長期インターンの探し方を解説!選び方やメリット・デメリットも紹介
長期インターンの探し方や選び方に悩んでいませんか?就活の中で貴重な経験を積むためには、適切な長期インターンの選択が重要です。しかし、情報が多すぎてどこから手をつけていいか迷ってしまうこともあるでしょう。
本記事では、長期インターンの探し方と選び方について解説します。募集サイトの活用やSNSでの情報収集、さらには自己分析や目的意識の持ち方まで、具体的なポイントを解説するので、ぜひ最後までお読みください。
長期インターンとは

長期インターンとは、その名の通り、一定の長期間にわたって行われるインターンシップを指します。具体的には、3ヶ月以上の期間を指すことが一般的です。
長期インターンシップは、短期間のインターンシップとは異なり、実際の職場での長期間の経験を得られます。これにより、参加者は企業の文化や業務内容をより深く理解できて、その業界や職種で働くことが自分に合っているかどうかも判断できます。
長期インターンシップは、自分のキャリアパスを探求し、自分に合った職種や業界を見つけるための有効な手段です。しかし、長期ゆえの課題もあるため、参加を検討する際には、自分の時間管理能力やコミットメント、そして企業からのサポートを考慮しなければいけません。
長期インターンの探し方7選

そもそも、どのやって長期インターンを探せば良いか迷っている就活生も多いと思います。ここでは、長期インターンの探し方を7つ紹介します。それぞれの方法を理解し、自分に最適なインターンを見つけましょう。
- 募集サイトから探す
- SNSで探す
- 逆求人サイトで探す
- OB・OG訪問サイトを利用する
- 企業のホームページをチェックする
- 大学内のキャリアセンターで問い合わせる
- 友人・先輩に紹介してもらう
①募集サイトから探す
長期インターンを探す最も一般的な方法は、専門の募集サイトから探す方法です。募集サイトでは、業界・業務内容・給与条件・勤務地など様々な条件から自分に合ったインターンを探せます。
例えば、「Renew」や「Infraインターン」、「ゼロワンインターン」、「COMPUS」などがあり、それぞれに特徴と強みがあります。これらのサイトを活用し、自分の目指すキャリアにマッチするインターンを見つけましょう。
②SNSで探す
SNSを活用してインターンを探す方法もあります。TwitterやInstagramで、「長期インターン」や「インターン募集」などのキーワードで検索すると、多くの募集情報が見つかるはずです。
ただし、SNSでの募集は求人サイトとは異なり、企業情報が少なかったり、求人情報が運営企業によってチェックされていないこともあるため、応募前に企業情報や口コミなどをしっかりと調べる必要があります。
③逆求人サイトで探す
逆求人サイトも長期インターンの探し方の1つです。例えば、「Wantedly」などのサイトでは、企業が新卒、中途、インターン問わず募集を出せます。
逆求人サイトを利用することで、自分のスキルや経験を活かせる、または学びたい分野のインターンを見つけられます。
④OB・OG訪問サイトを利用する
OB・OG訪問サイトを利用することも、長期インターンを探す手段の1つです。
「Matcher」などのサイトでは、社会人との面談を通じて就活相談を行えます。その中で、長期インターンを募集している企業の情報を得ることも可能です。
直接の人脈を通じて情報を得ることで、より深い理解や信頼感を得られます。
⑤企業のホームページをチェックする
特定の業界や企業に興味がある場合、直接その企業のホームページをチェックする方法も有効です。
企業のホームページには、インターンシップの情報や募集要項が掲載されていることが多く、自分が求める情報を直接得られます。
ただし、求人情報が掲載されていない場合もあるので、その際は直接企業に問い合わせてみると良いでしょう。
⑥大学内のキャリアセンターで問い合わせる
大学のキャリアセンターは、学生の就職活動を支援するための施設です。キャリアセンターでは、企業の人事部門と直接連携を取り、求人情報を提供しています。
特に、大学と企業との間に強いつながりがある場合、長期インターンの情報を得られます。大学のキャリアセンターを活用し、自分に合ったインターンを見つけましょう。
⑦友人・先輩に紹介してもらう
最後に、友人や先輩からの紹介も有効な方法です。信頼できる人からの紹介は、安心感をもたらし、初めてのインターンでも取り組みやすくなります。
また、その人が実際に経験したインターンの情報を聞けるため、より具体的なイメージを持ってインターンに臨めます。
長期インターンを探すときの2つのポイント

