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内定をもらったら何をする?基本の流れや返事の仕方を例文つきで解説

就活を進めて行く中で、採用試験を受けた複数の企業から内定をもらう人も多いですよね。ですが、いざ内定をもらっても「どう対応すればいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

そこで、本記事では内定をもらった後の一般的な流れ、内定連絡を貰った際の返事の仕方や注意点までくわしく解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてください。

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目次

そもそも内定とは?

そもそも内定とはどういった状態のことなのでしょうか

  1. 内定は企業と学生が入社に合意している状態
  2. 内々定はまだ内定ではない
  3. 内定通知をもらっただけの状態も内定ではない

①内定は企業と学生が入社に合意している状態

内定とは、企業と学生・求職者の間で将来の入社について合意することを指します。

具体的には、企業が採用の意思を正式に通知し、学生がそれを承諾することで成立するのが「内定」です。

法的には「始期付解約権留保付労働契約」という扱いとなり、将来の入社を前提に企業と内定者がそれぞれ準備を整える期間として位置づけられています。

なお、新卒採用の場合、政府の指針により正式な内定日は卒業年度の10月1日以降と定められており、それ以前の採用内定は「内々定」として扱われます。

②内々定はまだ内定ではない

内々定はまだ正式な労働契約は結ばれていない状態で、口頭で行われるため正式な内定とは異なり、取り消しや変更の可能性があります。

ただし、企業が内々定を取り消すケースは、学生が卒業できないなどの契約条件を満たせない場合や、企業の業績悪化による人員削減など、限られた状況でのみ発生します。

内々定の段階では契約関係に伴う拘束力は発生しませんが、特別な事情がない限り、実質的に内定と変わらないものと考えて良いでしょう。

③内定通知をもらっただけの状態も内定ではない

内定は単に企業から内定通知をもらっただけでは正式に成立しません。

内定とは、企業からの採用の意思表示と、求職者からの入社の意思表示が双方で確認された状態を指します。

つまり、企業から内定通知書を受け取っても、あなたが内定承諾書を提出して労働契約が成立するまでは、法的な意味での内定とはなりません。

そのため、内定通知書を受け取った後は記載された条件をしっかりと確認し、入社の意思がある場合は内定承諾書を提出することで、正式な内定となります。

内定をもらった後の一般的な流れ

内定をもらった場合、どのように対応すればいいのでしょうか。

ここでは、内定が出た後の一般的な流れを紹介します。どうすればいいのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 内定の連絡を受ける
  2. 労働契約・条件を確認する
  3. 企業に返答する
  4. 内定承諾書などの必要書類を返送する
  5. 内定式や内定者懇親会に参加する

①内定の連絡を受ける

採用試験を受けた後、企業から「〇日以内に結果を送付します」といった案内がされます。

この期日内に内定の連絡が来るので、企業からの電話やメール連絡はいつでも受けられるように準備しておきましょう

内定の連絡を受けたら、すぐに返事をしてください。連絡をいつまでも放置しておくと、せっかく内定が出ても悪い印象になってしまいます。

場合によっては、同大学でその企業の採用試験を受ける後輩にも悪影響が出る恐れがあるので、内定の連絡を受けたらすぐに対応しましょう。

②労働契約・条件を確認する

内定の連絡が来たら、労働契約や条件をよく確認しましょう。

これらは書面で記載されており、内定通知書に同封して送付されるのが一般的です。雇用形態や就業場所、休暇などの重要な情報が記載されています。

内容に疑問点がある場合は、なるべく早めに確認しておきましょう。疑問点があいまいなまま入社した場合、後々トラブルにつながる可能性があります。

内定が出てから入社式まで時間があるので、この期間中に疑問点をなくしておきましょう。

③企業に返答する

内定の連絡を受け労働契約や条件を確認したら、企業に承諾するか断るか、もしくは保留するかの返答をしましょう。ここでは、企業に内定の返答する場合のポイントを紹介します。

