性格に対して懐疑的な質問
①徹底的な「なぜ」の深ぼり
一番多いのは「なぜ?」の深掘りです。圧迫面接では、よく「なぜ?」という質問が繰り返されます。これは、就活生の思考力や即応性を試すための手法です。
例えば、「なぜこの業界を選んだのですか?」と聞かれ、「建築に興味があるからです」と答えたら、「なぜ建築に興味があるのですか?」とさらに深堀りされます。
②志望動機やガクチカに否定的な質問
志望動機や学生時代の活動(ガクチカ)に対して否定的な意見を述べる質問も、圧迫面接あるあるです。
例えば、「学生時代にバイトはしてこなかったの?」や、「あなたの志望動機は他の誰でも言えるようなことではないですか?」や、「ガクチカが全く関係ない活動だと思いませんか?」など、あなたの価値観や経験を否定するような質問をされます。
③スキルや性格に対して懐疑的な質問
自己PRやスキル、性格に対する懐疑的な質問も圧迫面接でよく見られます。
例えば、「あなたのスキルは、実際には役立たないのでは?」や、「あなたの性格は、うちで働くのに適していないのでは?」と質問されます。
圧迫面接の意地悪な質問はアドバイザーと乗り切ろう!
最近は圧迫面接も減ってきましたが、それでもゼロではありません。面接官から厳しい表情で質問攻めにされると、事前に準備をしてきても頭が真っ白になってしまいますよね。
また、圧迫面接でなくても、深掘り質問を繰り返されるとだんだんと不安になってきて、自信を失ってしまう人もいるでしょう。
そんなときは、自分だけで悩みすぎず、一度キャリアアドバイザーに相談してみるのも1つの手です!
カリクルのキャリアアドバイザーは、年間で5000人以上の就活生から相談を受けており、圧迫面接への対処法も熟知しています。平均7~8回の就活面談の中で、さまざまな不安を解消できますよ。
圧迫面接で意地悪な質問をされた時の3つの対処法

意地悪な質問も、対処法を知っていれば冷静に受け答えできます。前述した圧迫面接でよくある3つの意地悪な質問に対する対処法をそれぞれ解説します。
- 事前に用意した回答への深掘りを行う
- 指摘を素直に認めたうえで理由と改善する姿勢を示す
- 「私は向いていると思う」とはっきり伝える
①事前に用意した回答への深掘りを行う
「なぜ?」の深掘りの対策としては、想定質問への準備回答に対して、自ら「なぜ?」と問いかけ、自分の考えを深く掘り下げることが有効です。
例えば、「建築に興味がある」という回答に対して、「なぜ建築に興味があるのか?」と自問自答することで、自分の考えを深く理解でき、面接官からの深掘り質問にも、自信を持って答えられます。
②指摘を素直に認めたうえで理由と改善する姿勢を示す
志望動機や学生時代の活動(ガクチカ)を否定された場合、反論するのではなく、素直に認めた上で、指摘に対する理由や改善策示すことで、自己改善への意欲や柔軟性をアピールできます。
例えば、「学生時代にバイトはしてこなかったの?」と指摘された場合、バイト経験がないことを認めた上で、「その分学業に時間を費やし、GPA3.5を達成しました」と返せば、バイト経験がない理由も説明できますし、学力もアピールできます。
③「私は向いていると思う」とはっきり伝える
自分のスキルや性格に対して疑問を投げかけられた場合、ただ単に反論するのではなく、具体的な根拠やエピソードを用いて自分の考えを伝えることで、主張に説得力が生まれます。
例えば、「あなたはリーダーシップがないように見える」と言われた場合、過去にプロジェクトをリードした経験や、困難な状況を乗り越えたエピソードを話すことで、自分がリーダーシップを持っていると伝えられます。
面接準備は意地悪な質問をされる前提で進めよう
圧迫面接での意地悪な質問は、就活生にとって大きなプレッシャーです。しかし、適切な対処法を身につけておけば何も怖くありません。
まずは質問の具体例を理解し、それぞれの対策を考えましょう。大切なのは冷静さを保ち、自分自身を信じることです。
圧迫面接であっても、自己の強みや経験を適切に伝えることができれば、必ずしもネガティブな結果にはなりません。悔いのないように精一杯頑張りましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。