内定辞退を考えたとき、どのような伝え方をすればいいのか悩む人は少なくありません。正直な理由は伝えづらいため、嘘を伝えてもいいのか、疑問が浮かぶ方もいるでしょう。
本記事では、内定辞退の理由に嘘が良くない理由や、辞退時の例文をご紹介します。
内定辞退が言いづらい気持ちはわかりますが、誠実に話して企業に納得してもらいましょう。
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内定辞退の理由は嘘でもいいの?

内定辞退の理由を伝えるとき、嘘をつくのはやめておきましょう。嘘をつくと、バレたときに失礼にあたります。
選考に時間を割いてくれた面接官や、お世話になった人たちの敬意を踏みにじることにもなりかねません。嘘をつく就活生だと印象を持たれ、信頼も失ってしまうでしょう。
社会人は、どこで人との繋がりが生まれるかわかりません。嘘をついて内定を辞退した企業が、取引先になる可能性もあります。
今後の社会人生活に支障が出る可能性もあるため、どんなときも誠意のある対応が大切です。誠意ある対応をするためにも、内定辞退時は嘘をつかず、本当の理由を伝えましょう。
内定辞退の理由を伝える時のマナー4つ

内定辞退の理由を伝えるときの、マナーを4つご紹介します。
辞退をただ伝えるだけでは、面接に時間を割いてくれた面接官や企業に失礼になるでしょう。
しっかりマナーを守ったうえで伝えれば、過度に印象が悪くなることはありません。
- 辞退が決まったらすぐ連絡
- 電話で理由を伝える
- 営業時間内に連絡する
- 入社先は言わない
①辞退が決まったらすぐ連絡
内定辞退の意思が決まったら、すぐに連絡しましょう。
企業は内定者が決まった段階で、内定者が入社するための準備を進めています。入社ギリギリの連絡になってしまうと、企業に与える影響も大きくなるでしょう。
企業によっては、新しい内定者を探すために再度選考を行う可能性も。選考には時間も手間もかかるため、できるだけ早めに伝えると企業の負担が少なくなります。
内定辞退が決まった段階で連絡して、できるだけ迷惑にならないようにしましょう。
②電話で理由を伝える
内定辞退の理由は、電話で伝えるのがマナーです。
気まずい気持ちがあり、電話や書面で済ませたい人もいるでしょう。しかし、面接官は内定者を決めるまでにたくさんの手間や時間をかけています。
内定を出すまでに時間をかけてくれた面接官への敬意を示すためにも、電話で伝える方が誠実です。
しかし、どうしても電話で伝えるのに抵抗がある方もいるでしょう。その場合は、メールでも構いません。
電話で伝えられない点も合わせて謝罪して、できるだけ誠意を伝えましょう。
③営業時間内に連絡する
面接官や人事担当者に連絡するときは、営業時間内に連絡しましょう。
始業前や就業時間後は、プライベートな時間です。プライベートの時間に仕事のメールを送ってしまうと、不快な気持ちになる人もいます。
営業時間中に連絡するときも、始業直後や就業ギリギリの時間は避けるのがおすすめです。日中の忙しくない時間に連絡し、負担をかけないようにしましょう。
企業の営業時間がわからないときは、平日昼過ぎの3時〜4時頃であれば、営業している企業がほとんどです。
④入社先は言わない
内定辞退の理由が、他社への入社の場合は、入社先は伝えないようにしましょう。
内定辞退の理由に嘘をつかないことは大切ですが、正直すぎてもいけません。他社に入社する場合は、入社先を具体的には伝えず、「別の企業に入社することにした」と伝えましょう。
他の企業を選んだ理由も、あえていう必要はありません。聞かれた場合は「他社の方が、自分の特性を活かせると感じた」など、ぼかした理由を伝えましょう。
内定辞退理由でどうしても正直に話せない場合

内定辞退理由をどうしても正直に話せない場合は、「一身上の都合」と伝えましょう。
一身上の都合は、「自分の個人的な都合」という意味があります。さまざまなシーンで伝える言葉のため、内定辞退の理由で使っても違和感はありません。
理由を明確にせずとも、嘘をつかないで済む言葉です。企業側も、一身上の都合といわれた場合は、深く聞いてくることもないでしょう。
家族の都合やプライベートな内容の場合、理由が説明できない場合もあります。そのときは、「一身上の都合」を活用して、内定辞退の意思を伝えましょう。
【メール・電話別】内定辞退理由を伝える時の例文2つ

内定辞退の理由を伝えるときの例文を2つご紹介します。
正直な理由を伝えればいいといっても、どのような書き出しで始めればいいか悩む方も多いでしょう。
内定辞退の伝え方に悩んだときは、ぜひ参考にしてください。
- 例文①メール
- 例文②電話
例文①メール
件名:内定辞退のご連絡【○○大学 氏名】 本文: 株式会社 〇〇 採用御担当者様 お世話になっております。先日内定のご連絡をいただきました、○○大学の氏名です。 先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。 大変申し訳ございませんが、一身上の都合により貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。 選考では貴重なお時間をかけていただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。 メールでのご連絡となりましたこと、何卒ご理解いただけますと幸いです。 末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 ———————- ・〇〇大学 氏名 ・〇〇:caricuru.com ・080-〇〇〇〇-〇〇〇〇 |
一身上の都合で、実際の内定辞退の理由をぼかしたメールでの内定辞退文です。
本来は電話で伝えるべき内容ですが、メール内でも電話できなかったことを謝罪しておき、誠意を表しています。
例文②電話
お世話になっております。先日内定のご連絡をいただきました。○○大学の氏名と申します。 ただいま、お電話するお時間をいただくことは可能でしょうか? 先日は内定の通知をいただきありがとうございました。本日は、一身上の都合により御社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。 選考では、貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなお返事となり申し訳ございません。 |
電話で内定辞退を伝えるときも、一身上の都合で問題はありません。企業の担当者より理由を聞かれた場合は、抵抗がなければ答えましょう。
最後に、時間をかけて内定を出してもらったことへの感謝と謝罪を伝えれば、面接官から悪い印象を持たれることはありません。
内定辞退理由に嘘はつかず誠実に対応しよう

内定辞退の理由を伝えるときは、嘘をつかずに誠実に対応しましょう。
内定辞退は伝えづらい内容ですが、企業は内定を出すまでに時間と手間をかけています。誠意ある対応をすれば、今後何か関わりがあっても、悪い印象にはなりません。
面接官が嫌な気持ちにならないよう、誠意ある対応を心がけましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。