  1. 内定を承諾する場合
  2. 内定を保留にする場合

内定を承諾する場合

内定を承諾する場合、企業から連絡がきたらすぐに返事をしましょう。早めの連絡は好印象に繋がります。

メールで連絡が来た場合でも、電話で承諾の返事をするようにしてください。

内定を保留にする場合

内定を保留する場合は、必ず採用担当者に事情を説明してください。

ただし、保留のまま放置しておくと返答期日が過ぎてしまい内定自体が無効になる可能性があるので、注意が必要です。

内定を辞退する場合

内定を辞退する場合、期日内に必ず採用担当者に辞退する旨の連絡を入れましょう

辞退するからといって返答をしないままにすると、その後のトラブルにつながる恐れも。誠意を持って対応してください。

④内定承諾書などの必要書類を返送する

内定を承諾した後、承諾書の記入や住民票などの必要書類の提出を求めらます。中には役所へ行って発行手続きをしなければならない書類もあるので、必要書類はすぐに用意して返送しましょう。

期日ギリギリに対応しようとしても、役所が閉まっていて書類発行ができなかったり、何らかのトラブルで期日までに郵便物が届かない可能性があるのです。

事前に提示された期日を過ぎると企業に迷惑が掛かり、マイナスな印象を抱かれる可能性があります。必要書類の提示を求められたら、すぐに対応しましょう。

⑤内定式や内定者懇親会に参加する

入社式をおこなう前に、内定式や内定者懇談会を開催する企業があります。

自由参加にしている企業も多いですが、開催される場合は参加するのがマナーです。どうしても参加できない場合は、その理由をきちんと担当者に伝えてください。

入社式前の集まりは企業の雰囲気を知る絶好の機会ですし、社員の人に名前と顔を覚えてもらうチャンスです。

入社後にスムーズに仕事ができる下準備になるので、開催される場合はなるべく参加するようにしましょう。

内定の連絡に電話で返事する際の例文

内定の連絡は電話で返事をするのが一般的です。

ここでは、連絡を受けた際にどのように返事をすればいいのか、わかりやすい例文で紹介します。電話で返事をする際の参考にしてみてくださいね。

  1. 内定を承諾する場合
  2. 内定を辞退する場合

①内定を承諾する場合

自分「お世話になっております。先日、内定通知をいただいた〇〇大学の××(自分の名前)と申します。採用担当者の△△様はご在籍でしょうか」

相手「はい、△△です」

自分「このたびの内定のご連絡、誠にありがとうございました。御社からの内定を謹んでお受けしたいと思い、ご連絡させていただきました。入社後は御社の一員として貢献できるよう努めて参りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします」

相手「ご連絡いただきありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いいたします」

自分「お忙しい中ご対応いただき、誠にありがとうございます。それでは、失礼いたします」

電話で連絡をする場合は、必ず自分の大学名と名前を名乗りましょう。内定を承諾する旨を伝える際に、入社後の意気込みも簡潔に伝えると好印象を与えられますよ。

②内定を辞退する場合

自分「お世話になっております。先日、内定通知をいただいた〇〇大学の××(自分の名前)と申します。採用担当者の△△様はご在籍でしょうか」

相手「はい、△△です」

自分「このたびの内定のご連絡、誠にありがとうございました。大変申し上げにくいのですが、慎重に検討を重ね内定を辞退させていただきたく思い、ご連絡させていただきました。今後、どのような形で社会に貢献できるか考えたところ、他社で自分の力をより活かせるのではと感じ、このような判断をさせていただきました。本来ならば直接伺うべきところですが、電話での連絡になってしまったことを深くお詫び申し上げます」

相手「かしこまりました。辞退の形で手続きさせていただきます」

自分「貴重なお時間をいただいたにも関わらずこのような結果になってしまい、重ねてお詫び申し上げます。それでは、失礼いたします」

内定を辞退する場合も、必ず内定をもらったことに対するお礼を述べてください。また、辞退に対する謝罪だけでなく、なぜ辞退するのかという理由もきちんと伝えましょう

内定の連絡にメールで返事をする際の例文

内定の連絡は電話が一般的ですが、企業からの指定などでメールで返事をする場合もあります。

ここでは、メール連絡の際に使える例文を紹介します。文章作成に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 内定を承諾する場合
  2. 内定を辞退する場合

①内定を承諾する場合

件名:内定のお礼 ○○大学 ××(自分の名前)

株式会社□□
人事部 採用担当者 △△様

お世話になっております。○○大学の××と申します。

このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。お送り頂いた雇用契約書も確認させていただきました。 謹んで内定をお受けしたいと思います。

