個人面接の頻出質問120選!新卒就活で聞かれる質問を回答例・対策法付きで一覧で紹介
個人面接は就活で最も緊張する場面の1つです。聞かれる質問に対し、事前に対策しておきたいと思う人はたくさんいるでしょう。
個人面接は自分をしっかりアピールできるかが採用に直結するため、事前の準備が重要です。
本記事では、新卒採用で頻出する120の質問を一覧で紹介し、さらに効果的な回答例や対策法も解説します。
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新卒の個人面接の質問の3つの主な意図

企業が新卒の個人面接で投げかける質問には、表面的な回答だけではなく候補者の本質や潜在的な適性を探ろうとする意図が隠されています。
面接官がどんな観点から質問をしているのかを理解すると、より的確に自分をアピール可能です。
ここでは、企業が面接でチェックする3つの重要なポイントについて解説します。
①職務上必要な能力を十分に持っているか
企業が新卒者に求める能力は、即戦力だけではなく、職務において成長できるポテンシャルや柔軟な対応力です。
面接では具体的なエピソードを通じて、目標に向かって努力を続けた経験や問題解決に取り組んだ過程をアピールしましょう。
例えば、大学での研究やアルバイト経験、部活動のリーダーシップ等、個別の経験を挙げつつ、そのスキルが役立つのかを伝えると効果的です。
質問を通じて、職務における能力が備わっていることを具体的に示しましょう。
②求める人物像に合致し一緒に働きたいと思えるか
企業は新卒者の能力だけでなく、社風やチームに合うかどうかも重視しています。
面接官が「一緒に働きたい」と思えるかどうかは、会社に対する理解や共感、価値観の一致等が大きなポイントです。
面接では、企業研究を通じて理解した会社のビジョンや文化に触れながら、自分がどう貢献できるかをアピールしましょう。
例えば、過去の経験に基づき、「この考え方が自分の価値観と一致している」と述べることで、面接官に強い印象を与えられます。
③内定を出したら本当に自社に来てくれるのか
企業は、採用した新卒者が確実に入社してくれるかを確認したいと考えています。
近年の就職活動では複数内定を持つ学生も多く、他社へ進む可能性も高いため、志望度の高さを見極めることが重要です。
この意図を踏まえ、企業に対して「第一志望である」ことを明確に伝えるとともに、入社後に成し遂げたいことや目指すキャリアプランについても述べましょう。
また、他の企業と比較して自社を選んだ理由を具体的に挙げることも有効です。
個人面接の頻出質問120選|13のジャンル別で例文まで解説

個人面接では、応募者の人柄やスキル、企業との相性を見極めるために、さまざまな質問が投げかけられます。
ここでは、ジャンルごとに分類した頻出質問120選を紹介し、質問の意図や対策も解説します。
- アイスブレイクを目的にした質問
- 人柄についての質問
- 価値観についての質問
- 能力やスキルについての質問
- 学生時代の経験についての質問
- 志望度や志望動機についての質問
- 業界・企業理解についての質問
- 将来展望やキャリアプランについての質問
- 就活状況についての質問
- 事務的な確認事項についての質問
- 時事問題についての質問
- 面白い・ユニークな質問
- 逆質問
①アイスブレイクを目的にした質問
アイスブレイクを目的にした質問は、面接の序盤に緊張をほぐし、リラックスした雰囲気を作るための質問です。
リラックスした状態で自然に自分を表現できるようにすることを狙いにしていますよ。
面接官も候補者の個性や普段の様子を知るために、少しカジュアルな質問をします。
質問例
- 趣味や特技は?
- 休日の過ごし方は?
- 出身地について教えてください
- 当社までの交通手段は?
- 最近ハマっていることは?
- 今日の朝ごはんは?
- 好きな季節とその理由は?
- 最近読んだ本や観た映画は?
- 家族構成や兄弟姉妹について教えてください
- 最近気になるニュースは?
