就活中は履歴書やESを書くために、ボールペンを使用する機会が増えます。ですが、どのようなボールペンを購入すれば良いのか悩みますよね。
そこで本記事では、就活でおすすめなボールペンを紹介します。ボールペン選びの注意点や履歴書に書く際のコツも解説するため、就活中の方はぜひ参考にしてください。
就活でおすすめなボールペンの特徴5つ

就活向きのボールペンにはいくつかの条件があります。就活でおすすめなボールペンの特徴は以下の5つです。
- 太さは0.5から0.7ミリ
- インクはゲルインク
- 色は黒
- グリップ付き
- シンプルなデザイン
①太さは0.5から0.7ミリ
就活向きのボールペンの太さは0.5から0.7ミリです。履歴書には0.7ミリ、ESには0.5ミリのボールペンを用いることをおすすめします。
企業の採用担当者は何百枚、何千枚もの履歴書やESに目を通すことがあります。採用担当者の負担を考えて、読みやすさを重視したいものです。
履歴書は記入欄が広いため、0.5ミリのボールペンを選ぶと良いでしょう。太い文字のほうが存在感があり、自信にあふれた印象につながります。
たたし、ESは長い文章を記入することが多いため、少し細い0.5ミリのボールペンのほうが書きやすいでしょう。
②インクはゲルインク
就活向きのボールペンは、ゲルインクを選ぶことがおすすめ。
ボールペンには、「油性インク」「水性インク」「ゲルインク」3種類があります。ゲルインクとは、油性インクと水性インクの良い部分を兼ね備えたインクです。
ゲルインクは書き味が軽くてかすれにくく、耐水性にも優れています。筆圧が弱い方でも書きやすい点も魅力です。
ただし、人によってはゲルインクよりも油性や水性のボールペンを使用したほうが文字が美しく書けるケースがあります。
③色は黒
就活向きのボールペンは、黒色のインクを選びましょう。履歴書のマニュアルには「黒または青の筆記具で」と記載がありますが、黒色のボールペンを用いてください。
履歴書で言う「青の筆記用具」とは、黒に近いブルーブラックを指します。ブルーブラックは筆記当時は青色ですが、年月経過後にブラックに変化しますよ。
ブルーブラックと青色のボールペンは全くの別物なので、就活に使用するボールペンのインクは黒色一択です。
④グリップ付き
就活向きのボールペンは、グリップ付きのものがおすすめです。ボールペンのグリップとは、指で握る部分を指します。
グリップが付いていることで握りやすくなり、安定して文字を書けるメリットも。
ボールペンのグリップ素材はさまざまですが、安定感を求めるならラバーやシリコンのものが良いでしょう。また、グリップに凹凸のあるもは指がフィットして滑りにくいメリットがあります。
⑤シンプルなデザイン
就活向きのボールペンは、シンプルなデザインのものを推奨します。あまりに華美なデザインは就活向けでないためです。
企業によっては、ボールペンを身だしなみの一部としてチェックする場合があります。派手なデザインやキャラクターものは避け、シンプルかつ上品なボールペンを選びましょう。
企業や業種によって、選ぶボールペンを変えてみても良いかもしれません。たとえば、営業職なら落ち着いたデザインのボールペンがおすすめです。
就活で使うボールペンを選ぶ時の注意点4つ

就活で使うボールペンを選ぶ時の注意点は、以下の4つです。
- 使う前に試し書きをする
- 消せるボールペンは避ける
- 水性・油性ボールペンは避ける
- 封筒には太めのボールペンを選ぶ
①使う前に試し書きをする
就活で使うボールペンは、購入前に試し書きをすることをおすすめします。
ボールペン売り場には試し書きコーナーが設置されていることがあり、テスターで試し書きが可能です。購入前に太さや書き心地を試すことで失敗を避けられます。
店頭で試し書きができなかった場合は、本番前にチラシの裏やメモ帳などで試し書きをしましょう。いきなり履歴書やESに書くと、失敗する恐れがあるためです。
②消せるボールペンは避ける
履歴書やESに消えるボールペンを使用するのはNGです。
消えるボールペンとは、摩擦熱によって文字を消せるボールペンを指します。普段使う分には便利なアイテムですが、就活で使用することは望ましくありません。
消えるボールペンは誰でも簡単に改ざんができてしまうため、公的な書類である履歴書やESには使用しないほうが良いでしょう。その他の書類や封筒の宛先を書く際も同様です。
③水性・油性ボールペンは避ける
先ほども解説したように、就活ではゲルインクのボールペンを使うことをおすすめします。水性・油性のボールペンは極力避けましょう。
水性ボールペンは滲みやすく、履歴書やESを書く際には向きません。
油性ボールペンは耐光性があり色あせしにくい一方で、インクがダマになりやすい、書き始めがかすれやすいなどのデメリットがあります。
ゲルインクのボールペンは、水性と油性のデメリットをカバーしてくれるため就活に最適です。
④封筒には太めのボールペンを選ぶ
封筒には、太めのボールペンを使用しましょう。就活では、履歴書を始めとした各種書類を郵送する機会があります。
封筒の宛名書きには、油性ボールペンか油性サインペンを使用しましょう。太さは最低でも1.0mm以上で、当サイトでは1.6mmをおすすめします。
封筒の宛名書きに0.5から0.7ミリのボールペンを使用すると、細すぎて見栄えが悪くなるため要注意です。履歴書やESを書くボールペンと封筒用のボールペンはぜひ分けてください。
就活で使うおすすめなボールペン3つ

