年賀状は、内定先に送れば丁寧な姿勢を見せられます。しかし、どんなデザインや言い回しをチョイスすればよいのかわからず、困ってしまう人もいるでしょう。
本記事では、年賀状の書き方や守るべきマナーについても解説します。手始めに例文からチェックしたい方は、こちらをご覧ください。
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内定先への年賀状は送ってもOK

内定先に対して、年賀状を送っても問題はありません。
必ず送らなければいけない、といった決まりはありませんが、送ること自体がマイナスに影響することはないのがポイントです。
どちらの対応を取るべきか迷ったら、OBやOGに自身の時はどうしたか確認するのも手となります。
また、小規模の会社は従業員数が少ない分、年賀状を出さなかった人が目立つ可能性があるため、出した方が印象が良くなるのが特徴です。
内定先へ送る年賀状の書き方7つ

年賀状の書き方を確認すれば、正しい書き方を心掛けて作成しやすくなります。書く際のコツは、以下の7つです。
- 住所は会社の住所にする
- 会社や部署は正式名称で書く
- 賀詞を使用する
- 宛名・宛先は縦書きで書く
- 宛名は正しく書く
- 手書きの文字を書き加える
- 誤字脱字に注意する
①住所は会社の住所にする
住所欄には会社が位置している場所を記載しましょう。町名や番地名なども含めて省略せずに正しく記入することが大切です。
住所を間違えてしまうと、せっかく作成したはがきが届かなくなります。念のため会社の移転などがないか確認するのもおすすめです。
また漢字などを間違えると仕事でミスをするのでは、と捉えられるリスクもあるため、事前にノートなどを用いて練習しておくのも手となります。
②会社や部署は正式名称で書く
会社や部署は正式名称で書くことを心掛けましょう。
(株)などの略称を用いてしまうと、失礼になるため、企業の公式HPなどで名称を確認した上で書くのがおすすめです。
正式名称では文字数が多くなり、はがき欄に収まりきらない時には、文字サイズを変更してレイアウトを改善しましょう。
レイアウトがきれいでスマートな印象のはがきを送れば、事務作業のスキルがあることを強調できるのもポイントです。
③賀詞を使用する
謹賀新年などの賀詞を使用すれば、丁寧に形式を守っている印象を与えられます。
賀詞には寿、迎春といった少なめの文字数のタイプもありますが、4文字のタイプを選んだ方が正式な表現を使えるのが利点です。
目上の方に送るはがきでは、相手に敬意を表すためにも4文字の賀詞を取り入れましょう。
謹賀新年以外には、恭賀新春・新春万福・謹賀新春・慶賀光春・人和年豊・敬頌新禧などの表現も適しています。
④宛名・宛先は縦書きで書く

宛名や宛先は縦書きで書きましょう。海外にポストカードなどを送る際には、横書きで書くこともありますが、日本の企業にはがきを送る時は基本縦書きを用います。
106などの数字は一〇六と漢数字で書き、カタカナの伸ばし棒なども縦書きにしましょう。
フォントはゴシック体ではなく、明朝体にするのがおすすめです。はがきのレイアウトを指定できるソフトやサイトもあるため、利用すればより手軽にはがきを作成できます。
⑤宛名は正しく書く
宛名を正しく書き、御中と様を使い分けるようにしましょう。企業に対しては御中を、人名に対しては様を使うのが基本です。
また話し言葉では御社と言いますが、書き言葉では貴社になるため、企業を指して表現する際は貴社、と統一して書きましょう。
はがきを通してビジネスマナーを守っている印象を与えれば、業務上のメールや書類作成を安心して任せられる人材である、と高く評価されやすくなります。
⑥手書きの文字を書き加える
手書きの文字を書き加えれば、心配りがある印象を与えられます。
一言でも手書きの文章があった方が手間をかけて作成してくれている、と好感を持たせやすくなるのがメリットです。
基本の文章は印刷で済ませて、手書きの文章で仕事に対する自分の姿勢を伝えれば、レイアウトを整えつつ気持ちがこもったはがきを作成できます。
本記事では例文も紹介するので、手書きの文章に悩んだらぜひ参考にしてみてください。
⑦誤字脱字に注意する
誤字脱字が発生しないように注意する必要もあります。もし間違えたら、新しいはがきを作成し直すようにしましょう。
修正ペンや修正テープを使うと見た目が汚くなるだけでなく、仕事でも粗雑な対応をするのでは、と懸念を抱かせてしまいます。
はがき作成に失敗しないよう、練習して文章表現や漢字の書き方に問題がないことを確認してから、本番のはがきに書き込みましょう。
ペンのインクが乾くまで待ってから保管することも大切です。
内定先へ年賀状を送る時のマナー5つ