これまでの経験を生かし、来年4月の入社以降は貴社の一員として貢献できるよう、努めて参ります。
皆様にお会いできることを楽しみにしておりますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

件名にはどういった内容のメールなのか、わかりやすい形で書きましょう。メール冒頭には、企業名とメール送付先の部署名や役職、相手の名前を書いてください。

メール本文には感謝の気持ちや抱負を簡潔にまとめましょう

②内定を辞退する場合

件名:内定の件につきまして ○○大学 ××(自分の名前)

株式会社□□
人事部 採用担当者 △△様

お世話になっております。○○大学の××と申します。先ほどお電話させていただきましたが、ご不在とのことでしたのでメールにて失礼いたします。

このたびは内定のご連絡、誠にありがとうございました。嬉しいお知らせをいただきながら大変恐縮ではありますが、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

就職活動を続ける中で地元に貢献したいという気持ちが強まり、地元企業から内定をいただいたため、この度の判断に至った次第です。△△様には貴重なお時間を割いていただいたのにも関わらず、ご期待に添えず誠に申し訳ございません。

本来直接お伺いし、辞退のお詫びの旨をお伝えすべきところですが、メールでのご連絡になりますことを何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

内定辞退の連絡は、まず電話でするようにしましょう。担当者が不在だった場合、こちらの例文を参考にメールを送ってください。また、冒頭に必ず「電話したが不在だった」という旨を書きましょう。

内定をもらった後に注意するべきポイント

内定をもらって一安心と気を抜かず、入社式までにきちんと準備を進めましょう。

ここでは、内定をもらった後に注意すべきポイントを3つ紹介します。これらの注意点に該当しないよう、十分気を付けてください。

  1. 書類の提出期限を守る
  2. 内定取り消しになる行動を起こさない
  3. 内定を承諾した後に辞退をしない
  4. 万が一辞退する場合は早めに連絡する

①書類の提出期限を守る

内定をもらった後、企業から様々な書類の提出を求められます。提示された期限内に書類をきちんと送付できるよう、早め早めの対応を心掛けましょう。

期日を過ぎると企業側の受け入れ対応が滞ってしまい、迷惑が掛かってしまいます。場合によっては相手から「期限を守らない人」という印象を持たれてしまい、入社前からマイナスの印象になってしまうでしょう。

企業から書類が届いたらまず期日を確認して、余裕を持って対応できるように準備を進めてください。

②内定取り消しになる行動を起こさない

内定を出した後に企業側から内定取り消しにすることはできません。しかし、内定者が法律に触れる行為をした場合、内定取り消しが認められるケースがあるのです。

内定が出たからといって安心せず、内定取り消しになる行動を取らないよう十分気を付けましょう。

また、提出書類に虚偽の記載があった場合も、内定取り消しになる恐れがあります。内定をもらったらその企業の一員だという自覚をきちんと持って、節度ある行動を心がけてください。

③内定を承諾した後に辞退をしない

内定承諾後に辞退するのは重大なマナー違反です。

承諾の返事をした後、企業側は時間と労力を割いて就活生の受け入れ態勢を進めていきます。承諾後の辞退は企業側に損失を出してしまうので、このような行為は絶対にやめてください

場合によっては、つながりのある別企業に辞退者の悪評が広まる恐れがあります。さらに、次回の採用試験を受ける同大学の別の人に悪影響を及ぼすかもしれません。

もし別の企業から内定の返事を待っている場合は、採用担当者にその旨を伝えて内定の返事を保留するようにしましょう。

④万が一辞退する場合は早めに連絡する

内定辞退を決めた場合は、企業側の採用計画に大きく影響するため、できるだけ早く連絡を入れることが重要です。

特に内定承諾書を提出した後に辞退する場合は、法律で定められた通り入社日の2週間前までに必ず申し出る必要があります。

なお、担当者と連絡が取れない場合はメールでも構いませんが、その場合は後日必ず電話でも連絡を入れ、確実に意思が伝わったことを確認するようにします。

内定をもらった後に学生のうちにやっておきたいこと

内定をもらって一安心したいところですが、学生時代にしかできない貴重な時間を有意義に過ごすことが大切です。

ここでは、内定後の学生生活を充実させるためのポイントをご紹介します。

  1. 海外旅行など時間のかかることをする
  2. 業務に関連する資格を取得しておく
  3. 内定同期と仲良くなっておく
  4. 英語を勉強しておく

①海外旅行など時間のかかることをする

内定をもらった後の時間は社会人になる前の貴重な機会であり、特に海外旅行は入社後はまとまった休暇を取得することが難しくなるため、学生のうちに挑戦する価値があります。

