就活では、自分と相性の良い業界・企業を見つけることが大切です。
しかし、なりたい職業が見つからず思い悩む人も多いでしょう。
そこで、本記事では就きたい仕事を見つける方法やなりたい職業が見つからない場合の対処法について解説します。
悩みを解消し、自分なりに就活を進めていくための参考にしてみてください。
なりたい職業がないと悩む人は多い

将来の夢やなりたい職業が明確な状態で就職活動をしている人は、意外と多くありません。誰もが将来に迷い、悩みを抱えています。
しかし、何をすべきかわからないからといって闇雲に就活を続けるのは避けましょう。就職先が決まったとしても、入社後に「やっぱり自分に合わなかった」と後悔する可能性があります。
まずは、なりたい職業がない現状を受け入れ、自分が何をすべきか考えることが大切です。少しずつ前に進み、将来の見通しを立てるようにしてみてください。
なりたい職業がないと悩む人の特徴5つ

ここでは、就活で「なりたい職業がない」と悩みを抱えやすい人の特徴を紹介します。
- 自己分析が不十分
- 先入観を抱いている
- 世間体を気にしている
- 企業・業界分析が不十分
- 理想が高すぎる
それぞれの特徴を確認し、悩みの原因について考えてみましょう。
①自己分析が不十分
自己分析が不十分だと、自分に合う職業を見つけるのが困難になります。
自己分析とは、短所や長所、価値観などを掘り下げ、自分の強みを見つける作業のこと。自己分析を深めることで、自分自身を客観的に見られるようになります。
自分にマッチした職業や業界を探す際には、客観的な視点が欠かせません。自分を俯瞰して見ることで、最適な職業を見つけやすくなります。
自己分析を怠っていると、相性の良くない企業に入社してしまう可能性があるため気をつけましょう。
②先入観を抱いている
曖昧なイメージで「自分には合わなさそう」と排除している職業がある場合も注意が必要です。
人は、自分の経験や周りの意見で無意識のうちに先入観を抱くことが少なくありません。しかし、先入観のみで決めつけていると、自分に合った職業を見逃してしまうリスクがあります。
結果的に企業とのミスマッチが生じ「自分がなりたい職業がわからない」と悩んでしまうことになるでしょう。自分の中に先入観が根付いていないか、よく考えてみることが大切です。
③世間体を気にしている
世間体を気にして視野が狭くなっていると、自分が本当にやりたいことがわからなくなる場合があります。
周りの目を気にしすぎるあまり「知名度の高い企業に就職した方が立派に見える」と、見栄えばかりを気にすることが多くなるでしょう。
しかし、自分に合う企業を見つけるには世間ではなく自分自身と向き合う必要があります。
「周りからどう見られるか」ではなく「自分自身が熱意を持って働けるか」ということに主眼を置かなければ、企業選びで失敗するリスクが高まるため注意してください。
④企業・業界分析が不十分
企業・業界分析が不十分なまま就活をスタートすると、選択肢の幅が狭まります。知っている業界・職種の種類が少ないため、自分にマッチする企業を見逃してしまう可能性があるでしょう。
就活では、自己分析だけでなく企業・業界分析も重要なポイントです。世間の知名度ばかりに気を取られ、分析が足りていないと入社後にミスマッチが起きるリスクがあります。
就活を始める際には、入念な準備が必要不可欠。きちんと企業・業界分析ができているか、今までの準備を振り返ってみてください。
⑤理想が高すぎる
理想が高すぎるのも、なりたい職業が見つからない人の特徴です。「立派な夢や目的がないとダメだ」と勝手に思い込んでいるのだと考えられます。
しかし、将来の自分の姿をはっきりと見通すのは、とても難しいことです。10年先、20年先まで明確なビジョンを持っている人はほとんどいないので、夢や目的がなくても焦る必要はありません。
まずは、遠い将来のことではなく現在の自分を見つめ直すことが大切。自分自身の現状を把握できれば、自然となりたい職業が見えてくるようになるはずです。
なりたい職業を見つける方法4つ

