履歴書を書いていく中で、本人希望欄という項目を目にする機会が多くなるかと思います。しかし、いざ書こうとしても「この項目には何を書けばいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、本記事では本人希望欄に書いていい内容と書いては駄目な内容、記入の際の注意点までくわしく解説します。ぜひ、これからの履歴書作成の参考にしてみてくださいね。
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履歴書を書く前に確認!本人希望欄の役割

本人希望欄とは、会社に応募してきた就活生と会社側の条件をすり合わせ、確認をする役割を担っています。就活生は入社にあたり、絶対に譲れない条件を記入する項目です。
例えば、働く上で影響が出ると考えられる家庭の事情や健康上の理由など、会社に確認してもらいたい内容を記入します。
特に希望がない人でも、空欄は避けなければなりません。意外と見落としがちな項目ではありますが、空欄にならないよう提出前にもう一度確認しましょう。
履歴書の本人希望欄のOK項目4つ

本人希望欄に何を書けばいいか、迷っている人は多いのではないでしょうか。
ここでは、本人希望欄に書いていい内容を4つ紹介します。記入時の参考にしてみてください。
- 基本は「貴社の規定に従います」
- 複数職種を応募している場合は「希望職種」
- 健康上の理由
- 家庭の事情
①基本は「貴社の規定に従います」
本人希望欄は、働く上で何かしら影響が出る可能性がある条件を書く項目ですが、絶対に譲れない条件がない場合は「貴社の規定に従います」と書きましょう。
空欄のまま提出してしまうと、記入ミスと思われてしまいます。条件がない人も空欄にならないよう、提出前は気を付けてチェックしてください。
また、条件があっても、自分本位の条件ばかり書くと次の選考に進めない可能性があります。会社の募集要項を確認しながら、絶対に譲れない条件のみを書きましょう。
②複数職種を応募している場合は「希望職種」
会社側は就活の時期に、別々の職種を同じタイミングで募集するケースがあります。この場合、採用担当者に自分の希望をきちんと伝えるため、項目内には希望職種を書くようにしましょう。
例えば事務職を希望する人は、シンプルに「事務職を希望いたします」と書けばOKです。
希望職種を書いておけば、採用側は就活生の管理が楽になりますし、こちらの希望も伝えられて一石二鳥です。
③健康上の理由
健康上の理由があり働く上で影響が出る人は、下手に隠さずに正直に書いてください。
例えば、持病があり定期的に病院に通わなければならないのであれば、勤務日に休みを取る可能性が出てきます。
こういったケースは「業務に支障はありませんが、持病による通院が必要なため、月1回午後休暇を希望します」といった内容で書きましょう。
健康上の理由があるのでこういう希望があると、なるべく具体的に書くのがポイントです。
④家庭の事情
就活生の中には、子育てや介護などの家庭の事情があり、働く上で影響を及ぼすという人もいるでしょう。こういった家庭の事情も、しっかり明記してください。
たとえば親の介護が必要な人は「同居する母の介護をおこなうため、勤務地は○○を希望いたします」と書きましょう。
どういう理由からどのような希望を出すのか、相手に分かりやすく具体的に書くのがポイントです。
また、書いた内容は面接時に詳しく聞かれる可能性が高いので、その際の回答も準備しておくことをおすすめします。
履歴書の本人希望欄のNG項目3つ

本人希望欄に書きたいと思ったことが、場合によっては選考に悪影響を及ぼす可能性があります。
本人希望欄に書く前に、以下の3つのNG項目に当てはまっていないか、しっかり確認しておきましょう。
- 給与・待遇の希望
- 志望動機・自己PR
- 特になし・ありません
①給与・待遇の希望
具体的な希望を持っている就活生も多いと思いますが、給与や待遇の希望を書くのはNGです。
まだ採用試験が進んでいない書類選考の段階にもかかわらず、こうした要望を書いてしまうと、わがままで条件だけ気にしている人だと悪い印象を持たれてしまいます。
もし給与や待遇に条件がある人は、面接時や内定後に改めて交渉をしましょう。
②志望動機・自己PR
志望動機や自己PRを本人希望欄に書くのはマナー違反です。
この2つは別枠で書くスペースがあります。わざわざ本人希望欄に書くといい印象は持たれません。
本人希望欄は大きなスペースが用意されているため、志望動機や自己PRが書ききれない際に間違えて使ってしまう人がいます。
しかし、履歴書はそれぞれの項目にきちんと収まるように書くのが基本なので、志望動機や自己PRは書かないようにしてください。
③特になし・ありません
絶対に譲れない条件がないからといって、「特になし」や「ありません」と書くのは絶対にやめてください。
「特になし」や「ありません」は、仕事に対してやる気がない人と思われてしまうからです。条件がない人は「貴社の規定に従います」と書きましょう。
また、条件がないからといって空欄のままで提出するのもNGです。履歴書の空欄は記入漏れと受け取られてしまい、ミス扱いになってしまいます。
履歴書の本人希望欄を書く際の注意点3つ

履歴書の本人希望欄は、ただ希望を書けばいいというものではありません。
ここでは、記載する際に念頭に置いておきたい注意点を3つ紹介します。記入前にチェックしておいてください。
- シフトの希望は書かない
- 譲れない条件以外は書かない
- 期間限定の希望も伝える
①シフトの希望は書かない
本人希望欄は、シフトの条件を書かないように気を付けましょう。
アルバイトやパートは本人希望欄にシフトの希望を書いて提出して問題はありませんが、正社員でこれを書いてしまうと、自分本位だと受け取られてしまいます。
どうしても譲れない条件があり勤務時間の希望がある人は、希望する理由と対応してほしい時間帯を書きましょう。
例えば子供の保育園の送り迎えがある場合、「子供を保育園に迎えに行くため、〇時までの勤務を希望いたします」といった内容で、具体的に書いてください。
②譲れない条件以外は書かない
本人希望欄には、譲れない条件以外は書かないように気を付けてください。
どこまでが譲れない条件なのか判断に迷ったら、その条件が自分本位でないか、第三者の目線で考えてみましょう。
ただし、入社の判断に影響しそうな条件は、隠さず正直に書いてください。
例えば本社から遠い場所に住んでいる人は、「通勤時間が〇時間であるため、勤務先は〇〇を希望いたします」と書いて提出しましょう。
③期間限定の希望も伝える
期間限定で仕事をする上で影響が出そうな場合、必ず本人希望欄に書きましょう。期間限定とはいえ仕事に影響が出るので、採用後に周りに迷惑をかけないようにきちんと記入してください。
また、期間限定の際は、どの時期まで影響が出るか目安を書いておくのがポイントです。会社側は提示された目安の期間で想定して対応ができるので、好意的に受け止められる可能性があります。
例として「〇月〇日〜〇日まで〇〇のため、〇〇を希望いたします」という形で、具体的な書き方で作成しましょう。
履歴書の本人希望欄は気をつけて書こう

本人希望欄は絶対に譲れない条件を書いて、会社側と擦り合わせをおこなう項目ですが、何でも書いていい項目ではありません。
自分本位の条件を書いて採用担当者を困らせないよう、注意が必要です。
ただし、上手く使えば採用後はスムーズに働けるので、この記事で紹介した内容を参考にして、正しい書き方で記入しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。