面接で自分をよく見せるためには多少の嘘は仕方がないと思っていませんか?確かに少し話を誇張したりするくらいならよいですが、基本的に嘘はNGです。
本記事では、面接で嘘をつくリスクと、嘘をつかずに面接を突破する方法を解説します。ぜひ参考にしてください。
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面接は嘘をつく場所ではない!

よく「面接は嘘つき大会」などと言われますが、これは真に受けるべきではありません。面接は自分の魅力を伝える場所であり、嘘ではなく、本当の経験やスキルをアピールすることが求められます。
面接での嘘は、その場を乗り越えるための一時的な手段として考えるかもしれませんが、実際には多くのリスクを伴います。
①ネットの噂「面接は嘘つき大会」を真に受けない
就活の面接は「嘘つき大会」だと揶揄されることがありますが、この考え方は危険です。
確かに多くの就活生が嘘をついた経験があるものの、面接官の大半は嘘や盛った話に気づいています。
嘘がバレれば評価を下げるだけでなく、内定取り消しのリスクや、嘘をついた罪悪感がストレスになったり、入社後のミスマッチにつながったりもするでしょう。
また面接官は多くの応募者との面接を経験しており、嘘をついてもすぐに見抜かれる可能性が高いのです。嘘がばれれば信頼を失い、最悪内定取り消しになることもあります。
面接は正直に臨むことが重要で、嘘をつかずに自分の魅力を最大限アピールする方が賢明です。
②経歴や実績のすごさよりも重要なことがある
面接官は、単に経歴や実績の華々しさだけを評価しているわけではありません。むしろ、候補者の人間性や仕事に対する姿勢、そして会社との適合性を重視しています。
例えば、困難な状況でどのように対処したか、チームワークをどのように発揮したか、自己成長にどう取り組んでいるかといった点に注目します。
また、会社の理念や文化に共感し、長期的にコミットできる人材かどうかも重要な判断基準となります。
つまり、経歴や実績以上に、あなたの人間性や価値観、そして会社との相性が採用の決め手となるため、これらの点を自然に表現することが嘘をつくよりもはるかに効果的です。
面接で嘘をつくリスク3つ

