「人は見た目が9割」という言葉にもある通り、人は表情や清潔感によって他人を判断すると言われています。
特に、ヘアスタイルは外見や印象を大きく左右するため、転職活動ではどういった髪型をすればいいのか悩みますよね。
そこで今回は、就職活動中の髪型のポイントや、NGな髪型について詳しく紹介します。清潔感があり、真面目な印象を与えるヘアスタイルで面接に挑みましょう。
女子就活生の髪形は4つのポイント

女性の就職活動では、清潔感も出しつつ、野暮ったく見えない好印象な髪型がベストです。個性を出すのではなく、社会人として常識のある髪型を心がけましょう。
ロングヘアからショートヘアまで共通する大切な4つのポイントをお伝えします。
- 眉や耳を出す
- 前髪は上げるか横に流す
- お辞儀した時の崩れを防止
- 黒髪が基本
ポイントを押さえて、面接仕様のヘアスタイルに仕上げましょう。
①眉や耳を出す
面接官は、あなたの表情を見ながら面接を進めます。そのため、明るい雰囲気を醸し出せるよう、できるだけ顔が見えるようにした方が好印象です。
眉を出すことで表情が豊かに見え、爽やかですっきりとした印象を与えられます。眉が薄い人は書き足し、ボサボサの人は眉ハサミで整えると誠実な印象に仕上がります。
また、両サイドの髪の毛は顔にかからないようにまとめるか耳にかけましょう。髪の長さは問わず、顔をしっかりと見せることが大切です。
②前髪は上げるか横に流す
前髪はあなたの印象を大きく左右します。髪の長さに合わせて斜めがけやオールバックにし、表情が見えるようにしましょう。
眉や目にかかる程度の長さであれば、斜めがけが作りやすいです。崩れないようにクシで斜めにとかして、スプレーで固めると面接中も崩れません。ベタッと仕上がりやすいため、ワックスは避けましょう。
耳にかかるくらい前髪が長い場合は、センター分けにして後ろでまとめるのもおすすめです。前髪を流すより、大人っぽい印象に仕上がります。
クールな印象に仕上げたい方は、おでこを出したオールバックも似合います。ワックスやスプレーで固める必要がありますが、面接の日が悪天候でも崩れにくいヘアスタイルです。
③お辞儀した時の崩れを防止

面接では、面接官に何度もお辞儀するため、崩れにくいヘアスタイルにすることが大切です。
髪の毛が顔にかかってしまうと、暗くて不潔な印象を与えてしまう可能性があります。お辞儀や顔を上げるたびに髪を直す必要がない髪型に仕上げましょう。
また、面接中に髪の毛を触ると、自分も面接官も気が散ってしまいます。普段はおくれ毛がある方がおしゃれとされますが、面接の日は何度も髪を直さずに済むようにしっかりとまとめましょう。
④黒髪が基本
髪の色で非常識と思われないよう、面接の時点では黒髪にしておきましょう。入社後は髪型自由という企業であっても、就職活動中は複数の面接に参加するため、黒髪にしておくことで急な面接にも対応できます。
ただし、ブリーチで明るくした髪に黒を入れると不自然なほど真っ黒になってしまうことがあります。
就職活動が始まる少し前から暗い色を入れ、面接直前にダークブラウンを入れた方がいい場合もあるので、美容師に相談しましょう。
【長さ別】女子就活生におすすめの髪型4つ

面接の際は、あなたの顔や表情がよく見え、清潔感を演出できるヘアスタイルがおすすめです。セットせずにボサボサの髪で面接に挑むと、あなたの魅力が伝わりません。
ここからは、髪の長さ別のおすすめアレンジを紹介します。
- ショート
- ボブ
- ミディアム
- ロング
長さによって全く異なるため、自分の長さにあったアレンジを選びましょう。
①ショート

ショートカットの方は、無理して結ばず、下ろしたままで問題ありません。自然にまとまるように髪を梳かし、ワックスを馴染ませましょう。
ショートカットは寝癖がつきやすいため、丁寧なブローが欠かせません。水をかけて終わりではなく、少し内巻きになるよう丁寧に乾かすと綺麗にまとまります。
耳が出るようにサイドをヘアピンで止めると、お辞儀した際にも邪魔になりません。前髪は長さに合わせて斜めに流すか、センターで分けると良いでしょう。
②ボブ

ボブカットの方は、内巻きになるようにブローするのがおすすめです。外ハネはカジュアルな印象になるため控えましょう。ショートカットと同じく、無理に結ぶ必要はありません。
ドライヤーでブローするのが難しい場合は、ストレートアイロンで毛先だけくるんと半回転内側に巻き込むと簡単に内巻きに仕上がります。
もし1つにまとめる場合は、サイドや襟足の髪の毛から崩れやすいので注意が必要です。ヘアピンでしっかりと留め、スプレーやワックスでしっかりと固定しましょう。
③ミディアム

肩より少し長いミディアムカットの方は、一つ結びに加え、華やかな印象に見えるハーフアップも似合います。
ハーフアップは、ワックスを髪に馴染ませ、耳より上の髪の毛をとって後ろでまとめるヘアスタイルです。
下ろしている髪の毛は、自然なストレートまたは少し内側に流れるようにすると清潔感が増します。まとめた方の髪の毛が崩れやすいため、スプレーで固めた後ヘアピンで留めると安心です。
ただし、柔らかな雰囲気に仕上がる反面、襟足に髪の毛がつくため、衛生面が肝心な業界や堅めな企業の場合は避けた方が良いでしょう。
④ロング

