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【就活生必見】フェルミ推定のおすすめ問題集を紹介|対策方法も解説

就職活動の面接では「フェルミ推定」が出題されることがありますよね。特にコンサルや商社、ベンチャー系企業など業界で頻出な問題です。

しかし「フェルミ推定対策にはどの問題集がおすすめ?どのように対策すればいいの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、フェルミ推定のおすすめ問題集を紹介します。対策方法も解説も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

フェルミ推定とは短時間で論理的に数値を求める方法

フェルミ推定は、短時間で論理的に数値を求める方法です。就職活動においては、コンサルティングファームや外資系企業の選考で用いられることが多い傾向にあります。

具体的な問題としては「日本に存在するコンビニの数」などが挙げられますよ。

フェルミ推定の攻略には、的確な情報の選別能力や論理的な思考力が重要です。また、数字や数量に対する感覚や知識を磨くことも求められます。

企業がフェルミ推定を選考に導入している3つの理由

次に、企業がフェルミ推定を選考に導入している理由を紹介します。

  1. 論理的な思考力を確かめるため
  2. 思考の速さを確かめるため
  3. 思考体力を確かめるため

①論理的な思考力を確かめるため

1つ目は、論理的な思考力を確かめるためです。フェルミ推定によって、情報が不確実な状況で合理的かつ迅速な意思決定が求められるかの能力を測定します。

応募者は限られた情報から合理的な結論を導き出し、仮説を立て、それを検証する能力が必要です。

フェルミ推定により、実務での問題解決や戦略的思考に必要なスキルを客観的に評価でき、実際のビジネス環境での適応力を測定できるため、採用プロセスにおいて重要視されています。

②思考の速さを確かめるため

2つ目は、思考の速さを確かめるためです。フェルミ推定は、短時間で複雑な問題に対する迅速な思考力を養う手段として優れています。

そのため、学生が与えられた情報を論理的かつ迅速に整理し、適切な仮定を立てる速さをみるのに適しているのです。

したがって、企業はフェルミ推定を採用することで、チームメンバーが変動する状況に迅速に適応し、的確な意思決定を行う能力を評価し、求めている人材を効果的に見極められるのです。

③思考体力を確かめるため

3つ目は、学生の思考体力を確かめるためです。思考体力とは、考え続けるための脳の体力のことで、運動と同じように思考にも体力があります。

フェルミ推定では、短時間で正確な問題解決するだけでなく、粘り強く問題と向き合うことも求められているのです。

企業の業務は、思考の連続であることが多いでしょう。そのため、入社後に粘り強く問題に取り組めるかを判断するために、フェルミ推定を取り入れているのです。

フェルミ推定の代表的な2つのパターン

次に、フェルミ推定の代表的なパターンを2つ紹介します。

  1. 売り上げを推定するパターン
  2. 個数を推定するパターン

①売り上げを推定するパターン

売り上げを推定するパターンは、与えられた情報を踏まえ、簡易的な計算や論理で売り上げを見積もる問題です。例題は下記のとおりです。

  • ラーメン店の一日の売上は?
  • 東京都にあるカラオケ1店舗の売上は?
  • 自宅で使用されるトイレットペーパーの年間売上は?

このパターンの特徴は、膨大な情報に依存せず、合理的な仮定に基づいて迅速に結論を導き出すことです。

なお、このパターンはマクロ(日本全国のある商品の売上を求める問題など)とミクロ(特定の範囲の売上を求める問題など)に分けられます。

②個数を推定するパターン

個数を推定するパターンは、膨大な情報から範囲を絞り、目標の個数を見積もる問題です。例題は下記のとおりです。

  • 日本にある電柱の数は?
  • 一日に消費される東京の寿司の数は?
  • アフリカ大陸に生息するゾウの数は?

