就活のメールは、就活生なら一度は送る経験があるビジネスメールです。ですが、いざ就活のメールを送ろうとしても「締めはどうすればいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、本記事では就活のメールにおいての締めの文章の必要性、基本ルールやシーン別実用例まで、くわしく解説します。ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。
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就活メールで締めの文章は必要?

就活のメールを送る際、文末に締めの一言は必ず取り入れるようにしましょう。
就活のメールで締めの一言を入れるのは、ビジネスマナーの基本です。終わりの一文まで気を配ることで、ビジネスマナーが守れる常識的な学生だと、採用担当者に印象付けられます。
逆に、メールの文末をおろそかにすると、マナーに厳しい就活担当者の場合は悪い印象につながってしまう可能性も。場合によってはその後の就活に悪影響を及ぼすことも考えられます。
メールを送る際は、必ず締めの言葉を盛り込んでください。
就活メールの締めの基本ルール4つ

就活のメールにおいて必要不可欠な締めの言葉ですが、どのように盛り込めばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。ここでは、基本ルールを4つ紹介します。
迷っている人はこのルールを念頭に置いて、就活のメールを作成してください。
- 用件だけで終わらない
- 急かすような言葉は使わない
- クッション言葉を使用する
- メール内容に合う締め文章を使う
①用件だけで終わらない
就活のメールは採用担当者に用事がある際に使うツールですが、用事を伝えるだけのメールではそっけなく感じてしまいます。
場合によってはあまりいい印象にならないので、用事を伝えるだけで終わらないようにしましょう。
用事を伝えるだけにならないようにするためには、締めの一言を上手く取り入れるのが効果的です。
例えば、メール内で用事を伝えた後に「お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願いします」と加えれば、相手を気遣える学生だといい印象に結び付けられます。
②急かすような言葉は使わない
ビジネスシーンでは、メールの文末に「取り急ぎ」を使う場合があります。時間に追われるビジネスマンならではの言葉です。
しかし、就活生である学生が「取り急ぎ」を使うと「とりあえずメールを送りました」と、その場しのぎの印象になってしまい、相手に悪い印象を与えてしまいます。
就活では、相手を待たせないためにスピーディーにメールを送ることも大切ですが、こういったシーンでは「取り急ぎ」は使わず、「一旦」や「まずは」を言葉を使いましょう。
③クッション言葉を使用する
マナーを守った丁寧な文章を意識しても、手紙などの連絡ツールと比べて、メールは冷たい印象になりやすいデメリットがあります。
冷たい印象になるのを避けるためには、クッション言葉を用いるのが効果的です。
例えば「○日に伺います」という用件の冒頭に「お忙しい中恐れ入りますが」というクッション言葉を取り入れることで、採用担当者を気遣った文章になり、暖かみが生まれます。
良い印象になるクッション言葉は、積極的に活用していきましょう。
④メール内容に合う締め文章を使う
締めの一言は、メールの内容に沿った文章を使いましょう。基本的には、メールの冒頭に合ったものを使えば、全体のバランスが整って見えます。
言葉遣いと内容が異なると使いまわしを疑われたり、そもそもマナーを知らないのでは?と思われてしまうでしょう。
例えば、冒頭が簡素な文章で始まっているのに、締めがやたらと重厚になると、バランスが悪く変な印象になります。
ネットで検索すれば例文はたくさん出てきますが、メールの内容に合わないものを選ばないよう、気を付けてください。
【シーン別】就活メールで使える締めの文章