面接は、自分の経験やスキルをアピールする大切な場面です。しかし、自分をよく見せたいあまり、嘘をついてしまうことは避けるべきです。
ここでは、面接で嘘をつくことで生じる3つのリスクについて解説します。
- 面接官に見破られる可能性が高い
- 内定取り消しの可能性がある
- 入社後も嘘をつき続けなくてはいけない
①面接官に見破られる可能性が高い
面接官は日々多くの学生との面接を行っているため、就活生が嘘をつくと、話の内容や挙動に違和感を感じて嘘に気づくことが多いのです。
例えば、自分の経験や能力を誇張して話すと、具体的なエピソードや詳細を求められた際に答えに詰まることがあります。
さらに、面接官がその分野に詳しい場合、専門的な質問をされるて嘘がバレることも考えられます。
面接中に嘘が露呈すると、信頼を失い、不採用になってしまいます。また、他の面接官との情報共有が行われる場合もあり、一度嘘をつくとその評価が広がる可能性もあるので注意が必要です。
②内定取り消しの可能性がある
面接での嘘が後に露呈すると、その結果として内定が取り消される可能性があります。
特に、資格や経験、スキルに関する嘘は、入社後の業務に大きく影響するため、企業としては許容できない問題となります。
例えば、「英語が得意」と嘘をついた場合、その能力を期待しての採用だったとすれば、業務に大きな支障をきたすことになりかねません。
また、社内での評価や信頼も失われるため、キャリア形成にも大きな影響が出ることが考えられます。嘘が原因での内定取り消しは、今後の就職活動にも大きな傷となるでしょう。
③入社後も嘘をつき続けなくてはいけない
たとえ面接で嘘がばれなかったとしても、入社後もばれないように嘘をつき続ける必要が出てきます。これが3つ目のリスクです。
一度嘘をついてしまうと、それを正すことは非常に難しく、結果として日々の業務にストレスや疲労を感じることになるでしょう。
さらに、同僚や上司との関係にも影響を及ぼし、仕事の評価や昇進のチャンスにも悪影響を及ぼすことも。
長期的に見て、嘘をつき続けることは自身のキャリアや人間関係に大きなマイナスとなります。
面接で嘘がバレるふるまいと理由
面接での嘘は、短期的には効果があるように思えても、長期的には大きなリスクを伴います。
ここでは、嘘がバレるふるまいとその理由を見ていきましょう。
①前後の話が噛み合っていない
面接官は、回答の一貫性を注意深く観察しているため、嘘をつくと前後の話の矛盾がに気づかれてしまうことも多いです。
例えば、架空の経験を語ると、関連する質問に対して適切な回答ができず、話がちぐはぐになる可能性があります。
さらに、緊張や焦りから、以前の発言を忘れて異なる内容を話してしまうこともあるでしょう。
一貫性のある回答をするためには、多少事実を誇張することはよいですが、経験自体の嘘をつかず、正直に伝えることが重要ですよ。
②具体的な内容が出てこず曖昧で抽象的
面接官は、候補者の回答が具体性に欠け、曖昧で抽象的な場合、嘘をついている可能性を疑います。
例えば、「チームワークを大切にしています」と言いながら、具体的なエピソードや経験を挙げられない場合です。
また、質問に対して一般論や建前だけを述べ、自身の経験や考えを交えない回答も疑われます。曖昧な回答は、実際の経験や知識の欠如を隠そうとしている印象を与えかねません。
面接官は具体的な事例や数字、自身の感想を求めているため、抽象的な回答は信頼性を損なう可能性があるのです。
③実績と面接での空気感や中身が伴っていない
面接で嘘をつくと、応募者の実績と面接中の振る舞いや回答内容にギャップが生じてしまいます。
過大評価された実績を語ると、面接官はその言動と実績が一致しているかどうかに敏感になるでしょう。
実績が伴っていない場合、候補者の自信のなさが出てしまうので、不自然な受け答えや緊張感から、面接官は嘘を疑うようになります。
したがって、面接では正直に自分の実績を伝えることが重要です。決して経歴や実績だけが重要なわけではないので、嘘をつかずに自信を持って受け答えしましょう。
④深堀りされた場合に答えに詰まってしまう
面接官は、応募者の回答に対してさらに深ぼる質問をするため、嘘をついていると、深堀りの質問に対して適切に答えることが困難になります。
例えば、経験していない業務について語った場合、具体的な手順や課題解決方法を聞かれても答えられず、言葉に詰まってしまう可能性が高いでしょう。
また、架空の経験を話した場合、その時の感情や学んだことについて質問されても、リアリティのある回答ができません。
このような場面で戸惑いや矛盾が生じると、面接官に嘘を見抜かれる可能性が高くなるでしょう。
面接で避けるべき嘘3つ

面接で嘘をつくのは基本NGですが、なかでも絶対に嘘をついてはいけない項目があります。ここでは、面接で避けるべき3つの嘘を紹介します。
- 資格やスキル
- 自分の強みや弱み
- 学生時代に力を入れたこと
①資格やスキル
資格やスキルに関する嘘は、証明書などの証拠で簡単にバレるため絶対にやめましょう。
資格やスキルは、多くの企業が求める要件として挙げています。特に専門的な職種や業界では、必要な資格を持っているかどうかが採用の大きな判断基準となることもあります。
しかし、この資格やスキルを持っているかどうかは、証明書や実際の業務経験を通じて確認されることが一般的です。
したがって、存在しない資格を持っていると偽ると、後でその嘘が露見するリスクが高まります。自分のキャリアに傷をつけないためにも、正直に伝えることが重要です。
②自分の強みや弱み
自分の強みや弱みに関する嘘は、面接中はばれなくても、仕事をしていく上で必ずばれるのでやめましょう。
自己PRの際に、自分の強みや弱みを伝えることは非常に一般的です。これにより、面接官は求職者の性格や適性を把握しようとします。
しかし、実際には経験していないことを強みとして挙げたり、弱みを隠そうとすると、入社後の業務や人間関係でそのことが明らかになることが考えられます。
例えば、人前でのプレゼンテーションが得意だと答えたのに、実際にプレゼンをする際、答えた内容と実際の能力にギャップがあると、周囲の信頼を失うリスクがあります。
③学生時代に力を入れたこと
学生時代の経験や活動は、自己PRの材料として非常に有効ですが、その内容を誇張したり、実際には参加していない活動を挙げると、深く質問された際にボロが出やすいためやめましょう。
例えば、特定のサークル活動やボランティア経験を挙げて、その内容や経験に関する詳しい質問をされた時、答える内容が不確かだったり矛盾があったりすると、面接官の信頼を失ってしまいます。
面接での嘘が許される場合3つ