この問題では、具体的な数値が不明瞭な場合に概算やおおまかな推定を通じて問題にアプローチすることが求められます。

ただ、最低限の知識がないと解けないことがあるため、事前に知識を仕入れておくことが重要です。

フェルミ推定の対策方法3選

次に、フェルミ推定の対策方法を紹介します。

  1. フレームワークや基本的な数字を覚える
  2. 問題集を繰り返し解く
  3. 友人と壁打ちをする

①フレームワークや基本的な数字を覚える

フェルミ推定の対策としては、フレームワークや基本的な数字を覚えることが重要ですよ。なぜなら、そもそも最低限の知識がないと解けない問題が多いからです。

具体的な数字やフレームワークを理解することで、問題に対する適切な仮定ができ、論理的な推論を構築できます。

具体的には、日本の人口、世帯数、国土面積などの基本的な数字は様々な状況で活用できるため頭に入れておきましょう。

②問題集を繰り返し解く

フェルミ推定の対策方法として、問題集を繰り返し解くことも効果的ですよ。なぜなら、繰り返し解くことで問題の本質を理解し、似た問題が出題された際にスムーズに回答できるからです。

具体的な対策としては、問題を解く度に自分の思考の過程やクセを振り返り、なぜそのような結論に至ったのかを注意深く確認することが挙げられます。

また、誤った解法に陥りがちなポイントや正しい解法を確認することで、徐々に問題解決のスキルを磨けるでしょう。

③友人と壁打ちをする

友人と壁打ちを行うことも、フェルミ推定の対策方法としておすすめですよ。なぜなら、友人との対話を通じて異なる視点や解法を学び、思考力を高められるからです。

具体的には、お互いに問題を解いて解答を比較し、異なる解釈や戦略に気づくことが挙げられます。その後、互いにフィードバックを行い、知識や思考過程を共有しましょう。

これにより、単なる計算や記憶だけでなく、論理的思考や問題解決能力が向上し、より正確かつ効率的なフェルミ推定が可能となります。

フェルミ推定対策におすすめな問題集3選

最後に、フェルミ推定対策におすすめな問題集を紹介します。

  1. 現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート -「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
  2. 過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題
  3. 文庫 フェルミ推定力養成ドリル

①現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート -「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

『現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』は、論理的思考力を向上させることを目的とした問題集です。

1000以上のフェルミ推定問題を解いてトップ外資系企業に内定した東大生たちによってわかりやすく説明されていることが大きな特徴ですよ。

本所では、フェルミ推定の「パターン」と「解法ステップ」を、さらに厳選された30の良問が詳しく解説されています。フェルミ推定の対策としてまず持っておきたい一冊と言えるでしょう。

②過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題

『過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題』は、フェルミ推定におけるスキル向上に効果的な問題集です。

外資系コンサルの実際の面接試験問題を収録し、実践的なシナリオに基づいたフェルミ推定の手法を磨けますよ。

また、問題は幅広い分野にまたがり、複雑な問題に対する洞察力や推論力を鍛えることが期待されます。解答例や解説も詳細で分かりやすく掲載されており、自己学習がしやすい構成になっていておすすめです。

③文庫 フェルミ推定力養成ドリル

『文庫 フェルミ推定力養成ドリル』は、フェルミ推定の理解を深めるための優れた問題集です。常識と四則演算だけで答えを出す「フェルミ推定」の良問を76題集めた一冊となっています。

  • 100万人の集会にトイレは何個必要?
  • 人体に細胞はいくつある?
  • 4光年を旅する宇宙船に必要な燃料量は?

などの例題とその解き方が掲載されており、実践的なアプローチが学べます。文庫本のため持ち運びやすいこともポイントです。

フェルミ推定は問題集を繰り返し解くことが重要

本記事では、フェルミ推定のおすすめ問題集を紹介しました。

  1. 現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート -「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
  2. 過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題
  3. 文庫 フェルミ推定力養成ドリル

フェルミ推定を攻略するためには、フレームワークや基本的な数字を覚えた上で、実践を繰り返すことが重要です。問題集も活用しながら、時間をかけて対策しましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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