就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 履歴書の学歴欄に浪人期間を記載する必要は無い!正しい書き方も紹介

履歴書の学歴欄に浪人期間を記載する必要は無い!正しい書き方も紹介

就職活動の履歴書には、学歴を記入する欄が設けられています。浪人経験がある場合「履歴書の学歴欄に浪人期間を記載しなきゃいけないの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、履歴書の学歴欄に浪人期間を記載するべきかについて解説します。学歴欄の正しい書き方も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

履歴書はこれで完璧!お助けツール集

履歴書上に浪人期間の記載は必要ない!

結論、履歴書に浪人期間を記載しなくても問題ありません。なぜなら、浪人することは珍しくなく、特に否定的な印象を与えるものではないからです。

採用担当者は通常、浪人経験を選考基準にすることはないため、基本的に書く必要はありません。同様に、予備校の記載も省略して構いません。

ただ、浪人によって高校卒業から大学入学までの年度にズレが生じます。面接官にその理由を尋ねられた場合は、浪人したことを伝えましょう。

履歴書の学歴欄で企業が見ているポイント3つ

前項で、浪人はそこまで気にされていないと紹介しました。では、面接官は学歴欄のどこを重視しているのでしょうか?ここでは、履歴書の学歴欄で企業が見ているポイントを3つ紹介します。

  1. どの程度の学歴を有しているのか
  2. 空白期間のズレやその理由
  3. 応募者の興味や関心

①どの程度の学歴を有しているのか

履歴書の学歴欄では、企業は学生がどの程度の学歴を有しているかを確認します。これは、学歴が応募者の知識やスキル、課題解決能力といった基本的な能力を反映するためです。

学歴が高いほど、専門知識や学習能力が期待できると考えられる傾向にあります。アピールする際には、関連性のある学歴や取得したスキル、プロジェクト経験を具体的に示しましょう。

企業は具体的な実績や経験を通じて、学歴だけでなく、実践的な能力も確認しています

②空白期間のズレやその理由

履歴書の学歴欄で、企業は空白期間のズレやその理由を見ています。なぜなら、経歴の一貫性や成長過程を理解するためです。空白期間の理由をしっかり説明できるようにしましょう。

企業は穴埋めではなく、ポジティブな要因や成果に焦点を当てた説明を期待します。誠実かつ具体的な理由提示が重要で、自身の成長やスキル向上につながる経験や学びを強調すると良いでしょう。

③応募者の興味や関心

履歴書の学歴欄で企業は、応募者の興味や関心を重視します。学部や留学経験は、専門性や異文化への適応力を示す重要な材料です。

応募者は大学などでの経験を通じ、自身の興味を具体的に示すことが求められます。

たとえば、専攻科目やプロジェクト参加、留学先での活動などを挙げ、それらがどのように自身の成長や職務に繋がったかを明確に説明することがポイントです。

履歴書の学歴欄の正しい書き方

次に、履歴書の学歴欄の正しい書き方を紹介します。

  1. 高校入学から書く
  2. 卒業見込みがある場合は記載する
  3. 大学院の場合は修了を使う
  4. 暦を統一する
  5. 正式名称で記載する

①高校入学から書く

履歴書の学歴欄は、高校入学から書きましょう。つまり、小学校や中学校の情報は必要ないということです。

なぜなら、義務教育を修了したことが一目で分かるからです。学歴欄では、高校以降、特に大学時代の経験が重要視されます。

記載する際は、学校名を省略せずに記載します。また、面接では高校時代の経験も深掘りされる可能性があるため、あらかじめリストアップしておくとよいでしょう。

②卒業見込みがある場合は記載する

履歴書の学歴欄には、卒業見込みがある場合は積極的に記載しましょう。これは、企業が学歴を通じて応募者の将来の成長を把握するためです。

卒業見込みを記載する際のポイントは、予定された卒業年月を具体的に明示し、確実性があることを示すことです。これにより、新卒として企業に入る資格のある人材として学生を評価できます