これらの質問は、会話のきっかけとして使われることが多く、答えに正解はありません。
自分らしい答えで自然体を伝えましょう。
「休日の過ごし方は?」への回答例
休日は友人と一緒にスポーツをしたり、読書をしたりして過ごしています。 特に、運動をすることでリフレッシュでき、心身ともにリセットできるのが好きです。 また、読書は自己成長の一環として行っており、最近ではビジネス書を多く読んでいます。 |
この回答例では、アクティブに過ごしつつ自己成長にも取り組んでいることをアピールできます。
リフレッシュ方法を通じて、自己管理の方法や向上心が伝わる回答です。
②人柄についての質問
人柄についての質問は、候補者の性格や価値観、他者との関係性を知るために行われます。
ここでの回答は、自分の魅力や長所を具体的に伝え、面接官に好印象を与えることが重要です。
質問例
- あなたの長所は何ですか?
- あなたの短所は何ですか?
- 他人からどんな人だと言われますか?
- 最近学んだことはありますか?
- 尊敬する人物は誰ですか?
- あなたの価値観を表すエピソードは?
- 自分の性格を一言で表すと何ですか?
- どのようなタイプの人と一緒に働きたいですか?
- 他者と協力するときに大切にしていることは?
- あなたのモチベーションの源は何ですか?
これらの質問は、自分の強みをアピールするチャンスです。エピソードを交えて具体的に伝えると、より効果的ですよ。
「あなたの長所は何ですか?」への回答例
私の長所は、粘り強さです。 大学時代に部活動で厳しいトレーニングを継続し、試合に向けて努力を重ねてきました。 課題に直面しても最後までやり抜く力が備わっていると自負しています。 |
長所をアピールする際に、具体的な経験を交えることで話に信ぴょう性が増します。
また、仕事に活かせる粘り強さをアピールすると、面接官に対して魅力的に映るでしょう。
③価値観についての質問
価値観に関する質問は、候補者がどんな考え方を持っているかを知るために聞かれます。
企業や職場の文化と合致するかを見極めるための重要なポイントです。
質問例
- あなたが大切にしている価値観は?
- 理想の職場とは?
- どのような仕事を通じて社会に貢献したいですか?
- 自分の人生における最大の目標は?
- 人生において最も大切にしているものは何ですか?
- 周囲の人とどのような関係を築きたいですか?
- 社会における自分の役割をどう考えていますか?
- 一生懸命努力する理由は?
- 仕事を通じて成し遂げたいことは?
- 自分の信念を曲げたくない場面とは?
これらの質問では、自分の信念やモチベーションを伝えることが求められます。
自分が大切にしていることを素直に表現しましょう。
「あなたが大切にしている価値観は?」への回答例
私が大切にしている価値観は、『誠実であること』です。 学生時代のアルバイト経験を通じて、嘘や偽りのない対応が信頼関係を築く基本であると学びました。 仕事においても誠実さを忘れず、お客様や同僚に信頼される存在でありたいと考えています。 |
誠実さ等の価値観をエピソードで裏付けることで、面接官に信頼感を持たせられます。
実際の経験に基づいて話すと、言葉に説得力が増し、好印象を与えられるでしょう。
④能力やスキルについての質問
能力やスキルに関する質問は、候補者が業務に必要なスキルや適性を持っているかを知るために聞かれます。
特に具体的な経験や実績を通じて、自身のスキルを証明できると効果的です。
回答の際には、スキルがどう業務に活かせるかを意識して述べましょう。
質問例
- 自分の強みと弱みを教えてください。
- リーダーシップを発揮した経験はありますか?
- コミュニケーションスキルを使った経験を教えてください。
- 問題解決能力を発揮したエピソードはありますか?
- チームでの役割として適していると考えるものは何ですか?
- 業務で活かせる具体的なスキルはありますか?
- 最近学んだ新しいスキルは何ですか?
- 自分のスキルを向上させるために行っている努力は?
- プレゼンテーションの経験と自信について教えてください。
- 自分のスキルで会社にどのように貢献できると考えますか?