長期インターンシップは、学生が実務経験を積むための素晴らしい機会ですが、その価値を最大限に引き出すためには、適切なインターンシップを見つけることが重要です。ここでは、長期インターンシップを探す際の2つの重要なポイントを紹介します。
- 目的意識を持って探す
- 体験談をチェックする
①目的意識を持って探す
長期インターンシップを探す際の最初のポイントは、目的意識を持つことです。自分が何を学びたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを明確にしてください。
マーケティングの知識を深めたい、プログラミングスキルを磨きたい、リーダーシップを経験したい、など具体的な目標を設定することで、適切なインターンシップを見つけられます。
また、自分のキャリアパスを考える際も目的意識は重要です。例えば、将来的にはエンジニアとして働きたいなら、関連するインターンシップを探した方がいいでしょう。
②体験談をチェックする
次に、長期インターンシップを探す際の重要なポイントは、体験談をチェックすることです。インターネット上では、多くのインターン生が自身の経験を共有しています。それらの体験談を読むことで、具体的な業務内容や職場環境、学べるスキルなど、インターンシップの実態を把握できます。
しかし、全ての体験談が正確であるとは限らないため注意が必要です。複数の情報源から情報を得て、自分自身で判断しましょう。
長期インターンの選び方4つ

長期インターンは期間が長いため、慎重に選ばなければいけません。ここでは、長期インターンを選ぶための4つのステップを解説します。
- 自己分析から業界を選ぶ
- 目的を整理する
- 目的に合った求人を探す
- 諸条件を確認する
①自己分析から業界を選ぶ
自己分析は、長期インターンを選ぶ第一歩です。自分の強みや興味、価値観を理解することで、自分に合った業界を見つけられます。
例えば、コミュニケーション能力が高い方は広報やマーケティングの業界が適しているかもしれません。また、ITやプログラミングに興味がある方は、IT業界やスタートアップ企業を視野に入れるとよいでしょう。
②目的を整理する
次に、インターンを通じて何を得たいのか、目的を明確にすることが重要です。具体的なスキルを身につけたい、あるいは特定の業界での経験を積みたいなど、具体的な目標を設定しましょう。
目的が明確であればあるほど、適切なインターン先を見つけやすくなります。
③目的に合った求人を探す
目的が明確になったら、それに合った求人を探すことが次のステップです。前述したインターネットの求人サイトやキャリアセンターなどを活用し、自分の目的に合ったインターン先を見つけましょう。また、企業のホームページを訪れて、企業のビジョンや働き方、社風などを確認することも重要です。
さまざまな情報を元に、自分の目的に最も近いインターン先を選びましょう。
④諸条件を確認する
最後に、インターン先の諸条件を確認します。勤務時間や期間、報酬、通勤時間など、自分のライフスタイルに合うかどうかを見極めましょう。
また、インターンシップの内容や学べること、成長の機会なども重要な要素です。これらの条件が自分の目指す目標やライフスタイルに合致しているかを確認し、自分にとって最適なインターン先を選びましょう。
長期インターンを選ぶ際の注意点4つ

長期インターンは自身のキャリア形成に大きな影響を与えるため、慎重に選ばなければいけません。ここでは、長期インターンを選ぶ際の注意点を4つ紹介します。
- 業務内容がアルバイトに近いインターンは避ける
- 極端に給料が安いインターンは避ける
- 会社の知名度で選ばない
- 学業と両立できる範囲で探す
①アルバイトに近いインターンは避ける
インターンシップの目的は、実務経験を積むことです。しかし、業務内容がアルバイトに近いインターンは避けた方がよいでしょう。
例えば、コピーを取る、電話を取るなどの単純作業が主な業務では、専門的なスキルを身につける機会がほとんどありません。
そのため、業務内容を詳しく確認し、自分が学びたいスキルを磨けるインターンを選ぶことが重要です。具体的には、業務内容、業務の難易度、業務を通じて得られるスキルなどを確認しましょう。また、インターン先の先輩やOB・OGから情報を得ることも有効です。
②極端に給料が安いインターンは避ける
インターンシップは無給でも法的には問題ありませんが、極端に給料が安いインターンは避けるべきです。なぜなら、給料が安い場合、その企業がインターンの価値を正しく評価していない可能性があるからです。
また、給料が安いと、生活費を賄うために長時間働く必要が出てきます。これは学業やプライベートの時間を圧迫し、バランスの良い生活を送ることが難しくなります。
また、給料だけでなく、インターンの待遇全体を見て判断することが大切です。例えば、社会保険の適用、交通費の支給、勤務時間、休日なども考慮に入れましょう。
③会社の知名度で選ばない
インターンを選ぶ際、会社の知名度に惑わされないことも重要です。大手企業のインターンシップは魅力的に見えますが、必ずしも自分のキャリアにとって最適な選択とは限りません。
大切なのは、自分が何を学びたいのか、どのような経験を積みたいのかを明確にすることです。その上で、自分の目標に合ったインターンを選ぶべきです。
知名度だけでなく、企業のビジョンや文化、働く環境なども考慮に入れると良いでしょう。また、自分が成長できる環境かどうかを見極めることも重要です。
④学業と両立できる範囲で探す
学生である以上、学業とインターンの両立は必須です。学業を疎かにしてしまうと、単位が足りずに卒業が遅れる可能性があります。また、学業とインターンの両立ができないと、ストレスが溜まり、健康を害することもあります。
したがって、自分の時間管理能力を考慮に入れ、学業と両立できる範囲でインターンを探すことが大切です。例えば、週に何日、1日に何時間働けるのかを明確にし、それに合ったインターンを選びましょう。また、学業との両立をサポートする制度がある企業を選ぶのも一つの方法です。
長期インターンに参加する3つのメリット

