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【就活生必見】将来なくならない仕事の特徴を紹介|具体例も解説

近年、IT技術の進歩によって、将来なくなる仕事の存在が話題となっています。

就職活動をする上で、自分の就きたい仕事が将来的になくならないか、心配な人も多いのでは無いでしょうか。そこで、本記事では、将来なくならない仕事の特徴と、具体的な仕事内容についても紹介しています。ぜひ仕事選びの参考にしてくださいね。

将来なくなる可能性のある仕事は約半数

2014年に発表されたオックスフォード大学の論文によると、10〜20年の間に約半数の仕事が機械化され、なくなると言われています。

それほどAIやIoT、ロボットなどのIT技術の発展が著しく進み、私たちの仕事は機械に代替されようとしているのです。実際、既にロボットやAIに徐々に置き換わっている職業もあります。

そのため、就職活動をするうえで自分の目指したい職業が、将来なくなる可能性があるのかを知っておくことは非常に重要になります。また、目指す職業が定まっていない人は、将来なくならない仕事から選んでみるのも良いでしょう。

今後さらに進むであろうIT化を見据えて、AIやロボットに代替される仕事を頭に入れたうえでのキャリア設計が重要です。

将来なくならない可能性が高い仕事の3つの特徴

将来なくならない可能性が高い仕事には、機械やAIでは代替できないという共通点があります。

就活中に職種に迷ったら、以下の特徴がある仕事を選ぶことも1つの選択肢です。

  1. 優れたコミュニケーション能力が必要な仕事
  2. 柔軟性が求められる仕事
  3. クリエイティブな仕事

①優れたコミュニケーション能力が必要な仕事

コミュニケーションが不可欠な仕事はなくなりづらいでしょう。

人同士のコミュニケーションは、会話の内容だけでなく表情やその場の空気感など些細な情報を掴み、感情や雰囲気を感じとります。相手の感情を察知し気を配ることは、機械やAIでは難しいのです。

最近では、自然な会話ができる機会やAIもありますが、これらは私たちの疑問や発言に応答しているだけの、受け身の状態です。

人同士の人間味あふれる会話が必要不可欠な仕事は、なくならない可能性が高いと言えるでしょう。

②柔軟性が求められる仕事

機械やAIは、事前にプログラミングされたことを忠実に行うことに長けており、最初に決められたゴールの達成を優先します。

しかし人間のように、突発的な物事の状況をすばやく判断し、柔軟に対応することは苦手です。AIや機械はルールや決められたパターンに沿って正確に動作することを得意としているため、補助の役割で活用すると良いでしょう。

柔軟な対応には、想像力や感性、判断力が求められます。これらの能力は機械やAIよりも人間が得意な分野のため、柔軟性が求められる仕事は代替が難しいでしょう。

③クリエイティブな仕事

AIは、過去のデータや作品を学習して、新しいコンテンツを生み出しています。

AIが生み出した作品は年々クオリティを上げてはいますが、AIには、人間の想像力や感情は備わっていないため、AIが生み出したものが必ずしも人間の感性に沿っているとは限らないのです。

人が心を揺さぶられる作品や、全く新しい発想でオリジナリティのある物事を生み出すことは、人間にしかできません。

これらの理由から、新たな発想や想像力を求められるクリエイティブな仕事は、将来なくなりにくいと言えます。

将来なくならない可能性が高い仕事5選

ここからはより具体的に、将来なくならない可能性が高い仕事とその理由について解説していきます。

今回紹介する職業はごく一部ですが、就活の仕事選びの参考にしてくださいね。

  1. コンサルタント
  2. 医療・介護職
  3. 教育関係職
  4. 法律関係職
  5. 開発職

①コンサルタント

経営課題の解決といった、状況に応じた意思決定が必要とされるコンサルタントの仕事は、なくならない可能性が高いと言えます。

AIは、過去のデータや数値から統計的な結果を提示することができるかもしれません。しかし、実際に企業が抱えている課題は非常に複雑で、課題のヒアリングによって原因や改善点を探していきます。

問題を深掘り、複合的な判断をするには、信頼も得なければなりません。このような高度なコミュニケーションはAIには難しいと言えるでしょう。

②医療・介護職

医療・介護職は、コミュニケーション力や観察力、臨機応変な対応力などが必要であり、これらの能力はAIやロボットでは実現できません。

人と関わる職業は、想定外のことの連続のため、常に変化する状況への対応が求められます。また、コミュニケーションは信頼関係を築き、些細な変化を察知することで治療にも影響を及ぼす非常に重要な要素です

このように、柔軟性もコミュニケーションも求められる医療・介護職は、機械やAIには代替できない仕事だと考えられます。

③教育関係職

教育関係職には、保育士、教師、塾講師などがあります。近年では、学習にタブレットが用いられるなど、教育機関もIT技術を取り入れていますね。

しかし教育とは、勉強を教えるだけでなく、命を預かり人間性を育てること大きな役割です。

体調不良や子ども同士のトラブルの解決だけでなく、ひとりひとりの個性を伸ばすことは、人間でければ難しいのです。命を守ることや人間性の教育は、現代のロボットやAIでは不向きと言えます。

④法律関係職

法律関係職は主に裁判官や弁護士、検察官などが含まれ、被害者と加害者の間に入り、様々なトラブルや事件に対応します。

被害者と加害者の双方の主張を汲み取ったうえで、最善の落とし所を決め、社会の公正を保つ仕事です。

AIに法律のデータがいかに蓄積されていても、それらはあくまで過去のデータであり、AIが導き出す答えが必ずしも人間の倫理観や価値観に沿っているとは限りません。

国際的な視野や人権的な感覚が必要となる法律関係職は、今後も無くならないでしょう。

⑤開発職

開発職とは、サービスや製品を世の中に出すための職種です。

開発の仕事は、世の中のニーズに合わせて、人が望んだり感動できる製品を新たに生み出していきます。一方、AIや機械はまったく新しい発想で新しい製品を生み出すことはできません。

時には、「なぜこの製品を生み出すに至ったか」といった物語が評価に関係するケースもあります。人の生活と心をよく観察することで新しい製品を生み出す開発職は、今後もなくならないでしょう。

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将来なくなる可能性が高い仕事5選

将来なくなる可能性が高い仕事は、仕組み化がしやすくルーティンが多いなど、機械やAIに代替しやすい特徴を持っている仕事です。

今回紹介する仕事はごく一部ですが、仕事選びの参考にしてくださいね。

  1. スーパーやコンビニの店員
  2. タクシー運転手
  3. 一般事務員
  4. 工場の作業員
  5. 銀行員

①スーパーやコンビニの店員

スーパーやコンビニのレジは、システムを自動化しやすいため、今後なくなる可能性が高いと言えます。

既にセルフレジを導入している店舗もあり、慣れた人も多いのではないでしょうか。

今後は決済だけでなく、商品の読み取りも自動になりつつあります。実際に日本でも、センサーやカメラが商品情報を読み取り、店員がいなくても買い物ができる無人コンビニも登場しています。

このように、無人店を目指す動きは今後さらに高まり、IT化の流れは強まるため、今後なくなる可能性が高いと言えます。

②タクシー運転手

タクシー運転手も、自動運転技術の発展によってなくなる可能性があります。

危険運転を察知し、事故の防止機能を搭載している自動車は、既に販売されています。しかし、今後さらに自動運転技術の開発が進み、完全な自動運転になる日は近いと言えるでしょう。

実は、既に無人タクシーが実装されている国もあるのです。

日本では、自動運転はまだまだ課題があるため、すぐに仕事がなくなることは考えにくいですが、自動化される未来は近いと言えます。

③一般事務員

一般事務職の仕事は、単純作業やデータや数字を扱う作業が多く、この分野はIT技術でシステム化しやすい分野です。既にRPAなどで一部業務を自動化している会社も少なくありません。