これらの質問では、自分のスキルや能力が仕事にどう役立つかを具体的に説明しましょう。
「自分の強みと弱みを教えてください」への回答例
私の強みは課題に対して粘り強く取り組む姿勢です。 大学での研究プロジェクトでは、失敗を繰り返しながらも原因を分析し、最終的に成果を出すことができました。 一方、弱みは、完璧を求めるあまりに、時にスピードが落ちることです。 現在は優先順位を意識し、全体の進行を見極めながら業務を進めるよう努めています。 |
強みと弱みを具体的なエピソードで裏付けると、より説得力が増します。
また、弱みについても改善への努力を述べることで、前向きな印象を与えられるでしょう。
⑤学生時代の経験についての質問
学生時代の経験に関する質問は、候補者がどんな経験を積み、何を学んだかを知るためのものです。
回答の際には、具体的な活動やプロジェクトを通じて得た知識やスキル、成長した点を明確に示しましょう。
質問例
- 学生時代で最も力を入れたことは何ですか?
- アルバイトやインターンシップの経験を教えてください。
- サークル活動での役割と学びについて教えてください。
- 自分を成長させた経験は何ですか?
- 研究や課題の中で学んだことを教えてください。
- 困難を乗り越えた経験はありますか?
- 学業以外で頑張ったことは何ですか?
- 社会貢献活動やボランティアの経験はありますか?
- チームで協力して達成した成果について教えてください。
- 大学時代の経験で得た教訓は何ですか?
これらの質問では、学生時代に学んだことがどう仕事に活かせるかをアピールすると効果的です。
「学生時代で最も力を入れたことは何ですか?」への回答例
私は、学生時代に所属していたサークルでの企画運営に最も力を入れました。 年に一度の大規模イベントを担当し、参加者を増やすために新たなアイデアを導入した結果、前年より20%多い来場者を達成しました。 この経験から、計画立案と協力の大切さを学びました。 |
具体的な成果を数字で示すと、面接官に対して取り組みの成果が明確に伝わります。
また、学んだ教訓も添えると、より成長を感じさせる回答になるでしょう。
⑥志望度や志望動機についての質問
志望度や志望動機に関する質問は、候補者がどれだけ企業に魅力を感じているか、入社後に貢献できる意思があるかを知るために聞かれます。
企業の理念や事業内容を理解した上で、具体的な理由を示すことが重要です。
質問例
- なぜこの業界を選んだのですか?
- なぜ当社を志望するのですか?
- ほかの会社ではなく当社で働きたい理由を教えてください。
- 当社の理念にどのように共感していますか?
- 入社後に成し遂げたいことは何ですか?
- なぜこの職種を希望していますか?
- 当社でどのように成長したいですか?
- 他の候補先との違いは何だと感じていますか?
- 志望度が高い理由を教えてください。
- 入社後に貢献できる点は何だと考えていますか?
志望動機は面接の印象を左右する重要な質問です。
具体的な理由を明確に伝えましょう。
「なぜ当社を志望するのですか?」への回答例
貴社を志望した理由は、環境保護に積極的に取り組んでいる姿勢に共感を覚えたためです。 貴社のプロジェクトを調べ、社会的な意義が高いと感じました。 私も貴社の活動に携わり、環境保護に貢献できるような仕事がしたいと考えています。 |
企業の理念やプロジェクトについて言及すると、より入社への熱意が伝わりますよ。
また、自分がどう貢献したいかを具体的に示すと好印象を与えられるでしょう。
⑦業界・企業理解についての質問
業界や企業に対する理解を問う質問は、応募者が入社後の業務や業界の動向についてどれだけ知識を持ち、熱意を持っているかを知るために聞かれます。
しっかりと業界研究や企業研究を行い、具体的な理解を示すことが重要です。
質問例
- 当社が属する業界の現状についてどのように考えていますか?
- 当社の事業について理解していることを教えてください。
- 業界の最近の動向で気になるニュースはありますか?
- 当社の強みと課題についてどう感じていますか?
