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就活の履歴書は手書き・パソコンどちらもOK!使い分けを簡単に解説

就活では履歴書を提出しなければいけませんが、手書きで書くかパソコンで書くか迷っている人も多いのではないでしょうか。

基本的にはどちらもでも問題ありませんが、企業によって使い分けることをおすすめします。

本記事では、履歴書はパソコンで作ったほうが良いのか、手書きの方が良いのかを解説していきます。ぜひ参考にしてください。

履歴書はこれで完璧!お助けツール集

目次

履歴書は手書き・パソコンどちらでもいい!

結論から言うと、履歴書が手書きだから不採用、パソコンだから不採用とはなりません。大切なのはその内容です。

手書きであれば、あたなの人柄や仕事に対する熱意が伝わりやすく、パソコンであれば効率的に複数の企業への応募が可能となります。どちらの方法を選ぶかは、応募者の求める職種、企業の文化によって異なるでしょう。

ただし、企業から履歴書の形式が指定されている場合もあります。そのため、応募先の企業からの指示を確認することが重要です。指定がある場合は、その指示に従って履歴書を作成しましょう。

パソコンで履歴書を作成するメリット3つ

最近は履歴書はパソコンで作る人の方が多いと思います。ここでは、履歴書作成にパソコンを使用する3つのメリットを見ていきましょう。

  1. 少ない労力と時間で作成できる
  2. パソコンの技術がある証明になる
  3. 無料で作成でき使いまわしも可能

①少ない労力と時間で作成できる

最大のメリットは、少ない労力と時間で簡単に作成できる点です。

手書きで履歴書を書くと、文字を書くスピードや筆跡の乱れ、書き間違えなどの問題が生じることがよくあります。特に、書き間違えた場合、修正して見た目が悪くなることも。

しかし、パソコンを使用すれば、こうした問題を気にすることなく、スムーズに情報の入力や修正が行えます。また、文字の大きさや行間なども統一され、見た目が綺麗になるのも大きなメリットです。

さらに、オンライン上には履歴書のテンプレートが数多く存在するので、それを利用することで、デザインやレイアウトの工夫をすることなく、効率的に履歴書を完成させられます。

②パソコンの技術がある証明になる

現代の社会では、パソコンを使った業務が多く、パソコンスキルは求められることが増えています。パソコンで書かれた履歴書は、パソコンの基本的なスキルを持っている証明となるのです。

また、特定のソフトウェアを使って履歴書を作れば、そのソフトウェアのスキルもアピールできます。

③無料で作成でき使いまわしも可能

また、無料で作成できて使い回せることも大きなメリットです。

履歴書を作成する際のコストは、意外と高くなることがあります。特に、専用の用紙や筆記用具を購入する場合、それなりの出費が必要です。

しかし、パソコンを利用すれば、多くの場合、無料のテンプレートやソフトウェアを使って履歴書を作れます。これにより、コストを抑えられるだけでなく、時間も節約できるのです。

また、一度作成したデータは保存しておけるため、次回の求職活動時にもそのデータをベースにして編集や更新ができます。これにより、毎回の履歴書作成の手間を大幅に削減できるのです。

パソコンで履歴書を作成するデメリット3つ

履歴書はパソコンで作った方が簡単で便利ではありますが、良いことばかりではありません。ここでは履歴書作成にパソコンを使用する際に考慮すべき3つのデメリットを紹介します。

  1. 個性や性格が伝わりにくい
  2. 仕事への熱意を表しにくい
  3. 変換ミスなどが生じる可能性がある

①個性や性格が伝わりにくい

パソコンで履歴書を書く場合、ほとんどの人がテンプレートを使用すると思います。多くの人が同じフォーマットを使用するため、個性や性格を十分に表現するのが難しくなります

手書きの履歴書では、筆跡や書き方からもその人の性格や個性が伝わりますが、パソコンで作った履歴書からは個性が伝わりにくいのです。

そのため、自己PR欄などを工夫して、自分の特長や強みをしっかりと伝える必要があります。

②仕事への熱意を表しにくい

パソコンで書かれた履歴書は、情熱や熱意が伝わりにくいデメリットがあります。特に、志望動機や自己PRの部分で、文字だけでは伝わりにくい感情や熱意を表現するのは困難です。