内定先に年賀状を届ける際のマナーを把握していれば、失礼な印象にならないよう対策が可能です。気をつけるべきマナーは、5つあります。
- 元旦に届ける
- NG言葉は使用しない
- メールでの挨拶はNG
- 喪中の場合は寒中見舞いを出す
- ハガキは正月らしいものにする
①元旦に届ける
元旦に年賀状が企業に届くよう、はがきをポストに入れる締め切りを守ることがマナーです。
丁寧にはがきを完成させても、日付が遅れてしまっては期日を守れない印象を与えてしまいます。確実に元旦に届けるためには、12月25日には出せるようにしましょう。
早めのタイミングではがき作成に取り組めば、余裕を持って内容を確認でき、提出先の企業に最適なデザインや文章なども練りやすくなるのがポイントです。
②NG言葉は使用しない
NG言葉は取り入れないこともマナーとなります。
「句読点」や「忌み言葉」は、おめでたいイメージを壊してしまうため、使用するとビジネスルールを守れていないイメージを与えやすいです。
避けるべき具体例としては、「去る」・「病む」・「絶える」・「枯れる」などの言い回しが挙げられます。
去年ではなく昨年や旧年、絶対ではなく必ず、病欠ではなく健やかになど、文章作成時は1文字1文字確認して、表現の言い換えを検討しましょう。
③メールでの挨拶はNG

メールで挨拶を済ませるのは簡素すぎる印象になるため、推奨できません。ただ、企業側からメールで新年の挨拶が届いた際には、メールで返信しても良いのがポイントです。
自分からメールで挨拶したり、企業から年賀状が来たにもかかわらずメールで返信することはNGとなります。
元旦に企業から年賀状が届くことを考慮して、12月25日までに年賀状を作成しておくと、元旦のはがきに遅れて返すリスクが発生しないように対策できます。
④喪中の場合は寒中見舞いを出す
喪中の場合は新年を祝うはがきは出せないため、寒中見舞いで対応しましょう。
喪中であることを簡単に述べて寒中見舞いと書けば、身内の事情で新年を祝えないことを伝えられます。
企業からの年賀状を発見するタイミングが遅く、7日までに年賀状を送れなさそうな場合も寒中見舞いのはがきで対応するのがベターです。
はがきの作成が遅れた際には、送信が遅れたことへのお詫びの言葉も含めて作成しましょう。
⑤ハガキは正月らしいものにする
はがきは正月らしい和風のデザインにしましょう。自分の写真を散りばめたものや、カラフルすぎるものなど、奇抜なデザインは避けることも重要です。
変わったデザインはインパクトを与えますが、企業に送るものとしては適しません。
該当する干支や正月を象徴する富士山や初日の出、門松、鶴などを取り入れたデザインをセレクトしましょう。
かわいらしすぎる見た目では、学生気分が抜けていないと捉えられるリスクがあるのも注意点です。
内定先へ年賀状を送る時の文例を紹介

謹賀新春 貴社に内定をいただきました○○大学▼▼学部の△△××と申します 昨年の面接の際には大変お世話になりました 新年となり入社を前にして身が引き締まる思いがいたします より早く活躍できるよう微力ながら資格を取得し励んでまいりますので ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます 貴社のさらなるご盛栄と皆様のご多幸をお祈り申し上げます |
上記の例文では、学部名も含めて自己紹介を行っています。
また、入社に向けて努力する点を紹介し、会社や社員に対する挨拶で締めているのも特徴です。
内定先へ年賀状を送る時はマナーに気をつけよう!
内定先に向けて年賀状を作成する際は、マナーに気をつける必要があります。
元旦に届くようにするだけでなく、NG表現が入っていないか確認することも重要です。
印刷の文字だけでなく手書きの文章も書き添えて、相手への敬意を印象付けましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。