ミネベアミツミは、幅広い製品を生み出している精密部品メーカーです。
メーカーを中心に業界・企業研究を進めている人の中には、ミネベアミツミでのキャリアについて気になった方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ミネベアミツミの平均年収や初任給、そして事業内容などを幅広く紹介します。
競合企業の紹介もしているので、ぜひともチェックしてくださいね。
ミネベアミツミの平均年収と初任給

ミネベアミツミの企業研究を進めるにあたって、従業員の給与について気になる方は多くいることでしょう。
ここでは、ミネベアミツミの従業員の収入面について以下の2点に分けて紹介します。
ミネベアミツミの平均年収は729万
ミネベアミツミの従業員の平均年収は、729万円です(引用元:金融庁EDINET「2024年3月期有価証券報告書」)。
以下で、ミネベアミツミの従業員に関するデータを紹介します。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
726 | 4,713 | 45.4 | 16.5 |
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、2023年分の給与所得者の平均給与は460万円でした。
つまり、ミネベアミツミの従業員の年収は一般平均と比較しても非常に高い水準だと考えられるでしょう。
ミネベアミツミの初任給
ミネベアミツミの初任給(2023年卒新入社員実績)は、以下の通りです。
技術系職種/営業・管理系職種 | 初任給 |
---|---|
高専本科卒 | 209,000円 |
大卒・高専専攻科卒 | 250,000円 |
修士了 | 271,000円 |
博士了 | 295,500円 |
厚生労働省のデータによると、2023年度の高専・短大卒初任給は21万4,600円、大卒初任給は23万700円、院卒初任給は27万6,000円でした。
(引用元:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
つまり、ミネベアミツミの初任給は一般平均よりも高い水準だと言えるでしょう。
ミネベアミツミの募集要項

ミネベアミツミの募集要項は、以下の通りです(一部を抜粋して紹介します。詳細・最新情報については公式ページをご確認ください)。
応募資格 | 2025年3月高専・大学卒業及び修士・博士課程修了見込者 既卒者(正規雇用での就労経験がない、大学または大学院卒業後3年以内の方) |
募集職種 | 技術系:研究開発(要素開発)/製品設計開発/ソフトウェア開発/製造加工技術/ 生産技術・設備開発/金型設計・製作/品質管理・生産管理/施設管理・環境管理/社内SEなど 営業・管理系:営業・技術営業/資材調達/物流/経理/人事総務など |
募集学科 | 技術系職種:機械・電気・情報系をはじめとして、物理・化学・材料系などの理系学科全般 営業・管理系職種:理系学科・文系学科全般 |
諸手当 | 通勤手当全額支給(社内規程による)、住宅手当、家族手当、残業手当など |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
勤務地 | 国内外各事業所 国内の各事業所は技術開発の拠点であり、量産は主に海外の工場で行う体制をとっています。 |
勤務時間 | 事業所により就業時間が異なります。 (例)軽井沢工場:8:15 ~ 17:05、東京本部:8:45 ~ 17:30など |
選考ではまず先輩社員座談会や会社説明会などに参加したあと、WebテストやWebエントリーシートの提出へと進みます。
ミネベアミツミの企業情報

ここでは、ミネベアミツミの企業情報を以下の3項目に整理して紹介します。
①ミネベアミツミの事業内容
ミネベアミツミは、以下の4つの事業セグメントを中心として事業を展開している総合精密部品メーカーです。
- 機械加工品事業
- 電子機器事業
- ミツミ事業
- ユーシン事業
特徴としては、比較的競合が少ないニッチな分野で多角化経営を行っていることが挙げられます。
さらに超精密機械加工技術や垂直統合生産システムなどのコア技術を活用したコア事業を強化することで、高いシナジー効果を生み出しています。
②ミネベアミツミの売り上げ・実績
ミネベアミツミの近年における売り上げ・実績の推移は、以下の通りです。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 9,884億円 | 1兆1,241億円 | 1兆2,922億円 |
営業利益 | 512億円 | 921億円 | 1,015億円 |
営業利益率 | 5.2% | 8.2% | 7.9% |
近年では、半導体デバイスや光デバイス、機構部品などを扱うミツミ事業が、堅調に売り上げを伸ばしています。
③ミネベアミツミの基本理念
ミネベアミツミの経営理念は、以下の通りです。
経営理念 |
---|
より良き品を、より早く、より多く、より安く、より賢くつくることで 持続可能かつ地球にやさしく豊かな社会の実現に貢献する |
また、コーポレートスローガンとして以下を掲げています。
コーポレートスローガン |
---|
常識を超えた「違い」による新しい価値の創造 |
社会へ新しい価値を提案していくことが今後のモノづくりには求められると考え、常識を超えた「違い」を生み出して強みを発揮していくとしています。
ミネベアミツミの競合企業3社

ここでは、ミネベアミツミの競合企業として以下の3社を紹介します。
①京セラ
京セラは、ファインセラミック部品や電子部品、スマートフォンなど幅広い機器を開発している企業です。
強固な事業基盤を持ち、消費者の幅広い応えられるメーカーだと言えます。
売上高(百万円) | 2,004,221 |
従業員数(人) | 21,156 |
平均年間給与(万円) | 692 |
平均年齢(歳) | 40.0 |
平均勤続年数(年) | 15.6 |
②村田製作所
村田製作所は、最先端の電子部品をはじめとしてさまざまな製品を販売している総合電子メーカーです。
有名ならロボットである「ムラタセイサク君」やスマートフォン、家電など幅広い製品を手掛けています。
売上高(百万円) | 1,640,158 |
従業員数(人) | 10,401 |
平均年間給与(万円) | 760 |
平均年齢(歳) | 39.9 |
平均勤続年数(年) | 13.9 |
③キーエンス
キーエンスは、FA(ファクトリー・オートメーション)用センサをはじめとして様々な機器の企画から開発、生産を手掛けている企業です。
顧客のニーズを捉える力や高機能な製品を低コストで開発できる点で優れており、高い粗利益率を誇ります。
売上高(百万円) | 967,288 |
従業員数(人) | 3,042 |
平均年間給与(万円) | 2,067 |
平均年齢(歳) | 35.2 |
平均勤続年数(年) | 11.5 |
ミネベアミツミを調べて企業分析を進めよう

ミネベアミツミは、4つの事業セグメントを中心として幅広い製品を生み出している精密部品メーカーです。
ミネベアミツミについて企業研究を進めるにあたっては、近年の業績推移を確認し競合他社との違いを整理することが大切でしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。