手書きの履歴書では、文字の大きさや筆圧などからもその人の熱意が伝わることがありますが、パソコンでの作成では難しいでしょう。

この点を補うためには、具体的な経験や実績をしっかりと記載し、自分の熱意や情熱を伝える工夫が必要です。

③変換ミスなどが生じる可能性がある

パソコンでの履歴書作成は、入力ミスや変換ミスが生じるリスクが伴います。

特に、日本語の変換ミスは非常に多く、見落としやすいのです。変換ミスや誤字脱字は、履歴書の信頼性を低下させる要因となります。

そのため、履歴書を作成した後は、何度も確認を行い、ミスがないかをチェックすることが大切です。また、第三者にもチェックしてもらうことで、見落としていたミスを発見できます。

手書きで履歴書を書くメリット2つ

今の時代、PCでの入力が主流となっていますが、手書きの履歴書には独特の魅力が隠されています。ここでは、手書きの履歴書の2つのメリットを紹介します。

  1. 人柄や熱意をアピールできる
  2. 年配の担当者に好印象になる場合がある

①人柄や熱意をアピールできる

手書きの履歴書は、文字1つ1つにその人の性格や考えが表れます。筆圧や文字の大きさ、書き方など、細部にわたってその人の特徴が現れるのです。

例えば、しっかりとした筆圧は、その人がしっかり者である印象を与え、また、綺麗に整えられた文字は、その人が丁寧な性格であることを伝えられます。

手書きの履歴書は、文字だけでなく、その背後にある人柄や仕事への熱意を伝える大切なツールとなるのです。

②年配の担当者に好印象になる場合がある

また、手書きの履歴書は年配の担当者からの印象が良くなることも挙げられます。現代はデジタル技術が進化し、多くの企業がPC入力の履歴書を受け付けています。

しかし、中には年配の担当者が多い企業や、伝統的な価値観を重んじる企業も少なくありません。その場、手書きの履歴書が高く評価されることが多いのです。

年配の担当者は、手書きの履歴書を見て、忍耐力や努力を感じたり、昔ながらの伝統や礼儀を守る姿勢を示すものとして、好印象を持たれることがあります。

手書きで履歴書を書くデメリット3つ

手書きの履歴書は一昔前の主流でしたが、現代ではデジタル化が進む中、手書きのデメリットが浮き彫りになってきました。ここでは、手書きの履歴書のデメリットを3つ紹介します。

  1. 読みにくくなる可能性がある
  2. 労力と時間がかかる
  3. 使いまわしができない

①読みにくくなる可能性がある

手書きの履歴書は、その筆跡や文字の大きさ、行間などの一貫性が保たれにくいため、採用担当者にとって読みにくくなる可能性が考えられます。

特に、筆跡が乱れている場合、重要な情報が伝わりにくくなる恐れが高まります。文字を書き間違えた際の修正も難しく、訂正の跡が残ることで、見た目の美しさが損なわれることも。

さらに、手書きの特性上、文字の大きさが均一でない場合や、文字が斜めになってしまうと、履歴書全体の印象が悪くなり、採用担当者に不利な印象を与えるため注意が必要です。

②労力と時間がかかる

手書きはとにかく大変で時間がかかることも大きなデメリットと言えるでしょう。

手書きの履歴書を作成する際、書き間違いや訂正が必要になると、一から書き直さなければいけません。また、複数の企業に応募する場合、同じ内容を何度も書く必要が生じることも。

これは非常に非効率的であり、貴重な時間を浪費する原因となります。さらに、手書きの履歴書は、書く速度や筆圧によっても品質が変わるため、一定の品質を保つことが難しいのです。

③使いまわしができない

デジタルの履歴書の場合、一度作成すれば何度も印刷や編集が可能です。しかし、手書きの履歴書は使い回せないため、新たな応募のたびに新しい履歴書を作成する必要が出てきます。

これは、時間のロスとなり、効率的ではありません。また、手書きの履歴書は保存も難しく、紙の劣化やインクのにじみなど、時間の経過とともに品質が低下するリスクも考慮しなければなりません。

手書きの履歴書の利用がおすすめの4つのケース

履歴書は手書きでもパソコンでも作成できますが、特定のケースでは手書きの方が効果的です。

企業の特徴や採用担当者の印象を考慮すると、以下の4つのケースでは手書きの履歴書を選択することで、より良い評価を得られる可能性が高くなるでしょう。

  1. 受ける企業の数が少ない場合
  2. PCを使わない業界を受ける場合
  3. 社員の年齢層が高い業界・企業を受ける場合
  4. 応募者数が多い企業を受ける場合

