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英検は何級から履歴書に書く?就活でアピールできる級や書き方も解説

英検を就活に活かしたい就活生は多くいますよね。しかし、履歴書への書き方や就活で有効とされる目安となる級数はどこからなのか、分からないですよね。

本記事では、履歴書への書き方と級数ごとの一般的な認知のされ方、さらには類似する英語資格について解説します。

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英検が履歴書で評価されるのは2級から

結論、履歴書で評価される英検は2級以上です。後述しますが、英検2級は「高校卒業程度」とされているためです。

準2級も、学習意欲を見せると言う意味では評価につながる可能性があります。2級未満は履歴書に書いてはいけないルールはありませんが、一般的には2級以上の英検資格を有することが就活においてプラスになります。

英語力が求められる職種やアルバイトでは、2級未満でも積極的に書くよう求められる場合があります。

英検の履歴書への書き方

英検の履歴書への書き方は以下を参考にしてください。

  • 20××年 3月 実用英語技能検定2級 合格

正しい記載がされていないと、貴重な面接の時間を余計な質問や確認作業に時間を使ってしまうことになるかもしれません。就活先の信用を得ると言う意味でも、書き方のポイントを正しく押さえておきましょう。

後述するS-CBTの場合も、従来型の英検と同じように記載します。回答方法は違っていても同じ価値のある資格として認識されているため、履歴書には同じように記載しましょう。取得年月日を見ればS-CBTであることが明白なため、特別に書き加える必要はないようです。

英検を履歴書へ書く時の注意点3つ

英検を履歴書に書く際の注意点をもう少し詳しく解説します。就活先での印象を良くするためにも、正確に記入することが大切です。

  1. 「免許・資格」の欄に記入する
  2. 正式名称で記入する
  3. 取得年月は発行年月を記入する

①「免許・資格」の欄に記入する

履歴書の「免許・資格」の欄に記入しましょう。「履歴・職歴」は今までの学歴や仕事経験を書く場所ですので、書き間違いに注意が必要です。一般的に、資格よりも免許を先に書くので、免許資格を有している場合はそちらを先に書きましょう。

英検と書いた後ろに「合格」と忘れずに記載します。これが英検の資格を有していることをフォーマルに書く一般的な方法です。


②正式名称で記入する

英検は、正式名称を「実用英語技能検定」と言います。「英検」は略称であるため注意が必要です。例えば、自動車の運転免許は「普通自動車第一種運転免許」となるように、履歴書ではすべての資格を正式名称で書く必要があります。

英検の場合も同様で、英検ではなく必ず「実用英語技能検定」と記入してください。実用英語技能検定の後ろには、有している級数を書きましょう。最後に「合格」と記入すれば完成です。


③取得年月は発行年月を記入する

取得年月日の欄には、合格した日付を記入しましょう。合格証明書の発行日(通常は右下に記載)がこれに当たります。これは受験日とは違うため注意が必要です。

受験日がわからない場合は、公式サイトで証明書の発行日を調べる(もしくは【英検(従来型)】合格実績等照会フォーム で検索)か、1,100円(すべての級共通で税・送料込み)を支払って証明書の再発行が必要です。複数の級に合格している場合、最後の級に合格した日付を記入します。