面接では基本的に嘘はNGですが、例外として嘘が許される場合もあります。ここでは面接で許される3つの嘘を紹介します。
- 志望理由に関する質問
- 事実の誇張
- 個人情報やプライバシーに関わる質問
①志望理由に関する質問
志望理由に関する嘘は、ある程度許容される場合があります。企業への熱意を伝えるために、多少嘘をつくのはやむを得ません。
例えば、「なぜこの企業を選んだのか」と質問された際、正直に「福利厚生が魅力的だから」と答えるのは難しいですよね。
「企業の文化やビジョンに共感しているから」と答えて、自分の意欲や適性をアピールするくらいの嘘は問題ありません。
ただし、過度な嘘や明らかに自分の経験と合致しない内容は避けましょう。嘘がばれると、信頼を失うだけでなく、採用のチャンスを逸してしまう可能性もあります。
②事実の誇張
自己PRの際、自分の経験やスキルを少し誇張して話すことは、アピールの一環として許容される場合があります。
例えば、サークル活動でのリーダーシップ経験を強調することで、チームでの協力やコミュニケーション能力をアピールできます。
また、実際の経験よりも多くのプロジェクトに関わったと伝えることで、多岐にわたる経験を持っている印象を与えられます。
しかし、事実と大きくかけ離れた内容や、確認された際に困るような内容は避けましょう。誇張はあくまで「強調」の範囲内で行い、信頼を損なわないよう注意が必要です。
③個人情報やプライバシーに関わる質問
面接中に個人的な趣味や家族構成などを聞かれることがありますが、プライバシーに関わる質問は、正確な情報を伝える必要はありません。
例えば、趣味が特定のジャンルの音楽鑑賞であると答える代わりに、広くとらえて「音楽鑑賞」と答えることができます。
また、家族の詳細や健康状態など、自分にとってデリケートな情報は伝える義務がありません。
プライバシーに関する情報は、自分の意志で選択的に伝える権利がありますので、無理に全てを伝える必要はありません。
嘘をつかずに面接を突破する方法3つ

面接で嘘をつくことは、長期的にはリスクの方が圧倒的に大きいため、正直に話すことをおすすめします。ここでは、嘘をつかずに面接を突破するための3つの方法を紹介します。
- 自己分析をする
- 自分にあった企業を探す
- 失敗談や苦労話も正直に自己PRに活かす
①自己分析をする
まずは自己分析をしっかりと行うことが大切です。自己分析を通じて、自分の強みや経験を明確にし、それを面接で伝える準備をしましょう。
自分のこれまでの経験や学びを振り返ることで、意外と気づかなかった強みやアピールポイントが見つかることがあります。
例えば、特定の資格を持っていなくても、それを取得するための勉強をしていることは、向上心や努力家としての側面をアピールする材料となるのです。
自分の強みや経験を正確に知ることで、嘘をつく必要がなくなります。
②自分にあった企業を探す
面接で嘘をつく原因の1つに、自分と合わない企業を目指していることが考えられます。そのため、元々ある自分の強みを生かせるような企業への応募を検討しましょう。
企業の情報収集をしっかりと行い、自分に合った企業文化や働き方を持つ企業を選ぶことで、面接時にも自分らしさを出せます。
また、自分の経験やスキルが活かせる企業であれば、嘘をつく必要がなく、自分の真実の経験をアピールできます。
③失敗談や苦労話も正直に自己PRに活かす
面接では、自分の強みや成功体験だけでなく、失敗談や苦労話も正直に伝えることが大切です。
失敗から学んだ教訓や、困難を乗り越えるために努力したエピソードは、あなたの成長過程や問題解決能力を示す貴重な材料となります。
ネガティブな経験も前向きに捉え、それをどのように自己成長に活かしたのかを具体的に説明しましょう。
企業は完璧な人材よりも、失敗を恐れずチャレンジし、困難を乗り越えられる人材を求めているのです。
嘘をつかずに面接に挑めるように事前準備をしっかりとしよう!

自分を良く見せたいあまり、面接で嘘をついてしまう気持ちは分かります。しかし、嘘をつくことで得られる利益よりも、嘘が発覚した際のリスクの方がはるかに大きいです。
嘘が発覚すると、内定の取り消しや解雇のリスクが考えられます。そのため、面接に臨む前に自己分析をしっかりと行い、自分の真の強みを理解することが大切です。
自分の強みや経験を正確に伝えることで、嘘をつく必要がなくなり、自信を持って面接に挑めるできるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。