基本的なルールはわかったけれど、実際にどうやって使えばいいのかわからないと悩んでしまう人もいるでしょう。ここでは、実際使える締めの一言をシーン別で紹介しています。
- 基本の締め
- 依頼するとき
- 感謝をするとき
- 返信が欲しいとき
- 謝罪するとき
メール終わりの文に悩んでいる人は参考にしてみてください。
基本の締め
就活のメール全般に使える基本的な言葉は、以下の3つが挙げられます。
- よろしくお願いいたします。
- 今後ともよろしくお願い申し上げます。
- どうぞよろしくお願いいたします。
送付するメールに特別な用件がない場合は、こちらの文章を使うようにしましょう。似たような内容に見えますが、使い方によってはメールの印象ががらりと変わります。
基本的には、メールの内容や冒頭の言葉に沿ったものを選ぶようにしましょう。
依頼するとき
採用担当者になにかしらの依頼をする場合、以下の3つを用いてください。
- ぜひご検討のほど、よろしくお願いいたします。
- お忙しい中お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
- ご多忙中お手数をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
就活を進めて行く中で、会社訪問のお願いや面接の日程調整をお願いするシーンが出てきます。
こちらの都合で相手のスケジュールを決めてもらうので、丁寧な印象のメールになるように、正しい言葉を用いるようにしてください。
感謝をするとき
採用担当者になにかしてもらい感謝の気持ちを伝える場合は、以下の3つを使うといいでしょう。
- 誠にありがとうございました。
- 心より感謝申し上げます。
- 重ねてお礼申し上げます。
就活メールで採用担当者にお礼を伝えるのは、会社訪問の後や面接の後が主なシーンとして挙げられます。
仕事で忙しい採用担当者に時間を割いてもらったという考えを念頭に置き、締めにきちんと感謝の気持ちを伝えましょう。
返信が欲しいとき
採用担当者からの返信が欲しい場合、以下の3つを用いるといいでしょう。
- お忙しい中大変恐縮ですが、お手すきでご返答いただければ幸いです。
- ご返信のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
- お手数をおかけしますが、早急にお返事いただけると幸いです。
採用担当者に対して、こちらから返信を求めなければならないシーンもあるでしょう。
例えば、面接や会社訪問の日程調整のお願いや、予期せぬ出来事が起こり相手の判断を仰ぐ場合などが挙げられます。
この場合は、相手に対して失礼にならないように、丁寧な文言でメールを送ってください。
謝罪するとき
採用担当者に謝罪する必要がある場合、以下の2つを参考にしてください。
- お忙しい中、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。
- このたびは誠に申し訳ございませんでした。
就活は予期せぬ出来事が多々起こります。わざとではないけれど、こちらのミスで相手に迷惑をかけてしまう場合もあるでしょう。
その場合はすぐに謝罪するのも大切ですが、改めてメールで謝罪の気持ちを伝えてください。締めの文章は謝罪の気持ちを取り入れた内容にしましょう。
【季節別】就活メールで使える締めの文章

より好印象なメールにするには、季節の言葉を取り入れるといいでしょう。ここでは、就活で実際に使える季節別の言葉を紹介します。
就活メールを作成する際は、ぜひ参考にしてみてください。
- 【春用】締めの言葉
- 【夏用】締めの言葉
- 【秋用】締めの言葉
- 【冬用】締めの言葉
【春用】締めの言葉
新しい季節の春に就活のメールを送る場合、以下の文言がおすすめです。
- 朝夕の寒暖差が激しくなっておりますので、ご自愛くださいませ。
- 麗らかな春の季節、心穏やかにお過ごしください。
まだ寒暖差が続く日は1を、暖かい日が続き本格的な春が訪れている場合は2を使ってください。春先は気候が変動しやすいので、その日その日に合った文言を選びましょう。
【夏用】締めの言葉
暑さが増す夏に就活のメールを送る場合、以下の文言を使ってみてはいかがでしょうか。
- 日ごとに暑さが増しております。お体にはお気をつけてお過ごしください。
- 今年はいっそう暑い日が続くようですが、体調には気をつけてお過ごしください。
1は夏の始まり、2は夏の盛りから終わりにかけて使える文言です。
近年、日本の夏は暑さが増しています。このため、夏場に体調を崩す人は珍しくありません。
仕事と就活の対応で忙しい採用担当者の体調を気遣う文言で、礼儀正しい学生のアピールをしましょう。
【秋用】締めの言葉
気温が下がり始めた秋の季節に就活のメールを送る場合、こちらの文言を使ってみてください。
- まだ暑さの残る時期ですので、なにとぞご自愛ください。
- 朝晩の寒暖差が激しくなっております。体調を崩しやすいでしょうから、お気をつけください。
1は秋の始め、2は晩秋に適切な文言です。秋は春と同様に、気候が変動しやすい季節なので、メールを送る日に合ったものを使いましょう。
敏感に季節を感じられるメールは、採用担当者に好印象を与えられます。
【冬用】締めの言葉
寒さが増す冬場に就活のメールを送る場合、以下の2つを取り入れてみましょう。
- 寒い日が続きますので、どうぞお体にお気をつけてください。
- 年末の忙しい時期ではありますが、体調を崩されないよう、お気をつけください。
1は冬場の就活メール全般に使えますが、2は12月の終盤のみに使える文言です。メールを送るタイミングを考え、適切なものを選んでください。
また、年末は会社が忙しくなる時期です。相手の忙しさを考慮して、メールはなるべく早めに送るようにしましょう。
就活メールでは締めの文章を入れよう!

就活のメールは締めの一言を用いて、丁寧かつ暖かみのある文章にしましょう。ただし、間違えた文言を使うと逆効果となり、採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。
メールの内容に沿った文章を意識しつつ、季節に合った締めの文章を選ぶようにしてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。