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GPAは就職にあまり関係ない!GPAが低いときの対処法も紹介

GPAが就職に影響するのか気になる学生の方へ、GPAは就職にあまり影響しません。しかし、GPAが低い場合は、その理由と学業以外に打ち込んだことをしっかり説明する必要があります。

本記事では、GPAと就職の関係性を紹介しています。企業がGPAを知る目的や、GPAが低い場合の対処方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

GPAは大学の成績を表す数値

GPA(Grade Point Average)は、大学の成績を数値化したものです。欧米の高校や大学で一般的に使われており、日本でも多くの大学がこの制度を採用しています。

具体的な計算方法は、各科目の「単位数×評価のGP(Grade Point)」の総和を総履修単位数で割ることで求められます。

評価のGPは、「秀」を4点、「良」を3点、「可」を2点、「不可」を1点といった具体的な数値に換算しますが、この換算の基準は大学によって異なるため、自分の大学の基準を確認することが重要です。

GPAは2.5以上あれば心配なし

GPAの平均値は大学や学部によりますが、一般的には2.4〜2.8程度と言われています。つまり、GPAが2.5以上であれば平均以上の成績を持っていると言えます。2.8以上であれば優秀、3.5以上であれば非常に優秀です。

GPAの数値と企業からのイメージを以下にまとめます。

GPAの数値企業からのイメージ
1.5留年ギリギリと判断される
1.5~2.8通常の学生
2.8~3以上優秀

GPAは就職に大きな影響はない

GPAが就職活動に与える影響は、実はそれほど大きくありません。なぜなら、日本の企業の多くは、学生の学力だけでなく、人間性やコミュニケーション能力、専門知識やスキル、そしてその企業や業界への情熱など、多角的な視点から学生を評価するからです。

GPAは大学によって基準が異なる

そもそも、GPAの計算方法や評価基準は、大学や学部によって異なります

例えば、評価段階が「S・A・B・C・D」の5段階で、それぞれに対応するGrade Point(GP)が設定されている大学もあれば、落第した授業の成績をGPAに含まない0点として計算する大学も存在します。そのため、GPAを参考にしない企業も多く見られます。

GPAを提出しない場合は関係ない

GPAは一つの評価指標であり、提出を求められる場合もありますが、必ずしも全ての企業がGPAを求めるわけではありません。特にGPAを重視しない企業も多く、その場合は提出が必要ないことも。

GPAを求められない企業では、学生の人間性やコミュニケーション能力、専門知識やスキル、そしてその企業や業界への情熱など、他の要素がより重視されます。そのため、GPAに自信がない場合でも、他の強みを活かしてアピールできます。

ただし、GPAを重視する企業も存在するため、自分の学業成績を理解し、必要に応じて改善策を考えることが重要です。

企業がGPAを確認する理由3つ

企業がGPAを確認する理由は、学業に対する姿勢から就活生の価値観や性格を知るためです。具体的には以下の3つが挙げられます。

  1. 履修科目の内容を知る
  2. 真面目に授業に取り組んでいたのかを確認する
  3. 学年ごとのモチベーションを知る

①履修科目の内容を知る

1つ目は、就活生がどのような科目を履修していたかを知るためです。企業はGPAを通じて、就活生の専門知識興味・関心がどの分野に向いているのかを把握します。

例えば、経済学部の学生であっても、マーケティングの科目で高いGPAを持っている場合、その学生はマーケティングに強い関心を持っていると判断できます。

②真面目に授業に取り組んでいたのかを確認する

2つ目は、学校生活に真面目に取り組んでいたかを知るためです。GPAは、学生が大学での学業にどれだけ真剣に取り組んでいたかを示す指標ともなります。

GPAが高ければ高いほど、その学生は一生懸命に学業に取り組んでいたと判断され、就職後も真面目に仕事をこなしてくれる印象を企業に与えます。

③学年ごとのモチベーションを知る

3つ目は、モチベーションの変化を知るためです。GPAは学年ごとに計算されるため、学生の学年ごとの学習意欲やモチベーションを把握することができます。

例えば、1年次と2年次のGPAが低く、3年次と4年次のGPAが高い場合、その学生は大学生活の後半になってから学業に真剣に取り組むようになったと解釈できます。

外資系企業はGPAを見る可能性が高い

会社によってGPAを見るかどうかは異なるため、一概には言えませんが、外資系企業はGPAを重視する傾向があります。

これは、GPAはもともと欧米の評価システムであり、欧米では進学や就職でGPAが重要な判断基準となるためです。

特に、アメリカに本拠地を置く外資系企業は、GPAを重視する傾向が強いと言えます。したがって、外資系企業を志望する学生は、GPAを高く保つことが求められます。

GPAが低い場合の4つの対処法

就職活動においては、GPAが全てではありません。企業は応募者の総合的な能力や人間性を重視します。

しかし、GPAが低い場合は、納得できる理由や他のアピールポイントが必要です。具体的な対処法を4つ紹介します。

  1. ガクチカをアピールする
  2. ガクチカで得たスキルをアピールする
  3. 企業が求める人物像に近づく
  4. GPAが低い理由を説明出来るようにする

①ガクチカをアピールする

1つ目は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)をアピールすることです。

ガクチカには、サークル活動、ボランティア活動、インターンシップなどがあります。これらの活動を通じて得た経験や人間性をアピールすることで、企業に対して自身の価値を示せます。

②ガクチカで得たスキルをアピールする

2つ目は、ガクチカで得たスキルをアピールすることです。ガクチカを通じて得たスキルは、企業が求める能力と直結することがあります。

例えば、サークル活動でのリーダーシップ、ボランティア活動でのコミュニケーション能力、インターンシップでの業界知識などのスキルは、企業に好印象を与えます。

③企業が求める人物像に近づく

3つ目は、企業が求める人物像に近づくことです。企業は、就活生がどのような分野に興味を持っているのか、興味を持った理由は何かを質問して、就活生の価値観や学業への取り組み方をチェックします。

そのため、自身がどのような分野に興味を持ち、その理由は何かを明確にすることで、企業が求める人物像に近づくことができます。

また、その分野に関する知識や経験、スキルをどのように身につけたのかを具体的に説明することで、企業に対して自身の価値を示せます。

④GPAが低い理由を説明出来るようにする

4つ目は、GPAが低い理由をきちんと説明できるようにすることです。GPAが低い理由は人それぞれあるでしょう。

例えば、専門的な科目に力を入れていたため、他の科目の成績が低かった、あるいはサークル活動やアルバイトに時間を割いていたため、といった理由が考えられます。

理由を説明する際は、その経験から何を学んだのか、どのように成長したのかを具体的に説明することが重要です。これにより、GPAが低いことをマイナスポイントではなく、自身の成長の証としてアピールできます。

GPAをアピールする時の3つのコツ

逆にGPAが高い場合はアピールポイントになります。しかし、ただGPAが高いことだけを伝えても評価に繋がりません。GPAをアピールするにはコツがあります。

  1. 勤勉さを強調する
  2. 裏付けエピソードと一緒に伝える
  3. GPAが高くても油断しない

①勤勉さを強調する

まず、勤勉さを強調しましょう。なぜなら、GPAが高いことは、一貫して学業に励み、自己学習を怠らなかった証拠になるからです。これは、企業が求める「仕事に対する真剣さ」や「自己管理能力」を示す強力なエビデンスとなります。

例えば、「私のGPAは3.5で、これは大学生活を通じて一貫して学業に取り組んだ結果です。この数字は、私が目標に向かって努力を続け、自己管理をしっかりと行える能力を証明しています」とアピールすると良いでしょう。

②裏付けエピソードと一緒に伝える

次に、GPAの高さを裏付ける具体的なエピソードを一緒に伝えましょう。

例えば、ある難易度の高い科目で高得点を取った背景には、どのような学習方法や努力があったのか具体的に語ると良いです。

「統計学の科目では初めて触れる内容が多く苦労しましたが、自分で教材を探し出し、理解できるまで何度も復習を重ねた結果、最終的には高得点を取ることができました」といった具体的なエピソードを伝えることで、GPAの数値以上の価値を伝えられます。

③GPAが高くても油断しない

GPAが高いからといって、それだけで就職活動がうまくいくわけではありません。GPAはあくまで一つの評価指標であり、企業はそれだけでなく、多面的な視点からあなたを評価します。そのため、GPAが高いからといって油断せず、GPA以外の自己PRや志望動機、面接対策など、就職活動全般に対する準備を怠らないようにしましょう。

GPAが低い場合はガクチカを就職でアピールしよう

GPAが低いからといって落ち込む必要はありません。企業はGPAだけでなく、あなたがどのような経験をしてきたのか、どのようなスキルを持っているのかを重視します。

GPAが低い場合は、ガクチカをアピールすることが重要です。あなた自身の経験やスキル、人間性をしっかりとアピールし、自信を持って就職活動に臨みましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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