ロングヘアの方は、耳より上の位置で結ぶポニーテールや、耳より下の位置で結ぶ一つ結びなどさまざまなアレンジが楽しめます。どの結び方でも、眉毛や耳に髪がかからないことが重要です。
また、一つ結びをお団子にしたシニヨンも顔周りがすっきりして見えます。特に、航空業界やホテル業界の方に人気のヘアスタイルです。
結ぶ位置が耳より上の場合は元気な印象、耳より下の場合は大人っぽい印象になるため、自分の雰囲気や企業にあった結び方を選びましょう。
女子就活生のNGな髪型3つ

面接官は、これから一緒に働く上で欠かせない常識力や清潔感をあなたの髪型から判断しています。せっかく面接で素敵なエピソードを話しても、見た目で不合格になってしまうと意味がないですよね。
好印象を与えるために、面接で避けた方がいい髪型は以下の3つです。
- 髪色や髪飾りが派手
- 「触覚」がある
- 整髪料の付けすぎ
それでは、詳しく解説します。
①髪色や髪飾りが派手
面接の場では派手な髪色は避け、髪色やヘアゴム・ヘアピンを黒で統一するのが無難です。就職活動はあなたの個性をアピールする場所ではありません。
また、おしゃれな髪飾りは控えましょう。ヘアピンを使う際は、ごちゃごちゃと留めるのではなく、必要最低限の量ですっきりと留めるとスタイリッシュな印象を与えます。
面接ではおしゃれさよりも、真面目さや清潔感を伝えることが重要です。シュシュや飾りのついたヘアピンは使わず、スーツに合うシンプルなヘアスタイルに仕上げてください。
②「触覚」がある
髪の毛をまとめる際に、両サイドの髪の毛を少し下ろす、いわゆる「触覚」は作らないようにしましょう。
普段は小顔効果やおしゃれに見えることから人気のヘアスタイルですが、面接の場では不衛生な印象を与えてしまいます。
髪の毛を結ぶ場合は、耳がしっかりと出るように結びましょう。耳の上をヘアピンで留めたり、スプレーやワックスで固めてたりしておくと、雨の日の面接でも崩れません。
他にも、襟足のおくれ毛や結んだ髪の毛をあえて崩すといったアレンジも当日は控え、清潔感を第一に面接を迎えましょう。
③整髪料の付けすぎ
髪の毛をきちんとまとめることは大切ですが、整髪料を付けすぎてベタッと油っぽく仕上げてしまうと不潔な印象を与えます。
トレンドのヘアバームやヘアオイルはウェットなスタイリングに仕上がるため、就職活動には不向きです。マットな仕上がりのワックスや、テカリにくいスプレーがおすすめです。
急いでセットすると、つい適量以上のスタイリング剤を付けてしまうことがあります。面接当日は時間に余裕を持って髪型を整えましょう。
女子就活生の髪型についてよくある質問3つ

校則のようにルールが定められていないヘアスタイルだからこそ、何が正解なのか分からなくなることもありますよね。女子就活生の髪型についてよくある質問は以下の3つです。
- 天然パーマは直すべき?
- 服装指定がないときの髪型は?
- ぱっつん前髪はだめ?
悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
①天然パーマは直すべき?
清潔感のあるゆるいパーマであれば、天然パーマでもパーマでも問題ありません。手入れされていない印象を与えないよう、少量のヘアオイルで丁寧に整えましょう。
他のヘアスタイルと同じく、広がってしまう場合はヘアピンで抑え、髪が長い場合は一つにまとめるアレンジがおすすめです。
まとめても広がるほどきついパーマの場合は、ストレートアイロンでセットしてから結ぶと綺麗にまとまります。
梅雨の季節は髪が広がってしまうため、パーマは避けるか、ストレートパーマをかけておくと楽です。
②服装指定がないときの髪型は?
私服での面接の場合、どんな髪型にするか悩みますよね。この場合は、清潔感があり、服装に合っていればどんなヘアスタイルでも問題ありません。
服装自由の面接の際は、服装から分かるあなたの雰囲気を見ています。髪型で判断している訳ではありませんので、その日のコーディネートを中心にヘアスタイルを考えましょう。
例えば、オフィスカジュアルであればハーフアップ、ワンピースであればふんわりとした巻き髪でのポニーテールなど落ち着いた髪型がおすすめです。
③ぱっつん前髪はだめ?
前髪を眉上や眉と目の間で切り揃えたぱっつん前髪は、おしゃれな反面、個性的で幼いと捉えられてしまう可能性があります。
ぱっつん前髪の印象を抑えたい場合は、ストレートアイロンやカーラーでゆるく内側に巻いて斜めに流すと目立ちにくくなります。
ぱっつん前髪でも問題ない企業もありますが、就職活動期間中はできるだけナチュラルな前髪に仕上げた方が無難です。就職活動までまだ余裕がある方は、伸ばしておくと良いでしょう。
女子就活生は髪型を工夫して好印象につなげよう
髪型だけで面接の合否が決まる訳ではありませんが、ヘアスタイルはあなたの印象を大きく左右します。表情がしっかりと見えるすっきりとした髪型に仕上げるのがポイントです。
面接は、短時間であなたをアピールする大切な場面です。個性やおしゃれなヘアスタイルは必要ありません。
清潔感があり、誠実な印象を与える髪型で面接に参加することで、あなたの魅力がより伝わりやすくなります。好印象かつ崩れにくい髪型で面接を成功に導きましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。