就活向きのボールペンが分かったところで、具体的にどの商品がおすすめなのかを紹介します。就活で使うおすすめなボールペンは、以下の3つです。
- 三菱 ジェットストリーム
- ゼブラ サラサ
- PILOT ジュース
①三菱 ジェットストリーム
「ジェットストリーム」は、三菱鉛筆株式会社が販売する油性ボールペンのシリーズです。
油性という時点で今回紹介した選び方からは外れていますが、ジェットストリームをおすすめするのには理由があります。
ジェットストリームは従来の油性ボールペンと比較して、摩擦係数が最大50%軽減されています。油性ボールペンならではのかすれが起こりにくく、なめらかな書き心地が特徴です。
速乾性にも優れているため、手が汚れるストレスもありません。
②ゼブラ サラサ
続いて紹介するのは、ゼブラ株式会社が販売するゲルインクボールペンの「サラサ」です。
手軽に購入できるゲルインクボールペンといったら、まず始めに「サラサ」を思い浮かべる方もいるでしょう。商品名の通り、サラサラとした書き心地が特徴です。
太さは0.5ミリと0.7ミリの2種類から選べ、メーカー希望小売価格は110円(税込)となっています。就活のボールペンに迷ったら、まずは「サラサ」を試してみることをおすすめします。
③PILOT ジュース
「ジュース」は、株式会社パイロットコーポレーションが販売するゲルインクボールペンのシリーズです。
鮮やかな発色が特徴のシリーズで、パステルカラーや蛍光カラーなども取り揃えています。
就活にはもちろん黒色を使用しましょう。黒色の太さは0.38mm、0.5mm、0.7mm、1.0mとバリエーション豊富です。
ジュースシリーズは、ペン先の乾燥を防ぐ保湿成分を多めに配合しています。書き始めがスムーズなので、ゲルインクボールペンに慣れていない方も使いやすいでしょう。
就活でボールペンで履歴書を書く際のコツ4つ

ボールペンで履歴書を書こうとして、失敗した経験がある方もいるでしょう。就活でボールペンで履歴書を書く際のコツは、以下の4つです。
- 書く前にペン先を拭く
- 途中でペンを変えない
- 修正液・修正テープを使わない
- 多色ボールペンはできれば避ける
①書く前にペン先を拭く
書く前にペン先を拭うことでインクダマを防ぎ、仕上がりがきれいになります。
ボールペンのインクが固まってダマになると、最初の一角の端にインクの固まりができますよ。インクダマができると見た目が汚いだけでなく、触れた際に手や書類が汚れてしまうため要注意です。
そこで書く前にティッシュでペン先を拭い、ティッシュの上で試し書きをしましょう。このひと手間でインクダマだけでなく、かすれを防ぐ効果もあります。
②途中でペンを変えない
履歴書やESを書く際に、途中でペンを変えるのはNGです。同じ人間が書いても、ペンが変わるだけで文字の統一感がなくなります。
文字に統一感のない書類は見る側からすると違和感があり、読みづらいと感じる採用担当者もいるでしょう。
履歴書やESを書いている途中でボールペンのインクがなくなった場合は、その書類は諦めて書き直してください。インクが少ないボールペンは最初から使わないことも重要です。
③修正液・修正テープを使わない
履歴書やESで書き間違えた際に、修正液・修正テープを使用するのはNGです。
履歴書やESに修正液・修正テープを使用すると、記載内容の信憑性が下がってしまいます。誰が書類を修正したのか判断できなくなるためです。
また、修正液・修正テープを使用すると「書き直すのが面倒くさい」と捉えられ、志望度が低いと判断されるリスクもあります。
企業に提出する正式な書類は、面倒でも書き直すようにしてください。
④多色ボールペンはできれば避ける
就活の書類を書く際は、多色ボールペンはできるだけ避けたほうが無難です。
多色ボールペンとは1本で複数の色が書けるボールペンで、3色や5色などさまざまな商品が販売されています。
普段使いには便利な多色ボールペンですが、ペン先が細く不安定というデメリットがあります。不安定さゆえに字をうまく書きにくく、就活の場ではおすすめできません。
就活に適したボールペンを使おう!

就活ではボールペンを使用する機会が多いため、ボールペン選びにも妥協はできません。就活で使うのは、太さ0.5から0.7ミリのゲルインクボールペンがおすすめです。
可能なら購入前に試し書きををして、自分が使いやすい運命の1本を探してみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。