長期インターンシップは、学生が実務経験を積むための素晴らしい機会です。長期インターンに参加することの3つの主なメリットを紹介します。
- 給料をもらいながら確かな経験を積める
- 内定につながることがある
- 就活で有利になる
①給料をもらいながら確かな経験を積める
長期インターンシップは、一般的には3ヶ月以上続くもので、その間、学生は企業で実際の業務を経験します。これは、アルバイトとは異なり、自分のキャリアに直結する経験を得られる大きなチャンスです。
さらに、多くの企業では、長期インターンシップの参加者に対して給料を支払います。つまり、学生はお金をもらいながら自分の専門スキルを磨けるのです。
②内定につながることがある
長期インターンシップは、企業が将来の新卒採用候補を見つけるための手段としても利用されます。
企業は、長期インターンシップを通じて学生のスキルや適性を評価し、優秀な学生に対してはインターンシップ終了後に内定を出すことも。これは、学生にとっても企業にとっても、互いにフィットするかどうかを確認する良い機会となります。
③就活で有利になる
長期インターンシップは、就職活動においても大きなアドバンテージです。インターンシップで得た経験は、面接やエントリーシートで自分の強みをアピールするための具体的なエビデンスとなります。
また、実際の業務を経験することで、自分がどのような仕事に興味があるのか、どの業界で働きたいのかといったキャリアビジョンを明確にするのにも役立ちます。
長期インターンに参加する3つのデメリット

しかし、長期インターンシップにはデメリットも存在します。主なデメリット3つ紹介します。
- スケジュール管理が難しくなる
- 社風が合わなかった場合にやめにくい
- インターン先に入社しない理由を聞かれる
①スケジュール管理が難しくなる
長期インターンシップは、学業と並行して行うことが多いため、スケジュール管理が難しくなる可能性があります。特に、試験期間やレポート提出期間など、学業が忙しい時期には、インターンシップとのバランスを取ることが難しくなるでしょう。
また、インターンシップが長期にわたると、自分の時間も確保しづらくなります。これらの問題を避けるためには、事前にしっかりとスケジュールを計画し、学業とインターンシップのバランスを取ることが重要です。
②社風が合わなかった場合にやめにくい
長期インターンシップは、社風が自分に合わなかった場合や業務内容が想定と違った場合など、途中でやめたいと思うことがあっても、長期契約のために簡単にはやめられないことがあります。
そのため、インターンシップを始める前には、企業の社風や業務内容をしっかりと理解しておくことが重要です。
③インターン先に入社しない理由を聞かれる
長期インターンシップを経験した学生は、就職活動の際に「なぜインターン先に入社しなかったのか」という質問を受けることがあります。これは、インターンシップ先から内定を得られなかったのか、それとも自分で入社を選ばなかったのか、という点が問われることが多いです。
このような質問に対しては、自分のキャリアビジョンや目指す業界、職種に基づいて説明することが求められます。そのため、インターンシップを経験する際には、自分のキャリアビジョンを明確にしておくことが重要です。
長期インターンに参加して経験値を高めよう

長期インターンはキャリア形成の重要なステップです。自分自身の成長と将来のキャリアにつながる貴重な経験を積むため、適切な探し方と選び方を心掛けましょう。
募集サイトやSNS、逆求人サイトなどを活用し、自己分析や目的意識を持つことで、理想的な長期インターンを見つけられます。
また、注意点としてアルバイトに近いインターンや極端に給料が安いインターンを避けること、会社の知名度に囚われず自身の目的に合った会社を選ぶことが重要です。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。