コンプライアンスってなに?|就活生に聞いた!就活で知っておきたい用語
就活中、「コンプライアンスを重視している企業です」とよく耳にしますよね。企業の説明会や求人情報にもよく記載されていますが、言葉の意味があいまいな方もいるのではないでしょうか?
そんな就活生に向けて、今回はコンプライアンスの意味や使い方を解説していきます。
コンプライアンスとは?
コンプライアンスとは、英語で「compliance」と表記し、命令や要求に従うことを意味します。
日本語では、法令遵守と訳すことがほとんど。
企業では法令や規則を守って経営を行うことを指し、さらに社会的規範や企業倫理(モラル)に関しても、コンプライアンスに含まれるとされています。
企業がコンプライアンスを重視することで信頼度の向上につながり、売り上げや経営面でさまざまな恩恵が得られるようになるのです。
「コンプライアンスを重視している企業です。」
企業がこんな風に公言している場合は、「うちの社員や役員はルールを守ることを大切にしている信頼度の高い企業だよ。だから就活生も安心してね。」と、アピールしているんですね。
近年は企業の不祥事を耳にするケースも少なくないので、就活生も企業選定をするときは、「コンプライアンスを重視している企業か」という点についても注目してみるといいですよ。
コンプライアンスの使用例
続いて、コンプライアンスという言葉の使用例を紹介します。
これからの企業選定や就活で役立つように、しっかりと意味や使い方を理解しておきましょう。
①「新入社員にはコンプライアンス研修があります」
→新入社員にも法令や規則、企業独自のルールなども覚えて遵守に努めるよう研修制度を設けている。
②「情報漏洩はコンプライアンス違反です」
→情報漏洩は厳しく禁止されている事項。そのため、コンプライアンス違反となる。
③「コンプラ的に問題がある」
→コンプラはコンプライアンスの略。法に触れる事柄や、規則違反が疑われる場合など、コンプライアンスに問題があるときに使う。
コンプライアンスの重要性
ニュースではたびたび労働基準法違反をしたり不正を隠蔽したりと、企業の不祥事が取り上げられていますよね。
このような企業は、社会的な信用度や企業価値も下げてしまい、経営に深刻な影響をもたらしてしまいます。
そこで多くの企業が重要視しているのがコンプライアンスです!
社員や役員の一人ひとりがルールを守り、責任を持って誠実に業務をこなしていけば、不祥事を未然に防ぐことができ、消費者や取引先からの信頼を勝ち得ることにつながります。
ミスやトラブルにも報告や情報開示を義務付け、的確に対処や是正をおこなえば、クリーンな企業であることを示すこともできますね。
このように、コンプライアンスは企業価値の向上やリスクの軽減をおこなうためにも重要性が高く、企業が積極的に取り組んでいきたいポイントなのです。
就活生もコンプライアンスの使い方をマスターしよう
今回はコンプライアンスについて紹介しました。
社会人になるとコンプライアンスという言葉やビジネス用語を使う機会が自然と増えていきます。
今のうちからさまざまな言葉を知り、社会人に向けてのステップアップに役立ててくださいね。
このメディアの監修者
くずうまま
#千葉県出身 #元金融窓口担当 #今は在宅フリーランス #子育て #子供3人 #花 #ガーデニング好き #ハンギングバスケットマスター