事務員の仕事をIT化できれば業務効率の向上や、コスト削減に繋がるなど会社にとっても大きなメリットとなります。また、一般事務員は比較的多くの会社に存在し、IT化の需要が高いため、これからさらに自動化ツールが生み出されるでしょう。

一般事務員の仕事が全てなくなる訳ではありませんが、より専門的なスキルを身につけることで、事務作業は自動化されても、企業にとって必要とされる人材になることができます。

④工場の作業員

工場の作業員の仕事も、今後なくなる可能性が高いとされています。

工場の仕事は、単純作業や機械操作が多く、これらの仕事はAIや機械の得意分野と言えます。

特に、不良品の発見や検品など、細かな見落としやミスは機械化によって大幅に削減できるため、機械化するメリットが十分にあるのです。

また、工場の仕事は個性や専門性があまり求められず、スキルアップもしにくい傾向にあるため、今後はさらに無人工場が増えていくでしょう。

⑤銀行員

銀行員は安定的な職業というイメージを持っている人も多いでしょう。

しかし、最近ではネット銀行の浸透によって、基本的な取引はネットで完結できるようになりました。また、AIやRPAを用いて銀行業務の自動化が進んでおり、融資や投資信託もAIやロボットレーダーで可能になっています。

銀行自体がなくなることは、しばらくは無いと言えますが、IT技術に代替できる銀行業務は人員削減の動きが出るでしょう。そのため、金融業を目指すのであればフィンテックやキャッシュレス関連の仕事に就くのも1つの方法です。

将来なくならない仕事に就くための3つの方法

就活をする上で、できるだけ将来なくならない仕事に就きたいと考えている人も多いでしょう。

ここからは、将来なくならない仕事に就くための方法を紹介していますので、就活の参考にしてくださいね。

  1. 将来なくならない仕事に就職する
  2. アンテナを張ってトレンドに敏感になる
  3. 将来なくならない仕事に関連する資格を取得する

①将来なくならない仕事に就職する

就職後、全く新しい業種や職種に就きたいと思ったら、未経験転職をしてキャリアチェンジする必要があります。しかし、新卒の就活で将来なくならない仕事に就くことで、安心してキャリアを積むことができます。

将来なくならない仕事に就くには、今から準備を始めると良いでしょう。

本記事で紹介した「なくならない仕事の特徴」と、あなたの得意や興味を掛け合わせることで、あなたに合った仕事を見つけることができますよ。

企業分析シートをダウンロード

②アンテナを張ってトレンドに敏感になる

トレンドに敏感な人とは、社会の動向や変化に対して素早く反応し、自分の知識やスキルをアップデートしていける人です。

現代のSNSやネット記事は、それぞれに合わせたおすすめを配信しているため、自分の興味のある分野のニュースしか見ない人も多いのではないでしょうか。

しかし、普段興味のないニュースも満遍なくチェックする、新聞や本を読むなど、トレンドに敏感になることで、時代の変化に対応でき、将来なくならない仕事へ対応できるでしょう。

③将来なくならない仕事に関連する資格を取得する

就きたい仕事が決まったら、その仕事に関連する資格を取得しましょう。

資格を取得していると、志望度の高さを評価してもらえたり、実務にも役に立つなどメリットが多くあります。中には、資格がなければ就くことができないものもあるため、就きたい職業に資格が必要かもチェックしておきましょう。

例えば、IT分野などは学んでおいて損はないのでおすすめです。

将来なくならない仕事かつ資格を取得している人は、高い専門性と将来性から、今後のキャリア形成が有利になると言えるでしょう。

将来なくならない仕事に就いてキャリアを構築しよう

中には、将来なくなる可能性が高い職業を志望している人もいると思います。今はどの仕事も需要があるため、目指すことは悪いことではありません。

なくなる可能性があることを念頭において、将来のキャリア戦略を今のうちから意識しておくと良いでしょう。

機械やAIに代替されるばかりではなく、新たな仕事が生まれる可能性も十分にあります。仕事は、時代の変化と共に変わり続けています。時代の流れや需要を意識し、スキルを身につけていきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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