ただし、内定式や事前研修などの予定と重ならないよう、企業の年間スケジュールを確認してから旅行の計画を立てることが重要です。

また、パスポートの取得や必要な予防接種など、出発前の準備に時間がかかることも考慮に入れましょう。

②業務に関連する資格を取得しておく

業務に関連する資格を取得することは、入社後のキャリアにおいて大きなアドバンテージとなります。

金融業界であれば証券外務員資格、IT業界であればITパスポートなど、業界標準の資格取得を目指すことをお勧めします。

資格取得には一定の時間がかかるため、余裕がある今のうちに準備を始めることが賢明です。

中には企業が資格取得支援制度を設けている場合もあるので、入社前に取得すべき資格と入社後に挑戦する資格を整理しておくとよいでしょう

③内定同期と仲良くなっておく

内定同期と早めに仲良くなっておくことは、入社後の不安を和らげる大きな助けとなります。

内定式の懇親会などで顔を合わせた際は、積極的に声をかけ、連絡先を交換しましょう。

LINEやSNSでつながることで、入社までの準備や不安な点について気軽に相談できる関係を築けます。

入社後も心から相談できる仲間になれる可能性があるので、この機会を大切にしてください。

④英語を勉強しておく

グローバル化が進む現代のビジネスシーンでは、英語力は必須のスキルとなっています。

特に大手企業では、海外クライアントとのやり取りやなど、入社後すぐに英語を使う機会が増えています。

内定期間中は時間に余裕があるため、TOEIC対策や英会話学習に取り組むのに最適です。

また、オンライン英会話を活用し、実践的なコミュニケーションを磨くことで、入社後の業務にスムーズに対応できるようになるでしょう。

内定をもらったら企業に迷惑にならない行動を心がけよう

内定の連絡をもらったら、どんな返事をするかに関わらず、必ずすぐに企業側へ連絡するようにしましょう。返事を滞らせるのは厳禁です。

また、内定を承諾した後もやることはたくさんあるので、企業側に迷惑をかけない行動を心がけてください

就活を進めて行く中で、採用試験を受けた複数の企業から内定をもらう人も多いですよね。ですが、いざ内定をもらっても「どう対応すればいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

そこで、本記事では内定をもらった後の一般的な流れ、内定連絡を貰った際の返事の仕方や注意点までくわしく解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてください。

内定後もカリクルがサポート!

内定をもらった後の一般的な流れ

内定をもらった場合、どのように対応すればいいのでしょうか。

ここでは、内定が出た後の一般的な流れを紹介します。どうすればいいのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 内定の連絡を受ける
  2. 労働契約・条件を確認する
  3. 企業に返答する
  4. 内定承諾書などの必要書類を返送する
  5. 内定式や内定者懇親会に参加する

①内定の連絡を受ける

採用試験を受けた後、企業から「〇日以内に結果を送付します」といった案内がされます。

この期日内に内定の連絡が来るので、企業からの電話やメール連絡はいつでも受けられるように準備しておきましょう

内定の連絡を受けたら、すぐに返事をしてください。連絡をいつまでも放置しておくと、せっかく内定が出ても悪い印象になってしまいます。

場合によっては、同大学でその企業の採用試験を受ける後輩にも悪影響が出る恐れがあるので、内定の連絡を受けたらすぐに対応しましょう。

②労働契約・条件を確認する

内定の連絡が来たら、労働契約や条件をよく確認しましょう。

これらは書面で記載されており、内定通知書に同封して送付されるのが一般的です。雇用形態や就業場所、休暇などの重要な情報が記載されています。

内容に疑問点がある場合は、なるべく早めに確認しておきましょう。疑問点があいまいなまま入社した場合、後々トラブルにつながる可能性があります。

内定が出てから入社式まで時間があるので、この期間中に疑問点をなくしておきましょう。

③企業に返答する

内定の連絡を受け労働契約や条件を確認したら、企業に承諾するか断るか、もしくは保留するかの返答をしましょう。ここでは、企業に内定の返答する場合のポイントを紹介します。

