就職活動では、さまざまな理由から「面接をばっくれたい」と考えることもあるかもしれません。
その時に「面接をばっくれるとどうなるの?どんなリスクがあるの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、面接をばっくれるとどうなるかについて解説します。具体的なリスクや辞退の方法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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面接のばっくれは絶対NG!

結論、面接をばっくれる、つまり面接を無断キャンセルする、勝手に行かないことはNGです。なぜなら、面接をばっくれる行為は、ビジネスマナー違反であるどころか非常識な行為のためです。
たとえ面接を受けたくない・別の予定が入ってキャンセルしたい場合でも、企業へ連絡するのは社会人として当然のマナーとなります。
就活においては、あらゆる理由から面接に行きたくない、逃げ出したいと考えることもあるでしょう。ただ、面接をばっくれることのリスクはあまりにも大きいため、避けるべきです。
面接をばっくれてはいけない3つの理由

次に、面接をばっくれてはいけない理由を具体的に紹介します。
- ばっくれ癖がついてしまうから
- 大学や所属先の評判が落ちるから
- OB訪問をした先輩に迷惑がかかるから
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①ばっくれ癖がついてしまうから
1つ目は、ばっくれ癖がついてしまうからです。1度面接をばっくれると、2回目以降に罪悪感が薄れ、ばっくれを繰り返してしまう恐れがあります。
ばっくれが続くことで、自分を見失い、さらに将来的な職場での信用を損なう可能性があります。また、あなたに悪い印象を持つ企業が増え、就活が大きく不利になるのです。
このように、長期的な視点で考えると、ばっくれ癖は就活において大きなデメリットをもたらす可能性があります。
②大学や所属先の評判が落ちるから
2つ目は、大学や所属先の評判が落ちるからです。あなたが就職活動をする際、企業からは「〇〇大学の学生」と認識されます。
もしあなたが面接をばっくれてしまうと、あなただけでなくあなたが在学中の大学あるいは初速している組織の評判も悪くなる恐れがあるのです。
それによって、あなたのゼミの教授や来年以降企業の選考を受ける後輩にも迷惑がかかる可能性があります。ばっくれることのリスクを背負うのはあなただけではないことを頭に入れておきましょう。
③OB訪問をした先輩に迷惑がかかるから
3つ目は、OB訪問をした先輩に迷惑がかかるからです。あなたがばっくれたことの責任が先輩にも及ぶ可能性があるのです。
OB訪問を担当してくれた先輩は企業に属しているわけですから、肩身が狭い思いをすることも考えられるのです。
大学と同様に、あなた以外にも迷惑がかかる人がいると自覚することが重要です。
面接をばっくれると起こりうる3つのリスク

面接をばっくれてしまうと、さまざまなリスクを背負うことになります。ここでは、面接をばっくれると起こりうるリスクを3つ紹介します。
- 同じ企業に再応募できなくなる
- 関連会社でブラックリストになる
- 社会人になった後にその企業と関わることがある
①同じ企業に再応募できなくなる
面接をばっくれると、同じ企業に再応募できなくなる可能性があります。なぜなら、企業は信頼性と誠実さを重視し、不正行為は採用プロセスにおいて深刻な問題と見なされるからです。
ばっくれた場合、信頼が損なわれ、将来の応募が困難になります。企業は信頼性のない応募者を排除し、他の適切な学生に機会を提供するため、再応募が難しくなるのです。
②関連会社でブラックリストになる
面接をばっくれると、企業によっては関連会社でブラックリストになることがあります。というのも、企業間の情報共有が広まっており、他の企業もその情報にアクセス可能なのです。
特に大企業や関連グループ会社を持つ企業、業界で影響力が大きい企業はその可能性が高いと言えます。
ブラックリスト入りすると、他の企業からの信頼を失い、今後の就職活動に悪影響が及ぶ可能性があります。「志望企業ではないから」と面接を安易にばっくれるのは、大きなリスクなのです。
③社会人になった後にその企業と関わることがある
面接をばっくれるリスクは、就活中だけにとどまりません。あなたが社会人になったあと、面接をばっくれた企業と関わることはゼロではないのです。
面接をばっくれた企業が、入社した企業の得意先ということもあるでしょう。その際、あなたが原因で契約を逃したり、関係をうまく構築できなかったりする可能性があるのです。
このように、面接をばっくれた影響は入社後にも及ぶことがあるため、高リスクであると言えます。
就活生が面接をばっくれたくなる3つの理由