英検の級ごとのレベルと履歴書での評価

せっかく取得したのであればどんな級でも書きたいものですが、「履歴書に書けるのは2級から」と言われるのには以下のような理由が挙げられます。

  1. 級ごとのレベル
  2. 履歴書上の評価


①級ごとのレベル

英検公式サイトの「各級の目安」によると、各級の世間的な認識は概ね以下のように考えられているようです。

  • 5級 中学初級程度

英語の初心者。基礎を学んだ程度。スピーキングテストも受験可能なため、最低限発音できることは期待される。

  • 4級 中学中級程度

試験の問題により身近な内容の読解問題が加わるため、5級よりも発展した基礎力が期待される。

  • 3級 中学卒業程度

スピーキングテストが二次試験に含まれ、自分で最低限考えを伝えられる程度が期待される。文部科学省が掲げる「中学卒業段階の達成目標」としての英語を扱える。

  • 準2級 高校中級程度

テーマに教育や科学などが含まれ、長文の穴埋め問題によってさらなる読解力を有する。

  • 2級 高校卒業程度

コミュニケーション力が評価されるレベル。履歴書で英語力をアピールできる。ライティング試験により英文をある程度不自由なく書けるレベル。

  • 準1級 大学中級程度

エッセイ形式の実践的な英作文ができる。「実際に使える英語力」の証明として認識される。

  • 1級 大学上級程度

英語の単語・文法知識のみならず、考えを相手に伝えるコミュニケーション力がある。世界で通用する英語力を有するレベル。


②履歴書上の評価

英検の履歴書上での評価は、一般的に以下のように認識されるようです。

  • 5級・4級

義務教育レベル。中学校で習う英語を知っている程度の段階であるため評価されないことが多く、履歴書に記載してもプラスにはならないことがほとんど。

  • 3級・準2級

就活では評価されないことが多いが、アルバイトや英語に触れる機会のある職種であれば、英語に馴染みのある経歴が伝わるため記載した方がプラスになりやすい。

  • 2級

高校卒業レベルの英語を扱える証明になるため、就活で英語力のアピールとなる。

  • 準1級

大学レベルの英語を扱える証明。実際のコミュニケーションにおいて使える英語力として評価される。

  • 1級

理解力だけでなく、スピーチなど発信力もある証明となる。世界で活躍できる実力をアピールできる。

2級未満でも履歴書に書くのは個人の自由とはいえ、学歴と比較して著しく低い英検の級数を記載すると、むしろ苦手分野の存在を必要以上に目立たせてしまうかもしれません。面接や書類選考で積極的なイメージを持ってもらうためには、基本的には2級以上を履歴書に書くか、「2級取得に向けて学習中」などの旨を記載するのが通常です。

職種によっては、取引先や顧客の英文メールに返信したり、最初の顧客対応から引き継ぐ業務で英語を少し扱うなどの業務があり、ほんの少し英語力が求められる職場もあります。そのような場合、英語に触れてきた実績の証明として2級未満でも記入する方が望ましいかもしれません。

英検S-CBTも2級から履歴書で評価される

従来の紙で回答する英検に加えて、コンピューターを使用した試験方法の「英検S-CBT」が2021年4月から実施されています。

4科目全てを1日で受検する英検S-CBTでは、スピーキングはコンピューターのマイクに向かって話し、リスニングとリーディングはマウス操作で回答します。ライティングは従来通り回答用紙に書くほか、キーボードでの入力も可能です。

試験内容・難易度は従来型と変わらないため、履歴書にも同じように記入できます。英語力の評価は変わらず、それでいて試験に挑むハードルは低くなったと言えるのが英検S-CBTです。

英検に有効期限はない

英検は、1度取得すれば生涯有効な資格です。そのため、取得した年月日に関わらず履歴書に記載できます。しかし、就活では取得年に制限を設けているケースも見かけます。そのような場合は求人情報に事前に条件が記載されているケースがほとんどです。

英検は、後述する他の英語系資格のスコア制と違い合格か不合格で決まります。言語は使わないとスキルが衰えてしまうため、過去に英検に合格していても年月の経過で実力を証明できないと判断されることもあるかもしれません。

英検合格の日付が古い場合、事前に条件を確認してすれ違いのないように準備しておきましょう。他に合格している英語系の資格や英語を使用してきた経歴がある場合、合わせて記載することで現在の英語力の証明は可能です。

英検以外の資格は何点から履歴書で評価されるか

英検以外の資格も、就活では自己アピールの材料になります。基本的に、英検は日本国内の資格であるため海外や外資系企業では通用しません。外資系企業だけでなく大手企業でも、英検以外の資格を重視する傾向にあるようです。

  1. TOEICは600点から
  2. IELTSは5.5から
  3. TOEFLは50点から

①TOEICは600点から

TOEICの場合、600点以上が評価のポイントとなります。日本では知名度が高く、ビジネス英語も使用可能な資格として評価されています。外資系企業など高い英語力が求められる企業では730点以上としてるケースもあり、求人の条件を事前に確認することが必要でしょう。

企業が英語力を評価の判断基準に加える場合、TOEICは合否ではなく点数によってより詳細を数値化するため、英検よりも重視されるのが一般的です。


②IELTSは5.5から

IELTSの場合、5.5以上のスコアが評価対象となるようです。当然ながら企業や職種にもよりますが、5.5以上で英語力をある程度証明できるでしょう。ビジネスの国際化により、国を超えてIELTSのスコアが採用時に重視されているようです。

注意点としては、IELTSの有効期限は2年であるため、有効期限によっては再受検か違う資格でアピールする必要があるかもしれません。


③TOEFLは50点から

英語資格TOEFLの場合、50点以上が1つの目安となります。募集企業がどのレベルの英語を求めているかにもよりますが、50点以上を履歴書に書くことで自身の英語力をアピールポイントに加えられるでしょう。

しかし、外資系企業や海外就職では80点以上という場合もあり、職種や場所によって様々です。

英検2級以上を取得して履歴書でアピールしよう

学生時代に鍛えた英語力は、就活で有効に使いたいものです。履歴書のアピールポイントとして、英検のネームバリューは今でも通用します。ぜひ取得を目指して就活を有利にし、少しでも理想のキャリアを築くために積極的に利用していきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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