就活を控えた方の中には、普段ストッキングを着用しないという方もいるでしょう。しかし、就活が始まるとストッキングを着用する機会は増えていきます。せっかくスーツを着こなせても、ストッキングが残念だと全体のイメージもダウンしてしまいます。
本記事では、就活生が見逃しがちなストッキングの選び方を紹介します。面接のイメージアップのためにもぜひ参考にしてみてください。
就活ではスーツの下にストッキングを履くのが無難!
スーツを着用する際には、必ずストッキングを履かなければならない訳ではありませんが、一般的なビジネスマナーとして定着しています。
プライベートでは、個人の好みに合わせて靴下や素足でも問題ありません。しかしビジネスシーンでは、商談相手やお客様に不快な気持ちを持たせないことが最優先となります。
就活では、社会人としてのマナーも同時に問われるものです。就活では、面接官から足元もしっかりチェックされていることを意識しましょう。
就活で履くストッキングを選ぶ4つのポイント

普段ストッキングを履き慣れている人でも、就活に合ったストッキング選びとなると迷うこともあるのではないでしょうか。ここでは、就活におすすめのストッキング選びをまとめてみました。
- 30デニール以下を選ぶ
- 自分合ったサイズを選ぶ
- 線しにくいものを選ぶ
- 色は自分の肌に合ったベージュを選ぶ
①30デニール以下を選ぶ
デニールとは、糸の太さの単位です。デニール数が大きくなればなるほど、ストッキングは厚手になっていきます。一般的には30デニール以下をストッキング、それ以上はタイツと呼び分けています。
冬の就活で足元が冷えるからといって、タイツを履いてしまうとカジュアルな印象を持たれてしまいます。また、厚みで色が濃くなるため、ストッキングだけが目立ってしまうこともあります。自然な印象を与えるためには、30デニール以下のストッキングを選ぶようにしましょう。
②自分に合ったサイズを選ぶ
ストッキングのサイズ選びは、商品に記載されている身長サイズで選ぶと間違いないでしょう。
スーツやスカートなどと同様に、ストッキングもサイズが合っていないと相手にマイナスの印象を与えてしまいます。
サイズが合っていないストッキングは不自然なシワができたり、伝線の原因にもなります。
また、ストッキングのサイズが合っていないと締め付けられる、股の部分や足先がダブつくなど履き心地も悪くなります。面接に集中するためにも身長サイズが一致したストッキングを選びましょう。
③伝線しにくいものを選ぶ
安いストッキングは、糸の品質が悪いため伝線しやすくなります。高品質のストッキングは糸の強さが違ってきます。就活中は、少々お値段が高くても高品質で伝線しにくいストッキングを選ぶようにしましょう。
最近では、着圧タイプのストッキングが人気です。着圧機能で疲れにくく、さらに伝線しにくいという特徴を持っています。絶対に伝線しないストッキングはありませんが、少々の負荷がかかっても、伝線しにくいストッキングの方が安心できます。
④色は自分の肌に合ったベージュを選ぶ
就活中のストッキングは基本的にベージュを選びましょう。ベージュ以外の色では、スーツと合わせたときに「悪目立ち」してしまいます。
ベージュのストッキングといっても、さまざまな色味があります。自分の肌に一番近いものをチョイスしましょう。
選び方は、売り場にある見本のストッキングに腕を通します。腕の外側の肌の色に近い色を基準に選ぶと失敗が少ないでしょう。
就活に向かないストッキング

ストッキングの中には、就活に向かない種類もあります。お気に入りだから、家にちょうどあったからなど適当なストッキングを履いて就活してはいけません。就活に向かないストッキングとしては以下の種類があります。
1.柄物やワンポイント
2.黒ストッキング
①柄物やワンポイント
プライベートでは、柄物やワンポイントの入ったストッキングをファッションアイテムとして愛用している方も多いでしょう。しかし、就活でのシックなスーツにはマッチしません。
もし、柄物やワンポイントの入ったストッキングを着用すると、全体的にカジュアルな雰囲気となってしまいます。
ファッション性の高いデザインはもちろん、目立たないワンポイント柄であっても、就活という場では不釣り合いです。就活中は必ず無地のストッキングを選ぶようにしましょう。
②黒ストッキング
就活で黒いストッキングを履くのは避けるべきです。
一般的に黒のストッキングはお葬式などに着用することが多く、イメージが暗くなるため、ベージュのストッキングと比べるとフレッシュさが損なわれます。
就活ではエネルギッシュさをアピールしたいところ。黒いストッキングを選ぶと面接官にマイナスイメージを持たれてしまうかもしれないので、避けた方が無難ですよ。
就活のストッキングに関するQ&A

就活のストッキングに関するQ&Aを以下のようにまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
1. 伝線に備えてしておいた方が良いことはありますか?
2. 面接会場で伝線に気づいたときはどうすればいいですか?
3. ストッキングのお手入れで気を付けた方が良いことはありますか?
①伝線に備えてしておいた方が良いことはありますか?
ストッキングは非常にデリケートです。伝線を防ぐためには、取り扱いはもちろん、肌や爪のお手入れもしっかりしておきましょう。
たとえば、かかとなどのガサガサした角質はストッキングが引っかかりやすくなります。普段から保湿を心がけることが大切です。
また、爪もきれいにお手入れしておきましょう。爪がとがっていたり、ひび割れていたりすると、伝線の原因となります。爪は丸く切って、やすりで引っかかりのないようにしておくといいでしょう。
②面接会場で伝線に気づいたときはどうすればいいですか?
伝線したままで面接するのは、面接官に「だらしがない」といった印象を持たれてしまいます。
面接前には、ストッキングが伝線していないかチェックしましょう。
面接会場で伝線に気づいた場合は、即座に履き替えるのがベストです。
就活では、伝線トラブルを想定して予備のストッキングを携帯するようにしましょう。ストッキングは、非常に薄いので、鞄の中に入れておいても邪魔になることはありません。
あらゆるリスクに備えておくことも、社会人の心構えとして大切なことといえるでしょう。
③ストッキングのお手入れで気を付けた方が良いことはありますか?
ストッキングは非常にデリケートですから、お手入れにも注意が必要です。洗濯機にそのまま入れて、ほかのものと一緒に洗っていませんか?このような洗い方では、伝線の原因となってしまいます。
ストッキングを洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れ、ほかの洗濯物との接触を避けるようにしましょう。また、弱流水モードで洗うことも大切です。
できるだけおしゃれ着洗剤を使って、手洗いしましょう。手でやさしく洗うことで、ストッキングの繊維のダメージを極力抑え、伝線を防ぐことができます。
就活では自分に合ったストッキングを履いて臨もう
今回は、就活時のストッキングに着目して紹介しました。メインのスーツだけでなく、ストッキングも全体のバランスを整えるための必須アイテムです。
サイズはもちろん、色やデニール、伝線しにくいストッキングを選ぶことが大切です。柄物やワンポイントが入ったもの、黒のストッキングは就活ではNGです。
また、ストッキングの伝線を未然に防ぐため、お肌や爪のお手入れも忘れずに行いましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。