就活の面接には様々な決まり事が存在し、入室から着席までの流れも決まっています。しかし、当日にどこに座るのか分からず、困った経験はありませんか。
そこで本記事では、面接での椅子の立ち位置を状況別に紹介します。着席までの流れや例外ケースについても解説するため、ぜひ参考にしてください。
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【状況別】面接の椅子の立ち位置3つ

面接には、集団・個人など様々な形式が存あります。ここでは、面接における椅子の立ち位置を、以下の3つの状況別に紹介します。
- 個人面接
- 集団面接
- ドアの正面に椅子があるケース
①個人面接
個人面接の場合は、ドアから1番近い椅子の横に立ちましょう。椅子の右側がドアに近いなら右、左側が近いなら左に立ちます。
実際に入室するまで、就活生にはドアと椅子の位置を把握できません。調べることもできないため、入室後は必ずドアと椅子の位置をチェックしましょう。
入室したらそのまま椅子に近づき、ドアに近い方に立つと自然と正しい立ち位置になるでしょう。椅子の前や後ろを通り過ぎなければOKですよ。
②集団面接
集団面接の場合、椅子の間隔によって立つ位置は変わります。椅子の間隔が広い場合は、個人面接と同様にドアに1番近い椅子の横に立ってくださいね。
ただし、集団面接では複数の椅子が並んでおり、椅子の横に立てないケースがあるので要注意です。横に立てない場合は、椅子の前に立つようにしましょう。
椅子の後ろに立ってしまうと、挨拶をするときに邪魔になるためNGです。
③ドアの正面に椅子があるケース
部屋に入った時に、椅子がドアの正面にあった場合、椅子の左右どちらに立っても問題ありません。ドアから椅子までの距離がほぼ一定なら、左右どちらに立っても違和感がないためです。
強いて言うなら利き手側に立つと自然な流れとなるでしょう。右利きの方は椅子の左側、左利きの方は椅子の右側に立ってくださいね。
椅子に着席するまでの面接の流れ

面接では、着席までの流れが決まっています。無言で入室したり椅子に座ったりするのは避けてください。大まかな流れは以下の3つです。
- 入室する
- 椅子の横に立った状態で挨拶する
- 着席する
①入室する
まずは入室です。担当者に名前を呼ばれたら、ドアを3回ノックします。
ノック後すぐに入室しないように注意してください。面接官から返事がない場合は、もう1度ノックします。それでも返事がない場合は、入室しても問題ありません。
ドアが開く方向と同じ手を使って開け、ドアが全て開く前に「失礼します」と一礼します。体を1度ドア側にへ向けて閉めたら、面接官の方を向き「よろしくお願いいたします」と声を掛けましょう。
その後、背筋を伸ばして椅子の横側に移動します。
②椅子の横に立った状態で挨拶する
椅子の横に立ち、面接官の方を向いて挨拶とお辞儀をします。面接官から指示があった場合は、大学名や氏名などを述べてください。
ここでの注意点は、話終わってからお辞儀をすることです。挨拶とお辞儀が同時になってしまうと不自然なため、必ず挨拶とお辞儀は分けるようにしてくださいね。
またお辞儀は軽くではなく、深く丁寧にすることがポイントですよ。
③着席する
面接官から着席を促されたら、「失礼します」と言って浅くお辞儀をしてから椅子に座ります。このとき、座る姿勢に注意しなくてはいけません。
椅子には背もたれから拳1個分空けて座り、背筋をまっすぐに伸ばします。男性は足を肩幅程度に開き、手を足の上に置きます。女性は両足を揃え、手を膝の上に重ねてください。
カバンは椅子の横に置くようにします。書類が取り出しやすいように利き手側に置くとよいでしょう。一般的なカバンを床に置くと倒れやすいため、自立するカバンを選ぶこともポイントです。
面接の椅子の立ち位置の例外ケース2つ

面接を受ける際には、ドアに最も近い椅子の横に立つのが基本です。しかし、場合によっては例外もあります。面接の椅子の立ち位置の例外ケースは以下の2つです。
- 面接官を待つ場合
- 個人面接で椅子が複数ある場合
①面接官を待つ場合
一般的な面接では、すでに面接官がいる部屋に入室しますが、まれに自身が先に入室して面接官を待つケースもあります。面接官を待つ場合は、下座であるドアに1番近い椅子に座るのがポイントです。
椅子に座って姿勢を正し、静かに面接官の到着を待ちます。ただし、担当者から座る位置を指定された場合は、それに従ってください。
面接官が入室したらすぐに椅子から立ち上がり、大学名と名前を名乗って「よろしくお願いいたします」と挨拶します。座ったまま挨拶するのは失礼にあたるため、NGですので注意しましょう。
②個人面接で椅子が複数ある場合
集団面接ではなく、まれに個人面接でも椅子が複数ある場合があります。個人面接で椅子が複数ある場合も、ドアに最も近い椅子の横に立つのがマナーです。
実際に座る椅子は基本真ん中、もしくは面接官に1番近い席です。立つ位置と座る位置が異なるため、くれぐれも注意してください。
入室から着席までの基本的な流れは、椅子が1個のみのケースと同様です。
面接での椅子の立ち位置に注意しよう

面接の椅子の立ち位置は、原則としてドアに最も近い椅子の横に立つのが正解です。ただし、例外ケースもあるため状況に合わせて変更してください。
面接試験が行われる部屋に入ったら、まずはドアと椅子の位置関係を確認し、本記事を思い出しながら正しく行動しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。