- 当社のサービスや製品で最も魅力を感じるものは何ですか?
- 競合他社と当社の違いは何だと考えますか?
- 当社のビジョンや理念についてどう思いますか?
- 業界内で成長が期待できる分野はどこだと思いますか?
- 当社が業界内で果たすべき役割は何だと考えていますか?
- 当社で実現したいことは何ですか?
上記の質問に対しては、具体的な企業の特徴や業界動向に基づいた答えの準備が重要です。
「当社が属する業界の現状についてどのように考えていますか?」への回答例
現在、貴社が属するIT業界は急速なデジタル化に伴い大きな成長を遂げています。 特に、AIやデータ分析が求められる場面が増えており、貴社が提供しているソリューションはこの流れに適したものと感じています。 私は貴社の取り組みが、これからのIT業界で重要な役割を果たすと考え、魅力を感じました。 |
業界の現状を理解し、企業の強みや取り組みに関連付けて述べることで、業界理解と企業への関心が伝わります。
⑧将来展望やキャリアプランについての質問
将来展望やキャリアプランに関する質問は、候補者が長期的な視点を持っているか、入社後にどう成長したいかを知るために聞かれます。
自己成長や目指す方向性を具体的に伝えると効果的です。
質問例
- 5年後、10年後の目標は何ですか?
- 長期的にどのように成長したいですか?
- キャリアにおける最終的な目標は何ですか?
- 入社後に達成したいことはありますか?
- 仕事を通じて身につけたいスキルは?
- 将来リーダーやマネージャーを目指したいですか?
- 自分のキャリアに対しての考え方を教えてください。
- 将来のために今から努力していることは?
- どのような職務で経験を積みたいですか?
- 社会的にどのような影響を与えたいですか?
「5年後、10年後の目標は何ですか?」への回答例
5年後にはプロジェクトマネージャーとしてチームを率い、責任を持ってプロジェクトを成功に導けるようになりたいです。 また、10年後には自分の専門性を活かして、新しいプロジェクトを立ち上げるリーダーとして活躍することを目指しています。 |
短期と長期の目標を分けて述べると、計画性や向上心が伝わります。
具体的な役割や目指す方向性を明示すると、面接官に意欲的な姿勢が伝わるでしょう。
⑨就活状況についての質問
就活状況に関する質問は、候補者が他の企業に対してどれだけ志望度を持っているか、当社を選ぶ意思があるかを知るために聞かれます。
正直に答えつつも、当社への志望度の高さのアピールが大切です。
質問例
- 他にもどのような業界を受けていますか?
- 当社が第一志望である理由を教えてください。
- 他の企業で内定が出た場合、当社を選ぶ理由は何ですか?
- ほかの候補先と比較した場合、当社の魅力は何だと感じますか?
- 就職活動はどの段階にありますか?
- 他社の選考状況について教えてください。
- どのような基準で企業を選んでいますか?
- 当社を志望する上で重要視している点は何ですか?
- 他業界も視野に入れている理由はありますか?
- 最後まで当社の選考を受けてくれる意向はありますか?
この質問では、他社と比較して当社に対する熱意を示すと良いでしょう。
「他にもどのような業界を受けていますか?」への回答例
私はIT業界を中心に志望していますが、同時にサービス業界にも興味を持っています。 いずれもお客様に直接価値を提供できる分野であるためです。 ただ、貴社のプロジェクトに大きな関心を抱いており、IT業界でのキャリアを強く希望しています。 |
他の業界にも関心を示しつつ、当社への志望度の高さを強調しています。
これにより、幅広い視点を持ちながらも、第一志望が明確であることを伝えられるでしょう。
⑩事務的な確認事項についての質問
事務的な確認事項は、応募者の基本情報や働く上での条件に関する質問です。
回答に迷うことは少ないものの、正確かつ誠実に答えることが求められます。
質問例
- 勤務可能なエリアはどこですか?
- 出社時間や勤務日についての希望はありますか?
- 希望する給与水準はありますか?