①受ける企業の数が少ない場合

受ける企業の数が少ない場合、手書きの履歴書を選択することで志望度の高さをアピールできるでしょう。

これは、手書きの履歴書は時間と労力がかかるため、採用担当者に対して強い入社意欲が伝わりやすいという特徴があるためです。

特に第一志望の企業や、数社程度に絞って応募する場合は、丁寧に作成した手書きの履歴書で誠実さや細やかな気配りを示すことができます。

ただし、字の綺麗さにこだわりすぎる必要はなく、読みやすさと丁寧さを意識して作成することが重要です。

②PCを使わない業界を受ける場合

美容や介護などの接客業では、文字から応募者の熱意や人柄が伝わりやすく、他の応募者との差別化にもなるでしょう。

また、伝統を重んじる企業では、手書きの方が喜ばれる場合が多いです。

これらの業界では、手書きの履歴書を通じて、丁寧さや真摯な姿勢をアピールすることができ、採用担当者からの好印象につながりやすいでしょう。

③社員の年齢層が高い業界・企業を受ける場合

社員の年齢層が高い企業では、伝統的な価値観や慣習を重視する傾向が強く、手書きの履歴書が好まれます。

特に老舗企業や地方の中小企業では、社内でも手書きの書類を使用する機会が多く、手書きの履歴書を提出することで企業文化への理解と適応力をアピールできるでしょう。

また、丁寧な手書きの文字は、応募者の誠実さや几帳面さを表現する重要な要素となり、採用担当者に好印象を与えることができます。

④応募者数が多い企業を受ける場合

応募者数が多い企業では、手書きの履歴書を提出することで他の応募者との差別化を図ることができます。

丁寧に書かれた手書きの履歴書からは、熱意や人柄が伝わりやすく、採用担当者に好印象を与えることができるためです。

特に、読みやすく整った文字で書かれた履歴書は、応募者の真摯な姿勢や丁寧な仕事ぶりを印象付けることができます。

実際、多くの企業が手書きの履歴書から「筆跡から人柄が分かる」と評価しており、競争が激しい企業への応募では、手書きの履歴書を通じて自分らしさをアピールすることが効果的です。

パソコンの履歴書の利用がおすすめの2つのケース

就活の履歴書は、特定のシーンではパソコン作成が効率的で有利に働くケースがあります。

ここでは、パソコン作成の履歴書を積極的に活用すべき2つの具体的なシーンについて詳しく見ていきましょう。

  1. 受ける企業の数が多い場合
  2. インターネットを活用する企業を受ける場合

①受ける企業の数が多い場合

就活では多くの企業にエントリーするのが一般的であり、手書きの場合、1社につき30分から1時間ほどかかり、10社応募するだけでも丸1日以上を要してしまいます。

その点、パソコン作成なら1度テンプレートを作成すれば、企業ごとの情報を変更するだけで済むため、効率的に作成可能です。

特に、エントリーシート提出後に面接に進めた企業へは、改めて履歴書の提出を求められることが多いため、パソコン作成の履歴書があると時間の節約になります。

また、手書きで何度も同じ内容を書くことによる疲労や、字の乱れも防げるでしょう。

②インターネットを活用する企業を受ける場合

IT企業やWeb系企業、外資系企業など、インターネットを活用したビジネスを展開する企業では、パソコンで作成した履歴書の提出がおすすめです。

これらの企業では日常的にパソコンを使用して業務を行うため、手書きの履歴書を提出すると「パソコンスキルが不足しているのではないか」という懸念を採用担当者に抱かせる可能性があります。

また、これらの企業は効率重視の傾向があるため、手書きの履歴書は非効率という印象を与えかねません。

このような企業では、応募時点からデジタルツールを効果的に活用できる人材であることを示すことが重要です。

パソコンで履歴書を作成する際の4つのポイント!

パソコンで履歴書を作成する際の3つのポイントを解説します。

  1. WordかExcelを使用する
  2. フォントは「明朝体」か「ゴシック体」で統一する
  3. 誤字脱字・変換ミスに気を付ける
  4. 履歴書印刷専用紙で印刷する

①WordかExcelを使用する

パソコンで履歴書を作成する際、WordやExcelを使用しましょう。WordやExcelは、テンプレートが豊富で、編集も容易です。

特にWordは文章の作成に適しており、Excelは表やグラフの作成に優れています。しかし、どちらを使用するかは、自分の得意なソフトウェアや求められる内容に応じて選ぶと良いでしょう。