そもそも、なぜ面接をばっくれたくなるのでしょうか?ここでは、主な理由を3つ紹介します。
- 志望度が低い
- 面接への自信がない
- 遅刻・寝坊をしてしまった
①志望度が低い
志望度が低いと、面接を避けたくなるでしょう。志望度が低いと、面接に対するモチベーションが上がらず、時には面接が面倒くさいと考えてしまうからです。
また、志望度の低さからくる企業研究や業界研究の不足が、面接であらわになってしまうことへの恐怖もあるでしょう。
志望度が低くても、謙虚で真摯な態度で向き合い、あなたの強みを的確に伝えることが求められます。また、モチベーションが上がらない場合は「面接の練習」だと割り切ってもよいでしょう。
②面接への自信がない
面接への自信がないことも、面接をばっくれたくなる原因のひとつです。面接への自信不足は、適切なアピールが難しいと感じ、自分を十分にアピールできない不安が生まれるのです。
対処法としては、自分の経験やスキルを具体的に挙げ、ポジティブな言葉で表現する練習を重ね、自信をつけることが重要です。
また、フィードバックを受けることで改善点を把握し、徐々に自信を養うことが求められます。
③遅刻・寝坊をしてしまった
遅刻・寝坊をしてしまったことも、面接をばっくれたいと考える原因になります。なぜなら、遅刻・寝坊によって、企業に迷惑をかけ、信頼を損なうことであるからです。
遅刻は時間を尊重しない姿勢と受け取られ、寝坊は責任感の不足を示唆します。これにより、応募者自身が企業に対して不誠実であるとの印象が生まれ、信頼性が低下します。
また、企業側はスケジュールの変更や他の応募者の待機などによって迅速な対応が難しくなります。このため、失礼や迷惑をかけることへの恐怖心が強まり、面接をばっくれたくなるのです。
面接をばっくれようとしている人に知って欲しい3つのこと

次に、面接をばっくれようとしている人に知って欲しいことを紹介します。
- 企業から電話がかかってくることが多い
- 連絡アリの遅刻は大きなマイナスにならない
- 実は自分に合っている企業の可能性がある
面接へ行きたくない、ばっくれようかなと思っている人はぜひ最後まで確認してみてくださいね。
①企業から電話がかかってくることが多い
もしあなたが面接をばっくれると、ほとんどの場合企業側から電話がかかってきます。電話の目的は、あなたが面接に参加していない理由を把握するためです。
というのも、あなたが面接に向かう途中で事故に遭っている可能性もゼロではないため、連絡を取りたいと考えるのです。
面接をばっくれた上に電話にも出ないとなると、企業側の不安や不信感は大きくなります。また、電話を無視し続けるあなたにとっても大きなストレスとなるでしょう。
②連絡アリの遅刻は大きなマイナスにならない
先ほど紹介した通り、寝坊などの理由で面接に遅刻しそうな場合、ばっくれたいと考えることもあるでしょう。ここで知っておきたいのが、連絡さえしていれば遅刻は大きなマイナスにならないことです。
もちろん、あなたが遅刻をした事実は変わらないため、多少は不利になるでしょう。ただ、遅刻したことだけで落とされることは考えにくいでしょう。
NGなのは、連絡なしで遅刻することと、ばっくれることです。これらは挽回することが難しいため、避けましょう。
③実は自分に合っている企業の可能性がある
就活のよくあるケースして「志望度が低いが面接を受けたら実は自分に合っている企業だった」ということが挙げられます。これは、面接を通して意外な魅力に気づくことがあるからです。
そのため、志望度が低いという理由で面接をばっくれることは、実はもったいない行為であることが考えられるのです。
たとえ志望度が低くても、面接をばっくれず受けてみることで意外な発見があります。このことを頭に入れておきましょう。
面接をばっくれる前に辞退する際のポイント2つ