- 転勤に対する考え方を教えてください。
- 残業についてどう感じていますか?
- 出張や異動の可能性についてどう考えていますか?
- 勤務開始可能な時期はいつですか?
- パートやアルバイトの経験はありますか?
- 就業制限はありますか?
- 健康状態に問題はありませんか?
事務的な質問には、正直に答えつつも前向きな姿勢を伝えると良いでしょう。
「勤務可能なエリアはどこですか?」への回答例
勤務地については特に制限はありません。 国内外問わず、どのエリアでも勤務する意欲があります。新しい環境での挑戦を通じて成長できると考えています。 |
勤務地に柔軟に対応できることを示し、挑戦意欲もアピールしています。
企業に対する適応力を印象付ける回答です。
⑪時事問題についての質問
時事問題の質問は、応募者の関心の幅や情報収集能力を確認するために行われます。
社会情勢や業界動向についての理解が求められる質問です。
質問例
- 最近気になるニュースはありますか?
- 業界に関する最近のトピックについてどう思いますか?
- 自分の価値観に影響を与えた最近の出来事は?
- 最近の経済ニュースで気になったものは?
- 新聞やニュースはどのようにしてチェックしていますか?
- 世界で注目している問題はありますか?
- 日本の社会問題で改善すべきだと感じる点は?
- 新しい技術やトレンドについてどう思いますか?
- 日本の労働環境についてどう考えていますか?
- グローバル化の影響についてどう思いますか?
具体的なニュースや事例を挙げて、理解度をアピールすると良いでしょう。
「最近気になるニュースはありますか?」への回答例
最近のAI技術の進化に関するニュースに注目しています。 特に、ビジネスにおける自動化が加速しており、貴社のようなIT企業がどのように新技術を取り入れるのかに興味があります。 |
業界と関連性のあるニュースに言及し、自身の関心と企業の取り組みを関連付けて話しています。
業界への理解と熱意が伝わる回答です。
⑫面白い・ユニークな質問
ユニークな質問は、応募者の柔軟な考え方や発想力、反応を見るために行われます。
答えに正解はないので、自分らしく楽しんで答えると良いでしょう。
質問例
- 自分を動物に例えると何ですか?
- 宝くじで1億円当たったらどうしますか?
- 1日だけ他の職業を体験できるとしたら何をしますか?
- タイムマシンで過去に戻れるならどの時代に行きたいですか?
- 好きな色とその理由を教えてください。
- 無人島に1つだけ持っていけるものは何ですか?
- 好きな映画のキャラクターを教えてください。
- 最後の晩餐で食べたい料理は何ですか?
- 朝起きたら動物になっていたら何になりたいですか?
- 人生の座右の銘は何ですか?
自分の個性を出せる質問に対して、ユーモアや自分らしさを見せると良いでしょう。
「自分を動物に例えると何ですか?」への回答例
私は自分を“犬”に例えます。 周囲との協調を大切にし、チームのために尽くす姿勢が自分の性格と一致していると思うからです。 また、信頼関係を築くために誠実さを大切にしています。 |
動物に例えることで、自身の性格や強みをユーモラスに伝える回答例です。
自己理解とチーム志向を表現しています。
⑬逆質問
逆質問は、応募者が企業や職務についてどれだけ理解し、また関心を持っているかの確認の質問です。
逆質問を通して、候補者の入社意欲や会社のカルチャー・業務内容への適性が見えることもあります。
深い関心を示し、企業理解をさらに深められるような質問を用意すると良い印象を与えられるでしょう。
質問例
- 入社後、最初の3か月で期待される役割や成果は何ですか?
- 新入社員に求められる素質やスキルは何ですか?
- 社内で最も大切にされている価値観や文化について教えてください。
- 業務上の一日の流れを教えていただけますか?
- チームの雰囲気や、上司・同僚との関係性について教えてください。
- 現在貴社が直面している課題や挑戦についてどうお考えですか?