  1. 内定を承諾する場合
  2. 内定を保留にする場合

内定を承諾する場合

内定を承諾する場合、企業から連絡がきたらすぐに返事をしましょう。早めの連絡は好印象に繋がります。

メールで連絡が来た場合でも、電話で承諾の返事をするようにしてください。

内定を保留にする場合

内定を保留する場合は、必ず採用担当者に事情を説明してください。

ただし、保留のまま放置しておくと返答期日が過ぎてしまい内定自体が無効になる可能性があるので、注意が必要です。

内定を辞退する場合

内定を辞退する場合、期日内に必ず採用担当者に辞退する旨の連絡を入れましょう

辞退するからといって返答をしないままにすると、その後のトラブルにつながる恐れも。誠意を持って対応してください。

④内定承諾書などの必要書類を返送する

内定を承諾した後、承諾書の記入や住民票などの必要書類の提出を求めらます。中には役所へ行って発行手続きをしなければならない書類もあるので、必要書類はすぐに用意して返送しましょう。

期日ギリギリに対応しようとしても、役所が閉まっていて書類発行ができなかったり、何らかのトラブルで期日までに郵便物が届かない可能性があるのです。

事前に提示された期日を過ぎると企業に迷惑が掛かり、マイナスな印象を抱かれる可能性があります。必要書類の提示を求められたら、すぐに対応しましょう。

⑤内定式や内定者懇親会に参加する

入社式をおこなう前に、内定式や内定者懇談会を開催する企業があります。

自由参加にしている企業も多いですが、開催される場合は参加するのがマナーです。どうしても参加できない場合は、その理由をきちんと担当者に伝えてください。

入社式前の集まりは企業の雰囲気を知る絶好の機会ですし、社員の人に名前と顔を覚えてもらうチャンスです。

入社後にスムーズに仕事ができる下準備になるので、開催される場合はなるべく参加するようにしましょう。

内定の連絡に電話で返事する際の例文

内定の連絡は電話で返事をするのが一般的です。

ここでは、連絡を受けた際にどのように返事をすればいいのか、わかりやすい例文で紹介します。電話で返事をする際の参考にしてみてくださいね。

  1. 内定を承諾する場合
  2. 内定を辞退する場合

①内定を承諾する場合

自分「お世話になっております。先日、内定通知をいただいた〇〇大学の××(自分の名前)と申します。採用担当者の△△様はご在籍でしょうか」

相手「はい、△△です」

自分「このたびの内定のご連絡、誠にありがとうございました。御社からの内定を謹んでお受けしたいと思い、ご連絡させていただきました。入社後は御社の一員として貢献できるよう努めて参りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします」

相手「ご連絡いただきありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いいたします」

自分「お忙しい中ご対応いただき、誠にありがとうございます。それでは、失礼いたします」

電話で連絡をする場合は、必ず自分の大学名と名前を名乗りましょう。内定を承諾する旨を伝える際に、入社後の意気込みも簡潔に伝えると好印象を与えられますよ。

②内定を辞退する場合

自分「お世話になっております。先日、内定通知をいただいた〇〇大学の××(自分の名前)と申します。採用担当者の△△様はご在籍でしょうか」

相手「はい、△△です」

自分「このたびの内定のご連絡、誠にありがとうございました。大変申し上げにくいのですが、慎重に検討を重ね内定を辞退させていただきたく思い、ご連絡させていただきました。今後、どのような形で社会に貢献できるか考えたところ、他社で自分の力をより活かせるのではと感じ、このような判断をさせていただきました。本来ならば直接伺うべきところですが、電話での連絡になってしまったことを深くお詫び申し上げます」

相手「かしこまりました。辞退の形で手続きさせていただきます」

自分「貴重なお時間をいただいたにも関わらずこのような結果になってしまい、重ねてお詫び申し上げます。それでは、失礼いたします」

内定を辞退する場合も、必ず内定をもらったことに対するお礼を述べてください。また、辞退に対する謝罪だけでなく、なぜ辞退するのかという理由もきちんと伝えましょう

内定の連絡にメールで返事をする際の例文

内定の連絡は電話が一般的ですが、企業からの指定などでメールで返事をする場合もあります。

ここでは、メール連絡の際に使える例文を紹介します。文章作成に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 内定を承諾する場合
  2. 内定を辞退する場合