就活を進めていると、面接をばっくれるはしないものの、辞退することもあるでしょう。ここでは、その際のポイントを紹介します。
- 辞退をきめたタイミングですぐに連絡する
- メールよりも電話で連絡するのがベスト
①辞退をきめたタイミングですぐに連絡する
面接を辞退すると決めたら、できるだけ早く企業に連絡を入れましょう。なぜなら、連絡を遅らせることで、企業の採用活動を妨げる可能性があるからです。
あなたが辞退することで他の学生にチャンスが生まれることがあります。企業は、その学生に対して面接の連絡をいち早く入れたいと考えるでしょう。
あなたの連絡が遅いと、企業や他の就活生にも迷惑がかかります。よって、選考の辞退を決めたらできるだけ早く連絡を入れるべきなのです。
②メールよりも電話で連絡するのがベスト
面接を辞退する際は、電話での連絡がベストです。理由は、感謝の意を直接伝え、誠実さを示すためです。電話ならば相手の反応をすぐに確認できるからです。
電話で連絡することで対話が生まれるため、誤解を避けやすく、印象も良好になります。
ただし相手の都合を考慮し、時間的に余裕がある場合には、事前にメールで連絡でも問題ありません。
面接をばっくれてしまった際の正しい対応

もし、面接をばっくれてしまった際はどのような対応を取ればいいのでしょうか?ここでは、正しい対応を紹介します。
- 企業から連絡がくる前に謝罪する
- 言い訳をせずに誠実な態度を心がける
①企業から連絡がくる前に謝罪する
面接をばっくれてしまったら、まずは企業から連絡がくる前に謝罪しましょう。
謝罪の際は具体的な理由を述べ、誤解や混乱を防ぐことが重要です。そうすることで、面接を受けられなくとも、悪い評判が広がることは避けられるでしょう。
また、真摯な謝罪文を書き、電話やメールで迅速かつ敬意をもって伝えることも重要です。また、再度の機会を希望する旨も伝え、今後の改善策についても言及するとよいでしょう。
②言い訳をせずに誠実な態度を心がける
面接をばっくれてしまった際は、言い訳を避け、誠実な態度を保つことが重要です。なぜなら、言い訳は信頼を損ねかねないからです。また、誠実な態度は信頼を取り戻す第一歩となります。
そのため、過ちを認め、責任を取る姿勢が必要です。また、他者や状況の責任転嫁ではなく、自身の行動や考えに焦点を当てることが重要です。
最後に、改善策を積極的に提案し、将来への学びと成長意欲をアピールしてくださいね。
面接をばっくれるのを防ぐための事前の対策3選

最後に、面接をばっくれるのを防ぐための事前の対策を紹介します。
- スケジュール管理を徹底する
- 企業研究を綿密にする
- 本命企業のための練習だと考える
①スケジュール管理を徹底する
面接をばっくれるのを防ぐためには、スケジュール管理を徹底することが有効です。
スケジュールを組む際には現実的に考えてそのスケジュール通りに行動できるかを考えましょう。
面接前に余裕をもったスケジュールを組み、不測の事態に備えることで、安心感が生まれ、落ち着いた状態で面接に臨むことが可能です。
②企業研究を綿密にする
面接をばっくれるのを防ぐためには、企業研究を綿密に行うことも重要です。その企業を深く理解することで、志望動機や職務への適合度が明確になり、採用面接での自己アピールが強化されるからです。
また、ミスマッチを防ぐためには、企業のビジョンや文化、業績などを詳細に把握し、自身の価値観との整合性を確認する必要があります。
企業ウェブサイトや報道記事を精査し、社風やプロジェクトについての情報を入手しましょう。
③本命企業のための練習だと考える
志望度の低い企業の面接を本命企業のための練習だと考えることも有効です。なぜなら、練習と考えることで、面接に深い意味を見出すことでモチベーションを保てるからです。
ただし練習だからといって、不適切な態度を取ることは避けるべきです。誠実かつ尊重の念をもって、本物の面接と同じ姿勢で臨み、企業への真摯な意欲をアピールしましょう。
面接をばっくれるのは百害あって一利なし!
本記事では、面接をばっくれるリスクについて解説しました。
紹介したとおり、面接をばっくれることはNGです。なぜなら、リスクがあまりにも大きく、その影響はあなた以外の人間にも及ぶ可能性があるからです。
自信や興味がなかったり、面接に遅刻しそうになったりと、ばっくれたくなることはあるでしょう。ただ、その場の感情でばっくれることは避け、適切に対応しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。