- キャリアアップや昇進の機会について教えてください。
- 入社後の研修やスキルアップ支援について詳しく知りたいです。
- 新しいプロジェクトや成長分野で力を入れていることはありますか?
- この会社で働く上で特に大切にしていることは何ですか?
逆質問を通じて企業理解を深め、自身が会社でどう成長できるかを意識した質問で、好印象を残しましょう。
個人面接の質問への受け答えで好印象を残すコツ

個人面接では、質問への答え方が面接官に与える印象を大きく左右します。
たとえ内容が良くても、話し方や態度によっては評価が下がる可能性もあるでしょう。
ここでは、面接の場で効果的に自分を伝えるための4つのポイントを解説します。
①ハキハキと笑顔で話す
面接時の第一印象は、表情や話し方から決まります。
緊張しているとつい早口になりがちですが、意識的に落ち着いて、明るくハキハキと話すと自信や親しみやすさをアピールできますよ。
また、笑顔を見せることで面接官との距離が縮まり、自然なコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。
自分らしさを表現しつつ、相手に伝わりやすい話し方の意識が、好印象を残す基本です。
②結論からわかりやすい構成で話す
面接官が限られた時間の中で理解しやすいように、話の構成は「結論→理由→具体例」の順で進めるのが理想的です。
最初に結論を伝えると面接官に要点が明確に伝わり、その後の説明がスムーズになるでしょう。
例えば、「私の強みはリーダーシップです」と結論を先に述べた後で理由と具体例を補足すると、話がわかりやすく整理されます。
また、結論を先に述べると、途中で話が途切れても要点が伝わりやすくなり、面接官の理解を助ける効果が高いと言えるでしょう。
③具体的なエピソードをつかって話す
面接で自分の強みやスキルを伝える際には、抽象的な表現に頼らずに具体的なエピソードを交えて話すと説得力が増します。
例えば、リーダーシップをアピールする場合、「大学でサークルの代表を務め、チーム全体の目標を達成しました」等の具体例を挙げると、面接官に強みがリアルに伝わるでしょう。
エピソードを通じて実績や経験を具体的に表現すると、自分の持つ力や意欲が相手に伝わります。
④面接全体を通して一貫性をもって話す
個人面接では、複数の質問に対する回答が矛盾なく一貫性を持っていることが求められます。
例えば、「挑戦を好む」と答えた後で「安定志向である」と言ってしまうと、面接官に対して違和感を与える可能性があるでしょう。
一貫性を保つためには、自己分析をしっかり行い、自分の価値観や強みを明確にしておくことが大切です。
面接中にぶれない軸を持つことで、説得力が増し、面接官に「真摯で信頼できる人物だ」と印象を与えられますよ。
個人面接での質問の答え方の注意点

個人面接では、内容だけでなく答え方や態度も評価の対象です。
自己アピールに熱心になりすぎて本来の自分とは異なる姿を見せたり、逆に答えに困って沈黙してしまうと、面接官に不安感を与える可能性がありますよ。
ここでは、面接での質問に対する答え方の注意点について解説します。
①嘘をつかない
個人面接での嘘は短期的には役立つように見えますが、信頼性を損なうリスクが大きく、長期的には悪影響を及ぼします。
面接官は経験豊富なプロであり、候補者の発言の裏にある本質を見抜く力を持っています。
また、入社後に嘘が発覚した場合、業務への影響や信頼関係の破綻にもつながりかねません。
面接では素直で誠実な態度を心がけ、自分の強みや弱みを正直に伝えることが大切です。
②仕事に繋がらないを答えない
個人面接では、面接官は候補者が業務にどう貢献できるかを知りたいため、質問に対する回答も仕事に関連した内容であることが望まれます。
例えば、趣味やプライベートな経験について尋ねられた場合でも、その内容がどう仕事に活かせるかを意識して答えると効果的です。
回答が仕事に結びつかない場合、面接官に「仕事に対する意識が低い」と見なされる可能性があります。
適切に自己アピールするためにも、自分の経験やスキルが業務にどう活かせるかを意識しながら答えましょう。
