近年、趣味としてセルフネイルを楽しんでいたり、ネイリストへの憧れを持つ方も増えてきています。
しかし、「プロのネイリストを目指したい」と思っても、どのように目指すべきなのか・将来性はあるのかなど不安に思うこともありますよね。
そこで本記事では、ネイリストの平均年収と年齢別の年収を紹介します。将来性についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
ネイリストの平均年収と年齢別の年収

ネイリストへの憧れはあるものの、収入面で不安がある方もいるでしょう。はじめに、ネイリストの平均年収と年齢別の年収を紹介します。
- ネイリストの平均年収は322万円
- ネイリストの年齢別の年収
①ネイリストの平均年収は322万円
job tag(職業情報提供サイト)によると、ネイリストの平均年収は322.8万円です。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年度の給与所得者の平均給与は458万円です。ネイリストの平均年収は、給与所得者の平均給与を100万円以上下回っているため、給与重視の方はなるべく高い給与の店舗を選びましょう。
ネイルサロンは、正社員数人と契約社員またはパート・アルバイトで運営されているのが一般的。また、個々の能力に応じて基本給が異なったり、歩合制を採用していたりする場合もあるため、給与アップも望めますよ。
②ネイリストの年齢別の年収
ネイリストの年齢別の平均年収は以下の通りです。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20〜24歳 | 296万円 |
25歳〜29歳 | 319万円 |
30歳〜34歳 | 389万円 |
40歳〜44歳 | 362万円 |
50歳〜54歳 | 320万円 |
60歳〜64歳 | 242万円 |
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、年齢階層別の平均給与を公表しています。ネイリストの年収は、20~24歳以外のすべての年齢層で平均を下回っていることが分かりますね。
しかし、資格取得や歩合性を実施する店舗に勤めることで、給与アップも望めます。給与を重視する方はキャリアアップのためにすべきことを考えるのがおすすめです。
ネイリストに関する基本情報

セルフネイルに関心があっても、プロを目指すとなると話はまた別です。ネイリストに関する基本情報を以下の2つの面から解説します。
- ネイリストの仕事内容
- ネイリストになるには
①ネイリストの仕事内容
ネイリストの仕事内容は、爪に関する施術を行うことです。
ネイリストの仕事内容は、大きく「ネイルケア」「ネイルカラー」「ネイルアート」の3つに分類されます。
- ネイルケア:甘皮処理、ファイリング、ネイルオイル・クリームを塗る など
- ネイルカラー:ポリッシュ、ジェルネイル など
- ネイルアート:フラットアート、3Dアート など
イクステンション(人工爪)、リペア(修正・補強)、ネイルオフなどもネイリストの仕事です。
②ネイリストになるには
ネイリストになるために必須の資格はありません。ただし、ネイル資格を持っていたほうが就職に有利です。
ネイルに関する最低限の知識・技術がないと就職は難しいため、一般的には専門学校やネイススクールなどに通うことになります。専門学校やネイルスクールでは、資格取得のためのサポートも万全です。
また、受講費や通学時間の節約のために、通信講座や独学で学ぶ方も一定数います。難易度にもよりますが、通信講座や独学でも資格は取得可能ですよ。
ネイリストの将来性は?

結論からいうと、ネイリストは将来性のある職業といえるでしょう。ネイル業界は、若い女性の間で以前より需要が高まりつつあるからです。
最近はセルフネイルをする女性も増えていますが、細かいデザインなどはプロではないと綺麗に仕上げられません。セルフネイルには限界があります。
「ネイル白書2023」によると、2019年までネイルサロンの数は増え続けていました。新型コロナウイルスの影響を受けて店舗数は大幅に減少しましたが、徐々に回復傾向にありますよ。
ネイリストに向いている人の特徴3つ

「自分はネイリストに向いているのだろうか」と悩んでいませんか。どのような職業にも適性はあります。ネイリストに向いている人の特徴は以下の3つです。
- 手先が器用な人
- トレンドに敏感な人
- コミュニケーション能力がある人
①手先が器用な人
ネイリストに向いている人の1つ目の特徴は、手先が器用であることです。ネイリストは、爪という細かいパーツに施術を行う必要があります。
特に、ネイルアートは細い筆を使って細かいアートを描いていきます。手先が器用な方や絵心のある方のほうがネイリストの適性はあるでしょう。
ただし、手先が不器用でもネイリストを目指すことは可能です。くり返し練習することで技術は上達するため、手先の不器用さはカバーできますよ。
②トレンドに敏感な人
ネイリストに向いている人の2つ目の特徴は、トレンドに敏感であることです。
ネイル業界のトレンドは日々移り変わっています。お客様のオーダーに応えるためには、最新のトレンドを把握しておかなくてはいけません。
また、日々新しいネイル技術が登場するため、常にアンテナを張っている必要があります。ネイリストになってからも日々勉強や練習が必要です。
③コミュニケーション能力がある人
ネイリストに向いている人の3つ目の特徴は、コミュニケーション能力があることです。ネイリストは接客業なので、人と話すことが好きな方のほうが向いていますよ。
ただ人と話せばよいだけではなく、会話からお客様の要望を引き出す必要があります。すべてのお客様にネイルの知識があるわけではありません。
中には上手くオーダーできないお客様もいるため、会話から「どのような爪になりたいのか」「どのような悩みがあるのか」を引き出す力が求められます。
ネイリストの給料について理解を深めよう

本記事では、ネイリストの平均年収や仕事内容などについて紹介しました。
ネイリストの平均年収は322.8万円で、給与所得者の平均年収と比較すると100万円以上低くなっています。
給与面で恵まれているとはいえませんが、ネイルが好きな方やコミュニケーション能力がある方が活躍できる仕事です。ぜひあなたもネイリストを目指してみませんか。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。