①内定を承諾する場合

件名:内定のお礼 ○○大学 ××(自分の名前)

株式会社□□
人事部 採用担当者 △△様

お世話になっております。○○大学の××と申します。

このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。お送り頂いた雇用契約書も確認させていただきました。 謹んで内定をお受けしたいと思います。

これまでの経験を生かし、来年4月の入社以降は貴社の一員として貢献できるよう、努めて参ります。
皆様にお会いできることを楽しみにしておりますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

件名にはどういった内容のメールなのか、わかりやすい形で書きましょう。メール冒頭には、企業名とメール送付先の部署名や役職、相手の名前を書いてください。

メール本文には感謝の気持ちや抱負を簡潔にまとめましょう

②内定を辞退する場合

件名:内定の件につきまして ○○大学 ××(自分の名前)

株式会社□□
人事部 採用担当者 △△様

お世話になっております。○○大学の××と申します。先ほどお電話させていただきましたが、ご不在とのことでしたのでメールにて失礼いたします。

このたびは内定のご連絡、誠にありがとうございました。嬉しいお知らせをいただきながら大変恐縮ではありますが、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

就職活動を続ける中で地元に貢献したいという気持ちが強まり、地元企業から内定をいただいたため、この度の判断に至った次第です。△△様には貴重なお時間を割いていただいたのにも関わらず、ご期待に添えず誠に申し訳ございません。

本来直接お伺いし、辞退のお詫びの旨をお伝えすべきところですが、メールでのご連絡になりますことを何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

内定辞退の連絡は、まず電話でするようにしましょう。担当者が不在だった場合、こちらの例文を参考にメールを送ってください。また、冒頭に必ず「電話したが不在だった」という旨を書きましょう。

内定をもらった後に注意するべきポイント

内定をもらって一安心と気を抜かず、入社式までにきちんと準備を進めましょう。

ここでは、内定をもらった後に注意すべきポイントを3つ紹介します。これらの注意点に該当しないよう、十分気を付けてください。

  1. 書類の提出期限を守る
  2. 内定取り消しになる行動を起こさない
  3. 内定を承諾した後に辞退をしない

①書類の提出期限を守る

内定をもらった後、企業から様々な書類の提出を求められます。提示された期限内に書類をきちんと送付できるよう、早め早めの対応を心掛けましょう。

期日を過ぎると企業側の受け入れ対応が滞ってしまい、迷惑が掛かってしまいます。場合によっては相手から「期限を守らない人」という印象を持たれてしまい、入社前からマイナスの印象になってしまうでしょう。

企業から書類が届いたらまず期日を確認して、余裕を持って対応できるように準備を進めてください。

②内定取り消しになる行動を起こさない

内定を出した後に企業側から内定取り消しにすることはできません。しかし、内定者が法律に触れる行為をした場合、内定取り消しが認められるケースがあるのです。

内定が出たからといって安心せず、内定取り消しになる行動を取らないよう十分気を付けましょう。

また、提出書類に虚偽の記載があった場合も、内定取り消しになる恐れがあります。内定をもらったらその企業の一員だという自覚をきちんと持って、節度ある行動を心がけてください。

③内定を承諾した後に辞退をしない

内定承諾後に辞退するのは重大なマナー違反です。

承諾の返事をした後、企業側は時間と労力を割いて就活生の受け入れ態勢を進めていきます。承諾後の辞退は企業側に損失を出してしまうので、このような行為は絶対にやめてください

場合によっては、つながりのある別企業に辞退者の悪評が広まる恐れがあります。さらに、次回の採用試験を受ける同大学の別の人に悪影響を及ぼすかもしれません。

もし別の企業から内定の返事を待っている場合は、採用担当者にその旨を伝えて内定の返事を保留するようにしましょう。

内定をもらったら企業に迷惑にならない行動を心がけよう

内定の連絡をもらったら、どんな返事をするかに関わらず、必ずすぐに企業側へ連絡するようにしましょう。返事を滞らせるのは厳禁です。

また、内定を承諾した後もやることはたくさんあるので、企業側に迷惑をかけない行動を心がけてください

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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