③分からなくても黙り込まない
質問に対して答えが思いつかない場合でも、黙り込んでしまうのは避けましょう。
沈黙が続くと、面接官に「自信がない」や「準備不足」等の印象を与えかねません。
もし答えがわからない場合は、正直に「今ははっきりとした答えが浮かびませんが…」と切り出し、次に考えを整理してから話し始めると良いでしょう。
また、「今までの経験から関連するエピソードとしては…」と一旦具体例に触れると、会話をスムーズに進められます。
個人面接での質問の答えに困ったときの対処法

個人面接では、予想外の質問や難しい質問に遭遇する場合もあります。
答えに詰まったり、何を答えたらよいかわからなくなったとき、無理に答えをひねり出そうとするとかえって不自然な印象を与えてしまうこともあるでしょう。
ここでは、面接での質問に対して冷静に対応し、好印象を残すための2つの対処法について解説します。
①素直に困っていることを伝える
面接でどう答えるべきか悩んでしまった場合、素直に「少し困っています」と正直に伝えることも1つの方法です。
面接官に自分の現状を率直に話すと、誠実さや人間らしさが伝わり、かえって好印象を与えることもあります。
例えば、「そのような質問は初めてで少し困っていますが、できる限りお答えします」等の表現で、答える姿勢を見せると良いでしょう。
困難に対する柔軟な対応力や、自分の弱みも正直に伝えられる素直さは、面接官にポジティブな印象を残す要素です。
②「少し考えさせてください」と時間をもらう
答えに悩んだときは、慌てて答えるよりも「少し考えさせてください」と冷静に時間をもらうのも有効です。
この一言によって、時間をかけてでも良い答えをしたい真剣さが伝わり、面接官に対して好印象を与えられます。
数秒で答えを整えた後、自分の言葉でゆっくりと話し始めると、説得力も高まるでしょう。
考える時間をいただく際には、無言にならずに「ご質問ありがとうございます。少しお時間をいただきます」等の前向きな言葉を添えると、丁寧な姿勢が伝わります。
個人面接と集団面接での質問の違いはある?

新卒採用の面接では、個人面接と集団面接の両方が行われることが多く、それぞれの形式によって質問のされ方や答え方に違いがあります。
個人面接では深掘りされた質問が多くなる一方で、集団面接では限られた時間内で簡潔に自分をアピールできるかが求められますよ。
ここでは、個人面接と集団面接における質問の違いや、それに対応するためのポイントを解説しますので、参考にしてください。
①基本的に質問に違いはない
個人面接と集団面接では、基本的に質問内容そのものには大きな違いがありません。
どちらの面接でも、応募者の人柄や能力、企業との相性を見極めるために「志望動機」や「強み・弱み」、「将来の目標」等の質問が行われます。
ただし、個人面接では一人ひとりに対して深く掘り下げた質問がされることが多く、集団面接に比べて詳細な回答が求められる傾向にありますよ。
質問内容は共通していても、それに対する答え方やアプローチの仕方を工夫すると、面接官に効果的にアピールできるでしょう。
②1人あたりの持ち時間が短いので端的に答える
集団面接では、限られた時間内で複数の応募者が順に回答するため1人あたりの持ち時間が短くなってしまいます。
そのため、質問に対する答えも端的に要点を絞って話すことが大切です。
具体的には、「結論→理由→具体例」の流れで簡潔に答えると、面接官に理解してもらえるでしょう。
長々と話すのではなく、最も伝えたいことを意識しながら簡潔に述べると、短時間でも自己アピールが効果的に行えます。
個人面接の質問について理解を深めて事前準備をしよう

個人面接では、新卒就活生にとって重要な質問が多く投げかけられます。
この記事では、頻出する質問120選を紹介し、さらに回答例や対策法もお伝えしました。
面接官の意図を理解し、自分らしさを引き出した受け答えができるよう準備を整えることが、成功への第一歩です。
今回の内容を参考に、質問のパターンや答え方をしっかりと身につけてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。