「就活で将来の自分を聞かれることはある?」「もし聞かれたらどうやって答えればいいの?」とお悩みではありませんか。
そこで本記事では、就活で将来の自分について聞かれる理由や、面接官に好印象を与えられる答え方を解説します。
また、「そもそも自分のなりたい将来像がわからない」という方に向けて、将来の自分を考える方法も解説しますよ。
記事を読んで不安を解消し、自信を持って答えられるようにしましょう。
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面接で「将来の自分」について質問されることは多いのか

実は、面接で「将来の自分」について質問されることは少なくありません。
「将来の自分像について教えてください」と抽象的な質問をする面接官もいます。
求められている答えが「なりたい自分像」なのか、「達成したい目標」についてなのか、企業の意図がわかりにくいため、答え方に戸惑ってしまう方も多いでしょう。
ただし、わからないまま答えてしまうと、質問の意図とずれてしまうリスクがあります。理解力不足やコミュニケーション能力が欠けていると受け取られてしまう場合も。
質問の意図がわからない場合は無理に答えず、素直に聞き返した方が好印象を与えられることを把握しておきましょう。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
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「将来の自分」と「将来の目標」の違いは何か

面接によっては「将来の自分」と併せて「将来の目標」について質問される場合があります。
どちらも就活生の熱意や意欲を測るための質問ではありますが、以下のようにニュアンスが微妙に異なるので注意が必要です。
質問の意図と答え方のミスマッチを防ぐためにも、違いを押さえておきましょう。
将来の自分:実現可能な具体的な企画案
将来の自分とは、実現できる具体的な企画案を指します。
自分が入社後に働き方や働く上で大切にしたいモットーが伝われば、「将来の自分」についてきちんと回答することができていると言えるでしょう。
例えば「チームで協力し合って、お客様の役に立てるサービスを創造したい」など、近い将来になりたい自分を答えるだけでも問題ありません。
具体的な答え方については、本記事の「将来の自分の答え方」でも詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
将来の目標:事実を可能にするための方法論やプロセス
一方、将来の目標を答える場合は、事実を可能にするための方法や過程を詳しく答える必要があります。
例えば「ヒット商品を創造したい」という目標がある場合、その企業に関連した内容で、ゴールに向かってどのように努力していきたいのかを説明しなくてはなりません。
また、具体的に説明する必要があるため、企業研究や自己分析、他者競合のリサーチも必要となってきます。
目標の見つけ方については、本記事の「将来の自分を考える方法」でも紹介するので、確認してみましょう。
なぜ企業が将来の自分を質問するのか

企業が将来の自分を質問する理由について、企業が意図している以下の4点について解説します。
意図を正確に捉えることも将来の自分を考える上で重要なプロセスなので、ぜひ確認してみてください。
根本的な人柄や考え方を知りたいから
1つ目は、根本的な人柄や考え方が求められる能力と合っているかを知りたいという理由です。
例えば、1人で完結できる業務なら「任務遂行力」、チームで協力し合う業務なら「コミュニケーション能力」が必要なように、企業や職種によって求められる能力は異なります。
また、入社後にどのような立場で活躍したいか、どのような姿勢で仕事に取り組みたいかは人によってさまざまです。
企業側は将来の自分の答え方を通して、就活性の人柄や考え方を知り、入社後に活躍できそうな人材かを見極めようとする意図があると言えます。
成長意欲を把握しておきたいから
2つ目は、就活生の成長意欲がどれくらいあるのかを把握しておきたいという理由です。
5年後や10年後のビジョンをきちんと描けるかどうかは、就職後もしっかり目標を持って、成長していくことができるかを判断する基準としても用いられます。
入社後のミスマッチが起こらないか判断するため
3つ目は入社後に企業が提供する活躍の場と、就活生が目指している社会人像のミスマッチが起こらないよう判断するためです。
学生が目指している社会人像があったとしても、企業がふさわしい環境を用意できなければ、早期離職につながってしまう場合も。
企業側にとって早期離職は、採用コストや教育研修コストの増加につながります。
将来の自分に関する質問は、就活生が企業に貢献し続けてくれる人材かを確認する作業とも言えるでしょう。
論理的に説明できるか確認しておきたいから
4つ目は相手の立場に立って、わかりやすく自分の考えや思いを説明できる能力があるかを把握しておきたいという理由です。
ビジネスシーンでは、上司や取引先とのやり取りや、チーム作業、社内会議など、人にわかりやすく説明する力が求められる場面が少なくありません。
企業は、就活生に将来の自分について回答させることにより、自分の考えや思いを論理的に説明できる能力が備わっているかもチェックしています。
将来の自分を考える方法

将来の自分の答え方によって、企業は会社に貢献できる人材かを見極めようとしていることがわかりました。
ただし、将来の自分について具体的かつ正確に伝えるためには、さまざまな方面から客観的に自己解析する必要があります。
以下の将来の自分を考える方法について解説するので、ぜひ実践してみてください。
- 1年~3年の短期的な将来像から考える
- ライフイベントなどから逆算して考える
- Will・Can・Mustの視点で考える
- OB・OG訪問でロールモデルとなる人物から考える
- 将来の自分のキャリアビジョンから考える
1年~3年の短期的な将来像から考える
将来の自分をイメージしにくい場合、5年後、10年後の長期的な将来像と、1~3年の短期的な将来像と分けて考えると良いでしょう。
まずは、5年後、10年後になりたい長期的な将来像をイメージします。
その次に、5年後、10年後になりたい将来像を叶えるためには、1年後、3年後はどんな目標を達成するべきなのかを考えましょう。
1年・3年・5年・10年単位で、どのようにステップアップしていくかをイメージすると、次第に目標が明確になっていきます。
ライフイベントなどから逆算して考える
結婚・出産・育児・介護など、ライフイベントなどから逆算して考えることも大切です。
例えば産休や育休の場合、休暇をどれくらい取得したいのかによっても働き方が変わってきます。
仕事とプライベートをうまく両立するためにも、改めて自分の考えを整理しておきましょう。
Will・Can・Mustの視点で考える
自分の考えを整理する効率的な方法としておすすめなのが、Will・Can・Mustの視点で考えることです。
意味 | 洗い出す方法 | |
Will | 将来やりたいこと | ・特に記憶に残った経験や出来事を思い出す ・やりがいを感じる瞬間の探求 ・将来のなりたい自分像を描く |
Can | 今できること | ・スキルや経験を洗い出す ・強みを考える |
Must | 自分の役割ややるべきこと | ・サークルや部活などを通してわかった自分の役割を考える ・将来の自分像を叶えるために必要なスキル・資格を考える |
「将来の自分」は上記のWillに当てはまる視点ですが、CanやMustの視点でも考えると、より具体的にイメージしやすくなります。
それぞれの洗い出す方法を実践し、「将来の自分」をさらに明確に描いてみましょう。
OB・OG訪問でロールモデルとなる人物から考える
今まで紹介した方法を実践してみても、将来の自分が明確にならない場合は、OB・OG訪問でロールモデルとなる人物を探してみてください。
さらに、OB・OG訪問では、以下の内容について質問しておくと将来像がつかみやすいです。
- 仕事でやりがいを感じること
- 仕事で大変だと感じること
- その企業や仕事を選んだきっかけ
また、OB・OGに対して「こんな風になりたいな」と感じた場合、なぜそのように感じたのかを分析してみると将来像を描きやすいでしょう。
将来の自分のキャリアビジョンから考える
キャリアビジョンとは、将来仕事を続けることを前提にした場合、今後どのようにキャリアを重ねていくかを計画するもの。
将来の自分のキャリアビジョンを描くためには、正確な企業への理解が欠かせません。
特に大手企業や人気の企業の場合、「人気だから」「安定しているから」など、安易な気持ちで選考を受けていないかを測るために、将来の自分について質問する場合があります。
大手企業や人気企業の面接を受ける場合は、企業研究を徹底的に行い、キャリアビジョンについても考えておくと安心です。
将来の自分の答え方

将来のなりたい自分像が明確になったら、将来の自分の答え方を考えていきましょう。
以下のように答え方を工夫することで、より効果的にアピールできるため、ぜひ参考にしてください。
1. 結論から述べる
まずは、結論としてなりたい将来像を具体的かつ簡潔に伝えることが大切です。
結論がまとまっていなかったり、だらだらと長すぎたりすると意図がうまく伝わりません。
企業側に自分の意図が伝わるようシンプルでわかりやすい表現を心がけてみてください。
また、「立派な社会人になりたい」など漠然としてたイメージではなく、「いつ」「何を」「どのような状態になっていたい」と具体的に述べると良いでしょう。
2. 理由や動機を述べる
次に、結論に信憑性を持たせるため、なぜそのような将来像に魅力を感じているのか理由や動機を述べましょう。
理由や動機も「過去な○○を経験し、そのように考えるようになりました」「商品を開発する上では~を目指すことが必要だと思いました」など、具体性が必要です。
企業研究やOB・OG訪問などで得た知識、過去の経験などを元に、面接官がイメージしやすい理由や動機を考えてみてください。
3. 現在行っている活動を述べる
理由や動機まで述べることができたら、その将来像になるために努力していることを伝えましょう。
資格の取得や語学の勉強など、すでに取り組んでいることを述べることで、説得力を持たせることができます。
今の努力が将来の自分につながっていることをしっかり伝えられれば、自分の将来像への本気度を示せるでしょう。
4. 短期的・長期的目標を述べる
将来の自分像を叶えるプロセスとして、短期的・長期的な目標についても答えると、具体的にイメージできていると判断されます。
先にも紹介しましたが、10年後のように遠い将来の目標の場合は、抽象的な印象になりがちです。
1年後・3年後・5年後・10年後と、段階的なキャリアプランを説明することにより、企業側も入社後の活躍をイメージしやすくなります。
5. 企業で実現したいことや将来像を述べる
最後は入社後に志望している企業で実現したいことを述べ、志望動機と結びつけます。
ただし、長期的な目標の場合は、志望している企業以外でも達成できることが多いでしょう。
そのため、競合他社についての徹底的なリサーチを行い、志望している企業の強みや経営理念、競合他社との違いを把握することが大切です。
自分の将来像と企業の強みや経営理念を融合し、その企業だからこそ実現できることを志望動機と関連付けることができれば、強い印象を与えることができます。
将来の自分の答え方の例文3選

こちらでは将来の自分の答え方について例文をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
短期的な将来像から答える
現在の取り組みから将来像を描いた人は、短期的な将来像から答える場合の例文を見ていきましょう。
例文
私は将来、AI技術を駆使して社会課題を解決するアプリを作成したいと考えています。
大学での研究活動を通じて、AI技術が持つ可能性に魅了されました。特に地方と都市部における教育格差や所得格差の改善などに興味を持っています。
これからもAI技術の発展は続くと予想され、競争も激化すると考えています。
貴社は、充実した研修制度により専門性の高いスキルを磨くことができると伺っています。そこでの経験を積むことで、自分の目標に一歩ずつ近づけると考えました。
まずは社内でAIプロジェクトのメンバーとして技術力を高め、3年後にはチームをまとめる力を養いたいです。その後、5年以内には独自のAIプロジェクトを立ち上げ、社会に貢献する新しいアプリを提供したいと考えています。
憧れの人物と自分のなりたい姿を答える
OB・OG訪問や、サークルやバイト先で憧れの人が居る場合は、以下の例文を参考に答え方を考えましょう。
例文
私はOB・OG訪問でお世話になった貴団体の〇〇さんのように、「みんなが笑顔になれる社会作りに貢献できる人」になりたいです。
仕事でのやりがいを〇〇さんに聞いたところ、「利用者のみなさんが活き活きと活動する姿や笑顔」と教えられました。
また、利用者さんが楽しめるように率先的にサポートする先輩を拝見し、それ以来「みんなが笑顔になれる社会作りに貢献できる人」をなりたい社会人像にしています。
私も持ち前の明るさや親しみやすさを武器に、先輩のように困っている人に手を差し伸べ、利用者のみなさんを笑顔にしたいと思います。
貴団体ではチームワークを大切にし、利用者さんが快適に過ごせる環境作りに取り組まれていると伺っています。是非、同じ価値観を持ったみなさんと仕事をしたいと感じました。
将来のキャリア・ライフイベントを答える
ライフワークバランスを大切にしたい人は、将来のキャリア・ライフイベントについて答える例文を参考にしてください。
例文
私は将来マネジメント能力を発揮して、ゆくゆくはチームの強みを引き出し、売り上げを最大化できる人間になりたいです。
そのためには3年後、若手のリーダーとして社員スキルアップ研修に携わりマネジメント能力を養いたいと思っています。
なぜなら、アルバイト先でバイトリーダーを任された経験から、一人ひとりの意見に傾聴し、個々の特性に合わせた育成が最も大事だと学んだからです。
これまで培ったマネジメント能力を生かし、貴社の営業組織の強化に役立ちたいです。
将来の自分はどうなっていたいのか考えると答えが見つかる!

将来の自分についての回答を考えることは、入社後のミスマッチを防ぐためにも大切な作業です。
また、将来なりたい自分像や目標を志望企業とどうやったら結びつけられるかを改めて考えてみてください。
将来の自分はどうなっていたいのか、どんなゴールに向かって努力していきたいのかを考えると、自然に答えが見つかります。
あらゆる方面から客観的に自分を見つめ直し、将来なりたい自分像を自信を持って伝えていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。