皆さんは、普段何を使って家族や友達、アルバイト先、大学の先生などと連絡を取っていますか?
おそらくプライベートはLINEで、その他はメールでと分けている方が多いのではないでしょうか。
社会人になると、LINEとメールにSlack(スラック)が加わる可能性があります。
Slackは世界中で使われている、とても便利なビジネス向けコミュニケーションツールです。
皆さんが今後働く会社でもSlackが導入されている可能性が高いので、ぜひこの記事を参考にSlackについて予習しておきましょう。
Slackとは

【出典:Slack公式ホームページ】
まずSlackの特徴を3点見ていきましょう。
世界中の企業が導入
2019年のSlackニュースによると、日間アクティブユーザー数は全世界で1000万人を突破したとのこと。
コロナ禍でDX(デジタルトランスフォーメーション)という企業のデジタル化が進み、伸び率は飛ぶ鳥を落とす勢いで全世界150ヶ国以上で利用されています。
日本では、アスクル株式会社、NTTドコモ、リクルート、旭鉄工などさまざまな企業がSlackを活用し、ビジネスを促進しています。
メールに代わるツール
Slackを使うとコミュニケーションがスムーズになるため、メールに取って代わるツールと好評を得ています。
メールでのやり取りを頻繁にしていると、過去のメッセージ内容を掘り起こすのが大変です。受信トレイでメールを仕分けせずそのままにしていると、必要なメールが埋もれてしまうからです。
Slackでは、メールで起こる「ごちゃっと」した感じがありません。後で説明する「チャンネル」で初めからテーマごとに内容が仕分けされているため、必要なメッセージが見つけやすい構造になっています。
近畿大学でSlackを活用
以前からSlackの利点の目をつけていた近畿大学は、コロナ禍の2020年、国内大学初となる約3万6千人のすべての学生や教職員にSlackを導入しました。
オンライン授業を開催するにあたり、授業内容をSlackで質問したり、添付機能で課題の配布や提出も実施しています。
これまで対面やメールで行っていたやり取りがすべてSlackに取って代わり、自粛時でも授業が進めやすくなりました。
SlackとLINEとの違い
では次に、SlackとLINEとの違いを見ていきましょう。
チャンネル

【出典:Slack公式ホームページ】
LINEは主に個人とのやり取りがメインですが、Slackでは「チャンネル」に参加することが前提とされています。
例えば上の写真を見てみると、「チーム-デザイン」「プロジェクト-ウェブサイト」「プロジェクト-オフィス」「プロジェクト-印刷広告」など、チャンネルが分かれていますね。
この場合、ユーザーはすべてのチャンネルに参加していることになります。どれか1つのチャンネルをクリックすると、右側に参加者の会話一覧が表示されます。
チャンネルとは分かりやすくいうと「部屋」みたいなもので、部屋ごとに違ったテーマで会話がなされているというわけです。
スレッド

【出典:Slack公式YouTube】
LINEでグループを設定して複数人で会話していると、誰がどのコメントに返信しているか見づらくなってしまいます。
Slackでは、写真のように発言に対して返信をつけることができ、これを「スレッド」と呼んでいます。
スレッド内で、またさらに返信もでき個別の会話を広げていくことも可能です。スレッドを使えば、LINEよりも会話の流れを追いやすくなるのでとても便利です。
パソコンやタブレットでも利用可
LINEは携帯電話番号に紐づいていますが、Slackはメールアドレスで登録できます。スマホやパソコン、タブレットなど、ログインすれば何台でも使えるのが特徴です。
別のデバイスでもログインできるため、どこにいても会話に参加できるため利便性が高いといえます。
Slackの使い方
次に、Slackの使い方を説明します。
その①:アプリをダウンロード
まずはアプリをダウンロードしましょう。
Windows版:https://slack.com/intl/ja-jp/downloads/windows
iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/slack/id618783545
Android版:https://slack.com/intl/ja-jp/downloads/android
その②:会話に参加

【出典:Slack公式YouTube】
大学や職場のチャンネルに入ったら、会話に参加します。
そのとき「@」をつけて名前をメンションすれば、会話したい人に通知がいきます。全体に連絡事項があるときは、@channel とメンションすると、全員に通知されます。
Slackは自分の好きなタイミングで返信できますが、休日などには通知をミュート設定にすることも可能です。
その③:投稿にリアクション
Slackには、たくさんのリアクション絵文字が用意されています。
「ありがとう」とわざわざ打たなくても、SNSのように「いいね」マークや顔文字で表現すれば、たとえリモートワークでも心の距離が近づきます。
特に、文字で書かれた「ありがとうございます」「承知しました」「よろしくです!」のリアクションがとても便利です!
その④:投稿を修正

【出典:Slack公式YouTube】
Slackに1度送ったメッセージを修正できるのも特徴のひとつです。誤字脱字があったときなど、細かく内容を変えられるのでよく使います。
また、メールとは違って完全にメッセージを削除することができるのも安心です。
就活前にSlackを使ってみよう!
今回の記事ではSlackの特徴や使い方をお伝えしました。もしまだ使ったことがなければ、大学のゼミやサークルでの利用を提案してみてはいかがでしょうか?
Slackは無料版もあり、気軽に始めることができます。有料版と比べてメッセージの閲覧数など制限がありますが、試してみるには充分だといえるでしょう。
就活前にSlackに慣れて、社会人生活に備えましょう!!
このメディアの監修者
いとかな
#フリーランス4年目 #ライター #英語リサーチャー #元セラピスト #ホテルPR業務もやっている #転職経験あり #新卒で翻訳コーディネータをしていた # 海外長期滞在2回あり