③大学院の場合は修了を使う

大学院の学歴欄では、「修了」を使用しましょう。これは、大学院は学位を授与されるまでが通常の進学コースであり、学位を修得することが最終目標だからです。

他方で、卒業は学部の場合に使われ、学位取得が前提ではないためです。大学院修了の際は、論文提出や最終試験合格時点で「修了」を記載し、学位が与えられた場合にはそれを追記することが重要です。

④暦を統一する

履歴書の学歴欄では、暦を統一することが重要です。暦は「西暦(2024年など)」または「和暦(令和6年など)」で記載し、一貫性を保ちながら記載しましょう。

たとえば「2019年4月 入学」と西暦で記入したのであれば、それ以降も「2023年3月 卒業見込み」のように西暦で統一しましょう。

統一された表記は、読み手にとって理解が迅速で、経歴の整合性を強調する効果があります。

⑤正式名称で記載する

学歴欄では正式名称で記載することが重要です。なぜなら、正式名称で記載することで、企業が適切な情報を得られるからです。

略称で記載すると、他の学校と混同する可能性があります。勘違いを減らすためにも、正式名称での記載は重要なのです。

また、学部や学科も丁寧に記載しましょう。たとえば「○○大学 卒業見込み」ではなく、「○○大学 経済学部 経済学科 卒業見込み」などと具体的に書くことで、専門性や学び取ったスキルが伝わります

浪人以外で空白期間がある場合の履歴書の書き方4つ

最後に、浪人以外で空白期間がある場合の履歴書の書き方を紹介します。

  1. 留年
  2. 休学
  3. 留学
  4. 中途退学

①留年

履歴書において留年がある場合、学歴欄に書く必要はありません。代わりに、留年の理由が誤解されないよう、空白期間について簡潔に説明しましょう。

たとえば、健康問題や家庭の事情がある場合は、記載するべきです。これにより、留年のネガティブなイメージが払拭され、印象が悪くなることを防げます

ただし、嘘の理由は避けましょう。アルバイトを詰め込みすぎたなどの理由であっても正直に伝え、失敗から学んだことを説明することが重要です。

②休学

休学期間がある場合は、履歴書にその理由を添えてわかりやすく書きましょう。たとえば、「健康上の理由により休学」と記載し、その下に「医師の診断書を添付します」などと追記します。

また、休学中の活動や学びを強調し、自己成長や専念した分野での経験をアピールすることも重要です。空白期間がポジティブに働いたことを伝え、積極的な姿勢を示すことが大切です。

③留学

留学経験を履歴書に記載する際、1年以上の場合は期間、留学先の国・学校名を詳細に明記します。留学期間や経験が仕事に関連していれば、具体的な学びや成果も強調しましょう。

2,3カ月の短期留学の場合は、自己PR欄や特技・趣味などに簡潔に記載します。留学で得た語学力や異文化理解は、仕事での柔軟性やコミュニケーション能力に繋がる点をアピールします。

留学経験は面接における強いアピールポイントになることも考えられるため、忘れずに記載しましょう。

④中途退学

中途退学の場合、履歴書にはその旨と理由を記載しましょう。「中途退学」という事実だけを聞くと悪いイメージに受け取られがちですが、その理由次第ではむしろ好印象につながることもあるからです。

そのため、具体的な理由を簡潔に説明し、ポジティブな要素があれば強調するべきなのです。

たとえば、専念したいプロジェクトやスキル向上のための期間であれば、その旨を記載して、経験をプラスに変えるよう努めましょう。

履歴書に浪人期間は記載しなくても大丈夫

本記事では、履歴書の学歴欄に浪人期間を記載するべきかについて解説しました。

紹介した通り、履歴書の学歴欄に浪人期間を記載する必要ありません。なぜなら、企業は浪人についてあまり気にしないからです。

ただ、面接で年齢と学歴のズレについて質問されることもあります。その際は浪人した旨を丁寧に伝えましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら