就職活動の面接で1番始めに行う、自己紹介スピーチに苦手意識のある就活生はきっと多いですよね。時間が余って困ってしまう人も居れば、逆に上手く内容がまとめられず焦ってしまう人も居るはずです。
事前にコツや注意点をよく理解しておくことで、完璧な自己紹介スピーチにできます。
この記事では、好印象な自己紹介スピーチの作り方や例文、1分と3分の違いも解説していきます。
差別化できる!自己紹介のお役立ち特典
- 1AIでES自動作成|ES作成を丸投げ
- LINE登録でESを自動作成してくれる
- 2志望動機テンプレシート|志望動機
- 5つの質問に答えて簡単に質高く
- 3自己PR作成ツール|受かる自己PRに
- 3分で好印象な自己PRが作成できる
自己紹介スピーチで見られているポイント3つ
自己紹介スピーチは、ただ就活生のプロフィールを知ることだけが目的ではありません。スピーチを通して、面接官がチェックしたい評価ポイントが多く隠されています。
ここでは、自己紹介スピーチで見られているポイントを3つ解説していきます。
- 簡潔に自分をアピールできるか
- どんな人柄なのか
- 適切なコミュニケーションが取れるか
①簡潔に自分をアピールできるか

自己紹介スピーチでは、簡潔に自分をアピールできるかどうか見られます。
自己紹介スピーチはただ自分について説明するだけでなく、上手く自己アピールもする必要があります。しかし自分のことを十分に話すには、1分や3分という限られた時間は少し短く感じますよね。
即興でやると時間をオーバーしてしまったり、逆に何を話していいか分からず時間が多く余ってしまうことがあります。そのため、事前に準備しておくことが重要です。
一言一句揃えた台本を用意しておく必要はありませんが、何を話すかポイントを押さえていたり、時間配分を決めているとより良いでしょう。
②どんな人柄なのか

自己紹介スピーチを通して、就活生がどんな人柄なのか知る目的があります。
自己紹介スピーチでは、これまで何をしてきたか、どんな趣味や特技があるのかといった自身に関する情報を説明することができます。簡潔ではありますが、就活生の人柄を知るヒントが多く隠されていますよね。
他の質問では職業や学校生活について聞かれることがほとんどなので、趣味や活動について話を展開しやすい自己紹介は、就活生と面接官の双方にとって貴重な時間となります。
他の質問ではアピールしづらい自分という人間の特徴を、上手く説明しましょう。
③適切なコミュニケーションが取れるか

自己紹介スピーチを通して、就活生が適切なコミュニケーションが取れるかどうか、面接官は見ています。
コミュニケーション能力というのは、相手に話を上手く伝えられる技術があるかどうかが重要です。
特に自己紹介スピーチという決まった時間で、なるべく多くの情報を話さないといけないような場面では、話し手の技量が試されます。
そのため自己紹介スピーチをする1分間もしくは3分間で、就活生にはコミュニケーション能力があるか、話すことは得意かと判断することができます。
自己紹介スピーチで話すべき基本情報3つ
自己紹介スピーチでは、何を話せばよいのでしょうか。中には面接官側から指定されることもありますが、基本的には就活生自ら内容を決めて話すことが多いです。
ここでは自己紹介スピーチで話すべき、基本情報3つを解説していきます。
- 氏名・大学・専攻
- 課外活動
- 今の心情や選考への意気込み
①氏名・大学・専攻

就活生として最も基本的な情報とも言える、氏名と大学、そして専攻について始めに話します。
大学でどんなことを学んでいたのか、簡潔に伝えましょう。専攻について話すことで、就活生はどんなことに興味があり、どんなことについて詳しいのか面接官は知ることが出来ます。
ここでポイントとなるのは、なるべく個性をプラスした文章にすることです。
例えば教育分野に関して学んでいたのであれば、「世界の教育水準の違いに関心があり、各国の教育体制についての研究に力を注いでいました」と言い換えるとより効果的に伝わります。
②課外活動

大学で学んでいる分野について話したら、そのまま課外活動について話を展開します。
課外活動はアルバイトやインターン、そしてボランティアや学生団体等が含まれるので、誰しも話せるエピソードがあるはずです。課外活動はより就活生の興味関心を深堀りできる話題なので、ぜひ話しましょう。
説明につい時間をかけ過ぎてしまいがちですが、時間制限があることを忘れず簡潔に話します。
短くても惹かれる文章を話せば、スピーチ後に面接官の方から話を掘られることもあるので、ひとまずは簡潔に伝えることを意識しましょう。
③今の心情や選考への意気込み

最後に今の心情や、意気込みを伝えましょう。
それまでは自分に関する基本情報を伝えますが、ここではこれから面接をするにあたって考えている意見や感想を話します。それまでと違い少し肩の荷を下ろしてみて、本音を話すイメージで良いです。
どういった面接内容にしたいか、どんなことを話していけたら良いかといった意気込みが話しやすいでしょう。
また、素直に緊張していると話しても問題ありません。緊張するのは当たり前なので、逆効果になることはありません。緊張しているという言葉で空気が打ち解けて、雰囲気が柔らかくなることが期待できます。
自己紹介スピーチは1or3分が適切!時間ごとの流れを解説
自己紹介スピーチは、何を話すべきかだけではなく、話の流れも工夫しなければいけません。どう話を展開していけばいいのか良いのか、事前に理解しておくことが大切です。
ここでは1分もしくは3分が最適の自己紹介スピーチについて、時間ごとの流れを解説していきます。
- 1分自己紹介の流れ
- 3分自己紹介の流れ
1分自己紹介の流れ

- 氏名・大学・専攻
- 課外活動(内容について言及しない)
- 趣味・特技(内容について言及しない)
- 面接への意気込み
1分自己紹介は時間が短い分、内容に気を付けなければいけません。
氏名と大学、そして専攻を始めに伝えます。学んでいることに関しては、他の自己PRや志望動機、長所短所等で伝える機会があるはずなので、ここでは簡潔に伝えましょう。
その後に課外活動と趣味特技に話を移しますが、時間が限られているのでここでは内容について言及しません。面接官から深掘りされるのを待ったり、他の質問の時に交えて話すようにしましょう。
最後は面接への意気込みを簡潔に話して、締めましょう。
3分自己紹介の流れ

- 氏名・大学・専攻
- 課外活動(内容についても言及)
- 趣味・特技(始めたきっかけなど言及する)
- 面接への意気込み
3分自己紹介は、1分間と比べてより深く内容を話すことができます。
1分間と変わらず氏名と大学、専攻を始めに伝えて、次に課外活動と趣味特技について、そして最後は面接に対する意気込みで締める流れは同じです。
3分間の場合は、課外活動と趣味特技の際に、内容について言及することができます。課外活動では、どんなことをしているのか、課外活動を通して何か得ていることや学びはあるのかまで簡潔に話しましょう。
趣味特技では、始めたきっかけなどを併せて伝えると、聞いている方がより関心を持つ内容にできます。
自己紹介スピーチで好印象を与えられるポイント4つ
自己紹介スピーチを通してより好印象を与えるには、どういったことを意識すると良いのでしょうか。他と差をつける、完璧な自己紹介スピーチを目指したいですよね。
ここでは自己紹介スピーチで、好印象を与えられるポイント4つを解説していきます。
- 明るくはっきり伝える
- 短い文章で簡潔に伝える
- 適切な速度で話す
- ビジネス上の対人マナーを守る
①明るくはっきり伝える

明るくはっきり伝えることを、心がけましょう。
誰かに物事を伝える際、話し手の表情や声の音色はとても重要となってきます。話し手が暗い表情でボソボソと話していると、聞き手は興味をそそられません。
せっかく内容が良くても、声が小さすぎたり目線が下を向いていたりすると、原点対象に繋がることもあります。
逆に言えば、内容だけではそこまで評価されなくても、明るく元気に話すことができればそれだけで良い印象を与えられるでしょう。
②短い文章で簡潔に伝える

短い文章で、簡潔に伝えるようにしましょう。
限られた時間で多い内容を話すときのコツは、一言一言を短くして簡潔に話すことです。数分間一方的に話す際に1文が長くなってしまうと、聞き手が理解するのが難しくなってしまいます。
内容を削るわけではなく、言い換えることで短く伝えることができないか考えてみましょう。
長い文章を作るよりも、短く簡潔な言葉を繰り替えして伝えることを意識すると良いです。
③適切な速度で話す

適度な速度で話すことを、心がけましょう。
スピーチをする時の速度や声の抑揚は、とても重要な役割を果たします。相手に伝わりやすい速度にするのは勿論、1分か3分と時間制限のあることを踏まえても、話すスピード感は意識した方が良いです。
事前にある程度練習しておくことで、最適な速度を見つけることができるでしょう。
ゆっくり話し過ぎて時間が足りなくなったり後半が急ぎ足になってしまったり、逆に話すスピードが速すぎて時間が余ったり聞き取りづらくならないように注意です。
④ビジネス上の対人マナーを守る

ビジネス上の、対人マナーを守りましょう。
挨拶や所作がしっかり丁寧に行えていれば、それだけで評価は高くなります。逆に言えば、スピーチ内容が優れていても、就活生としての常識ができていなければマイナス評価となってしまうこともあります。
面接で押さえておきたいマナーは、入室から席に着くまでの動作、挨拶、荷物の置き場、話し出すタイミング等沢山あるので事前に知っておきましょう。
自己紹介スピーチで注意すべきポイント3つ
自己紹介スピーチでは、どのような失敗や行動がマイナス評価に繋がるのでしょうか。事前に知っておくことで、気を付けたいですよね。
自己紹介スピーチで注意すべき、ポイント3つを解説していきます。
- 暗記した内容を棒読みしない
- 相手の目を見て話す
- タメ口を使わない
①暗記した内容を棒読みしない

事前に暗記した内容を、棒読みで話さないようにしましょう。
面接で話す内容を、事前にまとめている人は多いと思います。ある程度要点をまとめている人も居れば、一言一句台本を用意しておく人も居るでしょう。
間違いがなく安心かもしれませんが、事前に暗記しておくと本番で話すときに棒読みに感じてしまうことがあります。また暗記してきた文章を思い出しながら話そうとする姿は、説得力が欠けてしまいます。
②相手の目を見て話す

自己紹介スピーチでは、相手の目を見て話すことを意識しましょう。
誰かに何かを伝える時は、聞き手の目を見て話すことは基本中の基本です。特に自己紹介スピーチといった自分についてプレゼンするような時間では、自信を持って話す必要があります。
下を向いていると自信が無いように見えたり、目線を反らして話していると失礼にあたってしまうかもしれません。
目が合った状態で話すことができれば、面接官もより自己紹介スピーチに聞き入ってくれるでしょう。
③タメ口を使わない

大前提として、タメ口は絶対に使いません。
相手は面接官達なので、勿論最初から最後まで敬語で話すようにしましょう。基本なので大丈夫だと思う人も居るかもしれませんが、焦ってつい敬語がおかしくなってしまう就活生も少なくありません。
特に自己紹介スピーチは面接の前半に行うことが多く、まだ緊張が解けない内に話すことになるのでより言葉が詰まってしまいがちです。
難しい言葉を使わないとけないわけではないので、落ち着いて丁寧な言葉を心がけましょう。
真似できる!自己紹介スピーチの例文2つ
就活生は、実際にどういった自己紹介スピーチをしているのでしょうか。他の例文に目を通しておくけば、自分のスピーチ内容を考える際に良いヒントとなるかもしれません。
ぜひ参考にしたい、自己紹介スピーチの例文2つを紹介していきます。
- 1分自己紹介の例文
- 3分自己紹介の例文
1分自己紹介の例文

○○大学○○学部○○学科4年の△△ △△と申します。語学の成り立ちについて関心があり、大学では言語学について様々な研究や統計調査を実施しています。 アルバイトでは、スポーツジムの受付スタッフとして2年前から勤務してきました。 趣味は中学生の頃から続けている、フルート演奏です。今も大学の吹奏楽部に所属して日々練習に励んでおり、楽器演奏は自分の特技だと思っています。 本日は面接を通して、お互いへの理解を深められる充実した時間にしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 |
1分間では細かく内容を説明することができないので、1文に多くの情報を取り入れる工夫が必要です。
例文で言うと、趣味であるフルート演奏は同時に特技でもあるとすることで、「いつから始めているか」「今も続いていること」を説明することができます。
3分自己紹介の例文

○○大学○○学部○○学科4年の△△ △△と申します。私は世界各国の言語の成り立ちに関心があり、大学では言語学について様々な研究や統計調査を実施しています。 アルバイトでは、スポーツジムの受付スタッフとして2年前から勤務しています。ジム施設の立地関係から会員には日本以外の国出身の方も多く、国籍問わず多くの人とコミュニケーションできることに日々楽しさを感じています。 趣味そして特技は、中学生の頃から続けているフルート演奏です。50人前後のメンバーでそれぞれ違う音を奏で、1つの楽曲を仕上げる吹奏楽に楽しさを感じており、今も大学の吹奏楽部に所属しています。 本日は皆さんとこうして対面で話せることを、非常に楽しみにしていました。少し緊張もしていますが、お互いへの理解を深められる実りある時間にしたいと考えています。よろしくお願いいたします。 |
3分間自己紹介スピーチは、1分間と比較するとかなり時間に余裕が持てます。そのため例文のように、自分に関する多くの情報を伝えることができます。
基本的な情報だけでなく、上手く自分の感情や考え方もプラスして伝えてみると良いでしょう。
自己紹介スピーチの準備を整えて就活に挑もう!
自己紹介スピーチは、面接の最初に就活生に与えられる1番最初のアピールタイムと言えます。面接官からの第一印象が決まる、大切な数分間です。
自己紹介スピーチの準備を整えて、完璧な状態で就活に挑みましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。