なりたい職業を見つける方法は、以下の通りです。
- 自己分析を深める
- 目指す業界の視野を広げる
- 仕事内容以外の理想を考えてみる
- なりたくない職業を書き出す
少しずつステップを踏んでいけば自分に合う職業を見つけられるようになるので、諦めずに頑張っていきましょう。
①自己分析を深める
なりたい職業を見つけるためには、自己分析を深めることが大切です。自分自身を客観的に見ることで、マッチ度の高い職業を探しやすくなります。
まずは、自分史を作ってみましょう。中学から大学にかけての取り組みを振り返り、その時の感情や思いを洗い出すのがポイントです。過去の自分を見つめ直せば、強みや苦手なことが明確になります。
自分だけで分析を深めるのが難しい場合は、周りの人の意見を聞くのも1つの方法です。自分の長所や短所について、客観的な意見を聞いてみてください。
②目指す業界の視野を広げる
先入観のみで業界を決めず、視野を広げるのも意識したいポイントです。「自分にはこの業界しか合っていない」と思い込んでいると、マッチ度の高い業界を取りこぼすリスクがあります。
知名度の高い業界だけでなく、他の業界にも目を向けて自分との相性を確かめてみてください。
世間一般に知られていなくても、実は社会に大きく貢献をしている業界は少なくありません。いろいろな業界をリサーチして、興味を持てる職業をピックアップしていきましょう。
③仕事内容以外の理想を考えてみる
働き方や福利厚生など、仕事内容以外の理想について考えてみる方法もあります。働きやすい環境が整えられている企業・業界を選べば、仕事へのモチベーションを上げられるでしょう。
近年は、多様な働き方を推奨する企業が増えています。
始業・終業時間を自分で決められるフレックスタイム制や、プライベートの時間を充実させられる週休3日制など、導入する制度は企業によってさまざま。
募集概要を確認し、自分が働きやすい環境であるか考えてみてください。
④なりたくない職業を書き出す
どうしてもなりたい職業が見つからないのであれば、なりたくない職業を書き出し、消去法で決めるのも1つの選択肢です。
なりたい職業がわからなくても、やりたくないことや苦手なことならすぐ出てくる場合が多いはず。なりたくない職業をピックアップすることで、自分にマッチした職業が少しずつ見えてくるようになります。
ただし、業界・企業分析が不十分だと先入観を抱いたまま「自分には合わない」と誤解してしまうケースもあるので注意しましょう。きちんと分析を行った上で、本当になりたくない職業なのか検討してみてください。
どうしてもなりたい職業がない人の対処法3つ

なりたい職業がない場合の対処法は、以下の通りです。
- 気分転換をする
- 就活アドバイザーに相談する
- 様々なことに挑戦してみる
早めに対処をすることで、将来の見通しを立てられるようになるため、積極的に行動していきましょう。
①気分転換をする
なりたい職業が見つからず、モヤモヤ感が高まっているのであれば気分転換をするのがおすすめです。
思い詰めた状態だと、心身ともに疲弊してうまく答えを導き出せなくなる可能性があります。混乱したまま闇雲に就活を続けても、良い結果は望めません。
まずはいったんひと休みして、おいしいものを食べたり、友人と話したりして気持ちを切り替えることが大切です。
うまく気分転換ができれば、新たな側面から自分自身を見つめ直せるようになるでしょう。
②就活アドバイザーに相談する
自分だけで考えるのに限界を感じたら、就活アドバイザーに相談するのもおすすめです。プロの力を借りることで、今までにない視点を見つけられる場合があります。
就活アドバイザーは、たくさんの就活生を相手にしてきているため「なりたい職業がわからない」という悩みにも接しているはず。
悩んだ時にどのようなことをしたら良いのか、客観的な立場からアドバイスをくれます。口コミなどを確認し、信頼のおける就活アドバイザーを選んでみましょう。
③様々なことに挑戦してみる
なりたい職業が見つからない時は、新しいことに挑戦してみるのも1つの方法です。今までにない体験をすることで、思わぬヒントを得られる可能性があるでしょう。
例えば、あまり接点のなかった業界のインターンシップに参加したり、資格の勉強を始めてみたり、少しでも興味の持てることに挑戦するのがおすすめです。
何もせずに悩むより、まずは一歩踏み出すことが大切。いろいろな視点を持って考えられるようになれば、なりたい職業が少しずつ見えてくるはずです。
なりたい職業がない人は自己分析を深めよう

なりたい職業が見つからない場合は、自分自身を客観的に把握できていない可能性があります。
自己分析を通じて自分の強みや価値観を確認し、マッチ度の高い業界・企業を探してみてください。
思い詰めすぎず、時には周りの助けも借りながら進んでいきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。