また、履歴書専用のテンプレートを利用することで、効率的に情報を整理することが可能です。

②フォントは「明朝体」か「ゴシック体」で統一する

履歴書のフォントは、読みやすさが最も重要です。そのため、一般的には「明朝体」や「ゴシック体」が推奨されます。

「明朝体」や「ゴシック体」は、ビジネス文書で広く使用されており、見慣れたフォントであるため、読み手にとっても読みやすいからです。

また、フォントのサイズや太さも統一することで、全体のバランスを保ち、清潔感を出せます。

③誤字脱字・変換ミスに気を付ける

パソコンでの入力は、手書きに比べて効率的に行えますが、それだけに誤字脱字や変換ミスが生じやすいです。そのため、誤字脱字や変換ミスに気をつけましょう

特に、変換機能を頼りすぎると、意図しない言葉に変換されることも。履歴書は、自分をアピールする大切な書類ですので、最後に必ず確認を行い、ミスがないかをチェックしましょう。

また、他の人にも見てもらうことで、見落としていたミスを発見できることもあります。

④履歴書印刷専用紙で印刷する

履歴書を印刷する際は、一般的な普通紙ではなく、できれば履歴書印刷専用紙を使用しましょう。

専用紙は一般的な用紙より厚手で高級感があり、にじみも少ないため、企業への誠意が伝わります。

また、履歴書印刷専用紙は、履歴書としての正式な体裁が整っているため、採用担当者に好印象を与えることができます。

なお、履歴書印刷専用紙は文具店やオフィス用品店で簡単に購入できます。

手書きで履歴書を書く際の3つのポイント!

手書きの履歴書を作成する際の3つのポイントを解説します。

  1. 黒のボールペンを使用する
  2. 修正テープ・修正ペンは使用しない
  3. 読みやすさを意識しよう

①黒のボールペンを使用する

履歴書を手書きする際、使用する筆記具は非常に重要です。黒のボールペンを使用することで、清潔感があり、読みやすい文字が書けます。

また、ボールペンのインクは速乾性があり、文字がにじむ心配が少ないため、きれいな履歴書を作成できます。色のついたペンやフェルトペンは、インクがにじみやすいため、避けましょう

②修正テープ・修正ペンは使用しない

履歴書に誤字や脱字があった場合、修正テープや修正ペンを使用して訂正するのは避けるべきです。修正テープ・修正ペンを使用すると、履歴書全体の印象が悪くなり、不注意や雑さを感じさせます。

誤字や脱字を発見した場合は、新しい用紙に書き直しましょう。手間はかかりますが、清潔できちんとした印象の履歴書を提出できます。

③読みやすさを意識しよう

履歴書は、自分の経歴やスキルを伝えるための書類です。そのため、読みやすく分かりやすい履歴書を作成することが重要です。

文字の大きさや行間、段落の区切り方など、読みやすさを意識して書くようにしましょう。また、筆跡が乱れていると、読み手にとって読みにくくなるため、きれいな字で丁寧に書くことが大切です。

読み手の立場になって、自分の履歴書を読み返してみることで、読みやすさをチェックしてください。

業種に合わせて履歴書作成方法を使い分けよう!

履歴書はパソコンでも手書きでも問題ありませんが、業界によってはパソコンの方が良い場合や、手書きの方が良い場合があります。

ここでは、パソコン作成の履歴書がおすすめの業界と、手書きの履歴書がおすすめの業界を紹介します。

  1. 【パソコン作成がおすすめ】IT系・ベンチャー企業
  2. 【手書き作成がおすすめ】教育・日経業界

【パソコン作成がおすすめ】IT系・ベンチャー企業

IT系やベンチャー企業では、パソコンでの履歴書作成が推奨されます。なぜなら、IT系やベンチャーはパソコンの技術が重視されるからです。

逆に手書きの履歴書を提出すると、それだけで弾かれてしまうIT企業も少なくありません。やはりIT系やベンチャーに応募する際は、履歴書はパソコンで作成することをおすすめします。

【手書き作成がおすすめ】教育業界・日系大手

一方、教育業界や日系大手などの伝統的な業界では、手書きの履歴書が好まれることがあります。手書きの履歴書には、筆跡からの人柄の伝わりやすさや、熱意を感じられるからです。

また、手書きには時間と手間がかかるため、その努力を評価する企業も多いのです。

特に、人間関係が重要とされる教育業界や、伝統を重んじる日経業界では、手書きの履歴書が良い印象を与えることが期待できます。

就活の履歴書はとにかく丁寧に!

履歴書は、自分を表現する大切な書類です。業種や企業の特性を理解し、それに合わせた作成方法を選ぶことが求められます。

手書きもパソコン作成も、それぞれのメリット・デメリットがあります。大切なのは、どちらの方法を選ぶにしても、内容の充実さや丁寧な作成を心掛けることです。

適切な方法で、自分の強みや魅力をしっかりと伝えることで、理想の企業に一歩近づけるでしょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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